羅臼岳(羅臼コース登り〜岩尾別コース下り)
コースタイム
- 山行
- 11:15
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 12:00
天候 | 曇/晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
羅臼コースで初めての羅臼岳を登る。
ビジターセンターの第二駐車場に車を置き、4:30に登山開始。登山道はあまり整備されておらず、朝露で足が濡れる。湿気があるせいか、気温の割に汗をかく。それでも登山川あたりまでは予定通りの時間で登っていく。
登山川を登り、泊場を過ぎ、涸沢を登っていくとやがて雪渓が現れる。とりあえず靴はそのままで屏風岩まで進む。
屏風岩から上部はある程度の傾斜に雪渓が残っていた。雪渓の真ん中あたりに大きな穴が空いているのが見える。あそこに落ちたらと思うと少しビビる。途中まで夏道を登るが、すぐに夏道もなくなり、軽アイゼンを付けて雪の上を登る。道産子でない僕らは雪上の経験が少ないため、慎重に一歩一歩滑らないことを確かめながら登る。その結果、かなりの時間を費やすことになった。ちなみに、ビジターセンターでは12本詰めのアイゼンとピッケルの携行を勧めていた。
二股の上部にも急傾斜の雪渓が残っていた。道に迷わないようにと、ロープが張られている。ロープ沿いを軽アイゼンでなんとか登る。正直、下を見ると怖かった。やがて雪渓が終わり、羅臼平と山頂の間の道に出る。6時間半程の行程を8時間かけてようやく登頂。
当初は羅臼コースをそのまま下る予定であったが、急傾斜の雪渓を下りる自信がなかったため、急遽岩尾別コースを下りることにする。岩尾別コースにも2箇所ほど雪渓が残っていたが、傾斜は緩く羅臼コースのようなおっかなさは全く無かった。また、羅臼コースと比べ格段に登山道が整備されていて、とても歩きやすかった。16:30に無事に岩尾別温泉に下山。羅臼岳は、羅臼コースと岩尾別コースでは全く印象が異なる山だとしみじみ感じた。
車を羅臼側に置いていたので、やむを得ず、タクシーで岩尾別温泉から知床峠を越えて羅臼のビジターセンターに向かった。
全行程でクマを目撃することは無かったが、クマの糞を3箇所で見た。うち1箇所は比較的新しいもので、下山してから、昼12時頃に羅臼平あたりにクマが出て、かなりの登山者が足止めを食らったと聞いた。ともあれ、無事に下りてこられて良かった。
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