蝶ヶ岳:予想以上の積雪、皆でラッセルして山頂に・・新雪の槍穂がバッチリ
- GPS
- 09:25
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,538m
- 下り
- 1,553m
コースタイム
- 山行
- 8:53
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 9:24
( 4:22(4:15) 自宅 )
4:46-5:00(4:55-5:00) 三股駐車場(1,280m)
5:10 三股(1,360m)
5:24 吊橋(1,410m)
5:58 ゴジラみたいな木(1,545m)
6:51(6:45-50(5")) まめうち平(1,916m)
7:22-27(5")(2,040m) アイゼン装着、ミッドウエア脱ぐ
8:42-56(4")(2,360m) ラッセルのためアウター上下装着
ラッセル厳しい。最終的には6,7人で
11:06(9:20) 大滝山分岐(2,620m)
(ラッセルを覚悟し、時間に余裕を持たせる)
11:34-40(6")(9:35-45(10")) 蝶ヶ岳(2,677m)
( 10:15-18(3") 横尾分岐(2,625m) )
( 10:30-35(5") 蝶槍(2,660m) )
11:46-47(1") 瞑想の丘(2,660m)
登り:6'46"(5'30") 延標高差:1,476(1,634)m
速度:218(297)m/h 休憩:7(18)"
11:46-47(1")(11:15) 瞑想の丘(2,660m)
12:26-36(10")(2,310mP) アウターを脱ぐ
13:08-12(4")(1,960mP) 転びアミノバイタルを飲む
13:24(12:15) まめうち平(1,916m)
13:41-45(4")(1,700m) アイゼンを脱ぐ
14:17 三股(1,360m)
14:24-28(13:05-10) 三股駐車場(1,280m)
下り:2'37"(2'30") 延標高差:1,442(1,572)m
速度:551(629)m/h 休憩:18(0)"
山行:9'24"(8'05") 延標高差:2,918(3,206)m
速度:310(397)m/h 休憩:26(23)"
距離:13.5(14.8)km 歩行速度:1.44(1.83)km/h
対コースタイム:113(80)%
( 13:50 自宅 )
Door to Door:10'40"(9'35")
<考察>ラッセルに要した時間、距離、速度
標高差:290m 所要時間:2'49" 距離:1.3km
登行速度(対標高):1.7m/分 歩行速度(対距離):7.7m/分
悪戦苦闘ぶりが数字でも明らか:1分経って2mも登れない。たった8mも歩けない。
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
新雪が予想以上に1mのストックが完全に埋まる。 急斜面では胸までラッセル。 登山届:三股に登山ポスト |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー(厚手)(ブルーグレー&黒) 1 スマートウール
ソフトシェル(フリース)(黒) 1 マムート
ズボン(厚手)(ブルーグレー) 1 マウンテンハードウェア
靴下(ロング)(黒) 1対 スマートウール
グローブ(メリノウール) 1対 ブリッヂデール
アウター手袋(紺) 1対 パイネ
予備手袋(冬用) 1対 マウンテンハードウェア
防寒着(ダウン)(赤) 1 マムート
アウター(上:紺、下:グレー) 1対 マムート&ヘリテイジ
ゲーター(ロング)(黒) 1対 OR
ネックウォーマー(黒) 1 スクリーマー
バラクラバ(薄手)(グレー) 1 ノースフェイス
靴(冬用) 1対 スポルティバ
予備靴ひも 1対
ザック(30L) 1 グリベル
昼ご飯 1
行動食 1
非常食 1
飲料 1本 アクエリアス(0.5L)
地図(地形図) 各種
コンパス 1 suunto
笛 1
計画書 2 1通提出用
ヘッドランプ 1 ブラックダイヤモンド
予備電池 各種
GPS 1 ガーミン
筆記用具 1 ボールペン
ファーストエイドキット 1 ドイター
針金、ガムテープ&インシュロック等 各種
ロールペーパー 1巻
保険証 1
携帯 1 au
手拭 1
ツェルト 1
ナイフ 1
カメラ 1 ペンタックス
ストック(三段伸縮) 1対 グリップウェル
ヘルメット 1 ペツル
アイゼン(10本爪) 1対 グリベル
サングラス 1 ジルボ
ビーコン 1 ピープス
|
---|
感想
槍穂を見るなら蝶ヶ岳と。残雪期と11月末の雪の槍穂を見ないなんてもったいない。特に、秋は空気が澄んでおり新雪の槍穂に勝るものはない。
しかし、今年は雪が降らず焦っていた。ようやく雪が降り慌てて出掛ける。しかし、積雪が多そうなので冬仕様に変更する。
しかし、甘かった。せいぜい5-60cmの積雪だろうを読んでいたが1m以上。もし、1人だったら撤退していただろう。
三股駐車場に向かうと車の跡があり、トレースに期待。
しかし、歩きはじめると同時刻に出た人(後で非常に助かる)の足跡のみ。
(もう一人三股で先行した人は常念に向かったようだ。山頂まで行けただろうか?)
先行者は写真に興味があり、三脚を出して撮影。抜きつ抜かれつで進む。
前日のトレースがあり踝が埋まる程度で雪も軽くラッセルの感じではない。2,310mPでテントあり、そこから今日の踏み跡あり。ラッキーと思ったが、50m程登ると3名(1名女性)のパーティが必死にラッセルをしているではないか。ラッセルに加わるが、胸程のラッセルは経験がない。ストックで前の雪を落とし足を前に出そうとするが高くまさにもがくのみ。
その後2人を見ていると膝をうまく使って前にぶつけそこに足を運んでいた。そのうち、カメラマンも加わり、その後後ろから続々登ってくる。
結局、6-7人でラッセル(私は年寄でへたくそでもあり、実質余り活躍していない。申し訳ない。)
最も活躍したのはカメラマン、唯一スノーシューを履いていた。威力は抜群。その後の2番手はツボ足でもがく。
ある程度ラッセルで時間に余裕を持ったが結局山頂には2時間遅れ。
勿論、1人であれば撤退していた。
テント泊の人に聞いたが前日(土曜日)は彼ら以外は全て撤退したようだ。
矢張り計画が甘いのを知らされた。
3年前の同時期、常念岳に2度トライして敗退した教訓が生きていない。
北アルプスの積雪量について(自宅からチェックしていたつもりだったが)
勿論、雪山の北アルプスは3月まで行かない。(山スキーは別だが)
しかし、今回、皆と協力して山頂に立てた喜びは大きい。
bumpkinさんはじめまして、treetopと申します。
この前の日に同じく雪の槍穂の絶景を求めて登りましたが、予想以上の雪にほとんどの方が撤退しました。
私たちもラッセルしてくれた先行者さんに追い付いてからラッセルに加わりましたが、蝶沢のさき2200メートルくらいのところで他パーティーと同様に撤退しています(:_;)
見たかった景色をおすそ分けさせていただいちゃいました!ありがとうございます(*^^*)
蝶ヶ岳からの絶景は北アルプスの中でも随一と思ってます(>_<)
私も胸までのラッセルは初めてでいい経験になりました。また春にリベンジします!
お互いにおつかれさまでした☆
初めまして
そうでしたか。残念でしたね。
私の心の中では、前日ラッセルしてくれればいいなぁと思いつつ登りました。
お蔭で山頂まで行くことができました。
山で見る景色は本当に最高ですね。
今度、テントを担いで朝焼けの新雪の槍穂を見てみたいと思っています。寒いだろうな。
何処かでお会いできるとよいですね。
昨年11月中旬に蝶ヶ岳に登り、ゲート閉鎖前にと昨日向かいました。途中蝶沢でテント泊された方から、前日はラッセルで山頂まで行けなかったと伺いました。しかし皆さんのラッセルのお陰で、私達もあの絶景に会えることができました。本当にありがとうございました。
槍穂が見えてよかったですね。
私も皆さんがいなかったら撤退していただけにラッセルされた皆さんに感謝です。
ラッセルお疲れさまでした。
自宅を出る時にワカンかスノーシューかで迷いましたけど、駐車場の積雪を見てスノーシューを持ってて正解でした。
スノーシューでも厳しいラッセルが続きましたが、それでも心地よいラッセルが出来たので、蝶ヶ岳に到着した時はホッとしました。
またどこかでお会いしたら宜しくです。
信州山遊びねっと
http://www.webnagano.jp
ラッセル本当にありがとうございました。もし、居られなかったら更に30分以上ラッセルに時間がかかったと思います。
準備が大切ですね。
いい写真も撮れたと想像してます。
今後も頑張ってください。
前日に蝶ヶ岳へ向かったものの、腰上ラッセルで敗退した者です。
ビバークも考えたけど、翌日もきっと稜線には出られないだろうな・・と思って、撤退(その後、そのまま西穂高へ)したのですが、
見事登頂されたのですね(*^▽^*)
胸上ラッセルとはやはり深かったのですね。
登頂おめでとうございます。
ちなみに下のtreetop83さんとは即席ラッセル隊でご一緒しました。笑
白い槍穂はカッコいいですねー♪
お疲れさまでした。
treetop83さんと同じように登頂できなかったのですね。折角行ったのに本当に残念だったことでしょう。土曜のトレースのお蔭でだいぶ楽をさせて戴きました。
急斜面でのラッセルがあれほど難しいとは思いませんでした。
私は年寄なので余り役に立ちませんでしたが、若い人たちを初め皆さんの協力で山頂に行くことができました。
来年は是非雪辱してください。今年の槍穂はやはり雪が少なかったです。
次回会えたらよいですね。
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