厳冬期級の滑降、白馬大雪渓

2016年04月30日(土) 〜 2016年05月01日(日)

• GPS: 32:40
• 距離: 14.9km
• 登り: 1,701m
• 下り: 1,700m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:04
• 休憩: 0:06
• 合計: 6:10

8:08 猿倉登山口駐車場
8:17 8:17 猿倉荘
9:21 9:21 白馬尻荘
9:28 9:29 白馬尻小屋
10:40 10:41 岩室跡
12:21 12:25 避難小屋
14:01 14:01 白馬岳頂上宿舎
14:18 白馬山荘

2日目

• 山行: 1:54
• 休憩: 0:08
• 合計: 2:02

14:35 宿泊地
14:43 14:43 白馬岳頂上宿舎
15:13 15:17 避難小屋
15:37 15:37 岩室跡
15:46 15:46 白馬尻小屋
15:46 15:46 白馬尻荘
15:57 16:01 白馬尻小屋
16:36 16:36 猿倉登山口駐車場
16:37 ゴール地点

天候

4月30日晴れのち嵐、5月1日嵐、石室以下視界利き風弱く

アクセス

利用交通機関：

自家用車

猿倉駐車場

コース状況／危険箇所等

猿倉山荘に登山ポスト。（長野県警へネット届けしました）

その他周辺情報

八方スキーの町には沢山の温泉有ります。白馬村のｈｐを参照してください。
http://vill.hakuba.nagano.jp/index2.html

写真

4/30 8:08

猿倉駐車場、五月晴れの天気(^^♪

4/30 8:30

駐車場からはスキーを担ぐ。

4/30 8:38

長走沢出合の渡渉、この先からシール登高に。

4/30 9:02

金山沢出合を見る。
沢が完全に出ていた。

4/30 9:23

白馬尻。
白馬岳の山肌は黒いところが目立ちます。
大雪渓は登高に問題なし。

4/30 10:10

行動食に柏餅(*^^)v

4/30 11:14

ここで、お知り合いさんと出会う。今シーズンは色々コースで
出合ました。

4/30 11:22

高度を稼ぐ。
この辺りは、気象的には問題なく。

4/30 12:57

石室辺りから、天候は急変。
強い風と雪（積雪が飛ばされて細かい粒雪）視界不良となる。
厳冬期並み。

4/30 14:09

gps頼りで白馬山荘に到着したが、受付入口が判らない、
小屋前遭難(';')
何とか、人気のない小屋（一号館）窓が開けることが出来たので、取り敢えず入って、休むことが出来た。
少し落ち着いたので、受付入口を探しに外へ出たら、小屋関係の方が見えて、誘導されて、小屋の受付へ来る事が出来ました。

5/1 14:33

朝になっても、嵐は止まず、
10時ごろになって、明るくなって来たが、しかし、風は強いと視界不良の状態が続いていた。2人の山スキーヤーが小屋を出たが、直ぐに戻ってきた、強い風に煽られて押し戻されて小屋に戻ってきた。
2人のクライマーがアイゼイレンで小屋を出た。戻っては来なかった。
12時ごろ小屋を出た。団体は15分位で同じく強い風と視界不良で
小屋に戻ってきた。
私たちも決断しなければならない、私とyさんは明日は仕事、しかし、遭難したらは大変なことになる。
北アルプスで遭難事故が多発のニュースを聞く。
小屋側も15時で泊まるか判断をしてほしいとのこと。
昨日泊まった登山者は、殆どは泊りを決意をしたようで有った。

5/1 14:33

決断した、14時30分に小屋を出ることにした。
12時ごろよりは、風、視界不良は弱くなって来ていたが、しかし、悪い状況は続いていた。
sさんは、スキー装着、yさんと私はアイゼンを履き、gpsを頼りに慎重に下った。

5/1 15:23

石室辺りまで下ったら、風も弱くなり視界も利くようなった来た。
天気が良ければ5分有れば滑り降りてこれるのに。
私はスキーを装着した。アイスバーンではなく、細かいザラメで
滑り易かった。

5/1 15:25

yさんもスキーを装着した。
時折、ガスが掛かるが、白馬尻まで見ることが出来た。
細かいザラメの雪、縦縞もない上等な雪面が待っていた。
間違いなく、今日帰る事が出来る。

5/1 15:36

杓子岳からの大きな雪崩デブリ。

5/1 15:37

3人で白馬大雪渓を一人占めでガンガン滑った。

5/1 15:43

3人で白馬大雪渓を一人占めでガンガン滑った。

5/1 15:45

白馬尻。

5/1 16:15

長走沢出合付近で、滑降終了。

5/1 16:35

猿倉駐車場に到着(*^^)v
山頂部はまだ天気が悪いようで有った。

5/1 16:56

水芭蕉。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-850 Tough オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ

1

長袖インナー

1

ハードシェル

1

タイツ

1

ズボン

1

靴下

1

グローブ

1

アウター手袋

1

予備手袋

2

防寒着

1

ネックウォーマー

1

バラクラバ

1

毛帽子

1

ブーツ

1

ザック

1

ビーコン

1

スコップ

1

ゾンデ

地図（地形図）

1

コンパス

1

笛

1

計画書

2

ヘッドランプ

1

予備電池

5

GPS

1

筆記用具

1

ファーストエイドキット

針金

1

ガムテープ

1

日焼け止め

1

保険証

1

携帯

1

サングラス

1

タオル

1

ツェルト

1

ストック

1

ナイフ

1

カメラ

1

ビンディング

1

スキー板

1

シール

1

共同装備

補助ロープ

備考

厳冬期の装備（手袋、黄色ゴーグル（カインズ作業用）

感想

yama56

今回は、白馬山荘様様でした。
テレビのニュースを見ることが出来、待機駐車場の談話室は暖房がきていて、お湯も頂け、本や漫画沢山（久しぶりに沢山読みました）
ここ北アルプスで、多くの遭難報道がされていましたので、下山の決断には迷いました。
結果的には良かったですが。
この日、遭難された登山者のご冥福をお祈り申し上げます。