摩耶山・新穂高 (トエンティクロス〜杣谷)
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 729m
- 下り
- 723m
コースタイム
9:24−見晴し展望台ー9:34
9:47−布引ダム
10:10−市が原トイレ
10:25−黒岩尾根分岐ー10:30
11:13−森林公園東門
11:30−黄蓮谷分岐
11:43−桜谷出合ー12:02
12:13−新穂高入口
12:22−高圧線鉄塔下
12:37−609 ピーク
13:00−新穂高ー13:05
13:25−徳川道出合ー13:30
13:40−杣谷峠
14:57−長峰橋ー15:02
阪急六甲駅着 15:27
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆ 新穂高は徳川道から入るのだが、昔の事は忘れたが、今の ’12年版の登山地図には点線の道が載っている。 ◆ 久し振りに来てみて、改めて思ったが、初めての人は入らない方が良いと思う。経験者と一緒の方が無難なコースです。 ◆ そして、西から入り、東に進む事。東から入ると、急なざらざらの滑る道を下るのは大変です。道も東峰のように、熊笹が全く生えていないので、落ち葉などがあると全く分らない処があります。 |
感想
◆ 今日の天気予報は、晴れ、気温 3〜10度。25〜26日と寒波が襲い、物凄く寒かったので、それに比べると今朝は随分と暖かい感じだ。手袋も冬用は暑くて軍手にした。
◆ 今日は、20クロスから桜谷出合〜新穂高〜シェール槍〜杣谷の予定だ。
布引ダムには2週間前にはいなかった、鴨とオシドリが何十羽といた。
市が原を過ぎ、天狗道の尾根を越えて下って行くと、地蔵谷と黒岩尾根の入口がある。此処から市が原から谷を離れていた道は、布引谷と一緒になり、谷に沿って20クロスが始る。
◆ 元々徳川道には長峰橋の入り口から、今の森林植物園の辺りまで、19 個所の徒渉点があって、夫々に大きな石(6〜70cmx5〜60cm)を4〜5個並べて、それを渡って通る様になっていたらしい。そこから20クロスと呼ばれるようになった。(東門の入口に新しい説明版が出来ている。)
◆ しかし、徳川道は植物園の中の長谷池付近から、鈴蘭台方面に抜けていたので、植物園の東門から下流の布引谷には関係ないように思われる。従って、東門から地蔵谷出合までは徳川道ではないのに、徳川道に因んだ20クロスと称するのはおかしいと思う。
しかも現在は、渡る回数は6回しかないし、その内の1回は支流なので、実質5回である。石を置いたものが2箇所、木の橋が3箇所である。これは昔と殆ど一緒で、20クロスはどう考えてもオーバーだ。
◆ それに最近の水害で、 ’14年と’15年に新しく大きなダムがこの間に2つも出来ていて、昔ののんびりした熊笹の中の道は無くなってしまった。
昔の面影が残っているのは、東門から上流で黄蓮谷出合を中心として桜谷出合までで、山側は杉林に熊笹、谷側は雑木の疎林と熊笹と、このコースで最も気持ちの良い処だ。この辺りは、道が谷から少し離れて山側を通っているので、水害から免れたのだ。
◆ 桜谷出合は徒渉して、左へ徳川道には入る。ここは冬場寒い時は何時も石畳の道が凍結して滑る。せいぜい30m位だが、今日も凍結していて難儀した。
徳川道は谷間を進み、すぐその沢を渡る手前に、私製の「新穂高」と書いた小さなプレートが取り付きの処の樹木にあった。随分前に来た時と変わっていない。
◆ 取り付きは急だが、落葉の中に微かな踏み跡がある。見失わないように慎重に進む。最初は窪みを登って行くが、すぐ左側の尾根に向かって西に進み、尾根に上がると高圧線の鉄塔がある。後はこの尾根を外さないように P609 に向かって北に登って行くが、小さい尾根で狭い。坂も急で潅木の幹や枝を掴んで登って行く。
◆ 途中で振り返って下を見ると、下りはとても簡単には下れそうにない。砂を多く含んだ乾いた土でざらざら滑る。
地図を見るとこのルートには二つのピークがある。新穂高 648 mとその南西方向に P609 の二つだ。これを考えると、ここを登るには P609 から P648m へと進んだ方が良い。
◆ P609 は狭いが、高さはないが大きな岩がいくつもある岩峰になっている。展望は殆どない。此処の下りが、このコースの最も分りにくく、難しいポイントだ。大きな岩の間に、あちこちと道らしい踏み跡があり、どれが道か解からない。
これは皆んな道が分らないので、彼方此方とうろうろして、少し行っては引き返すことを繰り返しているからだろう。
尾根の北側は崖になっているので、決して谷に下りずに、尾根上を伝う事。この崖も岩だけだったらとても気持ちの悪い、難しい下りになると思われるが、幸いな事に潅木が生えていて、それに捕まって下りれるのでそう難しくは無い。
道は一旦新穂高に向かって(東北方向)中間のコルまで下り、山頂に登って行く。此処まで来れば、熊笹が出て来る。もう心配は要らない。
◆ 新穂高の山頂は、笹の中に鯨の背中みたいな、長さ2m位の長い大きな岩が埋まったまま横たわっている。展望は殆ど無いが、その岩に腰掛けて辺りを見回すと、「新穂高 648m] と書いた私製のプレートが掛かっていた。
さっきの、最初の P609 は休むような場所もない狭い処だったが、ここはもっと広く山頂らしい所だ。
◆ 下りは、さっきのピークがどっちに進むのか分らなかったのに比べると、来た方向の反対へ熊笹の中に、狭いがはっきりした道がある。坂も緩やかで歩き易い。ただ笹に覆われて、狭いので見失わないように進む。途中なだらかな尾根を一つ越え、熊笹の中を下って行くと、間もなく徳川道に合流する。
◆ ここから杣谷峠は直ぐだ。時間があれば、シェール槍にも行ってみようかと思っていたが、次回にしよう。
杣谷峠からは、先日も下った杣谷道を下る。右岸の道を下り始めると、右側から本流に流れ込む小さな沢が幾つかあるが、その中の二つの沢と、対岸(左岸)の一つの沢はずっと上の方まで完全に氷結して、氷の滝になっていた。足元も凍っていて、注意して下る。
そこで思い出したが、紅葉谷の七曲滝や百間滝も氷結しているのではと気が付いた。
◆ しかし、最初は所々に氷結した所があって心配したが、高度が下がるに従って氷は無くなった。何とか無事に下りてきた。
お尋ねします
穂高湖というのはダム湖ですか
私の記憶にないのですが昔からあったのでしょうか
最後に杣谷近辺を歩いたのは45年くらい前だと思います
もう一度歩いてみたいです
o.dreamer さん、今晩は。
そうですね。穂高湖は大きなダムで出来た、ダム湖です。布引谷の源流です。
ダムを見ると、そんなに古くはないようです。多分 1970 年代だと思います。文献では分りませんから、今度行った時に確認しておきます。
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