仙丈ケ岳 梅雨の中休みのお花畑

2016年06月27日(月) [日帰り]

• GPS: 05:38
• 距離: 9.3km
• 登り: 1,168m
• 下り: 1,149m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:04
• 休憩: 0:33
• 合計: 5:37

9:02 北沢峠
10:10 10:13 薮沢大滝ノ頭
11:03 11:03 小仙丈ヶ岳
12:09 12:26 仙丈ヶ岳
12:50 12:59 仙丈小屋
13:30 13:31 小仙丈ヶ岳
13:53 13:54 薮沢大滝ノ頭
14:37 14:39 北沢峠
14:39 ゴール地点

計画では小仙丈ケ岳経由して仙丈ケ岳、その後は同じコースを下る予定でした。
平日は長野県伊那市側から北沢峠に登るバスの始発が遅いので、山上で過ごす時間が少なくなると思っていたからです。
それでも雄大な景色に心奪われ、高山植物にわき目を振りながら、普通に頑張って歩いてみると結構時間に余裕が生まれてきました。
そこで仙丈ケ岳山頂から藪沢カールに下るルートに回ることにしました。
これが高山植物の花が豊富なルートで、結果としてよい選択だったと思います。

天候

晴のち曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

長野県側　伊那市長谷　仙流荘から林道バス

コース状況／危険箇所等

特に危険個所はりません。
よく整備され、適度に岩場の登山道、急登もあり楽しい山歩きです。
ただ、馬ノ背と大滝の頭（5合目）の間、藪沢トラバースルートは雪崩および凍結危険のためということで封鎖されていました。

その他周辺情報

北沢峠に向かう林道バスのターミナル仙流荘で日帰り入浴できるようですが試してません。

写真

6/27 9:00

北沢峠到着です。

6/27 9:00

北沢峠（現在位置）から小仙丈ケ岳経由して仙丈ケ岳を目指します。

6/27 9:00

いよいよ仙丈ケ岳への登山道に挑みます。

6/27 9:02

とりあえずはこんな感じの登山道、まだ歩き始めの足が慣れていない段階では意外と急に感じます。

6/27 9:14

一合目から九合目まで案内標識があるので、おおよその位置が確認できて励みになります。

6/27 9:20

登の途中に合目の手前ですが樹間から北アルプスが望めます。林道バスからは雲のかかっていない北アルプスが望めていたのですが、少しづつ雲がかかり始めました。
それでも何とか中央やや右に槍ヶ岳、左に穂高連山確認できます。雲がかかるのは天気予報で確認済みなのでラッキーです。

6/27 9:27

二合目に到着です。

6/27 9:45

三合目です。ごみと良心は持ち帰りましょう。
ここには書いてないけど、山に来るとき「お家に良心おいてこないでね(^^)」

6/27 9:56

四合目、ほぼ15分で一合ずつ登っています。

6/27 9:58

すごい！
大きな岩が登山道に散乱しています。
実際歩いてみると意外に歩きやすいです。

6/27 10:04

これでもかと岩の登山道続きます。

6/27 10:07

キバナノコマノツメ

6/27 10:13

五合目大滝ノ頭に到着
看板は「大滝頭」となっています。
右への分岐は通行止め。馬ノ背に向かう分岐です。

6/27 10:13

馬ノ背方面へは行けません。

6/27 10:26

登山道も少し段差がきつくなり始めます。
登りがいがあり実に楽しいです(^^)

6/27 10:33

六合目到着
森林限界を抜けてます。
登ってきた背後に甲斐駒ケ岳、鋸岳。
甲斐駒ケ岳山頂にはずっと雲がお邪魔をしています。
相変わらず一合上がるのに15分のペースです。

6/27 10:33

北アルプス先ほどより少し雲が増えてきた。
槍も穂高岳もかろうじてわかる程度。
この日はこれ以降北アルプス見えませんでした。

6/27 10:34

さて、前を向いて小仙丈岳に向います。
この景色が元気を与えてくれます。

6/27 10:37

甲斐駒ケ岳山頂が少し見えています。
右に栗沢山、その尾根続きでさらに右にアサヨ峰が望めます。
その奥は鳳凰三山だと思うのですが雲の中。

6/27 10:41

コイワカガミ

6/27 10:47

北岳です。

6/27 10:54

甲斐駒ヶ岳山頂が少し見えてきました。
やはり白いです。

6/27 10:57

ウラジロナナカマド

6/27 11:02

小仙丈ケ岳2,864m目前(^^)

6/27 11:03

小仙丈ケ岳山頂
早朝に北沢峠に宿泊した方は、すれ違ったときに今日は小仙丈ケ岳から富士山見えたとおっしゃっていましたが、さすがにこの時間（11時）では雲の中でした。

6/27 11:03

さあ仙丈ケ岳を目指します。
左から北岳、間ノ岳、奥に塩見岳が雄大に見えています。

6/27 11:03

行く手は仙丈ケ岳。
美しい小仙丈沢カールです。

6/27 11:06

小仙丈沢カール、実に美しいです。

6/27 11:07

ミネズオウ

6/27 11:14

北岳、間ノ岳、奥に塩見岳。

6/27 11:15

塩見岳にズーム。

6/27 11:18

アオノツガザクラ

6/27 11:21

アオノツガザクラ

6/27 11:23

仙丈ケ岳どんどん近づいています。

6/27 11:29

キバナシャクナゲ

6/27 11:41

ミヤマキンバイ

6/27 11:42

イワウメ

6/27 11:42

ツガザクラ

6/27 11:42

ミネズオウ

6/27 11:44

右手に行くと藪沢カールに下り仙丈小屋に出られます。

6/27 11:46

イワウメ

6/27 11:47

オヤマノエンドウ

6/27 11:51

右下に仙丈小屋が見えてきました。

6/27 11:51

仙丈ケ岳山頂が見えてきました。

6/27 11:52

ミヤマキンバイ

6/27 11:54

オヤマノエンドウです。

6/27 12:01

ハクサンシャクナゲでしょうか。

6/27 12:02

藪沢カールを見下ろしています。

6/27 12:04

仙丈ケ岳あと少し。

6/27 12:06

仙丈ケ岳山頂直前、まっすぐ進めば大仙丈ケ岳。
時間に余裕があるときに足を伸ばしてみたいです。

6/27 12:07

仙丈ケ岳山頂に到着です(^^)v

6/27 12:07

山頂から望む大仙丈ケ岳です。

6/27 12:08

歩いてきた小仙丈ケ岳方面です。

6/27 12:09

地蔵尾根、藪沢方面です。

6/27 12:27

甲斐駒ケ岳山頂は雲の中、しばらく待っていたら山頂のすぐ下と摩利支天が姿を見せてくれました。
白い花崗岩の山肌がよく見えます。
次回北沢峠からは甲斐駒目指したい！

6/27 12:29

山頂から見下ろす藪沢カールと仙丈小屋。
背後には霞んできた鋸だけです。

6/27 12:29

摩利支天にズームです。

6/27 12:31

オヤマノエンドウ

6/27 12:33

ミヤマキンバイ

6/27 12:34

ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイとオヤマノエンドウ

6/27 12:36

ハクサンシャクナゲでしょうか。
キバナシャクナゲとは花の色などちょっと様子が違います。詳しい同定はできません。

6/27 12:39

ハクサンイチゲとミヤマキンバイ

6/27 12:39

ハクサンイチゲ

6/27 12:41

6/27 12:42

仙丈ケ岳山頂を藪沢ルートから振り返っています。

6/27 12:46

地蔵尾根ルートと藪沢ルートの分岐
仙丈小屋の案内しかありません。
仙丈小屋に下るのが藪沢ルートで左が地蔵尾根だと思うのですがなぜか左に進むルートの案内がありません。
実際はあるのですが登山者が入れないロープの向こう側を向いています。
でもあえてのぞいてみました。「松峰」と書かれています。

6/27 12:51

仙丈小屋、以前（10年近く前？）来た時とは建物が違う、リニューアルされてるみたいです。売店もありました。

6/27 12:52

仙丈小屋から甲斐駒ケ岳を望んでいます。
再び甲斐駒ヶ岳山頂が姿を現しています。

6/27 13:01

キバナシャクナゲ

6/27 13:02

キバナシャクナゲ群生

6/27 13:04

藪沢カールから最初登ってきた小仙丈ケ岳のルートに登り返します。登山道右の岩が面白かったのでパチリ。

6/27 13:06

上はイワウメ、下はクモマナズナでしょうか。

6/27 13:06

イワウメ

6/27 13:26

最後に北岳が顔を見せてくれました。

6/27 14:38

さあ、いいものをいっぱい見せてもらったので、ゴミと良心を忘れずに持ち帰ります。

撮影機器：

LUMIX DMC-TZ70 パナソニック

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 行動食 非常食 ハイドレーション ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ 携帯予備バッテリー

感想

Q_B

もともと有料天気予報ヤマテンでは午前中は天気持つが午後は上層の雲が広がり、積雲が湧き立ち稜線に霧の発生というような予報だったと思います。
北沢峠に至るバスは平日運航で始発到着が9時、せっかくの梅雨の中休みを有効に使いたいと山頂への道を急ぎました。
甲斐駒ケ岳や鋸、栗沢山やアサヨ峰、北岳や間ノ岳、塩見岳など南アルプスの雄大な景色を満喫できました。北アルプスも一時見ることが出来、十分に登った甲斐がありました。
北沢峠に宿泊された方は早朝から山頂を目指し、富士山を望むこともできたそうです。季節や天候、宿泊を含めた行程を検討すればさらに楽しめそうな気がします。