瑞牆山
- GPS
- 04:45
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 901m
- 下り
- 895m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 登山後の温泉:増富の湯 |
写真
装備
個人装備 |
雨具(レインウェア)
着替え
入浴セット
飲料
|
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感想
瑞牆山は、奥秩父の主脈に連なり、全山が黒雲母花崗岩でできた岩峰で、山頂付近は巨石が屹立した奇峰にして、日本百名山にふさわしい名峰です。
人気の山とあって早朝に出発し、朝8時前に瑞牆山荘前に到着しましたが、50台程停められる駐車場はすでに満車に近い状態でした。瑞牆山一帯は県の”森林文化の森”に指定され、秩父多摩甲斐国立公園の特別地域です。少しひんやりとして気持ちよい標高1,515m地点のカラマツ、シラカバ、ナナカマド、ミズナラが茂る理想的な雑木林の中を歩き始めます。
岩段を登っていくと、里宮神社の参道入口に出ます。瑞牆山や金峰山は、古くから山岳信仰の山で、奈良・吉野の大峯金峰山から山神を奉迎して里宮さまをお祭りしたのが、数百年の間に御社が朽ちてしまい、昭和に祠を再建して登山者の安全と村の五穀豊穣を祈っているのが、今の里宮神社です。
みずがき林道経由みずがき山自然公園への分岐を過ぎると水場があり、その先が瑞牆山の2つめの山荘、富士見平小屋です。小屋から直進して東に行くと金峰山です。山小屋初の地ビール”富士見平小屋ビール”の看板に惹きつけられます。帰りの楽しみにしましょう。
針葉樹林の道はゆるやかな平坦道ですが、ごろた石のせいで歩きづらい。小川山への分岐を過ぎると沢の音が聞こえてきて下り道になります。下りきると天鳥川の源流ですが水がありません。ここより西の沢から、みずがき山自然公園方面に流れて行きます。
源流を渡った先には、巨岩の桃太郎岩がありました。桃太郎が生まれた桃を連想させるような、刃物で真っ二つに切ったような形をしています。岩の傍らから急登が始まり、巨岩郡の間を縫うように400m程登ると山頂に到達します。岩場は手を使うのがコツです。登山用のグローブをするとよいでしょう。
やがてゴーレムのような大ヤスリ岩が出現します。鎖と梯子を使いながら岩と格闘。山頂付近には僅かながらアズマシャクナゲが咲いていました。そして山頂へ。
瑞牆山の山頂は岩の上で、花崗岩の岩塔が乱立していて平らな場所はほとんどないですが、眺めは最高で、晴れていればランチに最適です。今日はあいにくの天気なのでせっかくの富士山もぼんやりとしています。山頂で軽食を済ませ、下山します。まだ10時代なので、山頂をめざす多くのハイカーとすれ違いました。
富士見小屋では誓いどおりに地ビールで乾杯です。カラマツとミズナラに囲まれた小屋のベンチで、2種類の地ビールを飲み比べしました。富士見平小屋ビールはDunkel(デュンケル)なのでコクがあり、瑞牆ビールはPilsner(ピルスナー)なのでさっぱりした味でした。
〔感想〕
とても叶わぬ夢の世界だが、朝起きてすぐ散策する我家(じぶんち)の裏庭が、こんな雑木林だったらなあと...。
高所だからか、下草たる雑草も無く整然とした光景。いいですね。
ささっと、午前ハイクで立ち去った我等ですが、やはり人気の山で百名山のブランド力もあるのでしょう、普段と違って若者ハイカー(カップリング、山ガール、山アニキ、山ボーイ等々)がたくさんいらっしゃいました(軽い感動!)
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