天狗の仕業か 絶景、蓼科山

2024年08月02日(金) [日帰り]

• GPS: 06:22
• 距離: 5.3km
• 登り: 636m
• 下り: 627m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:26
• 休憩: 0:56
• 合計: 6:22

距離 5.3km 登り 636m 下り 627m

7:59 スタート地点
8:03 8:05 蓼科山７合目登山口
8:19 馬返し
8:52 天狗の露地
9:19 9:24 将軍平
10:04 10:05 蓼科山頂ヒュッテ
10:14 10:16 蓼科山
10:17 蓼科神社奥宮
10:24 10:45 蓼科山展望盤
11:42 蓼科山
11:43 蓼科山展望盤
11:49 11:50 蓼科神社奥宮
11:51 11:53 蓼科山
11:58 12:13 蓼科山頂ヒュッテ
12:49 12:50 蓼科山荘
12:52 12:53 将軍平
13:25 天狗の露地
14:05 14:10 馬返し
14:21 蓼科山７合目登山口

写真

8/2 7:59

平日金曜日ということもあり、駐車場は8時時点でも20数台程度(50%)

8/2 7:59

登山口はすぐです

8/2 8:02

ドーンと、よく写真で見るやつ

8/2 8:06

果たして登り切れるのか、宜しくお願いします。

8/2 8:10

最初の数百メートルは、緩やか (平均勾配20%)

8/2 8:16

石が多くなってきて、少しずつ歩きづらくなってきます。

8/2 8:18

登山口から500mほどで馬返し。

8/2 8:18

ボクは返らずに行けるだろうか。とにかく、ゆっくり、ゆっくり

8/2 8:24

スタートから約20分、1kmほど来たでしょうか、このへんからそろそろ登りがきつくなりそう

8/2 8:25

石がゴロゴロ。歩きづらい〜〜

8/2 8:28

山頂に神社。まだまだ遠い

8/2 8:35

ずーっとこんな感じ💦

8/2 8:39

なんか書いてある

8/2 8:41

将軍平こちら、か。それにしても結構歩きづらい。。

8/2 8:46

距離はそんなに遠くないのに、結構上に見えます。平均勾配率25%

8/2 8:50

天狗の露地。ここまで45分、約1.6kmきました

8/2 8:55

全部が浮石のよう

8/2 9:05

御池から燧ケ岳に登った時のガレ場坂を思い出すよう。こちらの方が距離が何倍も長くて、大変。

8/2 9:07

一瞬振り返ると絶景が見えそうだが、見る余裕なし

8/2 9:14

登りはなんとかなってるけど、下りが心配だ

8/2 9:18

蓼科山荘に到着！とりあえず1時間10分ほどでガレ場は登り切った。

8/2 9:18

次回はもう少し緩やかなはずの大河原峠から登ってきてみたい。

8/2 9:18

小物がいろいろと置いてあります。

8/2 9:18

帰りに長門牧場アイスをいただいていこう。

8/2 9:24

小休止中に見つけた花。ハクサンフウロ、かな

8/2 9:25

さて、行ってみよう！
しかしあとたった500mなのだが、ここからさらに過酷に。

8/2 9:26

平均斜度36%　こんな岩をよじのぼっていくのか。。

8/2 9:29

これ、どこまで続くのだろう。。。正解は最後までずっとです。

8/2 9:30

どの木の根元にも苔がついてます

8/2 9:33

これ、無理だ。でもゆっくり登れば大丈夫。
だけど・・帰りがもの凄く心配・・・

8/2 9:36

鎖まで出てきた。でも使わなくても大丈夫

8/2 9:40

容赦なくどんどん大きくなる石。

8/2 9:44

みんな凄いな。

8/2 9:47

ヒーヒー言いながら、ひとつずつでっかい石をよじ登る。もうすぐ頂上か。

8/2 9:54

えー！あと15分もあるのー！

8/2 9:54

樹林帯を抜けて目の前が開けましたが、まわりに手掛かりがなくて、これ以上登るのが少し怖くなってきました。。（実は高所恐怖症😢）

8/2 10:00

あ、まだ6分しか経ってないけど山頂ヒュッテについたようです

8/2 10:01

ちょうど2時間かかりましたが！たどり着くことができました！

8/2 10:02

ヒュッテ横の山頂看板。写真でよく見るやつだが、本物だ。よくこれたなあ。

8/2 10:04

ああ、でも山頂はもうちょっと向こうです。

8/2 10:06

あと数十歩で山頂。あいかわらずゴロゴロした大きい石で歩きづらい

8/2 10:09

三角点ーー

8/2 10:10

頂上標！　やったぜー

8/2 10:08

頂上はとても広い。
中央が少しくぼんでいて、周囲にゴロゴロと大きい石が転がっている。まるでだれかが中央部からどかして積んだよう。

8/2 10:12

くぼんだ中央に、ほこらがある。

8/2 10:18

それが蓼科神社。無事登山のお礼をする。ちゃんと帰れますように…

8/2 10:19

三角点→ほこらの延長上に山頂方位標。

8/2 10:20

苔で隙間が覆われた石の上を渡り歩いて行く。苔の下が空洞になっている個所があって脚を突っ込んでしまうので、注意が必要。

8/2 10:24

方位標、渋滞。

8/2 10:25

脇から一瞬、撮影させてもらう

8/2 10:27

女神湖

8/2 10:27

左に白樺湖
中央上の左にあるポチッと白い点は、先日行った霧ヶ峰・車山山頂の気象レーダードーム

8/2 10:30

中央、四阿山。その左横、根子岳。

8/2 10:30

360度、全部見えます。

8/2 10:30

新潟方面かな。火打、妙高、飯綱・・・

8/2 10:30

左へ目を移すと北アルプスが視野に入ってきます。白馬、唐松、五竜・・・

8/2 10:30

中央は剣岳か。。左に蓮華岳、立山も見える

8/2 10:30

中央、小さくトンガッているのが槍ヶ岳。北アルプスの連なりが良く見えます

8/2 10:30

左へ、御嶽山か

8/2 10:30

また左へ、中央アルプス方面。左の方、木曽駒ヶ岳か。

8/2 10:31

こりゃあ最高だ。

8/2 10:41

何度も何度も際限なく全景を見まわしてしまう。

8/2 10:41

中央のチョイ右のピークは、赤岳か。。

8/2 11:13

蓼科ブルー
風も心地よく吹き抜けていて、最高に気持ちいい。

8/2 11:05

お昼にする時間だが、帰りの超絶下りの事を考えると、緊張で食欲がない。とりあえずバナナだけ食べる。

8/2 11:29

トンボ

8/2 11:54

たっぷり2時間、絶景を堪能しました。またの登頂を約束し、いよいよ戻ります。

8/2 12:12

あーあ、やだなー💦　絶体どこかでコケる気がする🤕
しかし帰らないわけにはいかないので、覚悟を決めて歩き出します。

8/2 12:15

景色いいけど、見る余裕なし。

8/2 12:17

登りはちょっと怖かったけれど、なぜか下りでは怖さを感じなくなっている。

8/2 12:21

しかし、滑るわけにはいかない。とにかくゆっくり下るしかない。

8/2 12:22

頂上まで十五分の石、バイバイ〜

8/2 12:25

どうやってこんな真下に降りるの？ ( ノД`)シクシク　
どこに脚をおいたらいいの？ ( ノД`)シクシク　

8/2 12:27

お、おりられた・・・

8/2 12:33

遠くの景色が、全然入ってきません・・・

8/2 12:39

急峻すぎて、緊張を通り越して気持ち悪くなりそうです

8/2 12:40

30分ほどしか降りてきてませんが、気持ちはもうヘトヘト。脚は全然大丈夫なのに。

8/2 12:45

お、すこし緩くなってきたか？

8/2 12:45

滑らずに、よくここまでこんなのを降りてこれたものだ。。

8/2 12:48

やったー、蓼科山荘にたどり着きました。超々緊張区間を、なんとか切り抜けました

8/2 12:49

あんずのアイス食べたかったけれど、まだこれからも緊張の急峻な下りが続くので、ここは食すのを我慢する。

8/2 12:51

アイスは残念だけれど、またいつか。

8/2 12:53

さて、まだまだ気が抜けない時間が続きます。

8/2 12:55

頂上からの急峻な下りに比べれば全然OKですが、全部が浮石なので、ちょっと気を抜いたらザザッと滑ります。

8/2 13:04

良い景色だけど・・心に沁みる余裕がありません。

8/2 13:08

平均斜度−25%の下りと、蓼科ブルー。これは綺麗だ。緊張が一瞬ほどける。

8/2 13:15

ちょうど1時間で、だいたい標高差の半分ほど降りてきました。気を引きしめなおして、再びそろりそろりと下っていはます。

8/2 13:24

山荘から30分かかって、天狗の露地にたどりつきました

8/2 13:25

天狗の露地、どんなんだろうと見に行ってみましたが、大きな石がゴロゴロ積みあがってました。。

8/2 13:36

まだまだ急峻、浮石ゴロゴロ。要注意の緊張区間がまだまだ続く。

8/2 13:52

山荘から1時間、下り坂がやっと緩やかになってきました。油断は禁物ですが、やっとホッと一息つけそうです。

8/2 13:58

少し余裕がでてきて、お腹が空いてきました。駐車場まであと少し我慢します。

8/2 14:11

もうあと数百メートル

8/2 14:21

おお、ついに、転ばずに、戻って来れた😂

8/2 14:22

なんとか無事に帰還できました！ありがとうございました

8/2 14:25

みなさんボクと違って、チャッチャと登ってチャッチャと帰宅されたみたい。駐車場はもう10台くらいしか停まってません。

8/2 14:25

登山口より見える山。蓼科山かと思いましたが、前掛山のようです。
おしまい。

撮影機器：

NIKON D5300 NIKON CORPORATION

感想

上毛かるた

深田久弥著「日本百名山」蓼科山からの引用・・
　牧場事務所からの登山道は、御泉水を通過すると、原始林の中を真っすぐ頂上を目指して通じていた。急峻な代わりにドンドン高くなって、やがて尾根に出る。特徴のある円錐丘はここから上である。森林が尽きて、大きな岩が累々と散乱しているところを攀じ登ると、頂上の一端に取りつく。頂上は一風変わっている。大きな石がゴロゴロころがっているだけの円形の広地で、中央に石の祠が一つあるきり・・・　蓼科山は寸分違わぬ、全くこの通りの山でした。

　最近緩めの登山が中心でしたので、600m超の高低差がダメージなく歩けるのか。距離は短いものの、浮石だらけで頂上に近づくほど大きな石が転がっている平均斜度25%〜36%のコースなんて、歩けるのか。と当初から心配していましたが「ゆっくり歩く戦法」でそれはクリア。その一方で、下りが苦手のワタシにこれを下っていくのは無理かもしれないと、登りながら不安はどんどん募ったのですが、それも緊張ドMAXの中、ゆっくりゆっくり半歩ずつ降りていくことでクリア。脚よりも気持ちの方が疲れましたかねー

　急な登山道に延々と散らばっている石。なんとかよじ登れるように頂上まで積み重ねられた大きな石。中央がくぼんで石だらけ、周囲が大きい石だらけで囲まれている広くて円形状の頂上。これはきっと、途方もない腕力をもった空飛ぶ天狗たちが創りだした遊び場なのだ。そう思わずにはいられない、そんな山でした。