ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 935980
全員に公開
沢登り
剱・立山

赤木沢

2016年08月08日(月) 〜 2016年08月09日(火)
 - 拍手
GPS
--:--
距離
25.4km
登り
1,859m
下り
1,855m

コースタイム

1日目
山行
4:10
休憩
0:10
合計
4:20
6:05
73
7:18
7:18
102
9:00
9:10
20
9:30
9:30
55
2日目
山行
7:50
休憩
0:20
合計
8:10
5:30
75
6:45
6:45
75
8:00
8:00
129
10:09
10:09
71
11:20
11:40
120
13:40
折立
天候 8日晴れ 9日ガス風雨晴のmix
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
行き 練馬IC→立山IC→6号線有峰林道→折立キャンプ場
帰り 折立→立山IC→高井戸IC
コース状況/
危険箇所等
2016/8/8現在、水量はとても少ないとのこと
カメラ写真は日付が1日進んでます
折立キャンプ場到着
有峰林道、バイクは300円でした
4
折立キャンプ場到着
有峰林道、バイクは300円でした
奥の石垣あたりにクマーが出たそうです(←音楽をきいていて気がつかなかった人)
4
奥の石垣あたりにクマーが出たそうです(←音楽をきいていて気がつかなかった人)
Day 1 出発
なんだ、天国か
イケメンが汲み出してヘリで降ろす作業中。暑い中ごくろうさまです(撮影許可いただきました)
2
イケメンが汲み出してヘリで降ろす作業中。暑い中ごくろうさまです(撮影許可いただきました)
薬師沢小屋はこちらへ
3
薬師沢小屋はこちらへ
太郎平小屋を振り返る
3
太郎平小屋を振り返る
カベッケが原
笹薮のなかを子カッパがごそごそしているのかと思ったら大蛙でした
3
カベッケが原
笹薮のなかを子カッパがごそごそしているのかと思ったら大蛙でした
薬師沢小屋到着
カレーいただきます
らっきょうの数がはんぱないです(20個ぐらい)
4
カレーいただきます
らっきょうの数がはんぱないです(20個ぐらい)
D−2番(上段)
夕飯美味でした
Day 2 入渓!
へつるとき
へつれば
へつろう(残置お助けヒモに助けられた)
2
へつろう(残置お助けヒモに助けられた)
赤木沢出合に到着!
3
赤木沢出合に到着!
堰のようで不思議
3
堰のようで不思議
フタマタの右手が赤木沢
3
フタマタの右手が赤木沢
対岸に渡り
唯一の自撮がこんなことに
4
唯一の自撮がこんなことに
赤木沢!
最初の滝
2個目の滝
3つ目の滝
上から撮ってみる
4
上から撮ってみる
向かって右側から滝にとりつこうとしたら
4
向かって右側から滝にとりつこうとしたら
ここに落っこちたことを告白します
足がつかない深さでびっくりしました
6
ここに落っこちたことを告白します
足がつかない深さでびっくりしました
上から撮ってみる
4
上から撮ってみる
プチ・ゴルジュ
レンズの水滴が残念
4
プチ・ゴルジュ
レンズの水滴が残念
こういうのはお散歩感覚で
2
こういうのはお散歩感覚で
いいですね
あらもう終わりかしら・・・
1
あらもう終わりかしら・・・
とみせかけてまだまだ続く
4
とみせかけてまだまだ続く
ザブザブ歩く
お手ごろサイズ
正面に壁がドーン
4
正面に壁がドーン
休憩していたパーティーが「これが大滝だよ」と教えてくれました
5
休憩していたパーティーが「これが大滝だよ」と教えてくれました
ずいぶん水量減りました
3
ずいぶん水量減りました
さらに減りました
3
さらに減りました
枯れました
「濃霧のときはツメの方角が分かりにくいので気をつけましょう」とのことでしたが、まさにそれ
1
「濃霧のときはツメの方角が分かりにくいので気をつけましょう」とのことでしたが、まさにそれ
稜線が見えて一安心
3
稜線が見えて一安心
今回唯一のピーク
5
今回唯一のピーク
チトウ(モヒカン風)
3
チトウ(モヒカン風)
やったら咲いてました
3
やったら咲いてました
半ギレのころに太郎平小屋が
2
半ギレのころに太郎平小屋が
行者ニンニクでトリップ♪
6
行者ニンニクでトリップ♪
With the birds I'll share
this lonely view
3
With the birds I'll share
this lonely view
せっかちさん
総走行距離981kmでした
(トリップメーターがガタガタ)
5
総走行距離981kmでした
(トリップメーターがガタガタ)
帰宅後の洗車タイム
「オマエまだ端っこに毛が生えてるなあかわいいなあ」と言いながらタイヤを洗う幸せ
6
帰宅後の洗車タイム
「オマエまだ端っこに毛が生えてるなあかわいいなあ」と言いながらタイヤを洗う幸せ

感想

というわけで、赤木沢に行ってきました。

自宅から折立まではバイクでブーン。
(これがまあなかなかの旅でしたが沢とは関係ないので割愛)

山行1日目
折立発→薬師沢小屋泊。沢の音と風がここちよい小屋でカレーを食べてごろごろと至福タイム。小屋の方に赤木沢のアドバイスをいただく。

※8/8現在、水量は非常に少ない
※ツメは2本目を上がると、太郎平寄りになるので楽。ただし右方面へ行くことを意識しすぎて隣の沢に入ってしまわないよう、上を目指すこと

赤木沢は初めてだと告げると、ソロなうえに初めてだとはけしからん!というどころか、遡行図を出して丁寧に説明してくれて「水が少ないですから、出合までは高巻かないでへつるほうが楽しいでしょう」と、沢屋なアドバイスをいただき、感謝。

山行2日目
明るくなってきた5時半に小屋を出発。

へつり、へつり、と唱えながら、黒部川源流を進む。わりと水は冷たくない。右岸を行くか、左岸に渡るか、どちら側がへつれるのか、渡渉可能な場所、へつれそうな場所を探しながら進む。流されたら怖いので、とくに渡渉は緊張する。でも、怖がっていては進めない。オンサイト・トライのようで楽しい。「ここは慎重かつ大胆に参りましょう。アタックチャーンス!」と一人小芝居をしながら進んでいるうちに、赤木沢との出合に到着。

さて赤木沢。幾多ものナメ滝をナメが繋ぐ。赤木沢の貸切ってなんて贅沢な夏休みなんだろうか、今日って平日なんだよなあ申し訳ない、と一人ごちながらジャブジャブ進むと、大滝の前で1パーティーが休憩していた。

失敗したのは大滝の巻き。
向かって右側にある明瞭な巻き道に取り付き、中段あたりまで登ると、木に残置ロープとビナがあった。そこを滝寄りに進むと、がけっぷちに出た。上を見ると木が立ちはだかっている。これは怪しい。海原雄山だったら「こんな巻き道があるか!女将を呼べ!」とシャウトするぐらい、怪しい。まあ…いっちゃおうかと、イチかバチかで体をあげると、明瞭な巻き道にぶつかった。

下からパーティーの人たちがこっちを見ていたのは「あの人、変なところに入っちゃったねー大丈夫かなあ」と言ってたのかもしれない。お騒がせしました&恥ずかしー。終盤は注意力が散漫になってしまった。反省。

この先は次第に水量が減り、枯れて、高山植物がびっしりと生える草原へと続く。可憐な花を咲かせている彼らを踏むのは気が引けるが、ごめんなさい。ガスで先のほうが見えず、うっすらガスが切れたときに見える、稜線とおぼしき場所を脳裏に刻み込んで、高度計で高度が上昇していることを確認しながら進む。しばらくすると、稜線の登山道に出た。

稜線は冷たい風が吹いて、寒い。濡れた沢装備の着替え中に、何人もの人が通り過ぎていく。体を隠せるような岩もなく、ストリーキングでも始めるんじゃないかと思われそう。「さっ沢だからね!好き好んでこんなところで脱いでるんじゃないんだからねっ!」と一人ひとりに言い訳したくなる。

乾いた服に着替えて、フリースに、ウインドブレーカーをきても寒い。
真夏のクールな沢旅のはずが、チアノーゼ気味の唇で、稜線を歩く。
太郎平小屋でラーメンを食べて、やっと血の気が戻ってくる。

折立への途中で、お姉さんに「赤木沢?」と声をかけられて、フタリでキャッキャと下る。というかこのお姉さん、走るように下る。タダモノではないな…何者だ?3日前に赤木沢に行ったそうで、今回は立山から薬師まで歩いたトコだという。なんだ、バケモンか。おかげで太郎平から折立まで2時間で下ってしまった。

折立から有峰林道の運転も、速い速い。バイクがダウンヒルで車にちぎられる屈辱。この最速ダウンヒラーのお姉さんと、林道入り口近くのお風呂。お姉さんにお風呂で

「大滝の高巻きでヤバかったときは、オットと同じ命日になるし、まーいいかなって思ったんですけどねー」

といったら

「旦那さんが守ってくれたのよ♡」って、うーんラブリー

お風呂の駐車場でシルバーグレーの紳士が放った「バイクで来て沢だぁ?!オマエ、男になれよ!」という一言が、私が人から言われた史上一番男前なお言葉でした。奥様とフタリで歩いている姿が素敵でした。ああうらやましい。

さて、ココからがもう一つの核心、帰りの440キロ。
富山の某町にあるオットのお墓にお参りし、バイクでブーンと高速へ。
黒部ICから上田あたりまでは大粒の雨を全身に浴び、中央道原PAで精根尽きて二輪駐車場のバイクの隣で爆睡。翌朝帰宅しました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1636人

コメント

ゲスト
お疲れさまでした。
赤木沢は有名ですが苦労して行く程でもないでしょう?(笑)
帰りのバイクは大変そうですね(^^ゞ
2016/8/11 21:32
Re: お疲れさまでした。
おつありでーす
沢&北アルプスの山歩き&バイクツーリングがセットで楽しめて、私としては大満足でした

大滝の巻きで失敗したのと、天気がイマイチだったので、来年またリベンジしたいですネー
2016/8/11 22:35
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [2日]
薬師岳/折立起点太郎平小屋薬師平薬師岳山荘経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら