ダイダラザウルス!? 三峰山から栗ノ木岳のカタクリ偵察
- GPS
- 08:25
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,751m
- 下り
- 1,740m
コースタイム
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 9:05
天候 | 晴れ ☼ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道166号を左折して、月出集落を抜けると飯高北奥林道になりますが 入口?に獣害防止ゲートがあります。 ゲートを閉めてから、どんどん上がって行くと月出登山口の駐車場に着き ゆりわれ登山口は、ここから少し先にあります。 ゆりわれ登山口は近くの空き地と路肩に停めることになります。 両登山口とも、登山ポストは登山口脇にあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ゆりわれ登山口⇒八丁平・三峰山 良く整備された登山道です。 登山口から30分ほどで気持ちのいい自然林に出て、南の展望が良くなり 迷岳が眺められ、西の方には高見山の尖峰が時々見えます。 ただ、南斜面のため陽射しが当たるので暑いです。 三峰山⇒黒岩山 三峰山からしばらくは広い尾根を下って行きますが、だんだん狭くなって きていくつかのアップダウンを繰り返すと平倉峰です。 平倉峰は北側に展望が広がっています。 平倉峰からは、踏み跡が薄いところもありますが尾根は細いので尾根芯を 外さなければ迷うことは無いです。 涸谷山の先に 黒岩⇔三峰(この字下に涸谷歩道と書いてある)標識があり、 三峰山から来たときはここを直進しそうになりますが、ここは右折です。 この標識の所から右方向を見るとテープが何ヶ所かあります。 黒岩山⇒修験業山 黒岩山から急下降で130mほど下り、鞍部からは逆にかなりな急登で40m ほど上がるとしばらくの間水平道となり歩きやすいです。 このあと、下って登ってを繰り返したら、鞍部の先に修験業山への急登が 眼の前に立ちはだかり、往路ではこの登りが一番キツイと思います。 ただ、この登りでカタクリが現れるので、花が咲いていれば癒されながら 登ることができるでしょう。 この急登を登り切ったところから緩やかになり、しばらくすると少し急に なってまた緩やかに登って行くと修験業山です。 修験業山⇒栗ノ木岳 しばらくはゆる〜く下って行きますが、高宮の先からロープのある急下降 となり、これを下りて少し行くと栗ノ木分岐です。 この先のピークを登り降りしたあたりからカタクリが現れ始め、栗ノ木岳 直下のシャクナゲのトンネルまでカタクリの花園が続きます。 栗ノ木岳を少し先に進むと、遥か遠くにどっしりとした姿で聳える局ヶ岳 まで続く稜線が一望できる展望場所があります。 ここからの眺めは最高ですが、非常に狭い岩場なので注意が必要です。 |
写真
装備
個人装備 |
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
常備薬
ツェルト
熊鈴
|
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感想
このところ、いろんな方々のレコが雪景色から花模様に変わってきていて、
特に、ミツマタとカタクリ、そして桜のレコが多いので、「ほんじゃ、この
三つの花をいっぺんに見にいこ!?」ということで、ゆりわれ登山口から
三峰山に上がり栗ノ木岳までの高見山地東部分の縦走を目指しました。
この高見山地東半分の三峰山から局ヶ岳の間は、数えきれないほどの急登・
急下降のアップダウンが連続し、ここを歩くたびいつも「まるでジェット
コースターみたいや!?」なんて思ったりしてます。
当然、稜線上の登山コースなので、いまのジェットコースターのように
『くるりん!』したりしないのですが、距離が長いのと とても急なアップ
ダウンが「これでもか!これでもか!」というくらい連続するので、
「あっ! これってダイダラザウルスや!?」と密かに思ってました。
“ ダイダラザウルス… ”
私が小学生の時に開催された“大阪万博”のエキスポランドにあったジェット
コースターで、5つの種類のコースターがあった。
でも、小学生は3番か4番までしか乗ることができず、一番スリルのある?
5番に乗ることができず残念に思った記憶がある。
このダイダラザウルスは、万博閉幕後でもエキスポランドで長らく動いて
いて、大人になってから乗ったことがありますが、それが当時の5番だった
のかどうかわからないし、もう世の中は『くるりんクルクル〜!』が普通に
なってたため、子供の時に感じた ワクワク・ドキドキ感がなく、当時の
最先端も「時代遅れやなぁ!」と、少し淋しく思ったくらいにしか記憶に
残ってません。
で、本題に戻って、
今回このコースを選んだのは、登山口までの道中に大宇陀の “又兵衛桜” と
東吉野の “宝蔵寺のしだれ桜” があることと、三峰山の麓の 月出の里が
一年のうちのこの一瞬の時季、桜や桃 等々の桜色・桃色・黄色・紫色・朱色…
色とりどりのいろんな花々に彩られる、まさに “ 桃源郷 ” のようになるこの
雰囲気を味わいたかったからです。
ちなみに、当然 “桃源郷” には行ったことはありません。
行きしなに寄った又兵衛桜はもう終わりに近く、登山口のミツマタもいま
ひとつな感じで、メインのカタクリの方は、登る前から「まだ早いやろう
なぁ!?」とは思っていましたが、やっぱりまだ早く葉っぱばっかりで、
やっと1輪見つけたときはなんか 愛しい人が突然眼の前に現れたときの
ような “ドキッ♡!” とするような感覚でした。
(って、もうそんな年じゃないけど… (^_^;) )
そして月出の里は、ちょうど “ いま真っ盛り!” の桃源郷状態で、期待を
裏切ることの無いとても素晴らしい山里の雰囲気を醸し出していました。
毎年この時期になると、この月出の里の “一瞬の盛り” をブラブラ眺め歩く
だけでも、充分に価値があると思い「ゆっくりまわってみたい!」なんて
ことを考えたりするのですが、でもやっぱり山に登ってしまい、下りてきて
あんまり時間が無い状況で「サッ!と」見渡すだけになっていつも残念に
思ってます。
けど、来年のこの時期もやはり同じことをしてるんでしょうね…。
ところで、栗ノ木岳のカタクリは、来週の土日になればそこそこ咲いてる
のかな!?
次は、“ダイダラザウルス第2段” で、局ヶ岳から栗ノ木岳を目指します!
いつになることやら…。
コメント
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こんにちは、sukanpo さん。
ニアミス残念でした〜。
でもやっぱりこのコース、アップダウンキツイですよね。
私だったら、黒岩山の登りを見て、帰って来ていますよ。
三峰山〜高見山の方が、最後に登りは有るものの、
アップダウンはまだましです。
うんうんジェットコースターって言うのは、当たりですね〜。
でも栗ノ木山方面にカタクリって有るのですね。
全然知りませんでした、一輪でも見つけられて良かったですね。
月出の桜も綺麗だったし、満足されたのでは?
ご苦労様でした。
mildpapaさん、こんばんは。
ニアミス、ほんとに残念でしたです
もしお会いしてたら栗ノ木岳へ行かず、mildpapaさんにひっついて
高見山まで行ってたかも!?
この三峰山から局ヶ岳の稜線は、限りないアップダウンそれぞれが急の付く
ものばかりなので、歩きがいがありますね
でも2年前にチャレンジした、三峰山⇔局ヶ岳の日帰りピストンは途中断念
したままで、再チャレンジする自信と体力がもうありませんわ
栗ノ木岳には、3年連続でカタクリを見に行ってます。
一面の花園! というようにはなりませんが、登山道の踏み跡の上にも案外
咲いてて、歩くのに困ったりするような嬉しい困惑もありますが、なにより
人が少ないのが一番いいです
局ヶ岳も、栗ノ木岳より少ないと思うのですが、ちょこちょこカタクリが
咲いているので、次回の栗ノ木岳は局ヶ岳からピストンする予定です。
すごいですね!
この季節でついつい先へ先へと進まれたのでしょうか?
それともカタクリの開花を求めて黙々と・・・?
こんな体力が欲しいなぁ
念願のカタクリ、sukanpoさんに見つけてもらいたくて
待っていたかもね
あこがれの尾根、山行お疲れさまでした
s_fujiwaraさん、こんばんは。
昨年は、2回カタクリを見に行きましたが、1回目の局ヶ岳は少し早かった
みたいで、2回目の局ヶ岳⇔栗ノ木岳は少し遅かったので、今年は暖かいこと
もありひょっとしたら?と思って見に行きましたが、やっぱりちょっと
早かったです
いろんな山でカタクリの花を見ることができるようですが、栗ノ木岳は
人が少ないのでじっくり眺めることができるのでお気に入りです!
もう一つのピストンの局ヶ岳⇔栗ノ木岳は、三峰山⇔栗ノ木岳よりコースが
面白いので、こっちもシンドイですが目的地の栗ノ木岳に可憐なカタクリの
花が待ってる!と思うと、シンドイのもなんとか我慢できます
でも、年々体力が落ちてきているのが感じられ、ちょっと悲しいですが、
できるものなら三峰山⇔局ヶ岳の日帰りピストン、達成したいです〜
sukanpoさん、こんばんは!
良い尾根ですね〜!最近セマ尾根や藪尾根が多かったから、特にそんな気が。
カタクリも見つかって良かったですね、しゃがみながら、嬉しそうにカタクリの周りをクルクルまわるsukanpoさんの姿が見て取れますね!
akirasさん、こんばんは。
このコースも局ヶ岳⇔栗ノ木岳のコースも、akirasさんが大好きなヤブ漕ぎは
ほとんどありませんが、辟易するくらい繰り返す急登急下降のアップダウンに
岩場のヤセ尾根やロープ場があるので、案外akirasさん向きかも!?
特に、局ヶ岳⇔栗ノ木岳のコースのコースでは、ルーファイするような
ところもありもっと面白いですよ〜!
ほんとに辟易するくらいアップダウンがありますから!
ただ、局ヶ岳コースの難点は、アクセスが遠いことでしょうか…。
一度行ってみてはどうですか!?
でも、山行時間もアクセスも長いので、目的が花を眺めることであれば、
あんまりゆっくりできないのが悩みです。
今回1輪だけだったのは残念でしたが、もし満開なんてことであったなら
時間を忘れてあっちこっちウロウロしすぎ、気が付いたら帰れんように
なっていたかも!?
なので、形はあまり良くなかったですが、1輪の花をじっくり眺めることが
できて逆に良かったかも!?と思ってます。
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