槍ヶ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 2,227m
- 下り
- 2,225m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
詳しいことは別の人が書いているので僕は適当に・・・・
前回の失敗から
荷物を減らし最初から小屋泊にする。
ロープも最小限装備も最小限。
(これが失敗)
重量は約20キロ。だいぶ軽いです。
で、時間がかかることを想定して朝に出発して
夕方には槍平、深夜1時出発、朝槍へという計画を立てました。
前回と違うのは、出発が昼過ぎか朝なのかということと、装備が軽い事。
なので、トレースがあって歩きやすいというのもあり、早々に槍平に到着。前回は夜中になったし。
穂先にあがってきた人がちょうど下山してきたので、色々話を聞いてみると
深夜3時に出たけど下りてきたのは16時半になった。
穂先よりも山荘前の岩場のほうが怖かった。(たぶん滑落ポイント。詳しくは別の人の記事を)
とのこと、ならばと出発を0時にして確実に早く下山できるようにしよう。
そして、穂先よりも岩場のほうが危ないのか。気よつけよう。だった。
計画通り、0時には出発。
雪面は凍り雪崩れる気配はない。気温も低いので全層雪崩の心配もない。
安心して飛騨沢から登り始める。
が、千乗分岐らへんから氷がしゅるしゅると落ちてくる。大きさはゴルフボールからドッチボールくらいの大きさ。そのうち何個かの小さな氷にあたり痛かったです。
氷が落ちてくる頻度は5秒に1個のペースで落ちてくる。ずっと氷がすれる音がしている。
たまらず中崎尾根方面の斜面に少しずれる。
氷の通り道さえそれれば心配ありませんでした。
そのまま、中崎尾根方面に進み千乗乗越にあがりました。飛騨沢に行こうと思ったら沢筋の落氷の通り道を横切らないといけない。リスクが高い。それに、こっちのほうが近そうだ。
順調にすすみやがて山荘前の岩場にさしかかる。
きいていた通り、結構えげつないトラバース
どうしようかと思ったが、前日の人のトレースが足場として残り、凍り付き
いい感じになっていたのでそれを使わせてもらう。
このトレースなかったらだいぶ苦戦したかも?
一部トレースが薄く、ピッケルで強引に行かなければいけないところがあったが(ここが滑落ポイントかな?)何とか通過、途中、雷鳥に出会うも写真は取れませんでした。
だって、右足左足はアイゼンで氷壁に突っ込み、右手ピッケルさして、左手も次の個所にピッケルを刺そうとしたときでしたから(ダブルアックスです)
ちょうどピッケルを刺そうとしたところに雷鳥がいてこんにちは
「すみませんけど、そこ邪魔なんですけどどいてもらえます?」
でも雷鳥はどく気配はない、仕方がないのでピッケルであっちいけっとツンツンとすると、ぎょえーーーーって叫んで飛んで行った。まるで俺が襲ったみたいじゃないか。っていうか雷鳥飛ぶんだ・・・・
と、そこを突破するとあとは安全に山荘まで、ご来光間に合いました。ご来光を避難小屋で見て、休憩していざ穂先に。
穂先は超危険、ピッケルとアイゼンで登れるというあては外れ、聞いていた話と違う!雪壁ではなく氷壁でした。刺さりにくいアイゼンもピッケルも。
でも、時間はたっぷりあったのでとりあえず慎重に時間をかけてチャレンジすることにしました。
まあ、登りは大丈夫でした。
問題は下りです。
危険そうなところではロープを使い、足場を作り、慎重に下りて行きました。
数メートル下りるのに30分かかった個所もありました。
これも安全に下りるためのルート工作、仕方がない。
フル装備でいけば、完全な懸垂下降ができたのでもっと早くにするすると下りれたけど、持っている装備は最小限、工夫で乗り切るのに時間がかかった。
下りてきたのは10時半、山頂でゆっくりしたとはいえ時間がかかりすぎ。
でも、まだ槍平まで安心はできない。
すると、この時ヘリコプターの音が。山荘の向こう側なので見えない。何かあったのかな?
やまでヘリコプターが飛んでいるときはたいてい何かあったとき。
でも、見えないので何があったのか分からない。(詳しくは別の人の記事を)
それよりも、自分のほうが心配だ。早く下りないと雪崩れリスクが高まる。
下りるのは飛騨沢と決めていたので急いで下りる。
まあ、この日は雪面は引き締まり雪崩れる心配はなかったんですけどね。
リスクは減らしたかったので早めの下山。
あとはばーっと下山して最後林道途中でヘッドライト下山になったけど何とか下りてきました。
来年は日帰りができるようになりたいな。
私も2年前のGWに槍に登りましたが、吹雪いた後なので色々凍ってて本当に怖かったです。(予想外)アイスクライミングしたことがなく、頂上から降りてきたおじさんに「ピッケルを思いっきり打ち込んで行くといいよ!」とアドバイスをいただきました。その時にはピッケル1本だったので頂上の美しさより、無事に降りれるかどうかを考えていました。
とにかく無事で良かったです ^^
ホント怖いですよね。一時はどうしようかと思いました。
すごいですね、ピッケル1本だったら行ってたかな俺は・・・・。
せっかくアイスクライミング用のピッケル持っていたし、ロープも50m30mと持っていたし、アイススクリョウやハーケン下降器などちゃんと持っていたのに、何一つ持ってきていなかったです。(反省)なめすぎ。これからは使う必要が無くても持って行くようにします。
穂先からの下山をしばらく槍ヶ岳山荘から見ていましたが、時間がかかってもご無事に下山されて何よりです。
今年の残雪期は短そうですがお互い安全登山で山を楽しみましょう!!
本当はもっと思いっきりよく、下りれたのかもしれないけど。
安全を取りました。
足場なんか作らず、アイゼンを氷にしっかり食い込ませて
すっすと下りればよかったんだけど、そうするとなんだか落ちそうな気がしたので
ここは不細工でも、確実な安全策で行きました。
とりあえず、冬の穂先はもうお腹一杯なので
来年は乗越まで登ってスキーで滑りたいですね。
雪崩の巣と言われるくらい危険なところですよね?
穂先もですけど、ご無事でなによりでした!お疲れ様でした!
昨春に常念岳に行ったイメージでしょうか?ジブリの跡や落石が多くありました。
僕はまだ槍にも行ったことがなく、今年は新穂から槍に挑戦しようと思います。レベルが違いすぎてすみません。
そうですね、新雪が降ったばかりとかならば、僕も中崎尾根から行きました。
ただ、自分自身の中では飛騨沢からのカールがどうしても見たくて、登山条件をよりシビアに設定して登るようにしています。
季節も多少暖かくなり、雪も降ったり晴れたりを繰り返していて雪崩のストレスは多少緩和しているんじゃないかと思って狙って行きました。
実際予想はあたり、雪崩のリスクは先月に比べだいぶ少なかったように思えます。
予想外だったのは、雨が降って穂先が凍り付いていたこと。それさえなければ問題はなかったかと思います。あとは滑落などの自己の技術体力次第です。
この日の飛騨沢は、雪崩のストレスチェックができないくらい固まっていました。(スコップが刺さらない)
ただ、飛騨沢を下山中12時前後には太陽の日差しでだいぶ柔らかくなり、雪崩れやすい雪質に変化していました。(まだ持ちそうだったの気にせず下りましたが)
もし、通るなら早い時間早い下山が適切だと思います。午後からは通るのはやめておいた方がいいと思います。
こちらでははじめまして!
僕の情報と違って申し訳ないです。僕が穂先についたのが遅かったので、時間でかなり変わったのですね。
お互い無事で何よりでした。
雷鳥のくだり、笑わせていただきました!
白い雷鳥はお目にかかったことがないので羨ましいです。
いえいえ、聞いていた話はあの時でも言っていたとおり、事前の調べでもそう聞いてたので(>_<)
雷鳥、実は僕も冬は初めてでした。真っ白でした。
ただ、まだ夜だったのでヘッドライト越しだったけど(T_T)
それよりも飛ぶことにびっくりしましたよ。
場所はちょうど危険だっとこですよ、多分あそこで滑落したんだと思う
ピッケル2本でも一番危険だったところですから(>_<)
余裕があれば写真出して映しているんだけど
そんな余裕がないところだったので・・・
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