綾瀬市神崎遺跡資料館オープン
hirokok510
体力度について
- GPS
- 00:56
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 16m
- 下り
- 11m
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- 山行
- 0:56
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:56
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
写真
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この遺跡は一度住居の建て替えはあるが、それ以降住民はどこかへ移動して集落は失くなっているようだ。より詳細な事柄の発見は未来に託し、遺跡は保全された
感想
大山下山後、海老名駅からバスで神崎遺跡に向かう。バスで向かったのは私一人で、地元の人々は車で来ていた。この遺跡は東海地方（天竜川以西）からの集団移住が明白な遺跡として、列島唯一の遺跡らしい。集団移住は他にもあったと考えられるが、神崎の場合は短期間で移動したために初期の遺構が残ったために集団移住の痕跡が明瞭に残ったということで、貴重であり、国指定史跡となった理由でもあった。最初に上映されていたビデオを見てから一通り展示を見る。残された土器のほとんど（95％）が東海地方、それも浜松など天竜川の西側の土器とそっくりであったことから、また土器の土は地元のものであったことから、東海地方から手段移住し、地元の土で自分たちの土器を作った人々の遺跡と推定された。こうした移住集落とはっきり認められるのは全国各地の弥生遺跡でも神崎だけであり、貴重な遺跡として国指定史跡となった。その後の紆余曲折を経て、この地域を史跡公園として保存し、見学できる公園と資料館として残すことになった。史跡公園はまだアロ二年くらいかかるようだが、先に資料館ができ、今回のオープンとなった。今日が初日だ。
展示壁面下に遺物の収納してある引き出しがあり、一番右奥の引き出しには、Y11住居跡出土品と在地土器片の収納があり、Y11住居後から在地土器片が出たのかと思い、一階の事務所に行って解説を求めたが、学芸員の話しでは、Y11住居跡からは東海系土器片の実が出土し、在地系土器片は遺跡全体から出たものを集めたもので、在地の住民と何らかの接触があったものと考えられる。今回の展示の元になった発掘の報告書はこれから頒布されるようで、まだまだ不明点の多い神奈川の弥生時代を考えるうえで、貴重な資料を提供することは間違いない。
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