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無雪期ピークハント/縦走
東海
(深南部)不動岳 〜 戸中山林道ゲートからピストン 〜
2015年12月06日(日) [日帰り]
体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 10:45
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,577m
- 下り
- 2,568m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:51
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 10:45
16:27
ゴール地点
天候 | くもり一時晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・スタート直前に一台到着。下山時は自分の車以外の駐車は無し。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼この日はゲートから4kmの標識を過ぎると、林道わきに残雪が現れ、不動岳登山口付近からは登山道に積雪あり。途中からチェーンスパイクを着用。午後になり気温が上がってくるにつれ、靴底にすぐに雪団子がくっつき、雪を落としながらの歩行となりました。 【戸中山林道ゲート⇔不動岳登山口】 ◆落石注意の長い林道。 ◆黒法師岳登山口までは0.5kmごとにゲートからの距離の標識があります。 【不動岳登山口⇔鎌崩の頭】 ◆全般的に急登の登山道。特に稜線に出る直前はかなりの傾斜です。 ◆登山道を示す赤やピンクのテープ・布が一定間隔で木の枝に巻かれています。印を辿っていけば、道迷いの恐れは低いです。一部分かりにくい所もあるにはあります。 ◆胸丈くらいの笹を漕ぐ所があります。 ▼積雪は最大で10cmほど。笹の上に積もった雪で、笹薮を漕ぐ際、雪まみれになる所もありました。稜線直下は傾斜がきついため、かなり慎重に歩きました。 【鎌崩の頭⇔不動岳】 ◆鎌崩の頭から鹿ノ平までは登山道を示す印はほとんどありません。鹿ノ平から不動岳までは登山道を示す赤リボンがたまにありますが、参考程度にしかなりません。 ◆登山道は不明瞭(そもそも登山道なんてつけられていない!?)のため、稜線を歩くことを意識し、笹薮の中を適当に歩きます。 ◆人orは獣(この日の足跡からは鹿)の付けた踏み跡が複数あり、踏み跡を辿ると些か歩きやすくなります。獣の踏み跡を辿ると高確率でヌタ場に辿り着きます。 ◆腰丈以上の笹薮で、深い所は笹が顔にあたるような所もありました。 ◆笹の中に隠れた倒木があるので、躓きには要注意です。 ▼この日は10cmほど(深い所で20cmくらい)の積雪あり。 |
その他周辺情報 | あらたまの湯で入浴。 660円。ぬるっとしたお湯。かなりカルキ臭い。 混雑していることが多いです。 |
写真
感想
先週、丸盆岳と黒法師岳に登った際に気になった不動岳と鹿ノ平に行ってきました。
この日は曇りがちの空模様で、青空がわずかな時間しか見えなかったことが残念と言えば残念でしたが、薄く雪化粧した深南部の山々を楽しむことができました。
積雪していたので、底冷えはしましたが、気温はそれほど低くなく、ニット帽をかぶる必要もない程度。風は無風から微風でした。
鹿ノ平は、立ち枯れの木が散在する笹原の別天地という点で、先週訪れたカモシカ平とよく似た雰囲気の気持ちの良い所です。
どちらも深南部を代表する景観を楽しめる素敵な所なのですが、敢えて比較してみます。
眺望という点ではカモシカ平が優れています。鹿ノ平は、富士山が見えない点が特に残念です。
広がりという点では鹿ノ平。鹿ノ平は広々とした笹原が広がっています。
そして、笹薮漕ぎが好きか嫌いかで、鹿ノ平とカモシカ平に対する評価が変わってくると思います。笹薮漕ぎが好きではない人は、軽快な笹原歩きで辿り着けるカモシカ平に魅力を感じるはずです。それに対して、笹薮漕ぎをプラスに捉えられる人は、秘境感があるということで鹿ノ平に魅力を感じるかもしれません。
黒バラ平や笹ノ平といった未踏の笹原もいつか訪れてみたいと思います。
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usofuyuさん、こんばんは〜
二週連続で、あの長い林道歩きをするとは…
不動岳は私も登りましたが、女性の単独の方に付いて行けなかった事。
水を汲むために山から降りてきたテント泊のオジさんに驚いた事。
この二つの出来事が強烈なお山です。
戸中「山」林道ですが、麻布山と前黒法師岳のあたりを戸中山と呼ぶと何かの本に書いてあったような気がします〜
kitainotoriさん、こんにちは。
戸中山林道は、あれだけ長いのに、なぜか、あまり辟易しないんです。
戸中川や途中で山側から流れ落ちる幾本もの滝といった綺麗な水の流れを楽しめるから?
それとも、林道の途中から、深南部の山々を見上げることができるから?
はたまた、落石の危険があるため、緊張感が持続できるから?
長い林道を歩いている間、理由を色々考えてみましたが、イマイチピンときません。
単に深南部に嵌ってしまって、気にならないだけかもしれませんね。
今回は、誰とも出会わない、静かな山歩きとなりました。
雪の積もった道には獣の足跡しかなかったので、前日も不動岳には誰も登っていないようでした。
長い林道、急登、笹薮漕ぎといった三つの試練(時季によっては虫の試練も追加)を乗り越えないと辿り着けない不動岳。
よほどの山好きしか行こうとは思わないでしょうね。
麻布山と前黒法師岳のあたりを戸中山と呼ぶんですね。
肝心の林道は戸中山のすそを横切っているだけで戸中山に行きつくわけではないので、戸中「川」林道のほうが個人的にはしっくりくるネーミングです
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