湯河原クライミング初12台
天候 | くもり |
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過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
先週行くはずだった湯河原に行ってきました。
先週はジムの11bにしてやられて意気消沈していましたが、気を取り直して当初の目的だったコンケスタドール5.12aを触ります。
でも、正直に懺悔します。動画見ました。一杯あるんだもん。
アップで割礼塔の5.9をFL
意外と核心が怖くて、こんなんで本当に12触れるのかよとビビる。
上に回り込んでヌンチャク掛け&ホールドチェック&磨き
なるほどよく触られていて磨かれている。カチは豊富だけど効くのと効かないものを見分けてムーブを組み立てる必要がありそうだ。
さて、1便目。チョークブロックで手に万遍なくチョークを塗り付けて、上級者気取りにフっと息を吹いて粉を飛ばす。
下部ムーブ1ピン目のクリップは、右から行くか直上するかあたふたするが、結局右から回り込む事にした。
結果4便目でRP
後半はビレイヤーを務めて頂いた方に尽くす。
クールダウンにアリババ10bをマスターで登って終了。
日が短いもんだ。
帰りは小田原港で海鮮丼で祝杯を上げて帰った。
※以下はコンケスタドールの詳細なムーブを載せてますので、オンサイトトライをする方はご注意。
サイドから左のカチへ。キョン気味に足を入れて体を保持してバランスを取りつつアンダーに持ち替えて体制が崩れる前に左手サイドを取る。
左足のスタートで使ったカチに足を上げてサイドを引き付けで上のガバを取り、右足をスメアでバランスを取り、2ピン目をクリップ。と思ったらずるっと左足が抜けて落ちた。
あ、俺のフラッシュトライ終わった。
気を取り直して2便目
同じムーブで組み立ててガバからクロスで左手にガバカチ。人差し指が縦に入る持ち方か、カチ持ちで効く方か悩むが指が入る方を選択して体を右に振る。
動画を見て何度もイメージした一連の動きはしっかりと機能してくれている。
ガバカチをマッチせずに右上のサイドカチで保持。左足をガバまで上げて右手をサイドに引き付けて、バランスを崩す前に右手を横のカチへ出す。
あぁ、バランスが悪い。どうしようか。いやいや、右足がいい所があったずだ。
トントンと壁を叩いていい足を決めると右手が次のガバカチへと繋がり、3ピン目をクリップ。
さて、問題は次だ。指はまだ余裕があるが、呼吸を速めて全身に酸素を送り込む。
レスト姿勢が上手くいかないので止まれば辛い。
さぁ、行くぞ。
3ピン目横のガバと甘めのカチとの中間のカチを左手で取り、左足を上げてさらに、右手をカチが二つ並ぶ右側へ取る。甘いが効くカチだが、その左にあるサイド気味のカチは上部のみ効くので甘い。
右手に持つカチが良すぎるが、これでは体が上がらないので、少し悩む。
ここから動画のムーブなんてどうでもよくなって自分が動きたいように、動けるように体を動かす。
左手の効くカチを保持しつつ、右手を甘めのカチを取った状態から、左手をサイドカチに送って右手を効くカチへと移動する。
これで右手でカチを保持しながら体を起こしてリップまで手が伸びる。
よし行け!!!リップを…
ばちーん!と叩いた。
き、きかねぇ!!
フォール。
3便目は少しレストして出発。2ピン目〜3ピン目の間で右足のいい足へ送るのを忘れてフォール。アホか。
4便目。最後のムーブでしっかりとリップと一段引っ込んだ壁との間にあるカチを掴んで、その上のガバカチを掴んで体を上げる。
あぁ、登れた。
え、登れた?12登れた?
嘘だろ?4便目だぞ。もっと苦戦するのではなかったのか。
一瞬夢かと思ったがどうやら現実らしい。
終了点をクリップ。トップアウトしてセルフを取ってぶら下がる。
登れるもんだな。と妙に達観した感想が頭に過る。
登れた事の嬉しさと、登れないはずだった課題を登れてしまった寂しさが交じり合うこの感覚は忍者返し1級を登った時にも味わった。
しかし、このルートに対しての想いによるものではない。12というルートグレードがこの手に届いた事に対してのものだった。
正直忍者返しが”お買い得”な一級であるように、コンケスタドールもお買い得なのだ。次の12は本物との対峙になると思う。というか11ですら5本も登っていないのだ。
まだまだこれからだ。
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