大箆柄岳《日本三百名山》
鹿児島県
山キチどん
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,682m
- 下り
- 1,682m
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| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2005年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
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感想
峰越林道登山口の車中泊から4:30目を覚ますと雨は止んでいた。本州ではこれから雨というのに南九州はもう回復傾向で日本列島の長さを感じさせられた。朝食を作り用意を整えて明るくなり出した5:53雨具を着て歩行開始。ここも地形図とルートがかなり違っており登山口は反対方向の筈だが、道標に導かれるまま峰越林道を400m程進むと登山口の標識があった。この山域全体を示す大きな地図とコースタイムが記された看板があり、実際のルートを手持ちの地図に書き込んだ。登山道に踏み込むといきなり急登でそれがずっと続きかなり厳しい。標高差700m登った、1,050m地点で左から西尾根の登山コースと合流し漸く傾斜が緩くなった。この辺りから笹が煩くなり、未明までの雨をたっぷり含み雨具が役立ってしまった。笹薮を脱して稜線に出て右に折れると大箟柄岳(おおのがらだけ1,236m)山頂だ。高隈山の主峰で3等三角点「大箟柄」が置かれ展望は良さそう・・・。標高700m位からガスの中に突入し残念ながら何も見えなかった。風も強く長い時間滞在することはできない。
鹿屋市・垂水市境界尾根に沿って南に進むと登山道に椿の花が沢山落ちていた。見上げれば辛うじて枝にしがみついている花も数輪あり椿の樹林がずっと続き楽しめた。20分程行くと左手に「←小箟柄岳往復30分」の指導標があり分岐して踏み込むといきなりロープも下がる急登で、足元は滑り笹薮に遮られてかなりの悪路で歩き辛い。小箟柄岳(1,149m)山頂はほんの少しの広さで一部展望は得られそうだ。稜線に戻り100m程下るとスマン峠（1,023m’）に到った。本城川に下る寿八コースを左に分岐しさらに稜線を直進すると妻岳の東を巻き南東端で妻岳分岐点に達した。妻岳(1,145m)にアルバイトして尾根を登ると結構急峻でつるつる滑る。登路を固定ロープに助けられながら這い登り山頂に達した。
更に西の尾根には二子岳、平岳、横岳、白山と続くが最後まで行く時間的余裕はなく、二子岳までピストンすることにした。西側への下りも厳しく市境界が尾根から南の谷に下っていく鞍部から少し登り返すと二子岳(1,107m)山頂、樹林帯で展望はなかった。直ぐ先に二子岳西峰があるが今日は此処迄として、同じルートを妻岳分岐に戻り、南東方向に稜線を進んだ。180mほど登り詰めると開けたピークに達した。御岳(おんたけ1,182m)山頂で、1等三角点「高隈山」があり360°の展望が得られそうだ。御岳南東の肩で南尾根のTV塔登山口方面と南東方向の上祓川登山口を方面が分岐した。地形図の東北東尾根に描かれていたルートは全く分岐点すら分らず明瞭な上祓川方面への道を下った。岩場の急坂を慎重に下り40分程で峰越林道に達すると、“御岳5合目登山口”と記された指導標があった。林道を北方向へ登りが30分程続き140m標高を上げ、林道最高点(815m)に到った。当初の計画ではここの尾根の張り出しに下りてくるはずだったが“登山口”らしきものはまったく見当たらず廃道になって久しいのではないだろうか。
上祓川に下る林道を右手に分岐し下りに転じると大きく切れ込んだ妻岳を源頭とする大箟柄川の源流となる谷をトラバースする。この山域の斜面は全体的に急峻で沢は殆ど滝として一気に流れ落ちている。この谷を越えた尾根の先端に稜線のスマン峠で分岐した寿八コースの登山口を左に見た。大箟柄川は増々急流で落差300m位を幾多の滝の連続で流れ落ちている。10��2時間の林道歩きで重田登山口の駐車点に戻った。
4日間の山行を終え、出合った登山者は石堂山の佐賀県のご一行様のみと寂しい山行だった。宮崎空港までの100�劼瞭暫罅∪聴羈找浩瑤卜�ち寄りサッパリして宮崎空港へと向かった。
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