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Yamareco

記録ID: 925991
全員に公開
ハイキング
大雪山

旭岳/姿見から裾合平

2016年07月25日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:52
距離
8.6km
登り
332m
下り
333m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:28
休憩
1:20
合計
5:48
8:57
29
スタート地点
9:26
9:42
1
9:43
9:45
129
11:54
12:56
109
14:45
天候 朝方は快晴。10時過ぎ頃から雲が出る。
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
旭川から旭川電気軌道バスで旭岳温泉へ。
旭岳温泉からロープウエイで姿見へ。
帰りは逆順。
コース状況/
危険箇所等
裾合平中間のベンチから中岳分岐までの間に5,6カ所の雪渓渡りがあるが、アイゼン、ピッケルの必要はなし。
ロープウエイ乗り場。
ロープウエイ乗り場。
十勝岳方面はもちろん、富良野盆地を挟んで芦別岳、夕張岳もクッキリ。なんという快晴だ!
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十勝岳方面はもちろん、富良野盆地を挟んで芦別岳、夕張岳もクッキリ。なんという快晴だ!
夕張岳クローズアップ。
夕張岳クローズアップ。
芦別岳クローズアップ。本谷の雪渓、1493m峰もはっきり見える。
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芦別岳クローズアップ。本谷の雪渓、1493m峰もはっきり見える。
ロープウエイを降りると目の前にこの光景が飛び込んでくる。
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ロープウエイを降りると目の前にこの光景が飛び込んでくる。
姿見展望台まで登って、逆さ旭を。
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姿見展望台まで登って、逆さ旭を。
噴煙も心なしか勢いが良いようで。
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噴煙も心なしか勢いが良いようで。
エゾノツガザクラ。大雪ではアオノツガザクラとの間で多様な変種が存在する、とのこと。
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エゾノツガザクラ。大雪ではアオノツガザクラとの間で多様な変種が存在する、とのこと。
ミヤマリンドウ
ハイオトギリ
ミヤマアキノキリンソウ。別名、コガネギク。
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ミヤマアキノキリンソウ。別名、コガネギク。
ハクサンチドリ
姿見駅付近のチングルマは花の終期であったが、それでもこの群落!
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姿見駅付近のチングルマは花の終期であったが、それでもこの群落!
チングルマやエゾノツガザクラの時系列的変化の標本のようなお花畑!
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チングルマやエゾノツガザクラの時系列的変化の標本のようなお花畑!
メアカンキンバイ
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メアカンキンバイ
マルバシモツケ
イワブクロ。別名、タルマイソウ。
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イワブクロ。別名、タルマイソウ。
旭岳石室から振り返り見る。左に忠別湖。
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旭岳石室から振り返り見る。左に忠別湖。
裾合平方面に足を踏み出すと、いきなりエゾノツガザクラの群落。
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裾合平方面に足を踏み出すと、いきなりエゾノツガザクラの群落。
姿見で見かけたコマクサはこの一株だけ。
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姿見で見かけたコマクサはこの一株だけ。
ミヤマクロスゲ
エゾノツガザクラ。此度の主役の一つですね。
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エゾノツガザクラ。此度の主役の一つですね。
ミツバオウレン
シラタマノキ
エゾイソツツジ
オヤマノリンドウ。秋の代表花で、さすがに咲いていたのはこの一輪だけ。
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オヤマノリンドウ。秋の代表花で、さすがに咲いていたのはこの一輪だけ。
ミツバオウレン。それにしても、札幌近郊ではゴールデンウイークの花であるのだが。
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ミツバオウレン。それにしても、札幌近郊ではゴールデンウイークの花であるのだが。
アオノツガザクラ
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アオノツガザクラ
ジムカデ
チングルマロード。最初の雪渓が望まれる。
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チングルマロード。最初の雪渓が望まれる。
やや長い雪渓渡り。アイゼン、ピッケルは必要ないが、ポールはあったほうが良いかもしれない。
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やや長い雪渓渡り。アイゼン、ピッケルは必要ないが、ポールはあったほうが良いかもしれない。
キバナシャクナゲ。雪田帯植生の代表的な花で、雪が比較的早く溶ける姿見周辺ではほとんど見られない。裾合平の雪渓付近から元気な姿が見られる。
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キバナシャクナゲ。雪田帯植生の代表的な花で、雪が比較的早く溶ける姿見周辺ではほとんど見られない。裾合平の雪渓付近から元気な姿が見られる。
雪渓とエゾノツガザクラの群落。
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雪渓とエゾノツガザクラの群落。
エゾコザクラ。キバナシャクナゲと並んで雪田帯植生を代表する花。
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エゾコザクラ。キバナシャクナゲと並んで雪田帯植生を代表する花。
二股雪渓。実際は写真ほどの迫力はない。
二股雪渓。実際は写真ほどの迫力はない。
雪渓とエゾコザクラ
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雪渓とエゾコザクラ
ズームアップ。
ウラジロナナカマド
ウラジロナナカマド
大きく撮るとこんな感じ。
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大きく撮るとこんな感じ。
エゾコザクラの変種でしょうか?
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エゾコザクラの変種でしょうか?
中岳分岐。姿見から2時間。写真の木道を上へ進めば中岳温泉。左に直進すれば当麻乗越から沼の平へ。どちらも魅力的なコース!
中岳分岐。姿見から2時間。写真の木道を上へ進めば中岳温泉。左に直進すれば当麻乗越から沼の平へ。どちらも魅力的なコース!
中岳温泉方向へ少しばかり上ってきました。
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中岳温泉方向へ少しばかり上ってきました。
このあたり、チングルマの最盛期でした!
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このあたり、チングルマの最盛期でした!
どうやら当たり!でしたが、帰りの旭川行バスの時間が気になり、この辺で引き返します。
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どうやら当たり!でしたが、帰りの旭川行バスの時間が気になり、この辺で引き返します。
大塚を背景に。
横位置でもパチリ!
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横位置でもパチリ!
「熊が岳を背景に」とパチリでしたが、「雲が岳」が背景になりました。
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「熊が岳を背景に」とパチリでしたが、「雲が岳」が背景になりました。
思い直して、「雪田を背景」にパチリ!
思い直して、「雪田を背景」にパチリ!
手前、青々としたバイケイソウも印象的でした。
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手前、青々としたバイケイソウも印象的でした。
ピンボケですが、ミヤマキンバイです。メアカンキンバイとの見分け方は、花弁トップの形状にあるとのこと。
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ピンボケですが、ミヤマキンバイです。メアカンキンバイとの見分け方は、花弁トップの形状にあるとのこと。
ハイマツ。これも驚きで、標高1700m程度でハイマツが生えることは、本州中央高地では考えられないことです。
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ハイマツ。これも驚きで、標高1700m程度でハイマツが生えることは、本州中央高地では考えられないことです。
ゴゼンタチバナ。中央部の花弁からして、エゾノゴゼンタチバナではないかとの説あり。
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ゴゼンタチバナ。中央部の花弁からして、エゾノゴゼンタチバナではないかとの説あり。
秋の気配を感じます。
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秋の気配を感じます。
イワウメ
バイケイソウ
ハクサンボウフウ、あるいはシラネニンジン。せり科は難しい。
ハクサンボウフウ、あるいはシラネニンジン。せり科は難しい。
ウラジロタデ
コケモモ。花もあったが、写真にならず果実を撮った。
コケモモ。花もあったが、写真にならず果実を撮った。
シャジクソウ。開花はこれから。
シャジクソウ。開花はこれから。
シラタマノキ
これもシラタマノキだと思うが、どうだろうか?
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これもシラタマノキだと思うが、どうだろうか?
イワヒゲ。光量が少なくなっているせいか、疲れで腕が固定できないのか、ピンボケ。
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イワヒゲ。光量が少なくなっているせいか、疲れで腕が固定できないのか、ピンボケ。
コケモモか?
コメバツガザクラ
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コメバツガザクラ
チングルマの果穂。これからの高原の主役。
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チングルマの果穂。これからの高原の主役。
姿見に戻ってきました。
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姿見に戻ってきました。
姿見の名残のパチリ。
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姿見の名残のパチリ。
ウコンウツギ。ロープウエイを降りて初見。これから飽きるほど現れるだろうと撮らずに先を急いだが、何のことはない、その後には全く見られず、最後にわたしの不明を詫びつつ撮らせてもらいました。
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ウコンウツギ。ロープウエイを降りて初見。これから飽きるほど現れるだろうと撮らずに先を急いだが、何のことはない、その後には全く見られず、最後にわたしの不明を詫びつつ撮らせてもらいました。

感想

「日本有数のチングルマの大群落」を見たいと思い立ったが、実は懐旧登山でもあった。父が亡くなった年、新盆で札幌に帰省し、墓参りを済ませた後、なぜか大雪山に登りたくなった。「天上にいる亡き父に少しでも近い場所へ」というのは格好良すぎるが、そういう気持ちがなかったわけではない。天上に最も近い所、北海道の最高峰の旭岳登頂を果たした理由である。翌日には層雲峡から黒岳にも登っている。
父の死という事実を自分なりに胸に収める一種の儀式であったかもしれない。今から19年前のことで、当時流通していたフィルム付きカメラ(「写ルンです」といったネーミングであったか…)で撮った写真がアルバムに残されている。だが、わたし自身の記憶はほとんど薄れかけており、当時の旅の大半は思い出せない。
さて、此度の旅。
最初から天気を睨んでのプランニングであったから、気象条件はベストであった。早立ちという山の鉄則を守りさえすれば、最高の山旅を愉しめる。お目当てのチングルマの大群落は、裾合平から中岳温泉までのルートが当たり。帰りの旭川へのバスの時間が気になって、中岳温泉まで行けなかったことが唯一つの心残り。山は逃げないが、人生には限りがある。
どの辺で折り合いをつけるか、一つ一つの山行で常に頭の中にある存念ではあるが、それもまた、この年ならではの味わいであろうか。



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