海から登る! 江田島「陀峯山(だぼうざん)」
- GPS
- 06:11
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 598m
- 下り
- 592m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:30
実際にはもっと時間短縮できるのではないでしょうか。
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道の一部は風化した花崗岩の急斜面を含みます。 基本ロープなどは不要ですが、3点支持が来る事が望ましいです。 自動車道までの残り100m程が藪漕ぎになりますので長袖が無難です。 |
その他周辺情報 | 早瀬大橋を渡る手前にセブンイレブンとポプラがあります。 江田島から橋で呉に渡ると日帰り温泉「汐音」があります。 |
写真
感想
江田島の陀峯山への登山は普通「大君」か「河内」を起点にすることが多いと思いますが、このルートはほぼ全て自動車道を歩く事になるので今回は県道121号線長浜辺りから尾根を登って行く事にしました。
尾根は主に、陀峯山へ直接突き上げる尾根、追の浦渓谷の陀峯山側に突き上げる尾根、髑髏岩に突き上げる尾根があるのですが、最初から最後まで比較的傾斜が緩く安全に登れる尾根は追の浦渓谷の陀峯山側に突き上げる尾根だけだと思います。
県道の海側に駐車できるスペースがあったので自家用車を駐車し、県道を渡った石切り場?の広場から入山します。
広場の左側は切り立った崖なので侵入は無理そうなので(意外とよく探すと侵入できる登り口があるような気もしますが)右側の草に隠れた緩やかな登り口から進入してみます。
初めは少し藪漕ぎの様な感じで登りますが、すぐに草木も少なくなり明瞭な踏み跡が現れます。
尾根は広く複数の踏み跡がありどこを通っても比較的安全に高度を稼いでくれます。
30分程登ると眼下に海が広がるようになり、両側には隣り合った尾根の様子がはっきりと見えるようになります。
登りながら登山道をよく見ると大小さまざまな穴が地面や岩壁に無数に開いています。
以前からこの尾根で水晶が取れ、鉱物採集家が取りに入っているという話は聞いていたのですが、ここまで多く穴が開いていることにびっくりします。
中には地面に直径1メートルほどの大穴が開いている所もあり、また隣の尾根を眺めると鉱山跡かと思える程大きな坑道が複数開いていたりと、ちょっとやり過ぎちゃうかと思ってしまいます。
この尾根は幅が広いので通るルートによりかなり差がある様で、登る時にはちょっと緊張する岩棚のトラバースを通ったりしたのですが何故か帰りはそこを通らずにスムーズに下山する事が出来ました。
それでも数か所は足を置く位置や手を掛ける位置を考える箇所もあり、この尾根を登るには少なくとも3点支持が確実に出来る事が条件ではないでしょうか。
また岩場に慣れていない方でも複数で入山される場合は補助ロープを用意しておけば不安無く安全に登り下り出来ると思います。
1時間ほど登ると目の前に小さなピークが現れます。
そこを乗り越えて暫く進むと岩の稜線も終わり樹林帯に入ります。
この樹林帯から自動車道までの間約100mはかなりの藪漕ぎとなります。
ただ足元を見ると踏み跡はそれなりに残っており、藪の中に所々赤テープもあるので以前は薄いながらも登山道があり藪漕ぎしなくても自動車道に出る事が出来たのではと思われます。
自動車道に出た後は陀峯山頂へ向かい、軽く昼食を摂ったあと同じ自動車道を下りました。
はじめは先程の藪漕ぎに懲りたので自動車道をそのまま下り、途中から早瀬大橋辺りへ分岐する道を下るつもりでいました。
しかし立ち寄った髑髏岩から下界を眺めていると早瀬大橋から車を駐車した場所までの距離が段々と嫌になってきたので、もう一度藪漕ぎ覚悟で登ってきた尾根を再び下る事にしました。
地図を確認して自動車道から途中の小ピークまで一番近距離で行けそうな地点から藪に突入します。
登ってきた時と同じように藪と格闘しましたが、岩場に出た後は登ってきた時よりスムーズなルート取りをする事ができ比較的楽に下山する事が出来ました。
このルートは最後の藪漕ぎがとても嫌ですが岩場も楽しく景色も良く本当に良いルートだと思います。
また足元には石英の欠片が散乱していますのでよく探すと小さいながらクリスタルの欠片も探すことができるかもしれません。
距離も時間もそれほどかからないルートですので、石を探しながらゆっくりと登るのも楽しいと思います。
私自身、自動車道を歩くより藪漕ぎがあってもこの岩場を登る方が楽しいと思うので次回登るときも絶対にこのルートを採ると思います。
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