天候急変、木曽駒ケ岳、遭難4件 2人救助、3人行動不能
- GPS
- 04:04
- 距離
- 4.1km
- 登り
- 491m
- 下り
- 492m
コースタイム
天候 | 晴天からの、、ホワイトアウト(半泣) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
乗越は雪がクラストして場所によってはピッケル刺さらず |
写真
感想
始発のバスとロープウェイで上がったら、いきなり男性が担架で運ばれてきました。
意識はあるようですが、顔が真っ赤になっていました。
アイゼンとピッケルを装備し、最初はルンルン歩行。
登り始めは、雲ひとつなかったのですが、どんどんと天候が急変しました。
中岳あたりから崩れ始め、急いで頂上まで。
そして、行動食のバーを食べて、すぐさま下山。予報ではもう少し後で崩れるはずだったに、予報よりも早く天候がくずれてきました。
私たちが下山中に中岳あたりにいた人たちは登頂を諦めて引き返したパーティもいました。
その判断、かっこいい!
はめていたサングラスは、バラクラバからもれた吐息でこおりつき、目の前が見えず、足元が不確かなため、ゆっくり歩行。
突風に煽られずっこけました。両足をアイスバーンで強打し、膝はがくがく。こけたところは平地のため、大事に至らず良かったです。
でもかなりの強打で膝がいたい、、、半泣き。
こういう時はスグに冷やすもんだけど、今の状態が冷凍庫よりも寒いところにいるので十分冷やされてます。ていうか寒い。
乗越から下山始めると、目の前にいた男性が、しゅ〜と6mくらい滑落、ピッケルをたてたのか、下にいた男性にかるくぶつかるような感じで止まりました。
雪がクラストして固まっているので、うまくピッケルが刺さらないところもあるので、刺さるとこにピッケルをさして、一歩一歩確実に進みました。
乗越から下山中に40mくらい滑落してた人がいて、近くの男性が救助要請、偶然居合わせた大分県の消防員さんが応急処置、近くの男性が大きなレジャーシートをもっていたので、滑落した男性を包み、救助隊が来るまで私たちはまっていました。
滑落した男性は、綿パンとトレッキングポールで手袋はスノボ用のようなもので濡れていたので、その場にいた、ゆかり姉さんがお尻に引くざぶとんを貸して、ゆうすけくんがNorth Faceのグローブを貸してあげました。
滑落した男性は左肩が痛くて動かせないようでした。
救助隊がきたので、私たちも下山しました。待っている間が寒かった〜。
救助隊と言っても最初に一人だけ様子を見に登ってこられ、その後応援を呼んだようす。
1:55のロープウェイにぎりぎり乗れなかったので、次の2:55のを待ちました。
昼ごはんを食べる間がなかったので、ロープウェイを待ってる間にたべました。
滑落者に貸した物品は受付に連絡先を告げると後日郵送してくれるそうです。
参考までに、、、、、
天候不良だったため事故多発だったようです。
〜信毎webより引用〜
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20160228/KT160227FTI090019000.php
「中ア駒ケ岳で遭難4件 2人救助、3人行動不能」
中央アルプス駒ケ岳付近で26、27日に4件の遭難が相次いだ。駒ケ根署によると、2人を救助したが、3人は行動不能で、28日早朝から県警山岳遭難救助隊員らが捜索する予定。少なくとも4人は、ロープウエーが通じる千畳敷から駒ケ岳に向かっていた。
同署によると、26日午後6時14分ごろ、横浜市の会社員男性(58)が天候悪化で道に迷ったと、千畳敷のホテルで待っていた妻を通じて同署に救助要請した。27日早朝から同署などが捜索、駒ケ岳北方で男性を救助した。顔や手足に軽度の凍傷を負い、低体温症の症状があるが、意識はしっかりしているという。
27日午後0時20分ごろには、京都府の会社員男性(30)が「八丁坂」付近で滑落したと、近くの登山者らが同署に救助を要請。男性は伊那市内の病院に運ばれ、左肩付近を打つ軽傷とみられる。
同1時19分ごろには、東京都日野市の男性(37)に同行していた同市の女性(26)が滑落。男性が助けに向かったが濃霧となり、救助を要請した。2人にけがはないという。同3時33分ごろにも、横浜市の公務員男性(23)が滑落。アイゼンとピッケルを紛失し、救助を求めた。擦り傷程度の軽傷とみられる。
一方、27日午後3時25分ごろ、北アルプス唐松岳の八方尾根下ノ樺付近(標高約2000メートル)で、松本市の男性(50)が迷って下山できなくなり、救助を要請。大町署によると、男性は日帰りの予定で八方尾根から1人で入山し、吹雪に遭った。冬山用の装備や食料があるため、県警山岳遭難救助隊などが28日朝に救助に向かう予定。
(2月28日)
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