金峰山【3年来の悲願達成】
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,181m
- 下り
- 1,154m
コースタイム
- 山行
- 4:59
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 5:47
天候 | 【11日】 曇りときどき晴れ 【12日】 早朝は薄曇り.お昼近くになるとかなり雲が多くなってきた. 午後になると曇り. |
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過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
07:00 新宿=JR中央線 スーパーあずさ=08:37 韮崎駅 08:50 =山梨峡北交通バス 瑞牆山荘ゆき= 10:10ころ 瑞牆山荘到着. 【復路】 13:10ころ 金峰山荘をすこし過ぎた所で,ご夫婦が乗る車に乗せていただく. 13:45ころ 信濃川上駅まで車に乗せていただいた. 13:57 信濃川上駅=JR小海線 小諸ゆき各停=15:11 佐久平駅 15:23 =JR北陸新幹線 あさま642=16:34 上野駅到着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・全体的に標識が整備されており,道に迷うことはない. ・稜線への取りかかりと稜線では,花崗岩のゴーロを急登する場所が多い.岩に取りつくため,手袋必須. ・千代ノ吹上は断崖絶壁だが,近寄らなければ滑落の危険性はない. ・金峰山小屋へのトラバースはよく整備された道で歩きやすい. ・西股沢に降りる尾根コースでは木の枝に吊るしたリボンが標識になっており,道が薄暗いせいか,少々分かりづらい箇所があった. |
その他周辺情報 | 瑞牆山荘,金峰山荘には売店・飲食コーナーが併設されている. |
写真
感想
3年前に東京に引っ越すのが決まったとき,友人に奥秩父への登山,特に金峰山を勧められて以来,金峰山は憧れの山だった.しかし標高が2600mもあり,私の力では簡単には登れなさそうに思われた.東京へ引っ越して以来,金峰山への登頂を目標に山行を繰り返してきた.2000m峰にもぼちぼち登れるようになり,先月にはすぐ近くの瑞牆山(標高2230m)にも登頂した.同程度の標高の山・同じ花崗岩の急登の山にも無事登れたことは,金峰山へ挑戦資格を手に入れたことを意味していた.
この週末は梅雨の合間の晴れ間で,土・日は何とか天気が保つらしいとの事だった.この時を逃したら,晴れの週末はしばらく期待できない.金峰山登山はこの週末に決行することにした.
登ってみた率直な感想は,金峰山はさすがにオーバー2500m峰だった.
森林限界,花崗岩の巨岩,ガレ場,急登,断崖絶壁...山の険しさ・大きさはこれまで登った山の中でも群を抜いていた.とてもスケールが大きな山だった.
特に,花崗岩のガレ場の急登が体に堪えた.砂払ノ頭より上は急登につぐ急登で,とても身体的にとても辛かった.しかし,それ以上に憧れの山に挑戦している歓びが大きかった.
花崗岩と白砂とハイマツがつくる稜線は大変な美しさだった.ハイマツの濃緑の間を縫って白い登山道が続いている光景が目に焼きついている.
初日は予定より大分遅くなっていたため,登頂はせず,直接山小屋に向かった.山小屋は森林限界より上にあり,瑞牆山や八ヶ岳が望めた.夕暮れの中,この間登ったばかりの瑞牆山を眺めて悦に入っていた.
その日の夜は,星がきれいに見えた.金峰山山頂の上にはスーパーマーズが輝いていた.
2日目の7時20分に憧れの山頂に立った.山頂は花崗岩の巨岩がゴロゴロしており,どこが最高点か分かりにくかった.一番高い巨岩の上に赤い印がついていたので,そこがおそらく山頂なのだと思う.
山頂からは富士山,南アルプス,八ヶ岳連峰,浅間山をはじめ上州の山,甲武信岳,国師岳など,360°のすばらしい山岳展望を得ることができた.山頂近くの石に座り,1時間近くこの風景を楽しんだ.
2日目の夕方から天候が悪化するとの情報を得て,登頂後は廻り目平方面に下山することにした.下山路はうってかわって薄暗い森の中を下っていく.森の中ではシャクナゲがきれいに咲いていた.
なお,帰路では通りがかりのご夫婦に車に乗せていただき,金峰山荘を過ぎた辺りから信濃川上駅まで送っていただいた.そのおかげで,予定よりもかなり早い時間に東京に戻ることができた.ここに記して感謝申し上げます.
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