紅葉の石尊山・高田山と四万温泉
- GPS
- 04:48
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 716m
- 下り
- 707m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この山は一般向けコースで、ヤマケイ分県ガイドで危険度★ですが、急傾斜のトラバース道やヤセ尾根があります。整備はされていますが至れり尽くせりという訳ではなく、気の緩みが事故に繋がりそうなトリッキーな場所がいくつかありました。 道迷い:登りは明瞭ですが、下山時に石尊山からヤセ尾根を下り尾根がなだらかになった辺りで大きく右折する場所があり、尾根伝いにそのまま直進しそうになりました。また、里に近い林業用作業道で、車輪跡は右カーブ、登山道は直進(ななめ左)というわかりにくい場所がありました。 滑落:石尊山と高田山との間のヤセ尾根の急激なアップダウン地点は、手がかりが少なく、足場もよくありません。また、石尊山直下から石鳥居までの間(下り)は、紅葉がきれいな場所ですが、つづら折りのトラバース道の東側は結構な急勾配です。 浮き石:全体的に浮き石が多く、落ち葉に埋もれてよく見えません。先行者・後続者の落石や、足場の崩壊に要注意です。また、石尊山から高田山へ向かうときにある最初のピークを乗り越した直下で、足がかりになりそうな大きな石が完全に浮いていました。 枯れ木:痩せた稜線上にある手がかりになりそうな木は、枯れていたり、細くて折れそうな木がたくさんありました。アップダウン地点の根っこは意外としっかりしていましたが、稜線上の木に体重をかけるのは非常に危険です。 |
その他周辺情報 | 下山後は四万温泉に向かい、甌穴群と日向見薬師堂を見学し、清流の湯でお風呂に入りました。夕食は、吾妻方面に行ったときは定番の、渋川市川島にある中国料理四川渋川店へ立ち寄りました。 |
写真
感想
市街地の公園や街路樹も色づき始め、山の紅葉もそろそろ終盤戦となって来た頃。昨冬(2015年1月号)のランドネで紹介されていて気に掛かっていた四万温泉近くの低山、石尊山と高田山へ、四万温泉の観光と入浴を兼ねて出掛けて来ました。
紅葉は温泉街や麓の川沿いなどで見頃を迎えていましたが、あいにくの曇り空もあって、ちょっとしょんぼりモード。木によってはすでに落葉してしまったのも見受けられました。今日行く山は紅葉が凄いらしいけど、もう終わっちゃってるかなぁ・・・
麓の集会所に車を置き、作業用の林道を進むと、しばらくで石鳥居が現れ、色付いた木々が唐突に現れました。登山道はつづら折りになり急斜面をジグザグに上っていきますが、赤を中心とした色付いた木々は、主脈尾根まで延々と続いています。
上から下まで真っ赤な登山道に歓喜しながら進み、ちょっとした岩場を過ぎると石尊山の頂上。南側はすっぱりと切れていて、中之条町の霊峰嵩山 ( たけやま ) が霞んだ空のもとで見下ろせます。晴れていればきっと素晴らしい眺望なのでしょう。
石尊山からはかなりの急降下を繰り返しながら、一等三角点のある高田山へ。山頂で昼食をとった後、注意深く痩せた尾根を下りますが、途中で目の前を歩いていた同行者が掴んだ枯れ木が折れて、数m滑落のアクシデントが発生してしまいました。
足を滑らせた大量の落ち葉がかえってクッションとなったようで、幸い怪我はありませんでした。その後のヤセ尾根、続くつづら折りの急斜面は慎重に通過し、ようやく下山。帰路は気を取り直しての観光や、温泉、グルメで長い一日が終わりました。
思えば、自分よりも山慣れない同行者と行く場合は、何度か行ったことのある場所と決めていました。今回は初めて行く紅葉の穴場に歓喜しましたが、おしゃれなランドネの楽しい山情報や、分県登山ガイドの危険度が★ひとつなのを過信していました。
思うに「一般向け」の山ほど、トリックが潜んでいるのかもしれません。山が久しぶりのときなどは、体力や山での五感が鈍っているかもしれません。怖がっていたら山は歩けませんが、教訓とすべきことは教訓として、安全登山に努めたいです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
今月の27日に四万温泉の唐沢屋旅館に一泊する予定です。
といっても、秩父の囲碁クラブの爺達の忘年旅行です。
私も中華料理が好きで、金島駅近くの「四川」も美味しかった。
秩父の中華料理「孫悟空」も、四川料理の美味しいお店ですよ。
四万温泉の唐沢屋旅館、囲碁の卓が並んだ写真が温泉協会のHPに
真っ先に出ていました。場所も四万の中央部で、千と千尋の舞台
になったとも言われる積善館や、日向見薬師堂など、早朝早起き
して散歩とかすると楽しいかもしれませんね!
そして孫悟空は札所26番の近くのようですね。琴平ハイキング
コースを歩いたあとに立ち寄ったりすれば、便利そうです。
秩父市界隈は久しくご無沙汰なので、歩きに行きたいなぁ・・・
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する