榛名山 (榛名富士〜烏帽子ヶ岳〜鬢櫛山)
- GPS
- 05:40
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 814m
- 下り
- 804m
コースタイム
天候 | 霧(のち霧雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆『榛名富士』北ルート中盤にある足場の無い急斜面は、ちょっとした難所(特に登り) ◆『鬢櫛山』西ルートは、尾根道終わりの南側に降りルートがあるが、目印テープ(青白色)がちょっと判りづらい。 また、この降りの終盤、なだらかになった頃の笹の藪道では目印テープの間隔が長い区間でルートを見失い易いポイントがあるので注意が必要。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | レインスパッツ(ゲイター)欲しい |
感想
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■地元で一番行きやすい『榛名山』でお気に入り開拓!
ということで、今回は『榛名富士』〜『烏帽子ヶ岳』〜『鬢櫛山』を縦走してきました。
日曜日ということで、ゆっくり目だと混雑が予想されましたので、朝一スタート!
いつも使う県道33号からのアクセスで向かいましたが、伊香保を過ぎる頃までは曇っている程度だったのが展望台に至る頃には霧になりました。
雨の予報はなかったので、濃霧や雨になったら無理せず引き返すことにし、状況に応じてルート変更するのも経験のうちとか、晴れればラッキーかなとか思い、とりあえず登ってみることにしました。
●『榛名富士』
「ビジターセンター駐車場」から『榛名富士』登山口(南ルート)までは直ぐです。
このルート、序盤〜中盤は土道がメインで、木の根の階段や所々きつい登りのある感じの道。
中盤を過ぎた頃に岩が出始め、ちょいちょい岩場のような箇所もありました。
というか、過去登った『榛名湖』外輪山のイメージでは岩場が多かったのに対し、そうではなかったので少し意外でした(笑)
登りながら時々『榛名湖』方向を見るも、霧で真っ白・・・
山頂手前のロープウェイ「榛名富士山頂駅」に着いた頃には、そこそこの濃霧になっており、”早朝の静けさ”と”自分以外に人の居ない無人感”に、映画「サイレントヒル」よろしく物陰から怪しい生き物でも出てきそうな雰囲気にガクブル(笑)
鳥の飛び立つ羽音にビクつきながら(ビックリしたのはお互い様でしょうが)山頂の「榛名富士山神社」へ向かいます(笑)
鳥居を潜り、本殿の手前にある石碑に参詣して「榛名富士山神社」へ!
そこからの眺望は・・・まぁ、真っ白なので(涙)、三角点の確認と、神社への参拝を滞りなく済ませ、小休憩も程ほどに本日の下山ルートへと向かいました。
天気は変わらずの霧ですが雨にはなっていなかったので、とりあえず予定通り『烏帽子ヶ岳』方面に向かう為、北ルートを使って『榛名富士』を下山。
この北ルートへは、「榛名富士山神社」本殿を少し降った階段横から入ることになります。
山頂〜中腹までは割りと歩きやすい土道で、途中に高さ2m程の斜面があるのですが、ここが足掛かりのない土斜面だったので今日のように濡れている時の登りは滑って大変そうな感じでした。
中腹から麓までは岩が出始め、高低さのある段差などもあり、道の険しさ的には麓区間の方が厳しいように感じました。
●『烏帽子ヶ岳』
『榛名富士』の北ルート登山口から、湖畔の車道を歩くと程なく『烏帽子ヶ岳』登山口に着きます。
赤い鳥居が車道から直ぐの場所にあり目に留まり易いので、とても良い目印です。
鳥居には「加護丸稲荷大明神」との札。その先には沢山のお狐様が奉納された祠(?)がありました。
登山道はそこから右手の方に向かって伸びていて、程なく開けた場所にぽつんと道標が立っています。
道標に従って左手方向へ進み、幾つかの矢印看板に導かれ緩やかな登山道を登って行くと尾根道に差し掛かるころに分岐点が、「烏帽子山頂へ」という道標の指し示す方へ少し進むと鳥居が現れます。
この鳥居から先が登りの本番!(笑)
ロープ付きの柵を辿りながら険しくなってゆく石段を登ります。潜るにはちょっと低い倒木を越え更に登った先、上方に大きな岩陰が見えました。
山頂かと思いながら近づいて行くと、大きな岩の下に鳥居が見えてきます。
この鳥居の場所にご本尊が祀られているようで、ここにもお狐様が沢山。とはいえ、殆どが砕けてしまっていて物悲しい雰囲気・・・
ルートは、鳥居の手前を左に登ります。
ここが最後の登りで、登った先にはクマザサの藪が・・・濡れた笹を目の前にして「レインスパッツ」を持っていない事に後悔(笑)
ズボンには簡易防水をしていたので、ずぶ濡れにはならずに済みましたが”備えあらば憂いなし”とは、正にこのことですねー(´Д`;
と、霧の中、藪中の踏み鳴らし跡と、目印リボンを見失わないよう進んでいたら笹の無い開けた場所に出ると、そこの木に”烏帽子ヶ岳 1,363m”の看板が!
木に囲まれた場所なので、霧の視界の無さと相まって山頂っぽさが全く実感できませんが・・・『烏帽子ヶ岳』山頂に到着(笑)
お腹も空いてきたので、山頂看板を背にして折りたたみ椅子を出し、本日本格導入となるライトシェルを着て休憩。温かい♪
お湯とカプメンも用意して来てましたが、ゆっくりと休憩という気分でも雰囲気でもなかったので、”おにぎり”と”ほうじ茶”で腹ごしらえも終了(涙)
一息ついたところで、早速『烏帽子ヶ岳』を下山!
●『鬢櫛山』
通ってきた分岐点まで戻り『鬢櫛山』方向に進みます。
暫くなだらかな尾根道を進むと、錆びたパイプベンチが・・・
ベンチ横の木には道標が括り付けられているので、『榛名湖』から登ってくるルートと交わる分岐点になっているようです。
更に尾根道が続くので進んで行くとルートが右手斜面に折れ最初の登りに差し掛かります。
土斜面なので、今日のように濡れている時には滑りやすい箇所もちらほらとありました。
途中、クマザサの藪道も現れるので、更に足元を意識して登ります。
暫く登ると唐突に大き目の岩が幾つか現れるので、その脇を抜けると尾根道になりました。
どうやらこの岩が山の肩になっているようです。
クマザサの藪道を抜け、ツツジに囲まれた道になる頃には道に岩が出始め、登り具合も少しキツクなります。
そんな中を進んだ先、また少し開けた空間が目に入ってきます。
ということで、『鬢櫛山』も唐突に山頂!(笑)
ここは『榛名湖』方向への眺望が望めそうでしたが、今日は真っ白!
この頃になると、天候も霧雨のようになってきていたので、草々に下山ルートへ(笑)
今回、下山ルートに選んだ『鬢櫛山』西ルートは、序盤は延々とクマザサの藪道で、尾根道になる頃には岩が現れ始める道でした。
自分的なルートとしての注意点(反省点)は、中盤の尾根道から降る地点の判り難さと、終盤にある藪道のルート判別、といった感じです。
尾根道から降る地点については、降り特有のものと思いますが”尾根沿いに進みすぎてしまう”というものでした。
しかし、通り過ぎて進んだ先は直ぐに降りるのが難しい岩場だった為、戻って見渡してみたら下方に目印テープが見つかりました。
また、終盤の藪道は目印テープの間隔が長く、ちょうどルート上に倒木がありルートの痕跡が判りにくかったというものです。
いずれも、視界に問題のない日には、特に支障にもならないことかもなのですが、天候や季節によっては注意しなくてはならない要素だと思い勉強になりました。
●『榛名湖』
なんとか降って戻ってきた『榛名湖』は、朝の出発時よりもすっかり霧が濃くなっていて、見事に真っ白でした(笑)
なるべく湖畔沿いを歩ける道で戻ることにして、こういう時にしか観られない景色を存分に楽しみました。
■生憎の霧(霧雨)という天候ではありましたが、これも山の雰囲気の一つと思えば晴れている時とは違った景色も十分に楽しめました。
とはいえ、地元で近場の山だからこそ、そう思うことが出来たというのも事実です(笑)
眺望を目的に遠出した先の山で同じような天候だった時には、中々そう割り切れるものではないでしょうからね・・・
結果的には、終盤の霧雨で新しく実践投入したアウタージャケットや秋用のインナーの有り難味を十分に確認することが出来たので、総合的には満足のゆく山行でした。
本格的な冬に突入する前に『榛名富士』の眺望リベンジが出来れば良いな!(笑)
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