半田山
- GPS
- 02:40
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 455m
- 下り
- 443m
コースタイム
天候 | 曇り一時小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
三連休の最終日、当初は山形県の葉山(村山)に登ろうと思って、道の駅「むらやま」まで行って車中泊していました。ところが、初期の予報よりお天気が早く悪くなりだし、もし雪道になって帰京できなくなったら大変、ということで、夜中に笹谷トンネルを越えて、宮城県に戻りました。ここまで来て、まっすぐ帰宅するだけではもったいない、ということで、雨でも歩けそうな半田山に登ってきました。
電子回路の実装に欠かせないハンダ。英語では、solderですが、日本語では、半田と記載しますが、その語源はというと、この半田山に由来しているという説が有力です。
江戸時代、半田銀山は、佐渡の相川金山、但馬の生野銀山とともに、日本三大鉱山として、通貨鋳造銀山の役割を担っており、大いににぎわっていたそうです。また、山としても、谷文晁著「日本名山図繪」(文化九年発行)に掲載されています。
半田沼付近はきれいに整備された公園になっており、立派な「桑折町半田山管理センター」には、いろいろな資料も展示されていました。なんでも明治時代の後半から地すべり活動が始まり、明治34〜36年には大きな崩落が発生し、人家も移転せざるを得なかったようです。
そのセンターの入口には、環境放射線量測定値のボードが掲げてあって、3.11東日本大震災が引き起こした原子力発電所事故の影響を実感する機会にもなりました。
ちなみに、現代の山岳写真家・三宅修氏は、「現代日本名山図繪」というユニークな本を執筆されています。谷文晁の本家本元の「図繪」に掲載されている山の図絵と同じ風景を写真で撮影しているのです。山は見る位置によって形を大きく変化しますので、どこから見た図柄なのかを現地で探索するという楽しみ(苦しみ?)の後にやっと完成したものとのことで、山好きには楽しい一冊。
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