初冬の大杉山北山稜を歩く(西丹沢自然教室から石棚沢左岸尾根、北山稜の橅ノ平をへて箒杉)
- GPS
- 06:59
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 1,048m
- 下り
- 1,133m
コースタイム
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 6:58
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【石棚沢左岸尾根】 ・ウェルキャンプ場からの林道には2か所崩壊していてちょっとしたギャップがあるので注意 ・林道終点あたりの大きな堰堤のところから取りつく ・途中で祠尾根に合流し痩せ尾根の急斜面あり 【大杉山北山稜(撫ノ平を経て箒杉)】 ・西丹沢登山詳細図に紹介されているコースですが安易な立ち入りは危険です ・撫ノ平からの下りは一部にテープはあるが路迷いしやすいと感じました |
写真
感想
初冬の西丹沢、石棚沢左岸尾根から大杉山北山稜の撫ノ平を経て箒杉BSに下るコースを歩いてきました。
大杉山北山稜は一度少し積雪のある時期に南から歩いたことがありましたが、今回は逆から臨みました。
西丹沢自然教室にある祠を右に見ながら橋を渡ってすぐのキャンプ場の脇を沢に沿って林道を進みますが途中2か所に小さく崩壊しているところがありますので注意して通過(降りて登る)する必要がありました。
石棚沢左岸尾根は大きな堰堤のある植林帯から取りつきますが踏み跡がない尾根を登っていきます。しばらく登ると自然教室から延びる祠尾根に合流して、シロザレと苔岩がいっぱいの痩せ尾根に到達しますがここはこの尾根の注意箇所であるとともに見所でもあります。左には五右衛門沢の深い切れ込みが走っており登山道までは少し緊張しつつ楽しく登れます。
登山道に合流すると急な鞍部を経てヤブ沢ノ頭の手前の小ピークから大杉山北山稜が伸びていますがここからは急な痩せ尾根や乗越が点在しており注意が必要になります。箒沢乗越の通過は下りはそうでもありませんが登りは急な尾根になり手がかりが乏しいところもありスリップには細心の注意が必要でした。ここは南からの通過の方が難度が高いように感じます。
乗越の厳しさに比べるといくつかあるピークは対照的になだらかで心を癒してくれます。特に撫ノ平はその広さも大きくブナがまばらに林立している雰囲気は最高でした。
ここから東に下りしばらくすると鞍部に差し掛かりますがここには左の沢に延びる木段が途中まで延びており、なだらかな沢を挟み込むように楓の紅葉が残されているのが目に入り降りてみることにしました。ここの紅葉は終焉を迎えつつありました。
鞍部から延びる木段のある小ピークから先、特に下部はRFが難しかったように感じましたが間違えることなくコンパスと地図だけで突破できたのはうれしかったです。最後の尾根は写真でもコメントしましたが崖に切れ落ちており下れないと判断し少し登りかえして左側の沢に逃げるように下りました。
今回は久しぶりに祠尾根の良さ、大杉山北山稜の乗越の厳しさと撫ノ平の優しさを感じることができて良かったです。天気は冴えませんでしたが初冬の西丹沢を歩き無事に下山できたことに感謝しつつ帰路につきました。
コメント
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secretmagicさん、こんばんは。
祠尾根で苔岩をなでなで。
やっぱり、苔フェチでしたか。
苔むしたゴーロ帯は、別世界のような雰囲気を感じます。
ブナの幹に絡む苔も重厚感を漂わしています。
落ち葉が一杯で終盤の紅葉も哀愁が漂って、グットです。
危険な乗越の通過や末端がキレ落ちた尾根の下降、
そして道迷いなく、ご無事の帰還なによりです。
お疲れ様でした。
hadahiroさん、おはようございます。
コメント有難うございます。
祠尾根は前回下りで使用したのですが、ゴーロ帯は急傾斜で苔を愛でる余裕がありませんでした。やはり登りで使った方が苔岩の鑑賞にはよかったのかもしれません。
大杉山北山稜も前冬に歩いていたのですが今回は雪もなく余裕をもって臨むことができ、広々とした撫ノ平やそこに立つブナの大樹もじっくり観察できました。
撫ノ平からの下りでは谷間に広がる終盤の紅葉にも遭遇し楽しむことができ、久しぶりに予定したルートで目的地までたどり着けて満足のいくものでした。
北山稜は来シーズンの秋まで歩くことはないかもしれませんが楽しみにとっておきます。
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