安達太良山 〜暴風に負けずに頂上へ〜
- GPS
- 07:25
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 767m
- 下り
- 758m
コースタイム
天候 | 天気:曇りときどき晴れ間あり 風:とても強い西風 気温:氷点下6℃(13時頃の峰の辻) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
あだたら高原スキー場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆薬師岳への登り ゲレンデ「シリウス」の脇を歩いていたらパトロールの方に「次から登山道を歩いてください」と注意されてしまった。夏道と同様の登山道が正しいようだ。 五葉松平付近は積雪が増えて、ワカン装備で足首まで埋まる。 ◆薬師岳〜安達太良山 風が強くて目印となるものを見失うことが多かった。現在地をこまめに確認する必要がある。樹林帯を抜けるとトレースが消え、踏み抜く箇所が多い。 ◆安達太良山〜峰の辻〜勢至平〜スキー場 山頂直下は強風でトレースが消えやすいが、目印(竹竿)が多いので迷わない。 峰の辻から勢至平も目印の赤布を見失わなければ迷わない。 勢至平からスキー場は問題なし。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
予備靴ひも
ザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
水筒(保温性)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
|
---|---|
共同装備 |
地図
GPS
風速計
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
GPS
ファーストエイドキット
ツェルト
カメラ
|
感想
土曜日に関東地方でも積雪があり登山口まで無事着けるか不安なので、登山は日曜日の日帰りとした。
山岳地帯は新雪による表層雪崩が心配される。さて、どこに登ろうかと考えてみると、雪崩の心配が少なく登山口までの道路が除雪されているであろう雪山と言えば、安達太良山が思いつく。2週間前に登ったが、それから南岸低気圧が2回通過しているので積雪量は豊富だろう。前回と同じルートで歩くのではなく、薬師岳経由での登頂を目指す。
あだたら高原スキー場に到着したが、山頂は雲が掛かって見えない。ゲレンデの雪が風で舞い上げられていることから、山の上の方は相当風が強いと思われる。7時40分、山行計画書を提出して出発。
薬師岳への登りはゲレンデの脇だと思っていたが、途中でパトロールの方に注意されてしまった。夏と同じルートが正しいようだ。次回は注意せねばなるまい。ゲレンデ上部から樹林帯に入るのでワカンを装着。積雪の深さはワカン装備で足首まで埋まる。前回は「五葉松平」まで出ていた柱の文字は「五」しか出ていない。50cmは増えているようだ。
薬師岳では西風が吹きつけてくる。1年前の我々だったらここで撤退していたかもしれないが、立っていられないほど強いわけではないので安達太良山の頂上を目指して前に進む。「ほんとの空」はすこしだけ見えていた。
雲に覆われて見えない山頂を目指す。向かい風となるので顔をネックゲイターで覆うが、サングラスが曇って視界が狭くなってしまう。樹林帯を抜けるとホワイトアウト気味となり、何度か登山道を外してしまった。登山道を外すと膝上まで踏み抜く。そのたびルート修正して比較的硬い雪面に戻る。目印は赤布の付いた竹竿だが強風で倒れたりしているので、GPSで現在地と向かう方向を確認する。しばらく白い空間を進むと上空に青空が見え、向かうべき山頂が姿を現す。峰の辻分岐まで着けば、もう迷うことはない。ただし、山頂に近付けば近付くほどに風は猛威を増す。何度か突風で倒されそうになるが、12時、今年2度目の安達太良山に登頂。直下の看板は「安達太良山」の文字がはっきり出ていたが、乳首にある祠は雪に覆われていた。祠の中に備えられていたみかんも見えない。
岩陰で食事したが、あまりの寒さに味わうことはできない。なるべく早く下りて風の弱い場所でのんびりしようと思い、峰の辻へ向かう。稜線から峰の辻に向かう道は稜線の東側なので、先程までの暴風がほとんど吹いてこない。むしろ温かく感じられた。峰の辻から勢至平に向かい、樹林帯の開けた場所で2度目の昼食を楽しんだ。ウサギの足跡が多いエリアなのだが、風雪で消されてしまったのか、この日はほとんど見つけられなかった。
旧道を経てスキー場に戻る。リフトに乗ったスキー客から好奇の視線を向けられるのにも慣れた。次回登るときは山頂からの大展望を楽しみたいものだ。
このコースは無雪期に歩こうと思い、別件で福島に行ったときに登山口と下山後の温泉の下見はしてあったのですが、もたもたしてたら冬になってしまいました(^^ゞ
雪が溶けたら一度歩いて、その後積雪期にチャレンジしたいと思います。
大変参考になりました。
yokomichiさん、こんばんは。
北関東に住む私達にとって、どこに登るか迷ったときに安達太良山を選択することが多いです。
一年中登れますが、暑い夏よりも紅葉の秋や、白銀の冬がオススメですよ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する