晩春の白馬岳、長い雪渓歩きと雷鳥祭り

2016年05月21日(土) 〜 2016年05月22日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 11.6km
• 登り: 1,694m
• 下り: 1,675m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:45
• 休憩: 1:30
• 合計: 7:15

7:30 猿倉荘
8:20 8:20 白馬尻
12:30 13:30 白馬山荘
14:00 14:30 白馬岳
14:45 白馬山荘

2日目

• 山行: 3:40
• 休憩: 0:10
• 合計: 3:50

6:40 白馬山荘
7:00 7:10 丸山
9:50 9:50 白馬尻
10:30 猿倉荘

天候

晴天

アクセス

利用交通機関：

自家用車

この時期の猿倉登山者用の駐車場は十分な空きがありました

コース状況／危険箇所等

今年は雪が少なかったが、それでもこの時期でも白馬尻の手前から雪渓歩きとなった
上部も、頂上小屋手前で一部夏道となったものの、ほぼ稜線まで雪渓で登ることができた
危険箇所は特にないが、個人的には軽アイゼンよりも爪のある10本爪以上のアイゼンの方が安心感はあるのではと思う

その他周辺情報

白馬山荘がGW後もクローズせずに営業しているので、安心して登れました

写真

5/21 7:36

猿倉駐車場はこの時期は晴天でも余裕がありました

5/21 7:43

猿倉荘から登山道へ

5/21 7:49

登り始めすぐはトチやブナの森。大きなブナの新緑の中を気持ちよく進む

5/21 8:00

登山道からは遠く白馬もよく見えました

5/21 8:19

30分ほどゆるい坂を登ると、やや急な登山道へ。ただ、木道などもあり整備されていて歩きやすい

5/21 8:30

白馬尻の手前から雪渓開始

5/21 8:39

10分ほど登ると白馬尻小屋到着。この時期はまだ小屋は解体されている模様

5/21 8:48

白馬尻のすぐ上部。だいぶ雪渓が融けて沢に勢いよく水が流れていました

5/21 8:54

白馬大雪渓全景。最上部までしっかり雪がありそう

5/21 9:36

杓子岳の岩稜。かっこいいい

5/21 9:36

雪渓の中間あたり。まだまだ先は長い

5/21 10:29

雪渓の後半、急登部の手前でひとやすみして気合いを入れる

5/21 10:58

急登の中ほどに水場が。ちょうど喉が渇くタイミングに最高のオアシスが。ただ、水を汲む際は近づきすぎに注意。

5/21 11:08

急登部の中間地点から下を見てみました。写真で見るより高度感ありますが、危険な感じはそれほどありません。

5/21 11:22

避難小屋までくれば、急登は終わり

5/21 11:22

杓子岳カール。残雪のコントラストが美しい

5/21 11:37

第1雷鳥発見！すでにつがいを見つけている夫婦の模様。

5/21 11:38

こちらが奥様。

5/21 11:45

稜線へ続く緩斜面。気持ちよく登れる

5/21 11:58

白馬鑓も見えてきた

5/21 12:00

頂上山荘手前で少し夏道を歩く

5/21 12:11

夏道にはいって、再び雷鳥発見。こちらはまだ独身のようで、パートナーを探すためにしきりとグェーグェー鳴いていた

5/21 12:21

頂上山荘到着

5/21 12:23

稜線手前の雪の斜面を登りラストスパート

5/21 12:37

白馬山荘までの最後の登り。稜線上は雪はありませんでした。

5/21 12:47

白馬山荘到着！

5/21 16:22

山荘前で再び雷鳥。こちらもまだ独身。

5/21 16:41

頂上までの稜線で、今度は夫婦の雷鳥に遭遇。

5/21 16:45

午後になってややガスが出てきました。ガスの向こうには劔岳。

5/21 16:55

頂上到着！

5/21 16:56

頂上から、杓子、鑓方面。

5/21 16:58

頂上から朝日岳方面。

5/21 17:10

頂上で今度は独身の女子を発見。

5/21 17:21

劔岳

5/21 18:16

立山・劔岳

5/22 5:03

朝の散歩時に、散歩している夫婦雷鳥

5/22 5:16

朝焼けに染まる杓子・鑓

5/22 5:18

朝焼けに染まる立山・劔

5/22 7:18

砂礫の黄色、ハイマツの緑、残雪の白とこの時期ならではのパッチワークの山肌と立山・劔連邦

5/22 8:12

下山時は、カメラのバッテリーが切れてしまったので、1枚だけです。下の雪渓。午前中なのでやや登りよりもやや固めの雪面ですが、危険を感じることはなかったです。

撮影機器：

FinePix F550EXR 富士フイルム

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター マフラー ネックウォーマー ザック ザックカバー サブザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ GPS 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ

感想

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雪渓歩きは単調ではありますが、晴天に恵まれ、快適な登山となりました。急登部分も一部ありますが、それほど危険は感じませんでした。ただ、足が滑ったり、一部の雪面が固かったりといったことはありましたので、10本以上のアイゼンの方が、歩いていて安心感はあるだろうと思います。

この時期の白馬は初めてですが、山の美しさだけでなく、雷鳥の多さ、活発さに驚きました。つがいを探す独身の雄雌、すでにカップルになった夫婦の仲むつまじい感じなど、微笑ましく、楽しい山行でした。