六甲山(魚屋道〜山頂〜五助山)
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 690m
- 下り
- 857m
コースタイム
9:12−魚屋道登山口ー9:19
10:01−トンネル跡ー10:06
11:09−山頂ー11:14
11:55−極楽茶屋跡ー12:18
12:29−五助尾根入口
13:17−転換点ー13:22
13:30−五助山ー13:35
13:44−左右分岐点
14:06−五助ダム上ー14:16
渦森橋バス停着 14:50
天候 | 晴れたり曇ったり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
感想
◆ 今週の天気予報は、水,木と雨で、火曜日の今日しかいい天気が無い。中4日で少々早いが、仕方が無い。
今日の予報は、気温 12〜20度。先週と比べ 10度も違う。これでは服装から考え直さないといけない。急に言われても想像が出来ない。寒いのは大変だが、暑いのは命の心配はないから良いのだが・・。
◆ 今日も相変わらず魚屋道を登る。風も無く暖かい。シャツの袖を捲くって歩く。手袋は軍手だ。
山頂から先は、先週迷ったので、今週は五助山する。
◆ 山頂は、相変わらず人は少ない。今日は昼食の場所は極楽茶屋跡と決めているので、直ぐに尾根伝いに向かう。
茶屋跡で一休みして、五助尾根にはガーデンテラスの手前、道の右上にある大きなアンテナの下あたりから入る。入り口の道標には「熟練者向き。危険・迷い易い」とある。
◆ 入り口は狭く、笹薮の中に深く抉れた狭い道がある。最初は急で滑るので用心して進む。今迄にこんな事はなかったが、道の両側の笹薮が刈り込まれている。これは有り難い。
間もなく、笹の中をすすむと大きな岩峰がある。岩の上を越えても良いが、私は何時も右下へ回りこみ抜ける。
◆ そして、直ぐ二つ目の岩峰がある。此処は左に回りこむとロープがある。それを伝って2mくらいの岩場を下りる。
ここで女性の二人連れに出合う。下りか上りか聞くと、上りだと言ふ。上りだと道を間違える心配は無いので、道を教えただけで別れる。
今迄に、此処で人に会うことも余り無いのに、女性に出合ってビックリした。女性の熟練者も増えてきたと言ふことか。
◆ この後は、兎に角急な坂が続く。上りよりも下りが難しい。木の枝や幹に捕まって三点確保で下る。
そして、最後の岩場に来る。此処は2mの登りになるが、木の根や幹がありそう難しくはない。
ここを過ぎると、尾根も少しは緩やかになり、その分道も幾らか広くなる。それに何よりも、笹を刈ってあるのが有り難い。この辺りは肩の上まで笹があった。
◆ この後はもう難しい処はないが、道を間違え易い処が二箇所ある。どちらも三叉路で、最初は、左上に上って行く道と、右下へ下って行く道に出くわす。此処は右に下って行く道が正しい道だ。
左へ行く道は、少し上って尾根の上に出て、その先にも笹の中に道があるが、その内に消えてしまう。
◆ 次は、私が「転換点」と書いてる処だ。登山地図にも「転換点注意」とあるが、その地点がこの尾根の入口と、五助山の丁度中間点になっている。
しかし、これは間違いで、実際の転換点は五助山まで300mの地点だ。だから地図にあるような真ん中辺りではなく、もっとうんと五助山に近い処だ。
私のコースタイム見ても、尾根の入り口から転換点まで48分掛かっているが、そこから五助山までは13分しか掛かっていない。
◆ この場所を地形図でよく見ると、尾根の上の道は尾根に従ってそのまま真っ直ぐ進み、間もなく消えてしまう。尾根は右に曲がり、五助谷に急激に落ち込んで行く。実際に下の霊園で発見された人もいる。
五助山への道は、小さな鞍部から左(東)に笹の中を下って行くと、道は直ぐ南向きになり、緩やかに五助山まで上って行く。ここで尾根が分岐しているのだ。
五助山は、笹薮の中に3等三角点がある。
◆ 五助山の下りは、今までの松を中心とした植生と様子が変わり、常緑の広葉樹林となる。山椿が多い。
そして、その道は今までと違って、安定した踏み固められた道ではなく、砂混じりのざらざらした、滑り止めの木の根等が全く無い、崩壊して滑りやすい道が、笹原の中にある左右の分岐点まで続く。
此処まで、山頂から私の足で14分だ。
◆ この道の分岐は、左へ行くと住吉川原の少し上流に出る。打越峠へ行く時は、こちらが近い。
しかし、渦森橋バス停や、くるくるバスの場合は、右に行かねばならない。しかし、道の両側の笹の刈り込みは、左方向だけしか刈ってなく、如何にも左に行くのが正しい様な感じになっている。初めての人は分らないと思う。*[PS] 参照。
◆ 正しい、五助ダムに出る道は右に行く道だ。こちらは笹薮の中の小さな踏み跡を進む。この道は昔、ナイフリッジに行っていた道だ。今は崩壊が酷く通れなくなって、その手前から左側の斜面を東に下って行き、小さな通常水の無い谷を、五助ダム上の広場に向かって下りて行く。
その谷への下り口と思われる処には、刈り取った笹が一杯積まれていて、確かに此処だと思ったが、通れなかった。仕方なく、も少し進んで、谷が見えたので、ブッシュの中を谷まで下った。
水があると厄介だが、雨の後くらいしか今では水が無いので、簡単に住吉川に出る。最後は2mくらいの滝になっているが、ロープもあり、難しくは無い。
◆ 後は、渦森橋バス停まで、林道を歩くだけだが、私はくるくるバスではなく、阪急に出るので、下のバス停まで300段の階段を下りなければならない。これがこのコースの最後の難所だ。
こちらから登ったこともあるが、初っ端から顎が出る。
1年振りの五助山だったが、この一年でグッと難度が上がったような気がした。
[PS]
四・五年前に、五助山からこの分岐点に下りてきた時には、右方向の道は木の柵が十文字にしてあり、通れないようになっていた。何も書いてなく、事情が解からないので左に行くしかなかった。しかし、行ってみると道は急だし、木の階段は腐っていて通りにくかった。
しかも、住吉川原は石が流されていて、渡渉できなかった。大平岩まで行って渡渉した。
私は腹が立って、翌日神戸市の森林管理局に電話した。すると市ではそんな事はしていない、と言ふ。あそこは地主さんがいて、市でも勝手な事は出来ないと言ふのだ。
その次に行った時には、その柵は取り払われていて、右の道へ進めた。そして、その頃より最後の滝に行く、小さな水無し谷へ下る、微かな踏み後が分る様になっていた。
そんな事があったので、今回の、「分岐から左の道だけの笹を刈っている」、「右方向の道は全く笹を刈っていない」、しかも、「小さな谷に下る道を、刈った笹を積んで通れなくする」といった事が、何らかの目的が有って、地主の意地悪ではないか?・・と思えて仕方が無い。
しかし何の為に、そんな事をするのかも分らない。
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