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Yamareco

記録ID: 817790
全員に公開
アルパインクライミング
大山・蒜山

伯耆大山、弥山尾根西稜

2016年02月25日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:49
距離
8.1km
上り
1,196m
下り
1,201m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:33
休憩
1:16
合計
9:49
8:00
8:04
5
8:09
8:10
29
8:39
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17
8:56
9:13
338
14:51
14:52
6
14:58
15:42
15
15:57
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8
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17
16:51
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9
17:00
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5
17:05
17:05
11
天候 曇・雪
過去天気図(気象庁) 2016年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
米子道、溝口ICから約10km。南光河原駐車場使用。
山陰道、米子東ICまで約13km。
コース状況/
危険箇所等
全般に雪が少なく、難易度は高め?
アプローチでは雪崩に注意。
その他周辺情報 おふろ…豪円湯院
溝口IC付近から大山を望みます。
雲が多いですが、山はくっきりと見えていました。
2016年02月25日 06:42撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 6:42
溝口IC付近から大山を望みます。
雲が多いですが、山はくっきりと見えていました。
南光河原駐車場に駐車しました。7割くらいの駐車率
2016年02月25日 06:58撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 6:58
南光河原駐車場に駐車しました。7割くらいの駐車率
空がすっきりしています。天気は良くない予報でしたが、これはもしかしていい天気になるのかも。
2016年02月25日 07:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 7:33
空がすっきりしています。天気は良くない予報でしたが、これはもしかしていい天気になるのかも。
買ったばかりのスノーシュー。荒天で登れなかったら麓で雪遊びをしようと思っていました。我慢できずに早速使ってみました
2016年02月25日 07:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 7:43
買ったばかりのスノーシュー。荒天で登れなかったら麓で雪遊びをしようと思っていました。我慢できずに早速使ってみました
大神山神社参道。来るたびに雪が増えています。
2016年02月25日 07:47撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 7:47
大神山神社参道。来るたびに雪が増えています。
大神山神社。安全登山を祈願します。
2016年02月25日 07:59撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 7:59
大神山神社。安全登山を祈願します。
ユートピアコースで登っていきます。
2016年02月25日 08:10撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 8:10
ユートピアコースで登っていきます。
作業道を通って元谷堰堤へ。冬の北壁です。登れるようには思えません。
2016年02月25日 08:41撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 8:41
作業道を通って元谷堰堤へ。冬の北壁です。登れるようには思えません。
本日のルートは弥山尾根西稜。
北壁登攀の入門コースのようです。
2016年02月25日 08:42撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 8:42
本日のルートは弥山尾根西稜。
北壁登攀の入門コースのようです。
行者谷から見る別山。簡単には登れそうもありません…
2016年02月25日 08:51撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 8:51
行者谷から見る別山。簡単には登れそうもありません…
元谷避難小屋へ寄ってみます。
振り返ると、ぼんやりとした日本海、そして勝手気ままに歩いたトレース。
2016年02月25日 08:54撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 8:54
元谷避難小屋へ寄ってみます。
振り返ると、ぼんやりとした日本海、そして勝手気ままに歩いたトレース。
元谷避難小屋で休憩。ここも結構きれいな避難小屋です。
2016年02月25日 08:58撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 8:58
元谷避難小屋で休憩。ここも結構きれいな避難小屋です。
本日の荷物。もっとコンパクトにするべきだったでしょうか…
2016年02月25日 09:04撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 9:04
本日の荷物。もっとコンパクトにするべきだったでしょうか…
雪崩れが怖いので、別山へ向かう樹林帯を歩きました。
2016年02月25日 09:19撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 9:19
雪崩れが怖いので、別山へ向かう樹林帯を歩きました。
三鈷峰、ユートピア方面。
2016年02月25日 09:31撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 9:31
三鈷峰、ユートピア方面。
別山。夏はそんなに気になりませんでしたが、圧倒的な存在感を示しているように感じます。
2016年02月25日 09:36撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 9:36
別山。夏はそんなに気になりませんでしたが、圧倒的な存在感を示しているように感じます。
取り付けまで向かうのにも急斜面で体力を消耗します。
気を抜いたら滑り落ちそうです。
2016年02月25日 09:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/25 9:44
取り付けまで向かうのにも急斜面で体力を消耗します。
気を抜いたら滑り落ちそうです。
弥山尾根西稜。
手前が弥山沢で、ここをトラバースします。下の方にはデブリがあります。
2016年02月25日 10:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 10:21
弥山尾根西稜。
手前が弥山沢で、ここをトラバースします。下の方にはデブリがあります。
上を確認しながら一気に渡りきりました。
2016年02月25日 10:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 10:33
上を確認しながら一気に渡りきりました。
登攀装備にします。とはいっても普通の縦走装備程度です。
2016年02月25日 10:54撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 10:54
登攀装備にします。とはいっても普通の縦走装備程度です。
どこから手を付けていいのかよくわかりません…
2016年02月25日 11:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 11:06
どこから手を付けていいのかよくわかりません…
何か所か、これは無理だと思ってしまう場所がありました。
2016年02月25日 11:39撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 11:39
何か所か、これは無理だと思ってしまう場所がありました。
取り付き直後は雪の少なさが難易度を上げまくっています。
はじめのほうはブッシュ頼みの登攀になりました。
2016年02月25日 11:39撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 11:39
取り付き直後は雪の少なさが難易度を上げまくっています。
はじめのほうはブッシュ頼みの登攀になりました。
今朝までに積もった新雪が30cmくらいあり、ピッケル、アイゼンを効かせられる場所が深い位置です。
2016年02月25日 11:39撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 11:39
今朝までに積もった新雪が30cmくらいあり、ピッケル、アイゼンを効かせられる場所が深い位置です。
痩せ尾根も雪庇もこわいです…
2016年02月25日 11:42撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 11:42
痩せ尾根も雪庇もこわいです…
何度も、どうやって登るのか迷うところがありました。
2016年02月25日 11:55撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 11:55
何度も、どうやって登るのか迷うところがありました。
いつの間にか雲の中に入ってしまい、ほんの数メートル先が見えなくなりました。ルートがあっているのか不安が増します。
2016年02月25日 13:09撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 13:09
いつの間にか雲の中に入ってしまい、ほんの数メートル先が見えなくなりました。ルートがあっているのか不安が増します。
ずっとガスの中で周囲の様子も分かりませんでしたが、一瞬、稜線方向が見えました。
2016年02月25日 14:13撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 14:13
ずっとガスの中で周囲の様子も分かりませんでしたが、一瞬、稜線方向が見えました。
なんとか稜線まで登りきりました。多分三角点あたり。
2016年02月25日 14:52撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 14:52
なんとか稜線まで登りきりました。多分三角点あたり。
弥山の山頂碑。頂上避難小屋で休憩します。
2016年02月25日 15:01撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 15:01
弥山の山頂碑。頂上避難小屋で休憩します。
下山開始。時間も遅く誰もいませんでした。
2016年02月25日 15:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 15:45
下山開始。時間も遅く誰もいませんでした。
8合目くらいまでホワイトアウトでかなり厳しい下山になりました。ポールがなかったら遭難しているレベルでした。
2016年02月25日 15:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 15:48
8合目くらいまでホワイトアウトでかなり厳しい下山になりました。ポールがなかったら遭難しているレベルでした。
6合目付近からガスが切れました。こんな厳しい大山は初めてです。
2016年02月25日 16:09撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 16:09
6合目付近からガスが切れました。こんな厳しい大山は初めてです。
行者コースを下ります。尻セードに励みますが、新雪の抵抗は大きく、あまり滑れませんでした。
2016年02月25日 16:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 16:33
行者コースを下ります。尻セードに励みますが、新雪の抵抗は大きく、あまり滑れませんでした。
元谷堰堤から北壁上部は見えませんでした。
2016年02月25日 16:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 16:49
元谷堰堤から北壁上部は見えませんでした。
大山寺へ降りてきました。
2016年02月25日 17:14撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 17:14
大山寺へ降りてきました。
モンベル前から夏山登山道方向。やはり上の方は雲の中です。
2016年02月25日 17:19撮影 by  DSC-RX100, SONY
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2/25 17:19
モンベル前から夏山登山道方向。やはり上の方は雲の中です。

装備

個人装備
ヘルメット サングラス ビーニー ネックウォーマー 長袖アンダー中厚 Tシャツ フリース薄 ソフトシェル ハードシェル タイツ厚 トレッキングパンツ中厚 アルパインパンツ アルパインソックス極厚 インナーグローブ アウターグローブ ピッケル アイゼン12本 トレッキングポール スリング スノーシュー ザック45l パン 水筒(白湯) ツェルト 非常食 水ペット500ml バラクラバ ゴーグル チェーンスパイク スコップ ヘッデン 予備手袋 予備電池 救急用品 コンパス 携帯 デジカメ
備考 ピッケルもう一本。

感想

冬の大山といえば北壁登攀。
初心者・単独、やるべきではない山行ですが、やらずにはいられない愚か者が無謀な挑戦をしてみました。ネットで仕入れた情報だけ、という問題点だらけです。
だからこそ失敗は許されない、緊張した山登りとなりました。

はじめのほうは、雪が少なく、また雪が締まっておらず、ピッケル、アイゼンが効かず、ブッシュ頼みの登攀になりました。
上部では地表面の空洞へ踏み抜きそうになることが何度かあり、一瞬、雪庇に乗っかってしまったのかと肝を冷やしました。
途中からはあられが吹雪いてきました。途中で衣類調整できないので、フードなしソフトシェルでゴーグルなどもつけずに何とか耐え忍びました。

稜線へ登るとホワイトアウトにやられました。
三角点付近から避難小屋に行くもの困難を極めました。
さらにひどかったのは避難小屋から下山で、ホワイトアウトで登山道を外れてしまうことがありました。

登攀も、ホワイトアウトでの行動も、途中で音をあげそうになりましたが、落ち着いて行動すれば、たいていは何とかなることを実感しました。

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コメント

参考になりました
久々、手に汗握るレコを見させて頂きました。(淡々と書いてらっしゃいますが😅)

実はワタクシも近々、単独で狙いたいなー。と思ってましたが。
「登りのルートは判断出来るのか?ガスったら下山出来るのか?」
が課題でした。

拝見して(ワタクシの今の力量では単独ではムリ)
がよく分かりました。ありがとうございます^ ^
2016/2/26 22:50
Re: 参考になりました
sin-kazamaさん、はじめまして。

今回、雪が少ないことで、セオリー通りの登攀技術が活用できませんでした。
ルートは多少の振れ幅がありますが、危険を避けつつ、まっすぐ登っていくだけです。
ルートや手法はその場その場で適切なものを選ぶことになるので、運任せが多く、安全確保の面では落第点でしょうね。
ガスは…縦走部分で稜線の状況が確認できず相当怖いです。
下山では山頂台地部分がだだっ広くて迷いますが、携帯・GPSでなんとかなります。

kazamaさんのレコを覗いてみたら、厳しい山行や、真剣な講習までもが笑えるレコになっているのが面白く、楽しめました^_^;
かなりのルートをこなされており、実力は十分なのではないでしょうか?
参考にさせてもらって、いろいろ挑戦してみたいと思います!
2016/2/27 13:04
Re[2]: 参考になりました
イエイエ、よく分からないレコをあげているばかりです。

道ずれを捕まえて西稜、行ってみようかと思います^ ^
2016/2/27 20:43
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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利用交通機関:
技術レベル
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体力レベル
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