繖山（桑実寺、観音正寺経由）・猪子山・安土山
滋賀県
sayup18
kumakumo
体力度について
- GPS
- 05:48
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 675m
- 下り
- 672m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 6:30
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
●JR能登川駅と安土駅間は電車移動（190円） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
●繖山・猪子山 全体的によく整備されています。分岐には案内表示もあり、安心して歩くことができます。ルート上のほとんどの箇所が、石段または整備された木段です。繖山の手前から、猪子山までは、多くの部分が稜線を歩くために吹き曝しで、この季節だと風が吹くとかなり寒さを感じました。 ●安土山 観光用にコースが設定されています。入り口は1箇所で、周回コースと天守閣跡への往復になっています。コースを外れて進むことができません。石段が多く段差も少し大きくなっています。�宛�寺跡付近の下りが少し急な石段となっており、注意喚起がされていますが、登山靴だと問題ありません。 |
| その他周辺情報 | ●桑実寺は志納金300円、観音正寺は志納金500円、安土城址は拝観料700円 ●壱製パン所は8:00-17:00で、火・水曜定休 ●Eclairer (エクレレ)は10:00-18:00で、水・木曜定休 |
写真
(kumakumo)観音寺城「伝本丸跡」の「裏虎口跡」(喰い違い虎口)十丁の丁石も。観音寺城は日本で最初の石垣のお城。佐々木氏・六角氏の居城で佐々木城とも呼ばれる
12
※安土城築城の際なくしたといわれる蛇石かもしれないよ！
※薬師如来が桑実山に降り立ったときの仏足石かも！？
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図（地形図）
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
|---|
感想
滋賀県湖南・湖東地方への遠征シリーズです。
太郎坊宮（箕作山）、鏡山、十二坊（岩根山）に続く繖山・猪子山・安土山の縦走です。
歴史好きの私にとっては、繖山というより、観音寺城址・佐々木城址という認識でした。と言うわけで、桑実寺から観音寺城址・佐々木城址を経て、繖山へ。観音寺城の六角氏と対立した織田信長の安土城も訪れるというルートにしました。せっかくなので北向岩屋十一面観音のある猪子山まで縦走していますが、そのために安土山との距離が離れてしまい、電車で移動しました。
近江八幡市の「壱製パン所」でパンを購入し、繖山山頂での楽しみにしましたが、食べているときに風が強くて凍えそうでした。能登川駅の近くの「エクレレ」でエクレアを購入し、安土山での楽しみにしましたが、観光客ばかりで、ハイキングの人は我々しかいませんでした。食事している人も皆無で、休憩用のテーブルでいそいそと食べました。苦労しましたが、どちらもとても美味しかったので、近くの山を訪れたときの楽しみとなりました。
まだまだ、この遠征シリーズでは訪れたい山々があります。月1ぐらいのペースでと思っていますが、春になり雪の心配がなくなると、他にも行きたいところがあるので悩ましいところです。
縁あって約70匹の蚕を家で育てていたのは、ちょうど15年前の
ことだ。黒い色の特別な宇宙蚕だった。
蚕は、幼少期に桑の葉だけをさんざん食べて、絹糸の素を作る。自
分で作った絹の卵に閉じこもり、桑の葉の栄養だけで大人になるの
だ。桑の実と聞いて、そのことを思い出した。
案の定、桑実寺を開山した和尚さん(実は藤原鎌足の息子)が中国か
ら持ち帰った桑の木で、養蚕技術を広めたとかいう歴史が伝わって
いる。天智天皇の時代。
ただ、お寺に伝わる縁起絵巻に描かれた物語は蚕とは関係なく、天
智天皇の娘さん(阿閇皇女→元明天皇)が流行病に罹った際、琵琶湖
から薬師如来が現れて快癒したというお話。
繖山(きぬがさやま)は、まず桑実寺から行くのだが、その本堂に辿
り着くまでが長い石段。しかも段差がある。今回の山行は、安土城
跡も併せて全般的に急勾配の石段づくしだった。
桑実寺から観音寺跡までは何丁まであるのかわからないまま丁石を
辿り、十丁で食い違い虎口に到着した。そこから、観音正寺を経て
繖山山頂へ。観音正寺は、湖からやって来た人魚(前世は猟師)を供
養すべく、聖徳太子が建立したのだという。
古来、琵琶湖からはなにかと不思議な方々が訪れるものだと思う。
繖山山頂に着けば先客あり。見頃の蝋梅(ロウバイ)を見に、安土の
沙沙貴神社へ行くつもりだと、しばらくしてから下りて行かれた。
冷たい強風に背を向けながら、カップ麺の汁で五臓六腑を温める。
そのまま風の尾根道を猪子山へ 石段だらけがいつしか木段だらけ。
はじめて安土城跡を訪れたのは、ちょうど10年前のことだ。蝉の
声降る夏の日。石段の段差と土埃の記憶。まだ山行を愉しむことの
なかった頃で「山にでも登った気分」だと感じていた。
今回は山というより城跡めぐりそのまんま。石垣の壮大さに圧倒さ
れる。こうした石垣のお城は、繖山の観音寺城が最初だとか。三年
がかりで築城した安土城が三年後には焼け落ち、あっけなく廃城と
なり、石垣が残る。来年2026年は築城450年。
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