北岳（肩ノ小屋テント泊）グチレコでごめんなさい

2016年07月30日(土) 〜 2016年07月31日(日)

• GPS: 11:06
• 距離: 13.5km
• 登り: 1,800m
• 下り: 1,766m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:02
• 休憩: 2:03
• 合計: 7:05

7:36 広河原インフォメーションセンター
7:39 7:40 広河原・吊り橋分岐
7:44 7:45 広河原山荘
7:53 7:53 白根御池分岐
9:39 10:00 二俣
11:28 11:32 草すべり分岐
11:43 11:48 小太郎尾根分岐
12:18 13:22 北岳肩ノ小屋
13:34 13:36 両俣分岐
13:53 14:10 北岳
14:26 14:34 両俣分岐
14:41 北岳肩ノ小屋

2日目

• 山行: 3:15
• 休憩: 0:27
• 合計: 3:42

6:00 北岳肩ノ小屋
6:23 6:26 小太郎尾根分岐
6:32 6:41 草すべり分岐
7:42 7:57 白根御池小屋
9:25 9:25 白根御池分岐
9:34 9:34 広河原山荘
9:37 9:37 広河原・吊り橋分岐
9:42 ゴール地点

天候

初日晴れ（山頂ガス）翌日快晴

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

芦安第8駐車場　朝4時半到着でものすごい混雑。路肩駐車も発生し、5時始発の乗り合いタクシーには到底乗れず、1時間半第2駐車場で次のタクシー待ち。6時40分に乗れて、広河原7時半到着でした。

コース状況／危険箇所等

登山客が多すぎて、広河原山荘〜二俣まで大渋滞。
危険箇所は特にありません。

写真

朝5時過ぎ、タクシー待ちの列に並びます

7/30 4:58

芦安バス乗り場5時頃の様子

7/30 7:35

タクシー降りてようやく歩き始めます

7/30 7:35

北岳はガスの中

7/30 7:36

ちょっと眠い・・重い荷物がずっしりきます

7/30 7:37

レコでよく見た吊り橋からスタート

7/30 7:42

広河原山荘

7/30 8:01

山荘過ぎて樹林帯が気持ち好いけど・・・

7/30 8:34

渋滞始まりました〜初体験。

景色いいけど渋滞中・・みなさんどんなこと考えてるのかな？

7/30 9:26

渋滞中・・ここ山の中です

7/30 9:39

ひとヒト人・・

7/30 9:47

ようやく二俣分岐。ここからの2時間が本当にしんどかった・・

7/30 11:26

休み休みがんばります

7/30 11:28

草すべりとの分岐

7/30 11:28

稜線までもう少し・・がんばれ俺

7/30 11:45

稜線出た

7/30 11:49

山頂方面はガスの中

7/30 11:57

この岩岩を登れば肩ノ小屋

7/30 12:10

よっしゃ〜肩ノ小屋テン場突入や〜

7/30 12:13

小屋前広場やん

7/30 12:17

来てもうた・・テント装備で・・とうとう・・

7/30 12:18

レコでよく見た看板の前に俺いるやん・・

さっそく小屋でテント泊の受付します

幕営完了。それでは山頂へ行ってきます！

今夜のご近所さんはこんな感じです

7/30 13:23

山頂方面ガスガス

7/30 13:45

岩岩

7/30 13:48

いったん下って登り返して・・

7/30 13:56

北岳登頂〜日本ナンバー2〜

7/30 13:56

たくさんの人がいます。韓国の団体さん達も。

7/30 14:06

ガスが切れるの少し待って下山

7/30 14:10

さらに人が増えてきました。人気の山なんだな。

7/30 14:25

雲の切れ間からテン場が見える

7/30 14:37

きれいな緑

7/30 14:38

肩ノ小屋を上から

7/30 14:40

新調したアタックザックもいい感じ・・

7/30 14:42

今日の任務完了につき、ようやく小屋にて生ビール調達。
実にうまかったっす。

7/30 14:58

小屋の素泊まりの方用の自炊場もあります

7/30 16:14

今晩の我が家へ戻ってきました

7/30 16:17

他のテント場の観察にお散歩・・ここもいい幕営場だな

7/30 16:18

雲の上やん

7/30 16:18

すごいロケーションや・・

7/30 16:27

小屋前は祭りのような賑わい。
盆踊りの音楽流したら、みんな踊りだしたかも・・

7/30 16:36

山頂方面晴れてきたぞ

お昼寝してからそろそろ晩飯でも・・

朝4時のマイテントからの空。すご〜い！
標高高いテン場で良かった

日の出前のテン場と日本一

ちょろっと陽が出始め

おーそろそろ・・

7/31 4:46

みなさん日の出待ち

7/31 4:54

テン場にも朝陽が

北岳モルゲン

ようやく日の出〜

出ました〜

しばらく日の出前後の写真を・・

甲斐駒（左）と八ヶ岳連峰（右奥）

甲斐駒と八ヶ岳

甲斐駒アップ。かっこええ

八ヶ岳連峰アップ。雲に浮かんでるやん。

仙丈ヶ岳にも朝陽が・・

八ヶ岳が浮かんでる。写りこんでる人達が絵になってる。

赤岳方面アップで。（写りこんでる女性の方すいません。）

マイテントからの日本一・・感動やん・・

7/31 6:01

テン場出発時の日本一

7/31 6:01

テン場出発時の仙丈

7/31 6:01

山頂方面快晴やん

7/31 6:04

日本一

7/31 6:04

甲斐駒と八ヶ岳

7/31 6:04

甲斐駒と八ヶ岳に向かって下山開始

7/31 6:05

すごい景色を見ながら下山開始

7/31 6:22

何度も足が止まってしまう

7/31 6:22

仙丈さんさようなら・・

7/31 6:22

この分岐を下ると見えなくなるんや・・

7/31 6:23

もう一度北岳方面振り返る・・また来る・・かな？

7/31 6:23

日本一も徐々に見えなくなって・・

7/31 6:25

山頂方面何度も振り返り

7/31 7:26

白根御池のテン場が見えた

7/31 7:37

ここも好いテン場ですね

7/31 7:38

わりかし平坦地も多く

7/31 7:38

立派な山荘

7/31 7:42

北岳山頂も見えるやん

7/31 7:47

立派ですね

7/31 8:00

おいしいお水いただきました〜ごちそうさまでした。

7/31 9:34

広河原に下りて来た

7/31 9:34

吊り橋から山頂がよく見える

7/31 9:35

あそこにいたのか・・

7/31 9:36

何度も振り返っちゃった

7/31 10:35

第8駐車場到着〜お疲れ〜

撮影機器：

IXY DIGITAL 60 CANON

FinePix XP80 富士フイルム

感想

uenobu

登山経験1年半、テント泊山行2度目の中年夫婦が、重いテント装備で標高3000mのテント場までたどり着けるか・・たどり着いても、テントが強風で吹き飛ばされないかな・・とかいろいろ考えちゃってました。
当初は日月の予定でしたが、天気予報では土日の方がいい感じでしたので混雑覚悟で天気優先で土日で決行。
芦安駐車場4時半到着、信じられないくらいの車と人。
第8駐車場なる場所へなんとか駐車でき、5時前にバス、タクシー乗り場へ行くと長蛇の列。
バスだと次は7時55分発、タクシーだと6時40分発との情報。
タクシーの列へ並び、アスファルトに座り込んで待つこと1時間半、ようやく6時45分頃芦安出発、広河原7時40分頃ようやく歩き始めました・・。

広河原山荘〜二俣までは登山道がかなり渋滞し、下りてくる人達も大変そうでした。
ちょっと歩いては止まりを何度も繰り返し、ようやく二俣分岐。
右俣ルートを登り始めると、次第に荷物の重さが効いてきて、足が上がらなくなってきて、全然進んでない自分に腹が立ってきた・・。
白根御池小屋のテント場にしておけば良かった・・と、右俣ルートを歩いている時に何度も考えていた。
（以下しばらくグチにお付き合いください・・）

荷物が重くて足が上がらないし、全然進んでない・・。もはやトボトボでしか歩けない自分に腹が立ってきて、つらくてつらくて・・荷物下ろしたいけどまた担ぐの大変だし・・もう山なんか二度と登らない、やっぱり海に行けば良かった・・シーカヤックやっててもこんなにつらい思いはしたことないわ・・あ〜暑い、ノドがカラカラ・・とりあえず荷物おろしておにぎり食うか・・。
思わず女房にグチりまくる・・もう撤退か・・やっぱ無理だったな3000mのテン泊なんて・・仮に登ったとしても、こんな重い荷物背負って明日下山できねーよ・・。
女房は黙ってうなずいてます・・いつも俺が文句言ってる時は黙って聞いてます。
本気で言ってる訳じゃないってわかってるんですね。ありがたい限りです。頭下がります。

おにぎり食べてまた歩き始め、関西弁のおにーちゃん達のグループと抜きつ抜かれつを何度か繰り返し、おにーちゃん達が休んでる横を通る時に俺が話しかけてみた。
「関西からですか？」
「そうです。大阪と僕は京都です。なんどもさっきからお会いしますね。」
「京都はどちら？」
「中京区です。」
「俺はね、ちょっと金閣寺の近くに住んでたことがあるんですよ。庭仕事の勉強でしばらく北区に住んでたんですよ。」
「どちらからですか？」って聞かれ
「横浜からです。南アルプスだったら大阪と横浜の中間くらいかな？」
「横浜の方が近いでしょう。」
「じゃーどーも、また抜かしてくださいね。」
と言って歩き始めると、関西人のおにーちゃん達がみんな笑ってくれた。
なんか元気出てきた・・これが登山なんだな、そうなんや、みんなつらいけど楽しいんだよね・・。
おにぎりも効いてきたのか、すこぶる調子が出てきた。
小太郎尾根分岐の手前で、テント装備の女性としばし歩きながらお話し・・。
「そちらも重そうですね・・。」と俺。
「そうですね〜、これでも今回は荷物減らしたんだけど・・。」と女性。
「もう山なんかしばらく嫌だって考えてたとこなんですよ。」と俺。
「私はリベンジなんですよ。前回はガスガスで。（つらいのを）忘れたころにまた登りたくなるんですよね〜」と笑顔で女性。みんな重いけど楽しそうや・・。見習おう。

そんなこんなでようやく小太郎尾根分岐。
ここから30分で肩ノ小屋。もうひと踏ん張りや。
急な岩岩を登るとテント場が・・やった〜俺達着いたよ〜たどり着けたじゃん。
3000mまでテント装備で来れたやん。

幕営して山頂へ。
荷物が軽くてスイスイ楽勝。
山頂はガスってたけど達成感はありました。

夜中の12時半頃、目が覚めてテントから顔を出して空を見上げると、満天の星空が・・。
あわてて女房の体をゆすって起こして一緒に眺めた。
天の川がすごかった・・初めて見たよ・・感動・・首が痛くなったけどしばらく見上げてた。
本当に頑張って雲上のテント場に登ってきてよかったなって女房と言いあってまた寝た。