【充実の夏沢】石谷川ガンサ谷〜東ノ谷
- GPS
- 07:39
- 距離
- 7.8km
- 上り
- 643m
- 下り
- 633m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
梅雨入りして早一ヶ月。ぐずつく天気の多い中、微妙な晴れ間を狙って鈴鹿南部の沢へ。
今回は会のKさんとその友達の皆様の山行にお邪魔させてもらう。
Iさんは、鈴鹿の沢制覇を目指している方で(ブログはこちらhttp://blogs.yahoo.co.jp/pjjsp515/37255268.html)
今回も石谷川本流を途中からそれてガンサ谷を詰めるプラン。
一昨年去年と鈴鹿は何回か行っているが南部ははじめてなので、楽しみだ。
Kさんに小倉駅で拾ってもらい、新名神で鈴鹿まで行ってちょっと折り返して石水渓へ。
石水渓の駐車場で顔合わせ。皆さん沢をやりこんでますといった出で立ちだ。
準備を済ましてサクッと入渓。
石水渓の遊園チックなところから早速沢へ。
沢本などでは、この辺りはカットして少し先の堰堤から入渓となっているが、今回は下から。
お勧め度もかなり高いらしい。さすが鈴鹿の沢にたくさん入っているだけはある。
早速堰堤が出てきて腰まで浸かりながら右岸からハシゴを使って巻いて行く。
堰堤を越えるとゴルジュ地形に鈴鹿らしいエメラルドグリーンの水を湛えた美しい渓が迎えてくれる。
規模も大きめで昨日までの雨で増水気味で迫力満点だ。
もう、これは泳ぐっきゃないと積極的に水に浸かっていく。
白い飛沫を上げる斜滝を気持ちよく突破すると白糸の滝へ。
白糸どころではない迫力。左岸に遊歩道もついているが、探したものの直登。
後続はザイルを出してもらう。少しホールドスタンス細か目で、砂利や落ち葉ついていて嫌らしいが落ちる気はしないといったところ。
滝の上も釜になっていて水流を泳いで越えなければならない。
流されたら滝から落ちるのでトップがザイルを引っ張って泳いで行き、後続はそれを補助に通過する。
その先も迫力の瀑布を持った滝を泳いだり水流に負けじと越えていく。
増水もあるのだろうが本当に楽しい!
一度来たらここのカットなんか考えられないだろう。
沢が落ち着いた様相を呈したところで、大きな2つの堰堤が現れる。
左岸から適当に遊歩道に乗り、越えたところで沢に降りる。
ここがカットした場合の入渓点。なんかもう、一仕事終えたような感じだが気を取り直して遡行を再開する。
第2部といいつつも、まだまだ規模は大きく水量も多い。
花崗岩に弾ける白い飛沫と戯れながら進んでいく。
ちょっとした小滝だが直登すると少し手強い滝で遊んだりしながら進んでいく。
すると8mくらいの釜持ちの滝が出てくる。右岸から簡単に行けるのだが、その右岸が丁度いい飛び込み台になっているので、今季初の飛び込み大会を開催!
天気はぐずついているものの、これぞ夏の沢といった感じだ。
ガンサ谷分岐の手前の屈曲のゴルジュ地形に2段の滝がある。
1段目は水流に負けじととりついて簡単に突破。2段目がチョックストーンの滝。
チョックストーンの右側を登る。ちょいムズくらいなので空身にしてザイル確保と引き上げで突破する。
この先は日差しも少しあり沢がキラキラ輝いて鈴鹿らしい感じだった。
そしていよいよガンサ谷へ。
早速堰堤が出てくる・・・
適当に右岸の遊歩道に乗って堰堤を巻いていくとゴルジュになっていく。
ゴルジュが屈曲しその先に目をやったトップのSさんが「あったぞー!」とひときわ大きな声を出す。
手ごわそうな大きな滝がそこには待ち構えていた。
巻きなら左岸からといったところだが、右岸のリッジの下部に残置ハーケンを発見。
ならば直登だということでIさんがリードにとりかかる。
足元が微妙なリッジにハーケンを打ち込みながら登り、中段手前で滝身に乗り出しへつり気味に行く。
灌木で支点を取ってからは中段にある釜の中に入って右岸に登り上がる。
さすがの安定感。
実際登ってみるとリッジのところは足元が本当に微妙で自分にはリード出来る気はしない感じだ。
その先も派手さはないが、ナメがいくつも出てきてどこまでも岩盤質で綺麗だ。
520二股を左に取り、少し進んだ屈曲部にも大きな滝があった。
これは直登が難しそうなので右岸から巻く。
もう少し先まで行く予定だったが、屈曲からすぐの微尾根で稜線をのっこし安楽川水系へ入る。
それにしても迫力といい美しさといい本当にいい沢だった。今回の参加者が口をそろえて名渓というのがよく分かった。
のっこし先は思ったよりも早く水が出てくる。落ち葉や泥のつまった沢筋を下ろしていくとほどなく岩っぽい感じとなり、ちょいちょい段差が出てくる。
どれも適当に巻いたり下りたり出来る。
時折、炭焼釜と杣道がありこんなところまで人が入っているのかと思い知らされる。
途中1つだけ滝といえる滝がある。下部は階段上だが上部がツルンとしている。右岸から簡単に巻き下りれる。
ほどなくして安楽川の本流へ。水量が増え再び花崗岩に飛沫を上げている。
綺麗な渓相を最後まで楽しんで車道の橋が横切るところで出渓。
あとは石水渓を横目に駐車場まで歩いて下山。
本当に充実した良い沢登りだった。
今回のメンバーとまたどこか行くことを約束し、帰路についた。
コメント
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サモア君、ご無沙汰です。
鈴鹿遠征でしたか?ここは楽しい谷ですよね。
ガンサ谷は未見なので近々真似しようと思っています。
たろうさん
お久しぶりです。
鈴鹿南部の沢は初めてでしたが大満足です。
いつか石谷川本流と安楽川水系の継続遡行などしみたいですね!
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