記録ID: 835534
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アルパインクライミング
谷川・武尊
谷川岳東尾根
2016年03月13日(日) [日帰り]
その他2人
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 7:45
4:00
60分
ロープウェイP
5:00
5:05
125分
一ノ倉沢出合
7:10
7:15
116分
シンセンのコル
9:11
9:16
24分
第2岩峰
9:40
9:40
20分
第1岩峰
10:00
10:03
102分
山頂(トマ)
11:45
天神平RW乗場
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ロープウェイ片道(下山時使用)¥1230 下山後温泉:水上温泉郷ほか多数 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※以下全て2016/3/13山行時の情報。 昨年の他の方の記録を拝見する限りでは、昨年の同時期より今年は雪が少ない。 積雪が少なかったため、一枚岩にうっすら雪とか、モナカ雪をトラバースなど、足場の不安定な箇所が多数あります。ルート内容は入門でしたが、雪の少ない時期は異なる雪質に結構苦戦します。 ■RW駐車場〜一ノ倉沢出合まで:つぼ足。ヘッデン歩行でも早朝のため雪が締まっていて歩きやすかった。沢川(谷側)の雪道のトラバース時に、転落しないよう注意。 ■一ノ倉沢出合ーシンセンのコル:ここで5時。まだヘッデンのまま。ピッケル、アイゼン、ハーネス等装着。デブリの跡あり。歩きはじめ緩やか、あっという間に急斜面(尋常じゃない程に下山できない角度。) ■シンセンのコルー第二岩峰:コルからいきなり雪のついてない岩へ移行。雪岩ミックス帯のクライミング。最初の取り付きは、背の低い自分には辛いハイステップ。立ち木を掴み、胸の位置あたりにある岩にアイゼンの前爪のみで上がったあとは、ゆるふわ雪よりも安定の草つきにピックを差しながら通過。この部分のクライミング距離は短い。 ■第二岩峰ー第一岩峰:東尾根名物ナイフリッジのトラバース(一部下りあり)、長めの雪壁、急斜面のトラバース、時に快適な雪稜歩きあり。休憩箇所もないためシンセンのコルで十分に休むか、ゆっくりペースでいけるところは(止まると危険なトコばかりなのであまりないと思うが)歩きながら休憩するほうがよい。 この区間が一番距離が長いが、この頃には体も連続する緊張に慣れているので、山頂へと続く雪壁ロードに向うにはリラックスできている(はず)。 そして晴れていれば絶景の谷川ブルーは確約(なはず)この日は超絶ガスでした。 ■第一岩峰ー山頂(オキの耳):普通の速度で30−40分程度の距離。第一岩峰は右に巻いて通過するが、このトラバースも雪がふわふわで崩れやすく、個人的には本ルートダントツでスリルある核心に感じた(道そのものは核心ではないが、不安定な雪がコンテ状態では、1人の落下が皆落下に引きづり込む為、目茶目茶ホラーです) キの耳直下は雪壁をピックで刺しつつ登攀する箇所あり。体力よりも集中力のような気がしながら登っていました。(どっちも必要だけど) ■山頂ーロープウェイ駅:割愛。ただし天候悪化時には、肩の小屋付近と熊穴沢付近に左折なのにまっすぐいってしまうなどの迷いポイントが2箇所あるので注意したい。 この日はAMはガスでほぼ無風、PM近くになると一瞬晴れました。(ほんと一瞬) |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
クライミングシューズ
ハーネス
ヘルメット
確保機
クイックドロー
スリング
|
---|
感想
積雪少ない今年は全国的に雪山シーズン入りが遅かったが、精神的にも体力的にもコース的にも充実した内容の山行となった。東尾根名物のナイフリッジのトラバースは晴れていたら恐怖感半端なかっただろうから、ガスさまさまだったかも。。
雪壁、ナイフリッジ、ロッククライミング箇所、柔雪トラバース、シュルンドの通過など幅広い技術が問われる行程ではあるが、なんといっても自分にとっては、異なる雪の質により通過技術の難易度が増した事が核心でした。特にモナカ雪状態の第一岩峰を右にトラバースする場面と、第二岩峰付近のうっすら雪の張った一枚岩の通過。
雪質はモナカ雪はもちろん、歩くとサラサラ落ちるアリ地獄雪、柔雪、硬い雪、デブリなどコースそのものよりも、雪の少ない時期ならではの難しさが勉強になった1日であった。
雪壁は普段通ってるボルジムの110度の壁に慣れてるお陰か、斜度にも動じず普通に登れたのでジムの壁に感謝である。
この日のヒヤリハットは、掴んだ岩が解雪の進んで脆さを増したのか、ぽろっとはがれるという谷川の岩場の岩は脆いを垣間見た瞬間があったので、岩より草つきを信じることにする。
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ようやくレコが上がってきましたね
東尾根完登あっぱれです!!
第一岩峰の巻きは、直登の方が容易かったかもしれません。
ジム通いしているdakerekoちゃんなら楽勝だったと思いますよ
若い人の頑張りはとても励みになります。
私も来年こそは・・・
Nukaboshi さん( ´ ▽ ` )ノ
コメントありがとうございます。
多分この日晴れずにガスってくれたのは厳しくも優しい谷川の山の神様が、わざと用意してくれたんだと思います、高所恐怖症な自分の為に。
あのナイフリッジで谷川ブルーだと、膝ガクガクだったでしょうから>_<
特に雪山ではライト&ファーストがいかに重要か、そして日々のクライミングを継続するのが自分に自信を与えてくれるかを、体系的に学べた濃い1日でした。
Nukaboshi さんは来シーズンとは言わずとも、初夏?春?に登りそうな予感(^o^)/
谷川ブルーな中でのナイフリッジは、まだまだクライミングに慣れてから、もう少し先延ばしにしたいです(o^^o)
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