【金時山〜明神ヶ岳】バスタ新宿から高速バスで乙女峠
- GPS
- 07:30
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 990m
- 下り
- 1,314m
コースタイム
天候 | 晴れ〜薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
◆小田急箱根高速バス(AM6:35発)@\1,840 http://www.odakyu-hakonehighway.co.jp/route/index.html#sec01 ○復路:宮城野支所前〜箱根湯本 ◆宮城野支所前バス停→湯本駅 @\540 http://www.hakone-tozanbus.co.jp/pdf/11505-002001.pdf ◆箱根湯本(小田急ロマンスカー)→新宿 @\1.190 + \890(特急券) http://http://www.odakyu.jp/romancecar/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
○人気のコースで道標も整備されています。 ○金時山山頂付近は岩場の急斜面あり。 ○金時山から明神ヶ岳のコースはアップダウンが続き地味にハード、 数時前の雨のせいか、北斜面の登りにぬかっている箇所が多く、 足場が悪く疲れます、コースタイム+30分ほど多めに掛ります。 ○鞍部から宮城野のコースはやや荒れている、特に別荘地わきの道は 滑り易く要注意。 |
その他周辺情報 | ○日帰り立ち寄り湯は多数あり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | ○土曜日の午後の箱根湯本までは、渋滞時間に要注意、バスも混雑。 |
感想
今年二回目の久々の山行。
今回は大学の先輩で、現在、妙なご縁で私の職場でお手伝いをしてくださり、箱根の別荘暮らしで箱根の山々をご自分の庭のように山歩されている方からの情報提供による金時山周辺の山歩きを楽しんできました。
往路は、最近新宿駅の南口にオープンしたてのバスターミナル「バスタ新宿」から「乙女峠」バス停まで小田急箱根高速バスを利用する。
バスタ新宿は、JR新宿駅のホームの一番東京駅よりのエスカレータで
改札口を出ると、そこが既にバスターミナルの建物の中という、とても
便利な仕組みになっている。
高速バスの発着の4階にあがると、乗車券の券売機や案内表示がとても判り易く配置されている。
券売機は現金だけではなく、クレジットカードも利用可能。
案内表示で、6時35分発の「箱根桃源台」行の空席と、乗り場番号の確認、券売機で座席を指定してチケットを購入。
「B4」乗り場から乗車、とてもスムーズ。
途中、東名高速で事故渋滞があり、
到着予定時刻より20分ほどの遅延はあったが「乙女峠」まで、とても快適。
家を出発してから3時間ほどで着くのでマイカーで行くより、
安くて楽ちん、これはありです。
「乙女峠」では、自分ともう一人、男性が降車。
車内にはハイカーの出で立ちの方も多かったが、
他の方々は、金時山登山口へ直行だったのでしょうか。
乙女峠バス停からは富士山が綺麗に見えています。
バス停前の「ふじみ茶屋」も営業中。
登山口は、バスの進行方向に歩いて100mほどの処。
登山道は、良く整備され、道標もしっかり整っている。
登山口から、ゆっくり登っても30分ほどで乙女峠に到着。
そこには廃墟の茶屋跡があり、富士山が良く見えるようにと
見晴らし台があった。
休憩ベンチは、そこから左に少し上がったところにある。
この辺りから、乙女口からのハイカーなどで賑わい始める。
そこから15分ほどで、ちょとしたピーク、長尾山に到着。
山頂は広場になっているが眺望は無く、通過。
長尾山を下り始めると、直ぐに金時山が見えてくる。
山頂付近の茶屋と人影も確認できる。
改めて、金時山がとんがり山であることを確認。
山頂手前に距離は短いが、急斜面の岩場の登りがある。
山頂手前から、ヤマレコでも見慣れている
「天下の秀峰金時山」の看板塔が目に飛び込んでくる。
山頂周辺は、大勢のハイカーで賑わっている。
あちこちの岩場の上で皆さんが寛いでいる様子が伺える。
その光景は、失礼な表現になるが宛ら「サル山」の様相。
山頂に到着した時は、富士山は残念ながら分厚い雲の中。
山頂はかなりの混雑、茶屋も賑わっている。
当初はここで早めのランチにする予定あったが、人の多さに怯む。
噂には聞いていたが、「営業用ベンチテーブル」の空席がむなしい。
そうこうしているうちに、富士山が顔を出してくれた。
やはり眺望は素晴らしい、秀峰金時山である。
結局、小休止して明神ヶ岳を目出すことにした。
金時山からの降り始めは、やはり急な岩場下り。
20分ほど降りたところで金時神社方面への分岐点、
振り返ると、とんがり山の金時山が聳え立っている。
この分岐点で、休憩中のゴム長靴姿の老人に話しかけられる。
「どちらから来たの?」、「乙女峠から来ました」と返事、
「直進したほうが景色はいいよ、金時神社は木立の中あるだけだよ」と、
道標を眺めていたので、コースを案内してくださった。
地元の方かと思い、いろいろと話を伺っていると、
お歳は87歳で、27年前の60歳のときに仙石原に別荘を買い求め、
現在も新宿に住んでいて、月に二回箱根に来て、
一回来ると5日間山歩きをして東京に帰る暮らしを続けているとのこと。
どこをどう歩いて、どこで休憩するかとパターンが決まっているとのこと。
東京から近く、自然も豊かで富士山も綺麗な箱根を
大変気に入っている様子。
お元気で、大変羨ましい生活パターンである。憧れてしまう。
結構な時間、話し込んでしまった。
明神ヶ岳まで行くことを告げると、1時間半はたっぷり掛ること、
最後の上りがちょいとキツイこと、
明神ヶ岳は風は強いけど海が青く綺麗に見えるとこと、
宮城野までの下山道は少々荒れているから気を付けること、
等々、事細かく親切に教えて下さった。
実際に行ってみると、全くお話の通りであった。
明神ヶ岳までの道のりは、結構なアップダウンの繰り返しで、
地味にハードでバテバテになって歩いた。
ぬかっているところが多く、余分にパワーを使った。
途中、シャリバテで笹薮の茂みの中で思わぬランチ休憩。
時間は掛っている割には、道標のコースタイム時間が減らないので、
何度か引き返そうかとも思った。
明神ヶ岳は、気持ちの良い風が通り抜けていた。
ベンチもあったが、芝生の箇所があったので、20分昼寝をした。
とてもバテたが来てみると、良い処であった。
明神ヶ岳をあとにして歩き出すとすぐ左手に、
小田原の街並みと湘南バイパスの向こう青い海が見える。
きょうは気温も高く薄曇りだったが、
気温が低い頃は海はもっと青くて綺麗に見えるのであろう。
鞍部の分岐点まで来ると、道標に「宮城野まで40分」とある。
ここからが少々荒れ気味の下りとなるはず。確かに荒れていた。
結構な斜度でゴロ石が多く、油断すると足元をすくわれる。
慎重に小刻みなステップで下る、ジワジワと腿にくる。
別荘エリアに沿って登山道が続く、
別荘エリアに入ると迷路にように判り辛く道迷いするので、
要注意であると、大学の先輩からの情報を思い出す。
この別荘エリア沿いの道は相当歩き辛い、滑り易い、
あまり通りたくない道の一つとなった。
登山口に辿り着いたときには、本当にホッとした。
登山口から宮城野支所前のバス停までは約10分要した。
宮城野界隈はお祭りで、太鼓の音が響き、神輿や山車が出ていた。
晴れて気温も上昇し、汗だくでバテバテ歩きをして、
持っていた水分も途中で飲みきってしまっていたので、
バス停直前の自販機で飲み物を買って一息ついているうちに、
バスを一台見送ってしまった。
その次に来た小田原行きバスは大変な混雑であった。
湯本までの道も、途中から渋滞が始まり、
当初計画時間より、一時間ほど多く掛ってしまったが、
久々の山行は、とても充実したものであった。
湯本の駅で、缶ビールと籠清の蒲鉾を買って、
小田急ロマンスカーに乗り込み帰路に着いた。
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