本沢温泉から天狗岳(強風のため途中撤退)
- GPS
- 23:03
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,316m
- 下り
- 1,316m
コースタイム
11/28 本沢温泉07:15→08:35白砂新道根石岳分岐08:45→09:20本沢温泉09:40→10:28しらびそ小屋10:37→11:30稲子湯
天候 | 11/27 晴天 11/28 晴天&ガス、風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(小海〜稲子湯のバスは11/30まで運行:冬季休業) 復路:稲子湯11:50(バス)→12:22小海12:29→13:13佐久平13:26(あさま526号)→14:52東京 |
コース状況/ 危険箇所等 |
稲子湯および林道終点に登山ポストあり 稲子湯の立ち寄り湯は600円(9時〜15時30分) 小海〜稲子湯のバスは11/30まで運行(冬季休業) ◆稲子湯〜しらびそ小屋 途中、凍結している箇所がありますが、アイゼン等は必要なし みどり池は、ほぼ凍結状態 ◆しらびそ小屋〜本沢温泉 途中、凍結している箇所がありますが、アイゼン等は必要なし 本沢温泉の日帰り入力は、内湯(800円)野天風呂(600円) *寒い季節に野天風呂へ入るならば、大きめのタオルを用意した方が良いです 入浴後、すばやく水気を拭くのが重要 (自分は少し濡れたタオルを置いておいたら、凍ってしまいました。) ◆本沢温泉〜白砂新道〜根石岳分岐 途中から登山道が凍結しているので、軽アイゼンはあった方が良いと思います 根石岳東面の森林限界以上は積雪30センチ以上あり、しっかり雪山です 稜線上は、風で雪が飛ばされていますが凍結してます |
写真
感想
体調を壊して以来の久しぶりの山行ということで、足慣らしに稲子湯から本沢温泉〜天狗岳〜硫黄岳〜赤岳鉱泉〜美濃戸の計画だったが・・・・
稲子湯からしばらくは、蛇行する林道を縫うように登山道がまっすぐ伸びている
明るい雑木林を抜けると林道終点、ここからしらびそ小屋まで登り一辺倒だ
最近、伐採が行われたらしい森は、さらに葉も落ちて明るい青空がのぞく
斜面の傾斜がきつくなると、昔、木材の運搬に利用されていたトロッコ軌道の名残りが現れる
軌道に沿って登ること1時間、岩の切り通しをぬければ、しらびそ小屋だ
しらびそ小屋の目の前のみどり池は凍りつき、雪をかぶった天狗岳と見事な冬景色
バーナーを持って来ていれば、冷たい風吹くみどり池の畔で、天狗岳を眺めながらコーヒーとしゃれこむところだが、
今回は、しらびそ小屋でコーヒーをいただく
小屋の中は、外の寒さがウソのように暖かい
窓越しに天狗岳を眺めつつ、コーヒーを待つ
小屋の中を観察すると、犬が2匹
小さい方は、眼が悪いのか、机の下を通るにもぶつかりながら歩いている
大きい方は、最初こそ反応したが、眠いらしく、すぐ寝床で寝てしまった
小屋のご主人と一緒に通年で小屋番してるのかな?
コーヒーカップは、しらびそ小屋と名前入りのオリジナルで可愛らしい
しらびそ小屋のおかみさんの声に送られて、本沢温泉へ出発
道は所々凍っているが、アイゼンが必要なほどではなく、気持ちの良い森林歩き
小一時間ほどで本沢温泉のキャンプ場
こんな寒い季節でも、テント泊する人がちらほら
さらに1〜2分歩くと本沢温泉に到着だ
宿泊手続きを終えると、さっそく野天風呂へ
夏沢峠方面へ数分登ってから、わき道を沢へ下りていくと
硫黄岳を目の前に、硫黄泉特有の白いお湯を蓄えた湯船が見える
先客は、中年のカップルさん
自分が行くと、先に出るからということで、しばらく後戻りして待機
湯船の脇で着替えるのだが、寒い!
まわりは雪が積っているのだから、当たり前だがほんとに寒い!!
裸になって、急いでお湯に入ると、じんわり温か〜い
硫黄岳を眺めながら、しばしのんびり
あまりお湯の温度が高くないので、お湯に慣れてしまえば、
なかなか身体が温まらず、出るのが怖いぐらいだ
小一時間も入っていると、女性2人組みが御相伴
なんとテント泊ということで、温まりに来たとのことだが、これでは温まらないね〜
さて、いい加減出ようかと、湯船の横に置いたタオルを触ると、凍っている!
濡れた体に凍ったタオルが冷たい
夕飯は、質素と聞いていたが、なかなかどうして立派なものだった
今夜の宿泊者は合計6名、全員で一つの鍋を囲んで夕食をいただく
食後は、内湯(といっても冬用の湯船は別棟だが)へ
こちらのお湯は、かなり熱く、泉質もカルシウム・ナトリウム・硫黄炭酸水素塩泉
身体が温まったところで、布団へもぐりこみ就寝
昼間、野天風呂の硫黄泉に長いこと浸かっていたためか、体が硫黄臭い
6時半から朝食を食べ、身支度を整えて出発
東の空から、青空が広がってきたが、山の上には厚い雲・・・やはり昨日登っておくべきだったか?
昨日の朝の天気図から前線の接近が予想出来たが、昨日の出発自体が遅かったのだから仕方ない
屋根のうえの粉雪が風に舞う
先ずは天狗岳を目指して白砂新道を登る
林の上を抜ける風が、凄まじい音をかきたてる
途中から登山道が全面凍結してきたので、軽アイゼンを装着
森林限界を抜けると、さくさくの新雪がかなり積っている
わずかに残る踏み跡を辿って登るが、すこし踏み違えると雪中遊泳だ
やっとのことで稜線に這い上がると、いきなり烈風で体が飛ばされそうになる
なんとか耐風姿勢で立ちあがるが、少し油断すると飛ばされそうだ
稜線上は、この強風のために雪が飛ばされ、登山道は凍っている
風と一緒に粉雪やら小石が飛んでくるので、風上に顔を向けるのもつらい
天狗岳はもちろん、すぐそこにある根石岳もガスの中
しばらく稜線に座って検討するが、やはり稜線を縦走するのは危険すぎだ
仕方がない、いまさっき雪の中を苦労して登って来た道を下山する
本沢温泉まで下山してくると、硫黄岳へ向かった人も、風が強くて撤退だとか
はぁ〜、仕方無いので、稲子湯へ下山するかぁ〜
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