硫黄岳 〜積雪期テント泊初陣は本沢温泉〜
- GPS
- 16:00
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,460m
- 下り
- 1,468m
コースタイム
- 山行
- 3:12
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 3:18
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 8:50
天候 | 12月19日(土)午後 … 曇り→晴れ 12月20日(日) … 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
15台ぐらい駐車可 トイレなし 小海リエックスから上部の道路に積雪あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆みどり池入口〜しらびそ小屋 積雪少々、沢周辺は凍結。クランポン未使用。 みどり池は凍結し始めたところ。 ◆しらびそ小屋〜本沢温泉 積雪少々、沢周辺は凍結。クランポン未使用。樹林帯のため日陰で気温低い。 ◆本沢温泉〜夏沢峠 積雪は登るほど増えるが5cm程度。クランポン使用。 斜面をトラバース気味に歩くが、道が広いので危険は感じない。 ◆夏沢峠〜硫黄岳 樹林帯から上部は雪と岩。クランポン使用。 西風が強く、早朝はずっと日陰なので寒い。 |
その他周辺情報 | 登山中の温泉は「本沢温泉」 下山後の温泉は「稲子湯」「八峰の湯」 |
写真
感想
仕事の忙しい月火水木金を乗り越えて、待ちに待った晴れ予報の週末。雪が少ない12月だが、積雪期テント泊の初陣としては悪くない。1ヶ月前から計画していた本沢温泉からの硫黄岳登頂を遂行した。
【12月19日】
みどり池入口から本沢温泉に向かう。スタート時間が予定より遅れてしまい、しらびそ小屋までにしようか迷ったが、暗くなる前には着くだろうと本沢温泉へ歩を進める。樹林帯の雪は少ないが日陰なので気温が低い。
16時過ぎに到着したが、暗くなり始めていた。キャンプ指定地は小屋から3分ほど離れていて、トイレも同様だ。往復で身体が冷えないように防寒をしっかりしていかねばならない。
テントを張り、中で味噌煮込みうどんを食べる。当然結露するが、氷点下となっている外では食べる気にならない。食後に外に出ると、明るい半月が闇夜を照らしている。明日は晴れそうだ。
【12月20日】
深夜0時20分、暑くて喉が渇いたためか目が覚めた。水を飲んで二度寝。そして3時に起床し朝食を摂る。いろいろと準備に手間取り、出発は5時半になってしまった。もっと手際良くせねばならない。
小屋の前でクランポンを装着し、まずは夏沢峠を目指す。登るにつれて積雪量は増えるが、踏み抜きもなく登ることができた。
徐々に明るくなる東の空。ここで私は気付いた。もしかして日の出は硫黄岳の向こう側からなのではないかと。つまり、硫黄岳に登頂しなければ御来光は見られないのではないか。予感は的中し、気付けば箕冠山の上部が赤く染まっていた。
気を取り直して硫黄岳へ向かう。樹林帯を抜けると西からの冷たい風が吹き付ける。風の上流に目を向ければ、雪を纏った北アルプスの名峰がズラリと並んでいる。登るにつれて見える山が増える。峰の松目の向こうには中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳。北には天狗岳の頂上、その右には浅間山。もっと上に行けば、もっとたくさんの山が見えるはず。想像すると、自然と登るペースが早くなる。
8時21分、雪と岩に覆われた硫黄岳に登頂。ここまで見えなかった赤岳、横岳、阿弥陀岳が目の前にある。その先には南アルプスの北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳が鎮座。南東には2週間前に登った金峰山。冬の八ヶ岳は過去に西岳、編笠山、天狗岳に登っているが、いずれの山頂も晴れた。今回も文句なしの快晴。見えるはずの山すべてが見えていたかもしれない。
横岳方面から何人もの登山者が硫黄岳に向かっているのが見える。混みそうなので、夏沢峠に向けて下山を始める。太陽が高度を上げているので寒さは早朝ほどではない。夏沢峠から天狗岳に向かいたくなるが、白砂新道が通行止めなので断念し本沢温泉に下る。
テントを解体し、昨日登ってきた道を登山口に戻る。しらびそ小屋の前から見える天狗岳は、天気が良いためか綺麗に見えた。およそ10ヶ月前の2月3日に登った天狗岳は雪で輝いていたのを思い出す。
次回のテント泊はどこにするか考えながら歩いたが結論は出なかった。折角の冬なので、もう少し雪が降ってくれると嬉しい。
雪山テン泊は初めてでしたか!
でも、テント内は4℃もあるのですね。
夏期のテン泊経験しかないので、この時期はテント内も氷点下と思っていました。
例年この時期この辺りの積雪量はよく分かりませんが、見るからに雪が少ないのが見受けられますね!
この状態ならダブルストック&軽アイゼンでも問題ない感じなのでしょうか。
硫黄岳は今だに未踏なのですが、広々した感じで大展望な山頂なのですね!
山頂での恒例ドリップコーヒーはなかったとは残念です(笑)
おつかれさまでした。
ayamoekanoさん、お早うございます。
テント内はもっと寒いと思っていました。でも硫黄岳から戻った時には中にあった水筒の水が凍っていました。人の体温で室温が上がったようです。
山頂珈琲は次回のお楽しみということで!
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