南八ヶ岳縦走（硫黄岳〜横岳〜赤岳）

2016年03月05日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 21.2km
• 登り: 1,746m
• 下り: 1,731m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:47
• 休憩: 2:07
• 合計: 10:54

2:33 八ヶ岳山荘
3:10 3:10 やまのこ村
4:07 4:07 堰堤広場
4:51 5:37 赤岳鉱泉
6:44 7:01 赤岩の頭
7:19 7:19 硫黄岳
7:36 7:36 硫黄岳山荘
7:52 8:00 台座ノ頭
8:28 8:28 横岳（奥の院）
8:41 8:45 横岳（三叉峰）
9:00 9:00 鉾岳
9:25 9:25 二十三夜峰
9:35 9:35 地蔵の頭
9:39 9:57 赤岳天望荘
10:24 10:24 赤岳頂上山荘
10:27 10:41 赤岳
11:00 11:00 文三郎尾根分岐
11:21 11:41 行者小屋
12:43 12:43 美濃戸山荘
12:54 12:54 赤岳山荘
13:27 八ヶ岳山荘

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

八ヶ岳山荘　前泊

■行き（金）
11:19 立川駅
13:13 茅野駅 13:45
14:23 美濃戸口バス停

■帰り（土）
14:45 美濃戸口バス停
15:23 茅野駅 15:50
17:40 立川駅

コース状況／危険箇所等

・全般トレースしっかりありました。
・ガスにより、稜線上特に風の通り道はトレースが見えづらいところも。
・北沢、南沢ルート　チェーンアイゼン＋ストック使用。
・赤岳鉱泉〜稜線〜行者小屋　12本爪アイゼン＋ピッケル使用。

【美濃戸口〜北沢〜赤岳鉱泉】
・深夜移動のため、林道、北沢ルート　凍結箇所多め。

【赤岳鉱泉〜硫黄岳】
・赤岩の頭まで長めの急登。ルート明瞭。
・硫黄岳付近はガレ雪ミックス。風強い。

【硫黄岳〜横岳〜赤岳】
・台座ノ頭まで　ガレ雪ミックス。
・奥の院までは、カニの横ばい→鎖場→ハシゴ→リッジ経由で。
・三叉峰までは特に問題なし
・石尊峰〜鉾岳付近に出現するトラバース道は鎖が最初の方だけ
　出ていることが多かった。

【赤岳〜行者小屋】
・山頂直下は岩雪ミックス。鎖はほぼ出ており危険は感じませんでした。
・文三郎尾根トレース明瞭。

【行者小屋〜南沢〜美濃戸口】
・凍結箇所は北沢よりあったように思いますが、
午後の時間帯、気温上昇等でこの日は半溶け状態が多かったです。

その他周辺情報

・宿泊
八ヶ岳山荘 仮眠室　\2,000

・お風呂（非温泉）
八ヶ岳山荘　\500

写真

3/4 14:22

今日こそは雪山たっぷり満喫するぞ〜。
そうだ、八ッへ行こう！
テン泊の予定が寝坊(+。+)　平日の終バスでIN。

3/4 14:24

レコで知った仮眠室へ今日はお世話になります。
こんなに綺麗なところだったとは！
ありがたく使わせて頂きます。

3/4 17:06

夕食にキーマカレーをオーダー^^

3/5 2:33

たっぷり寝ました。
朝日を稜線で見たいので、深夜出発！

3/5 3:10

やまのこ村

3/5 3:17

美濃戸山荘でチェーンアイゼン装着。

3/5 4:28

漆黒の北沢ルートを進み、

3/5 4:51

赤岳鉱泉　案外早く着いた。
この後準備やルートミステイクでもたついて、50分後出発。

3/5 6:21

樹林帯の急登。トレース明瞭も地味に長く息が上がってきた。

3/5 6:31

赤岩の頭直下から、横岳と赤岳。
朝の予報で曇りになったことは知っていたが、
雲がなかなか分厚い。

3/5 6:38

横岳とその先の難所をじーっと見つめます。

3/5 6:43

硫黄岳山荘付近に、控えめな朝日が・・

3/5 6:45

赤岩の頭から硫黄岳。
風が出てきた。
ハードシェル、バラクラバ・・完全装備。

3/5 6:51

雲に覆われる、赤岳と阿弥陀。

3/5 7:13

硫黄岳付近は岩雪のミックス。
ガッチガチに凍っている。

3/5 7:16

岩場を超えて、

3/5 7:19

硫黄岳到着！　3年前の夏以来ぶり。
西からの風が強烈。

3/5 7:22

張り出した雪庇。
爆裂火口はガスの中。

3/5 7:32

横岳への稜線。
ガスが冬山感を醸し出す。いいね〜！

3/5 7:36

雪に埋もれた硫黄岳山荘。
この付近も風がなかなか強烈です。

3/5 7:42

台座ノ頭へ向かって。
ガレ雪ミックス。

3/5 8:21

カニの横ばいを通過後（写真なし）、鎖場へ。

3/5 8:24

鎖場から急な岩場を上ると、

3/5 8:25

ハシゴ登場。ここから

3/5 8:27

痩せたリッジに出ます。

3/5 8:28

奥の院到着！

3/5 8:36

この先は未知の稜線。
やや緊張しつつも、今日はここの通過を目標にやってきた。

3/5 8:41

そして、三叉峰到着。標識は特に見当たらず。

3/5 8:42

三叉峰から奥へ下ると、分岐。
奥へ伸びる線は杣添尾根。赤岳へのルートが見えづらいので、

3/5 8:45

三叉峰へ戻ってルート確認。
あのガスの向こうの稜線のようだ。

3/5 8:50

分岐の先の稜線からハシゴを下って、

3/5 8:56

いかつい岩場の先（石尊峰付近だった気がする）で
一瞬ルートがみづらくなるが、

3/5 8:59

岩場の下に鎖場を発見。

3/5 9:00

うわさのトラバース地帯。（確か西側）
鎖は途中で埋もれています。

3/5 9:04

振り返って、無事通過。

3/5 9:05

直後再びトラバース。（確かここも西側）
右が切れ落ちてるので、こっちの方が嫌だった。

3/5 9:09

下界にほんのちょっぴり晴れ間。

3/5 9:13

ここもトラバース（確か東側）
ガスでトレースが見づらかった。

3/5 9:17

岩は東側から巻いて

3/5 9:22

ハシゴを下り、

3/5 9:24

特徴的な岩峰。（二十三夜峰かな？）

3/5 9:31

シュカブラ

3/5 9:35

そして、地蔵の頭到着〜^^　難所クリア！
今日稜線上ではじめて人に出会いました。

3/5 9:39

展望荘も今は閉店中。雪に埋もれ・・

3/5 9:47

風を避けつつ、陽待ち休憩。
アクエリがシャーベット状になっていて美味かった。

3/5 10:01

ガス　ほぼ同ポジ。

3/5 10:01

その刹那、県界、真教寺尾根方面のガスが晴れた。
そのまま上へ〜！笑

3/5 10:05

岩が露出

3/5 10:10

ヒィ〜相変わらず急・・

3/5 10:24

やっとこさ、着きました！

3/5 10:27

ソロで初めての

3/5 10:28

冬の赤岳！！

3/5 10:38

ガッスガスだけど　感無量^^
記念に撮って頂きました！

3/5 10:41

帰りは文三郎尾根から、

3/5 11:01

鎖ばっちり。歩きやすいです。

3/5 11:05

ガスの向こうの中岳、阿弥陀。

3/5 11:07

行者小屋が見えてきた。

3/5 11:17

樹林帯の道に来るとすっかり緊張が溶け癒やされました。

3/5 11:41

行者小屋到着〜！
テン泊の方、下山される方で割りと賑わってました。

3/5 11:49

帰りは南沢ルートから、

3/5 12:02

凍結箇所注意。

3/5 12:28

樹林帯は土と雪半溶け。
チェーンアイゼン相性良かったです。

3/5 12:34

雪解けの沢。

3/5 12:43

美濃戸山荘から、

3/5 13:27

八ヶ岳山荘へ到着！
お風呂で汗を流し、バスを待ちます。

3/5 14:22

雪の八ッブルー　いつの日か・・つづく
お疲れ様でした！！

撮影機器：

PENTAX MX-1 ペンタックス

感想

shitroen

気がつけば、「あ、本格雪山行ってない！」という状況になっていた。
冬の南八ヶ岳は結構前から目標としていたので、
金曜に休暇を取って赤岳へ行くことにした。
当初はテン泊でのんびりと夜の星空や朝日を楽しむ予定だったが、
寝坊と準備不足もあり、日帰りで赤岳＋縦走に変更した。

横岳と赤岳の間はまだ歩いたことが無かったのと、難所だということもレコを通じて一応知っていたのですが、今年の暖冬によるコースのコンディションや、この日の予報により、今の自分の実力でも行けるチャンスかも、と感じ決行しました。

難所となるトラバースの通過は、雪面のコンディションも良好でアイゼンが効きやすかったこともありましたが、何よりガスのおかげで周囲が見えなかったこともあり、拍子抜けするほどあっさりと通過することができました。
爪をしっかりきかせてフラットフッティング、数回爪を引っ掛けることもありましたが、昨年の赤岳講習で習ったことを今一度思い出しながらの山旅でした。

何よりもソロでこのルートを歩き通せたこと、
理屈抜きにこの達成感はクセになりそう。
天気には恵まれなかったけど、気分は最高です！
冬の八ッブルーはいつの日かの楽しみに…続く

コメント

sion

ニア
shitroen さん
おはようございます。(^-^)/

どこかですれ違ってたかな。
レコはまだですが、
土曜に行者小屋泊で
この山域にお邪魔してます。

冬季縦走お疲れさまでした！

shitroen

Re: ニア
sionさん、こんばんは。初コメどうもです！
八ッにいらしてたんですね〜

南沢の真ん中あたりだったか、
お一方ソロの女性とすれ違いざまに
ごくごく自然に挨拶を交わした記憶がおぼろげながら・・
まさか、sionさんだったり？

お疲れ様でした！レコ楽しみにしてますね。