守門岳 (大岳)
- GPS
- 06:20
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,171m
- 下り
- 1,172m
コースタイム
天候 | 快晴 樹林帯は風なく暑いが、樹林帯から出ると弱風強風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・小出ICからの下道に積雪凍結なし。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
例年に比べれば雪は少ないと思うが、大岳まで雪は十分ありスキーでの往復に不自由しない。早朝は雪が硬くしまっていたが、標高が低いので比較的早い時間に緩んでいた。登山者は多く、スキーと登山の割合は半々くらいか。例年ならもっとスキーが多いと思うが、今年は小雪のためスキーヤーが少ないのかもしれない。 |
写真
感想
駐車スペースが心許ないため訪問を躊躇っていた守門岳(大岳)だが、今年はどこも雪が少なく4月の上旬で快適な山行ができそうなところが他に思い付かず、5年ぶりに再訪してきた。
5時30分頃に除雪の最終地点に到着。まだスペースには余裕があり路駐する必要はなく他車の邪魔にならない路肩に停められた。クルマの温度計は2℃を示していて外に出るとヒンヤリするが、それでも準備に支障が出るほどではなかった。クルマから1分歩いて雪の上に降り立ちそこでスキーを履いてシール歩行開始。最初は林道と思われるところを歩くが思いの外雪が硬い。しかし氷では全くないので歩く分には問題ない。先週の至仏山での足の痙攣連発が脳裏から離れず、ペースを上げすぎないように歩く。そのため後続のスキーヤーやハイカーにバンバン抜かれるが、今日は無事に行って帰ってこれれば良しとする。途中、前回来たときは法面を上がれた所があったと思ったが、そこには雪は全く付いていなくて、林道を大回りすることに。多少のイレギュラーがあっても対応できるよう早めに出てきている。大回りは本当に大回りで嫌になるくらいだったし、この間標高はほとんど上がらない。でも他に道もないので諦めて歩く。出発から50分ほど経過してようやく登りらしい登りに入る。沢沿いの道を詰めるが、この辺りの雰囲気は何となく覚えていた。杉の木が多く、花粉が雪を黄色に染めていた。天気は快晴で樹林帯の中は全く風が吹かず暑いのひとこと。出発時、どうせ暑くなるからと思いアウターはザックの中に入れたがこれは大正解だった。樹林帯が疎になると尾根上にあがる。ここまではほとんど直登できたが、この後は微妙に斜度がきついので斜登高で標高を稼ぐ。徐々に大岳方向が見えてきてテンションが上がる。ぶなの疎林が心地よい。樹林帯を抜けると右手から風が体に当たるようになるが、暑くなった体を冷ますのにちょうど良い程度、相変わらずジャケットとオーバーグローブはザックの中。スキーのクライミングサポートを最大にして登るが、ディアミールのように、もう一段階高いのがあったら良かったのにと思う。無木立の斜面が続き、距離感が掴めないが着実に進み出発から約3.5時間で大岳に到着。このあたりまでくれば雪は多いように思えるが、雪庇の張り出しが少ない所から察するに、やはり豪雪地帯の守門であっても今年は雪が少ないのだろう。大岳山頂付近は風が強く冷たいのでジャケットを着てアウターグローブを身に付けて大休止をする。今回は行けたら守門岳までいくつもりだったが、風が強いしかなりこの先アップダウンが多そうなので今回はパスして大岳付近で足の回復を待つことにする。今日はここまで足の張りは感じるものの、痙攣はなく登ってこられた。たかだか3時間ほどの登りでいちいち足を攣っていたら山なんて登ってられないが、先週の至仏山での痛さと唐突さはトラウマレベルだったし、実際今週はとにかく足に負担をかけない歩きをしてきたつもり。大岳にて30分以上休みつつ滑る準備をする。風が強くて剥がしたシールが飛ばされそうになる。ヘルメットとゴーグルを身に付けて滑り始める。山頂から左手の大斜面を下るが、雪質はザラメで快適、斜度も適切でとても良い感じ。ただ日当たりの良い斜面はグズグズの雪になっていて板が滑らず前に突っ込みそうになる。天気も斜面も良いのであまり後先考えずに滑っていったら結構やばいところまで降りてしまい、何とかなるだろうとたかをくくるものの沢が出てきて万事休す。スキーを背負って斜面を登るはめに。登れる程度の斜面と雪質で良かった。小屋付近で何とか合流してその後は尾根から田んぼに降りる。朝のうちはまだ日差しも弱く暑さはほどほどだったが、正午近くなると照り返しが強く暑くてたまらない。汗が滴る。最後は朝歩いて来た林道を再度歩いて行動終了となるが、林道は傾斜が緩すぎて帰りのスキーでも全然進まずに難儀した。朝は路駐もなかったが、昼の時点では延々路駐が見られた。例年の4月上旬であれば、もっと雪が多くて違った雰囲気の山行だったに違いないが、今回は5月の連休頃のような雰囲気だった。
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