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Yamareco

記録ID: 859550
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
剱・立山

立山(雄山だけ)

2016年05月01日(日) 〜 2016年05月02日(月)
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天候 初日…濃霧/2日目…晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・北陸新幹線かがやきで富山まで
・電鉄富山(富山地鉄)のアルペンルート専用の窓口で室堂までの往復切符を購入(乗車するケーブルカーの時間も予約される)
・電鉄富山から電車で立山まで
・立山からケーブルカーで美女平まで
・美女平から高原バスで室堂まで(並んだ順)
・雷鳥平のようなメジャーなテン場では、単独登山者の間に張るのがベター。空いているところは、後から集団が来るリスクあり。
コース状況/
危険箇所等
・雷鳥平から室堂山荘までは、ブルドーザーによる圧雪道がある(夏道とは違う)。
・室堂山荘から一ノ越までは、明瞭なトレースあり。
・一ノ越から雄山までは、天気のよい日に遅めに出発すればトレースがある可能性大。
・一ノ越から雄山までは、アックス、クランポン必須。
・山頂付近のトラバースは要注意。墜ちたら黒部湖まで真っ逆さま。
・自分はヘルメットを被りませんでしたが、被っている人もいて、それが正解だと思いました。
岩と雪のミックスなので、万一滑落したときの生死を分けるかも。
初日の雷鳥平は濃霧。
2016年05月01日 13:46撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
5/1 13:46
初日の雷鳥平は濃霧。
二日目の朝。晴れそうな雰囲気。
2016年05月02日 05:01撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 5:01
二日目の朝。晴れそうな雰囲気。
一ノ越から雷鳥平を見下ろす。
2016年05月02日 06:24撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/2 6:24
一ノ越から雷鳥平を見下ろす。
雄山の向こうから陽が登る。
2016年05月02日 06:48撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 6:48
雄山の向こうから陽が登る。
一ノ越から雄山へ。
2016年05月02日 07:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 7:32
一ノ越から雄山へ。
山頂の祠が見える。
2016年05月02日 08:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 8:03
山頂の祠が見える。
槍穂方面かな?
2016年05月02日 08:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/2 8:03
槍穂方面かな?
一ノ越の方。
2016年05月02日 08:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 8:03
一ノ越の方。
山頂の祠。
2016年05月02日 08:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/2 8:30
山頂の祠。
剱岳が見えた。
2016年05月02日 08:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/2 8:30
剱岳が見えた。
室堂山荘方面。
2016年05月02日 09:05撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 9:05
室堂山荘方面。
昼寝ポイント。
2016年05月02日 09:54撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/2 9:54
昼寝ポイント。
撮影機器:

感想

雷鳥平に幕営して、のんびり立山三山を縦走しちゃおうかしら…なんて気軽に考えていたのですが、雄山だけ登って帰って来ました(^^;。

腰痛が心配だし、GWだからトレースを辿る気満々だったのですが、一ノ越から先はトレースがほとんどなくてアラびっくり。
雄山までルーファイしながら好きなところを登るのは面白かったけれど、そもそも今回はそんなつもりではなかったので、当てが外れました。
この時期にトレースがないとは思いもよりませんでしたが、直前の降雪と強風で消えてしまったようです。

早朝の一ノ越から雄山の稜線は風が強く、氷の礫がビシビシと頬を叩いて来るので、慌てて山荘脇に引き返して目出帽を被ったりして、思いの外たいへんでした。
それでも雄山まではアックスもクランポンもよく刺さる雪質だったのでよかったのですが、トレースのない雄山の先を少し下ってみたら、粉のようなさらさらの雪質でズルズル滑り、とても危険なイキフン。
雄山までの疲れ具合とこの状況を考えると、大走りからエスケープするにしても、たいへんな登山になりそう。
久しぶりの登山で自分の体力がどの程度なのかよく分からないし、リハビリ気分で来たのに現場で本気トライに切り替えるのはリスキーと判断し、30分ぐらい?迷った末に引き返しました。
簡単に言ってしまうと、ヘタレただけですが。

雄山から一ノ越への下りも慎重にと思っていたら、続々と登って来る人たちがいて、明瞭なトレースが出来ていたため、格段に歩きやすくなっていました。
元々これを期待していたんですよ〜。
自分と同時に登っていたのは4人組のパーティと単独の男性だけで、天気がいいのになぜ?と不思議に思っていましたが、雄山だけ登るのならそんなに朝早く出発しなくていいのですよね、考えてみれば(^^;。

本当はのんびり翌日帰る予定だったのですが、早くに下山してしまい、前夜は寒かったし、後から来てすぐ隣にテントを張った山岳会らしき連中がとてもうるさかったので、撤収してその日のうちに帰りました。
炎天下の雷鳥平からの登り返しは、例によって地獄でした。
熱中症になるかと思いましたよ。
これがあるから、ここに来ると辛い記憶が全面に残ってしまうんですよね〜。

遠くまでやって来たのに、何とも冴えない山行になってしまいましたが、少しは体力トレーニングになったと思うことにします。
それに何より、素晴らしい雪景色を見ることができました。
下山中には風もなくなり、昼寝などしてしまったぐらいのポカポカ陽気になりました。
ハイキングでもいいから山に行かないと、元々ない体力がどんどん落ちていくなー。
せめて月に一度は山に登りましょう。そうしましょう。

そう言えば、登山中やたらとヘリが飛んでいたので何かと思いきや、前々日遭難した方を収容していたらしい。
後からニュースを見て知りました。
ホワイトアウトで行動不能になったということで、低体温症になったのでしょうか。
前日は午後から晴れ間も出るような予報だったのに、明るいうちはずっと濃霧に包まれていて、雷鳥平でも先がよく見えないような状態でした。
前々日は天候が急変したようですが、ヤマテンでは1日0時から荒れる予報が出ていたので、それが早まったのでしょう。
自分の実力を知ることが大事だと、改めて思いました。

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コメント

ナイスタイミング
いいタイミングでしたね〜

三山縦走してたら大変なものを目撃していたかも
雄山だけでも十分お釣りの来る絶景ですから、山や日程を減らしてもはるばる行った価値は十分あるのでは?

それにしてもGWは全体に荒れ模様で不安定な気候の中、ホントにいいタイミング。
ずるい!
ワタシが行くつもりだった後半は連日ヤマテンから届く大荒れ予報メールにすっかり戦意喪失し、どうしようか悩み中ですよ
2016/5/4 21:50
気をつけてね〜。
今年のGWは天候が不安定なので、好天確実な2日を始めから狙っていたのですよ。
天気はバッチリだったのに、自分がバッチリではなかったんですけどねー。てへぺろ。

景色は確かに素晴らしいのですが、去年もっと素晴らしい景色を見ただけに…。
人間とは贅沢なものです。

後半も天気が不安定なので、気をつけてくださいね!
一旦暖かい陽気に慣れてしまうと、ちょっと寒いだけで凄く寒く感じました。
春山は天気によって気温の差が激しいので、難しいです。

奥多摩の新緑はとてもよかったですよ。参考までに。
2016/5/5 20:03
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