辺見岳 - 両神山塊(辺見尾根)の藪岩バリエーションはキッツイよ〜!
- GPS
- 09:16
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 1,006m
- 下り
- 1,014m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※完全バリエーションです。安易に実行してはいけません。 <〜薄川> 日向大谷BSそば(写真参照)から、明瞭な踏み跡を辿って降りられますが、無料Pそばにもあるようです。川沿い(北側)に道があります。 <登った尾根> 標高1120付近から急峻な藪岩尾根帯になります。急斜面を登った後は、灌木もうるさい(確か)3つの岩ピークを超えれば見晴らし台(仮称)です。 なお、藪岩尾根直登ではなく、西側の尾根下部に沿って辺見尾根に乗ることもできます。(この場合は見晴らし台(仮称)の西に出ます。) ただし、どちらのルートも安全とは言えません。 <見晴らし台(仮称)〜辺見岳(北峰)> 辺見岳(南峰)手前、地形図で南側に崖マークがある付近の東側岩壁(標高1320付近)は、意外にも南側にルートを取りますが、落葉が厚くホールドの少ない急斜面を這うように登るので最大限の慎重さが必要です。下る場合は安全確保が必要かもしれません。 辺見岳(南峰)直下の岩壁は、北側の踏み跡を辿って回り込むように登ります。 辺見岳(北峰)へのルートは木に阻まれて確認できませんが、南峰から直接北に向かうのではなく、30mほど西に移動してから北に向かう感じです。木々も多く尾根筋も不明瞭なので道迷いに注意です。 正しく辺見岳(北峰)への尾根筋を進めば、目前の岩峰が辺見岳(北峰)です。 <下った尾根> 標高1000付近まで岩尾根、というより岩峰群が連続します。多くが右(東)側を巻くので、右への支尾根に誘われやすいです。私も2回誘われ戻しました。以降は急な下りですが、ほとんど岩はなくなります。 |
ファイル |
計画ルート図
(更新時刻:2017/06/15 21:07) |
写真
感想
梅雨入り前の絶好のコンディション(山の)。これは辺見岳行かないと、とは思ってみたものの、正直頭は不安でいっぱいでした。
と言うのも、yasuhiroさんに「辺見岳下りは命懸け」だなんて言われたもんだから、辺見尾根の残り2計画のうち、最後に予定していた会所から登るルートを先に実行して、まずは登りを経験した方が良いのではないかと、前日まで迷っていたんですよね。
でも結局、完結篇はやっぱり一位ガタワ-両神神社ルートだよなぁ、と予定通り決行したんだけど、下り終えるまで本当にハラハラドキドキでした。こう見えて、私は人一倍心配性なんです。
このルートにした理由の一つである登った尾根は、核心部を下った経験があるのでそれほど不安はなかったんだけど、それでも尾根を乗り替えなければならない想定外の事態があったり、時期的なものか灌木が予想以上で、思い通りに進めなかった感じがあります。でも険しいながらも慎重さを持って臨めば、リスクは少なく確実に踏破できる尾根だと思います。(個人の感想です。)
辺見岳までの辺見尾根は、P1313以降が未踏ルートということもあり、その時々の場当たり的(いつもです)直感で何とかクリアしていきますが、コース状況にも書いたように、辺見岳(南峰)手前の岩壁が一番の難所と言うか判断に迷う場所でした。地形図を見ると南側には崖マークがあり危険そうだったのですが、目で見た限りでは南側の方が可能性があると判断し乗り越えることができ、振り返ればココが本日一の「よくできたで賞」でした。
辺見岳は、南峰から北峰へのルートをチョット探してしまいました。南峰から尾根が直接北峰に延びているものと思っていたのですが、そうではなかったです。(コース状況参照)
北峰では、次回歩く予定の残りの辺見尾根と両神山塊を眺めながらランチにしましたが、本日最大の難所がこれからだという思いが頭を埋めていて、食べ終わっても立ち上がるまでタバコを3本も吸って時間を稼いでしまいました。
下った尾根(腰越尾根だそうです)は・・・確かに険しく長い岩峰群の連続で、もう終わりかと思うとまだあるか、みたいな感じでしたが、恐怖感が過剰だったせいか、巻きが多かったせいか、意外にもどうしようかと悩むような場面はありませんでした。途中には古いテープも散見し若干の安心感ももらえました。ただ、出たり消えたりする岩尾根は、上側は壁でも下側は登れるとか、あるいはその逆だったりと、尾根を登る場合と下る場合ではRFの判断が変わる可能性が多々あるように思います。焦らず、詰まったら無理せず戻る覚悟で進むというような、余裕が必要な尾根だと感じました。
いやー、どうなることかと本当に不安だった完全バリエーション、絶対に無理はしないと誓って挑んだ最酷ルート、体力的にはもちろん、最後まで緊張の連続だったので、精神的にきつかった〜。
思えば、2年越しの辺見尾根踏破まで残すはあと1回となった。が、今日関東も梅雨入りとか・・・梅雨明けまでおあずけかな。
コメント
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キノエさん、こんばんは。
またまた両神山域の険しいVRにチャレンジでしたね。ドキドキしながら写真を見させて頂きました。
自分、両神山は大好きなのですが、本格的なVRにチャレンジする前に、幾つかのルートを歩きたいと思います。天武将尾根、梵天尾根、西岳新道等です。いやぁ、両神山は奥が深過ぎて困りますね〜!
4日は梅雨入り前のラストチャンスでしたね。お疲れ様でした!\(^o^)/
タケシさん、
プロフ写真、変えたんですね。とても山屋とは思えない。。。
何度か書いてますが、岩々はそんなに好きじゃないんですよね。だって、危ないでしょ。ちょっと転んだだけでも怪我するじゃないですか。
でもな〜んか、いつの間にか辺見尾根踏破が目標みたいになっちゃって・・・
でも、残りあと1回で終わるのかぁと思うと、それはそれで寂しい感じもありますね。
あの辺は特に、山の状態で難易度が大きく変わるので、完結篇は梅雨明けでしょう。
こんばんは
清滝小屋までの辺見尾根最終章だと思いました。
でも、まだまだこの尾根楽しみたいんですね
下りの尾根は是非会所から1089経由でと思っていました。
自分の家から日向大谷だと10:00スタートになってしまうので、
先週のタクシーの中で西武秩父駅からの料金聞いたら1万以上だそうです。
一人だときついよ〜
辺見尾根の南峰、すごい変態ピークですね。
感動してしまいました
yassさんがプレートつけるとしたら、もちろんこちらの方でしょう。
>久しぶりに懸垂となったが、スリングが脇腹に食い込んで、痛いのなんの。
kinoeさん腰につけてるんだ
自分は腰だと長さが足りないので、胸につけています
ワルさん、
前回も書いたように、今回のルートと、最後は会所-辺見岳-両神神社で締める計画です。辺見尾根と言いつつも、支尾根にこそ価値があるわけで。
タクシー代で1万かぁ、と自分のことを考えてみたら、高速代やら何やらで6-7千くらいは掛かってそうで、けっこうな出費なんだなぁと改めて気付かされました。
スリングは、あまり気にしなかったんですが、脇腹と言うか肋骨辺りでしたね。確かに胸辺りが良さそうです。いい経験になりました。
kinoeさん、こんばんは
いや〜、これぞ両神山系!という感じの藪岩ですね。
もうお腹いっぱいです
前日の不安、よーく分かります。
自分なんかこの前は、前日どころか駐車地に着いてさえ、天候の悪さ やスマホを忘れたのを言い訳に帰ろうかと考えちゃいました
歩き始めて漸く肝が据わった感じです。
「下りは命懸け」については、自分が面倒くさがりなもんで、ギリギリまでロープを出したがらない為に感じる事で、辺見岳についてではなかったんですよ。
誤解させてしまった様ですみません
辺見尾根は末端の四阿屋山しか登った事が無く、ほぼ未知の世界です。
辺見岳の前に三合落や瞽女ヶ岳で先ずは様子見ですね
yasuhiroさん、
お陰様で、思った以上にソフトでした。って言うのは言い過ぎですが、とりあえず守備範囲でした。(そりゃそうだ、生きてるんだから )
攻め方にもよりますが、私の感覚では、登った尾根の方が難易度高いと思います。それと、辺見尾根のP1313から辺見岳も、急峻な支尾根ほどではないにしろ、想像したよりは難しかったですね。歩きごたえありますよぉ、是非。
そうそう、瞽女ヶ岳辺りの方が、歩いていて楽しいです。やっぱ、楽しくないと。
あ、辺見岳の山頂プレート、送ってくれたら私が持って行きますよ。
kinoeさん こんばんは〜
完全バリルート…さすがです
無理してるようでも経験から来る余裕が感じられますよ!
…自分なら即撤退なだけにすごいなあと思います。
もうすぐ梅雨ですね(もう入ってますけど)、いよいよ山に行くのをためらっちゃいますよね、滑ったりしないようにして安全に頑張りましょう
お疲れ様でした〜
drunkyさん、
「さすが」とか言いながら、本当は「こいつ、大丈夫かぁ?」って2チャンネルみたいなこと語ってるんじゃないですか?(言われたことあるんです。)
それでもいいんです、同感ですから。
辺見尾根シリーズも、あと1回で終わりなので、とりあえずそれだけやらせてくださいな。
今回は、いつもと違う筋肉を酷使したのか腿の表が痛くて、うつ伏せで寝れないんですよ。土曜の山行なのに、日曜の夜から痛みがピークになるので、月曜(今日)の出勤が辛かったです。はい。
怖い怖いも好きのうち なんだねキノエさんの山行は
だんだんとエスカレートしていくんだと客観的に見ているとわかります
清原だって最初はねぇ
サワリだけでも両神山を経験していたらもっと雰囲気がわかったんだろうけど
いえいえ充分ヤマレコ上で両神山を経験させていただきました
最後の「やったー!」感のときに是非ビール飲んでみて〜
隣でビギがかわりに飲んでも少しは普段より美味しく感じるかもヨ
ビギさん、
そうかもしれないね。ある人から言われたことだけど、冒険気分を味わいたいとか、気が多いから求めるモノが一つじゃないみたいです。でも辺見尾根はもう終わり。あと1回残ってるけど、最難関は今回だったと思っています。(たぶん)
そうそう、私はアルコールは一滴も飲まないけど、炭酸飲料も滅多に飲まないんですよ。でもこの前はな〜んか爽快感が欲しくなって、下山後久しぶりにコーラを飲んじゃいました。ただやっぱコーラは500mlのビンじゃないとなぁ。
ビギさんの両神山楽しみです。いつかは登るでしょ?
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