やっと登れた！2月快晴の赤岳♪テント泊にて(↑文三郎尾根。↓地蔵尾根)

2016年02月21日(日) 〜 2016年02月22日(月)

• GPS: 09:16
• 距離: 17.3km
• 登り: 1,519m
• 下り: 1,530m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:39
• 休憩: 0:18
• 合計: 3:57

10:20 スタート地点
10:59 11:03 やまのこ村
11:07 11:17 赤岳山荘
11:22 11:22 美濃戸山荘
13:04 13:08 中ノ行者小屋跡
14:17 行者小屋

2日目

• 山行: 4:42
• 休憩: 1:55
• 合計: 6:37

7:34 行者小屋
8:53 8:54 文三郎尾根分岐
9:28 9:36 赤岳
9:40 9:40 赤岳頂上山荘
9:58 10:13 赤岳天望荘
10:17 10:19 地蔵の頭
10:46 12:14 行者小屋
12:43 12:43 中ノ行者小屋跡
13:26 13:27 美濃戸山荘
13:30 13:30 赤岳山荘
14:11 八ヶ岳山荘

10:46-12:14はテント撤収

天候

快晴！

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

【往路】
(0)〜立川
(1)07:21立川〜09:08茅野
→特急あずさ
(2)09:30茅野〜10:08美濃戸口
→路線バス

【復路】
(3)14:45美濃戸口〜15:23茅野
→路線バス
(4)15:50茅野〜17:40立川
→特急あずさ
(5)立川〜

【補足】
・路線バスについて
美濃戸口線。往復割引1550円です。
https://www.alpico.co.jp/access/suwa/
去年まであった8:40茅野駅発の便は無くなったんですね。残念。。
土日と異なり月曜の美濃戸口発の便は上記(3)が最終です。

・あずさについて
えきねっと「トクだ値」です
https://www.eki-net.com/top/tokudane/?src=kakaku_tokkyu
新宿利用でない人も新宿発着で買うと安いですよ〜

コース状況／危険箇所等

●美濃戸口〜赤岳山荘
アイゼンは未使用です。
道に積雪なく所々凍結してました。帰りは大半が溶けていましたが、美濃戸口から最初の橋に向かう坂は日陰の為か凍結したままでした。特に行きは下りなので結構危険。坂の途中でアイゼン付けてる人が結構いました

●赤岳山荘〜行者小屋
チェーンスパイクを使用しました。
横岳が見える広い河原までは積雪なく大半は凍結してます。噂の全面凍結した登山道/沢もチェーンスパイクで快適に歩けました。

●行者小屋〜文三郎尾根〜赤岳
雪は良く締まって歩き易いです。マムート階段がほぼ埋まる程度に積雪してます。鎖はかなり出てました。

●赤岳〜地蔵尾根〜行者小屋
雪は良く絞まってますが、時間と日当たりの関係で文三郎より若干緩かったです。階段は一部だけ出てました。ナイフリッジには新しい鎖が設置されていました。

その他周辺情報

・行者小屋の水場(文三郎方面に歩いてすぐ)はジャンジャン出てました。小屋の外にあるトイレも使用できます。

・美濃戸口バス停前に「J&N」というペンション？が出来てました。
http://j-and-n.jp
お洒落な外観で入浴や食事も出来るみたいです(時間不足で行けず…)

写真

2/21 10:34

美濃戸口をスタート。雪は全くありません

2/21 10:41

最初の坂は凍結していてなかなか曲者。ノーアイゼンだと要注意。帰りも溶けてませんでした。

2/21 11:39

チェーンスパイクを装着。本日は右へ。

2/21 11:42

雪は無くカチカチで歩き難いです。行者迄は大半がこんな感じ。

2/21 13:07

沢もカチコチ

2/21 13:33

なかなか綺麗です

2/21 13:37

噂のカチコチ登山道。凍った沢を横切ります。楽しい！

2/21 13:57

広い河原まで出るとやっと雪。八ヶ岳ブルーと横岳にご対面♪

2/21 14:38

半年振りのテン泊道具にひーはー言いながらやっと行者小屋に到着。CTプラス1時間かかりました。。

2/21 16:22

頑張ったご褒美はこの景色！たまりません！

2/21 16:22

赤岳アップ。雪をまとった岩肌に見惚れます

2/21 16:23

雲一つない完璧な八ヶ岳ブルー。予定を1日ずらして大正解！

2/21 16:24

マイハウス設置。横岳〜阿弥陀岳が見渡せる好立地♪

2/21 16:25

景色をツマミにプシュ。なんとも贅沢

2/21 17:14

陽の当たり具合で山肌の表情が刻々と変わります。ずっと見てられますね〜

2/21 17:40

明日登るぞ！赤岳さん

2/21 17:40

夕陽に染まる赤岳の山肌

2/21 17:41

横岳も綺麗に焼けました

2/21 17:41

文句無しのアーベンロード！贅沢な一時でした

2/21 19:32

星空撮りたいとミニ三脚を持参したものの、寒さでテントから出れず…これが精一杯でした

2/21 19:39

ピントから何から全てデタラメ…でも星は綺麗でした

2/22 8:01

明けて2日目。予定より1時間以上遅れてスタート。文三郎尾根を登ります

2/22 8:15

荷物は軽いはずなのに、傾斜がキツくて足が辛いwゆっくり進みます

2/22 8:19

枝もカチンコチン

2/22 8:26

30分程で森林限界。天気は良好！

2/22 8:26

硫黄岳もチラリ。撮影する振りして休憩w

2/22 8:43

マムート階段の露出具合はこんな感じです。

2/22 8:55

尾根の合流地点まであと少し！

2/22 9:04

合流地点に到着。この季節にしては風は穏やか。

2/22 9:04

ここから見る阿弥陀は三角錐でとても綺麗

2/22 9:05

横岳に続く稜線

2/22 9:05

眼下にはテント場が。気持ちいい！

2/22 9:18

文三郎尾根にもやっと日が当たりました。ここから一層気を引き締めます

2/22 9:20

鎖は出てます

2/22 9:22

ヒヤリとするトラバースには踏み跡しっかりついてます。

2/22 9:26

核心部！あとひと踏ん張り。

2/22 9:36

登りきると中央アルプスがドンとお出迎え。足元見ると、さすがにかなりの高度感。

2/22 9:39

視線を変えると富士山も！

2/22 9:39

富士山ズーム。雲を携え綺麗です

2/22 9:44

約一年振りの赤岳山頂！

2/22 9:45

無事登れた事を祠にお礼

2/22 9:44

南アのスター軍団をバックに権現岳。カッコいいです

2/22 9:51

中央アルプス

2/22 9:45

御嶽山

2/22 9:45

槍穂高連峰、常念など北ア南部

2/22 9:46

鹿島槍、五竜白馬など北ア北部

2/22 9:46

浅間山プリン

2/22 9:46

妙高、火打などの頸城山塊でしょうか？

2/22 9:47

今回唯一の自分の写真。山頂に居合わせた方に撮って頂きました。ありがとうございます！

2/22 9:51

三角点も忘れずタッチ！

2/22 9:55

時間も押してるので、名残惜しいですが先に進みます。

2/22 9:58

まずは展望荘へ。横岳〜硫黄岳の稜線は圧巻の景色

2/22 10:11

横岳バックにシュカブラも撮ってみたり

2/22 10:33

地蔵尾根分岐。横岳カッコいい！

2/22 10:34

お顔がひどいことに…

2/22 10:36

去年は4月なので無かったナイフリッジ。新しい鎖が設置されてました

2/22 10:38

ナイフリッジ通過。踏み跡しっかりついてて歩きやすかったです。

2/22 10:38

横岳の稜線。も少しスキルアップしたら冬にトライしたいなぁ

2/22 10:38

テント場に下る前にもう一度赤岳をチラリ

2/22 10:39

あーんど阿弥陀岳

2/22 10:40

下りは楽チン。どんどん下ります

2/22 10:43

鎖はこんな感じに露出してました

2/22 10:48

大分降りてきました。樹氷が青空に映えて綺麗です

2/22 11:02

行者小屋まで降りてきました。気温がぐんぐん上がって暑い

2/22 12:24

テント撤収。夜も風弱く快適に過ごせました

2/22 12:24

上の方は少し風が強くなってる？

2/22 12:45

下山開始。名残惜しくて後ろをチラリ

2/22 13:38

チェーンスパイクで快調に下山。あっという間に景色は初冬に。

2/22 13:38

大好きな苔も元気♪

2/22 14:18

美濃戸口に向かう最後の坂。お昼過ぎても凍ったままでした

2/22 15:37

おまけ。茅野駅の立ち食い蕎麦で食したかきあげ&卵の生蕎麦。旨かった〜

撮影機器：

EOS 60D CANON

GALAXY S5 ACTIVE SC-02G サムスン

装備

備考

【役立ったアイテム】
・防寒テムレス
http://www.showaglove.co.jp/product/detail/professional/457
オーバーグローブに使用。完全防水。ムレや冷えもなく操作性もまぁまぁ。値段も安くかなり良いです

・アルパインクライマーソックス
https://goldwinwebstore.jp/ec/pro/disp/2/NN81330
これまではメリノの極厚靴下でしたが、汗っかきで指先が冷えるので新たに導入。3mm 厚のネオプレーン素材。汗で靴内部が濡れず、動いてる時はメリノ同等以上の保温性を感じました。厚さとクッション性も良く、これまでかなり悩まされた踵部の靴擦れにも効果がありそう！
懸念のオイニーは一泊位なら問題なし。行動停止して汗が冷えると冷たいです。テントでは速攻でメリノに履き替え、速乾タオルで汗拭く→抱いて寝るで乾きました。

・チェーンスパイク
美濃戸〜行者小屋で使用。ツルツルの氷上も問題なし。

感想

tkc0515

冬の赤岳は3回目です。
1シーズン目の2014年は、雪少ない4月初旬に雪上訓練としてガイドさん同行で。2シーズン目の2015年は、同4月にテント泊で一人で。

雪山を本格的に始めて3シーズン目、やっと当初からの目標だった「一人で厳冬期の赤岳登頂」「厳冬期テント泊」を実行することが出来ました！

専らソロでヒヨリ。冬の入山頻度も多くない為、普通の人よりたぶん倍位時間がかかりましたが…

今回は二日間ともお天気に恵まれ、兎に角景色が素晴らしかったです。今までの冬の赤岳で個人的には満足度No.1でした！

次回は星空撮影ももう少し頑張りたいですねー。冬は本当に辛いですが…