冬富士（御殿場ルート）

2024年12月07日(土) [日帰り]

• GPS: 10:35
• 距離: 18.7km
• 登り: 2,491m
• 下り: 2,495m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:40
• 休憩: 1:51
• 合計: 10:31

距離 18.7km 登り 2,491m 下り 2,495m

5:46 太郎坊洞門
6:12 6:13 大石茶屋
7:18 7:26 ワゴニア
8:29 8:29 御殿場口新六合目・半蔵坊
8:57 9:14 御殿場口六合目
9:36 10:06 御殿場口七合目
10:13 10:13 御殿場口七合四勺・わらじ館
10:16 10:17 御殿場口七合五勺・砂走館
10:37 10:56 御殿場口七合九勺・赤岩八合館
11:09 11:09 御殿場口八合目
12:05 12:07 御殿場口頂上
12:09 12:10 富士宮口頂上
12:27 12:57 富士山
13:01 13:01 三島岳
13:05 13:06 御殿場口頂上
13:31 13:31 御殿場口八合目
13:42 13:45 御殿場口七合九勺・赤岩八合館
13:58 14:00 御殿場口七合四勺・わらじ館
14:21 14:22 御殿場口下り六合（走り六合）
14:27 14:28 宝永山馬ノ背
14:35 14:35 宝永山
15:39 15:39 次郎坊
16:04 16:04 大石茶屋
16:23 太郎坊洞門

写真

登り始めて30分、さっそく朝焼けが東の空に広がりはじめた。

ほんのり赤い富士山

そしてご来光

沸き立つ雲と紅富士。やはり風が強そうだ。

大石茶屋からほぼ一直線に辿り着けた。遠くから見えていたのは別の人工物跡でした。

山中湖とワゴニア。

鉄わらじ

7合目でアイゼンを装着。８合目あたりから突風も。雪は少なく凍ってないので歩きやすい。雪崩は大丈夫そうだが、突風による転倒と落石のリスクが高そうだ。

御殿場山頂

爆風予報だったので半分諦めていましたが、思ったより風が弱かったので剣ヶ峰へ。

吸い込まれそうな火口。

湧き上がる雲の切れ目から駿河湾

剣ヶ峰登頂

今は気温、気圧、日照だけ観測しているらしい。この日の気温は平均-18.5、最高-16.9、最低-20.2℃。防寒対策は概ね問題なかったが、休憩後は手足の指先に冷えを感じたのでそこが課題だな。

突風と共に落ちて来た手のひらサイズの石たち。
小石が降って来たので一瞬見上げて、雪崩でない事を確認。岩陰に身を隠すように半歩移動して、耐風姿勢からより体を下げ、片手で首を守った。ヘルメットや腕、ザックに石が当たる感触があったが、怪我なく済んだ。

落石があったところを見上げる。風が強いから見送ったけど長田尾根の方が安全だったかな。

赤岩八号館、以前小学校に上がるかどうかの子供たちと泊まった思い出の場所。

これも経験と思い爆風の宝永山へ。わずかな時間でしたが服に海老の尻尾が生え始め、流石に寒かった。こんな所に突っ込む羽目に陥らないよう、エスケープなど安全策を構えておかないとな。

最後まで楽しい下りが続く。御殿場ルート気に入りました。

感想

swkzm

冬山トレーニングとして富士山へ。アイゼンの歯が立たなかったら撤退すると決め、寒さと風に対応できるかを確認して来ました。

まずはワゴニアを目指す。大石茶屋から人工物らしきものが見えるのでそれを目印に真っ直ぐ進む。近づいてくると左上に茶色い物体が見えて来て、それがワゴニアだということに気づく。一面に広がるスコリアの大地は朝日で赤くなり火星のよう。距離感も狂ってしまい黙々と歩くだけだが楽しい。

モルゲンロートが終わると共に湧き上がった雲で富士山は閉ざされてしまった。独立峰ゆえ、天気が良くても風次第でこうなるのだろう。当てが外れたが気を取り直して進む。

アイゼンは7合目で装着。夏道は雪で繋がっていたので、６合目で着けてしまえばよかった。８合目あたりから風も強まり、たまに突風も襲ってくる。転倒はもちろん、落石にも注意が必要だ。
凍っているところはなく、雪はアイゼンがしっかりと効き、歩きやすかった。雪はかなり少ない印象。

まず天気図を見て北風、その後windyで西風がやばそうだ、と警戒していたが、山頂はそれほど風は強くなかった。そのため登山を続行し、念願の冬の剣ヶ峰に登頂する事ができた。

下山時には落石に遭遇。冷静に行動できたと思うが、誰もいないところで怪我をしたら致命的だったのでゾッとした。