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Yamareco

記録ID: 936316
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

チビ登山第52座 北アルプスデビュー戦は常念岳

2016年08月08日(月) 〜 2016年08月09日(火)
 - 拍手
子連れ登山 osamuel
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:21
距離
7.9km
登り
1,346m
下り
111m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:53
休憩
1:19
合計
6:12
5:56
6:09
13
6:22
6:22
79
7:41
7:48
29
8:17
8:37
29
9:06
9:13
75
10:28
10:54
48
11:42
11:48
0
11:48
ゴール地点
二日目はGPS電池切れで記録とれず。二日目は常念小屋〜常念岳山頂〜一の沢〜駐車場で、おそらく累積標高はちょうど1700m。
またしても五歳児がんばった!
天候 快晴→晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
その他周辺情報 一の沢駐車場は週末を外したので、比較的すいていました。今度はもっと上に停めよう。
一の沢まで駐車場が二つあります。こっちが正解。私はもう一つ下に停めました。
2016年08月08日 05:38撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 5:38
一の沢まで駐車場が二つあります。こっちが正解。私はもう一つ下に停めました。
登山口まで無駄に110m登ります。これ大事ね。
2016年08月08日 05:49撮影 by  HTV31, HTC
8/8 5:49
登山口まで無駄に110m登ります。これ大事ね。
登山届をお兄さんに提出。
2016年08月08日 06:08撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 6:08
登山届をお兄さんに提出。
登山口でガイドさんとの待ち合わせごっこをして楽しむ。
2016年08月08日 06:12撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 6:12
登山口でガイドさんとの待ち合わせごっこをして楽しむ。
山の神神社にお参り。
2016年08月08日 06:28撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 6:28
山の神神社にお参り。
丸太橋がたくさんありました。
2016年08月08日 06:38撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 6:38
丸太橋がたくさんありました。
余裕を見せつけています。ぐぬぬ。
2016年08月08日 07:06撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 7:06
余裕を見せつけています。ぐぬぬ。
・・・直後、痛恨のミス。
2016年08月08日 07:13撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 7:13
・・・直後、痛恨のミス。
川を渡る際、よく考えずに片足をずぼり。靴下がびしょぬれになって、泣いちゃいました。
2016年08月08日 07:13撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 7:13
川を渡る際、よく考えずに片足をずぼり。靴下がびしょぬれになって、泣いちゃいました。
靴下を履き替えて、再出発。
2016年08月08日 07:42撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 7:42
靴下を履き替えて、再出発。
沢の水が冷たそうだな〜さわっちゃおう!
2016年08月08日 07:45撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 7:45
沢の水が冷たそうだな〜さわっちゃおう!
ちめた〜〜い!
2016年08月08日 07:45撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 7:45
ちめた〜〜い!
登山道自体が沢になっている区間がとても長い。ひんやりして助かるわ。
2016年08月08日 07:56撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 7:56
登山道自体が沢になっている区間がとても長い。ひんやりして助かるわ。
丸太橋地点でおかあさんに持たされたチーズパンをほおばる。
2016年08月08日 08:21撮影 by  HTV31, HTC
8/8 8:21
丸太橋地点でおかあさんに持たされたチーズパンをほおばる。
涼しくて、気持ちいいね〜。
2016年08月08日 08:33撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 8:33
涼しくて、気持ちいいね〜。
ストックをライトセーバーがわりにふざけながら登る。
2016年08月08日 08:38撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 8:38
ストックをライトセーバーがわりにふざけながら登る。
前方に、乗越が見えてきました。まだまだ遠い。水場を離れると夏の日差しが暑い。
2016年08月08日 09:12撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 9:12
前方に、乗越が見えてきました。まだまだ遠い。水場を離れると夏の日差しが暑い。
沢に戻るとひんやり。
2016年08月08日 09:21撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 9:21
沢に戻るとひんやり。
王滝から胸突き八丁までは我慢の区間。途中で3歳を背負ったお父さん、おかあさん、7歳のお兄ちゃんに会いました。
パパおつかれ!
2016年08月08日 09:53撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 9:53
王滝から胸突き八丁までは我慢の区間。途中で3歳を背負ったお父さん、おかあさん、7歳のお兄ちゃんに会いました。
パパおつかれ!
高山ハイキングの鉄板メニュー、気圧によって倍増するポテチ。この後2700m地点で破裂し、チビ太再び涙す。
2016年08月08日 10:05撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 10:05
高山ハイキングの鉄板メニュー、気圧によって倍増するポテチ。この後2700m地点で破裂し、チビ太再び涙す。
胸突き八丁からは急坂が更に激坂になります。
2016年08月08日 10:18撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 10:18
胸突き八丁からは急坂が更に激坂になります。
急坂?おれクライマーだし。すいすいすーだもんね!
2016年08月08日 10:27撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 10:27
急坂?おれクライマーだし。すいすいすーだもんね!
最後の水場が近づいてきました。長い間一緒に歩いてきた沢ともここでバイバイ。
2016年08月08日 10:34撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 10:34
最後の水場が近づいてきました。長い間一緒に歩いてきた沢ともここでバイバイ。
おいしいお水、頂きまーす。
2016年08月08日 10:46撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 10:46
おいしいお水、頂きまーす。
段々目指す鞍部が迫ってきた予感。でもまだまだ先は長そうだ。
2016年08月08日 11:03撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 11:03
段々目指す鞍部が迫ってきた予感。でもまだまだ先は長そうだ。
最後の1kmは細かくベンチがあるので助かります。
2016年08月08日 11:19撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 11:19
最後の1kmは細かくベンチがあるので助かります。
槍!槍が見えたよ〜!!!
この笑顔。
2016年08月11日 07:56撮影
8/11 7:56
槍!槍が見えたよ〜!!!
この笑顔。
最後、一気に展望がひらけて鞍部へ!そこには言葉を失う絶景が待っていました。よく頑張った。
2016年08月08日 11:48撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 11:48
最後、一気に展望がひらけて鞍部へ!そこには言葉を失う絶景が待っていました。よく頑張った。
常念小屋、食堂を覗くとベランダがあるじゃありませんか。みんな幸せそうにビール飲んでいたので、さっそく我々も。ソフトクリームと生ジョッキで乾杯だ。
2016年08月08日 12:08撮影 by  HTV31, HTC
8/8 12:08
常念小屋、食堂を覗くとベランダがあるじゃありませんか。みんな幸せそうにビール飲んでいたので、さっそく我々も。ソフトクリームと生ジョッキで乾杯だ。
チビ太君、顔は笑っていますが頭に角が生えていますよ!?
2016年08月08日 12:14撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 12:14
チビ太君、顔は笑っていますが頭に角が生えていますよ!?
今年の夏休みはスイス旅行だっけ?
2016年08月08日 12:15撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 12:15
今年の夏休みはスイス旅行だっけ?
槍ヶ岳から大キレットへと続く稜線。惚れ惚れ〜♡
2016年08月08日 12:18撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 12:18
槍ヶ岳から大キレットへと続く稜線。惚れ惚れ〜♡
槍カッケー!
2016年08月08日 12:18撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 12:18
槍カッケー!
2016年08月08日 12:19撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 12:19
昼食はカレーとラーメンをぺロりんこ。
2016年08月08日 12:31撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 12:31
昼食はカレーとラーメンをぺロりんこ。
常念乗越(のっこし)からの展望。
2016年08月08日 13:07撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 13:07
常念乗越(のっこし)からの展望。
初めて見ました!山の下から吹き上げてくる雲が鞍部を乗り越えていきます。
2016年08月08日 16:52撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 16:52
初めて見ました!山の下から吹き上げてくる雲が鞍部を乗り越えていきます。
明日はあそこを登りますぜ〜。疲れちゃって持ち越しね。
2016年08月08日 17:01撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 17:01
明日はあそこを登りますぜ〜。疲れちゃって持ち越しね。
夕食はハンバーグ。食欲は言わずもがな。明日の元気の為にたくさん食べます。
2016年08月08日 17:08撮影 by  HTV31, HTC
8/8 17:08
夕食はハンバーグ。食欲は言わずもがな。明日の元気の為にたくさん食べます。
おなかも一杯になったので、外にでておもちゃを広げて遊ぶことにしました。
2016年08月08日 18:15撮影 by  HTV31, HTC
8/8 18:15
おなかも一杯になったので、外にでておもちゃを広げて遊ぶことにしました。
みんなが夕陽に見とれているのをよそに、肉食vs草食の戦いが始まりました。ちょっと恥ずかしい。
2016年08月08日 18:17撮影 by  HTV31, HTC
1
8/8 18:17
みんなが夕陽に見とれているのをよそに、肉食vs草食の戦いが始まりました。ちょっと恥ずかしい。
白亜紀の太古の太陽が、槍ヶ岳に沈んでいきます。
2016年08月08日 18:19撮影 by  HTV31, HTC
8/8 18:19
白亜紀の太古の太陽が、槍ヶ岳に沈んでいきます。
今日は、ガスがかかりやすいこの時期にしては珍しく良い天気とのことでした。陽が沈むとやるとこないので、消灯時間の8時前に就寝。
2016年08月08日 18:25撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/8 18:25
今日は、ガスがかかりやすいこの時期にしては珍しく良い天気とのことでした。陽が沈むとやるとこないので、消灯時間の8時前に就寝。
時刻を見ると4時前ですねぇ。容赦ないです(笑)。
ご来光を見に、だだをこねる五歳児をなだめすかしてヘッドライトをつけて出発です。
2016年08月09日 03:59撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/9 3:59
時刻を見ると4時前ですねぇ。容赦ないです(笑)。
ご来光を見に、だだをこねる五歳児をなだめすかしてヘッドライトをつけて出発です。
頂上まではすぐ着くと嘘をついて外に連れ出しました。朝食は食べずに、朝食時間が終わる8時前に往復できるかな?
2016年08月09日 04:56撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/9 4:56
頂上まではすぐ着くと嘘をついて外に連れ出しました。朝食は食べずに、朝食時間が終わる8時前に往復できるかな?
45度近い急斜面。岩が多く足場が不安定で5歳児にはきびしいコースです。登りも下りも。一瞬暗くて道を外れたときはひやっとしました。
2016年08月09日 05:15撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/9 5:15
45度近い急斜面。岩が多く足場が不安定で5歳児にはきびしいコースです。登りも下りも。一瞬暗くて道を外れたときはひやっとしました。
どんどんあがる高度感。強風が吹いているので結構寒い。穂高が近づいてきた。
2016年08月09日 05:17撮影 by  HTV31, HTC
8/9 5:17
どんどんあがる高度感。強風が吹いているので結構寒い。穂高が近づいてきた。
頂上が近付いてきた!と思ったら偽ピークで、もう一段向こうにありました。小屋から見えるのは一個手前のピークでした。
2016年08月09日 05:45撮影 by  HTV31, HTC
8/9 5:45
頂上が近付いてきた!と思ったら偽ピークで、もう一段向こうにありました。小屋から見えるのは一個手前のピークでした。
雷鳥がいました!しかも親子!
2016年08月09日 05:58撮影 by  HTV31, HTC
8/9 5:58
雷鳥がいました!しかも親子!
北アルプスに生息する2000羽のうちの3羽ですかね。
2016年08月09日 06:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
1
8/9 6:00
北アルプスに生息する2000羽のうちの3羽ですかね。
おっきくなれよ〜
2016年08月09日 06:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/9 6:00
おっきくなれよ〜
そして山頂へ。テレビで見るような、せまい岩場の上に祠が立っていました。その頂上らしい佇まいに感動しました。
2016年08月09日 06:10撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/9 6:10
そして山頂へ。テレビで見るような、せまい岩場の上に祠が立っていました。その頂上らしい佇まいに感動しました。
一歩降りて、穂高が見下ろせるテラスで歓喜のダンス。すごい山頂だよ!
2016年08月09日 06:16撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/9 6:16
一歩降りて、穂高が見下ろせるテラスで歓喜のダンス。すごい山頂だよ!
大天井岳、燕へと続く北アルプス表銀座。
2016年08月09日 06:17撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/9 6:17
大天井岳、燕へと続く北アルプス表銀座。
蝶が岳へと道は続く。
2016年08月09日 06:17撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/9 6:17
蝶が岳へと道は続く。
朝食に間に合わせるため、急いで下山。とはいえ岩がごつごつでしたので難儀しました。朝食をぺロリと平らげて再スタート。
2016年08月09日 08:52撮影 by  HTV31, HTC
8/9 8:52
朝食に間に合わせるため、急いで下山。とはいえ岩がごつごつでしたので難儀しました。朝食をぺロリと平らげて再スタート。
あれほど喘ぎ苦しんんだ胸突き八丁への道も下りはあっという間に通過。
2016年08月09日 10:02撮影 by  HTV31, HTC
8/9 10:02
あれほど喘ぎ苦しんんだ胸突き八丁への道も下りはあっという間に通過。
段々ダンスの切れが鈍くなってきた。
2016年08月09日 10:55撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/9 10:55
段々ダンスの切れが鈍くなってきた。
水場が多くて気持ちいいねぇ。
2016年08月09日 12:19撮影 by  HTV31, HTC
8/9 12:19
水場が多くて気持ちいいねぇ。
そして、ゴール!一の沢登山口でタクシー待ちの登山客とドヤ顔で歓談するチビ太をおいて、父は駐車場まで1kmダッシュでした。
2016年08月09日 13:14撮影 by  HTV31, HTC
8/9 13:14
そして、ゴール!一の沢登山口でタクシー待ちの登山客とドヤ顔で歓談するチビ太をおいて、父は駐車場まで1kmダッシュでした。
安曇野のりんご園のりんごは、まだ青りんごでした。
2016年08月09日 14:38撮影 by  HTV31, HTC
8/9 14:38
安曇野のりんご園のりんごは、まだ青りんごでした。
あの山のもっと向こうから、降りてきた。
2016年08月09日 14:39撮影 by  HTV31, HTC
8/9 14:39
あの山のもっと向こうから、降りてきた。
がんばってその日のうちに横浜に帰っても良かったのですが、余韻を楽しむため浅間温泉に泊まることにしました。
2016年08月09日 16:55撮影 by  HTV31, HTC
8/9 16:55
がんばってその日のうちに横浜に帰っても良かったのですが、余韻を楽しむため浅間温泉に泊まることにしました。
ウェストンさんも泊まったというゆかりの宿、梅の湯でした。
2016年08月09日 17:05撮影 by  HTV31, HTC
8/9 17:05
ウェストンさんも泊まったというゆかりの宿、梅の湯でした。
夕食はお勧めの御蕎麦屋さんで。
2016年08月09日 17:35撮影 by  HTV31, HTC
8/9 17:35
夕食はお勧めの御蕎麦屋さんで。
2016年08月09日 17:46撮影 by  HTV31, HTC
8/9 17:46
モンスター級の食欲を発揮。
2016年08月09日 18:07撮影 by  HTV31, HTC
8/9 18:07
モンスター級の食欲を発揮。
朝風呂も楽しみました。
2016年08月10日 06:32撮影 by  HTV31, HTC
8/10 6:32
朝風呂も楽しみました。
食欲が、落ちないんです・・・
2016年08月10日 07:01撮影 by  HTV31, HTC
8/10 7:01
食欲が、落ちないんです・・・

感想





五歳児と山篭る(子守る)夏休み。お題は父子初の北アルプス、目指すは常念乗越(のっこし)からの槍ヶ岳の眺望。

前日、第51座として、今までの百名山としては最弱の美ヶ原を秒速で攻略、浅間温泉でちゃっぷりんこしてからの一の沢駐車場に9時到着。そこから車中泊。二人で車内で寝っ転がると、プリウスのリアハッチのガラス、ちょうど頭上に満天の星空と天の川、流れ星が!

星空を眺めながら寝るという贅沢をしながら翌朝4時前就寝。





翌朝、標高1189m地点からスタート。ウォルター・ウェストンも使ったとされる一の沢ルート。勾配が急、大きな石が多い、眺望は樹林帯が多くあまり望めない、稜線に出るのが最後の1%というなかなか精神的にきついコース。唯一の救いは「水筒いらず」と言われるほど水場に恵まれているということ。それもそのはず、全行程の大半は沢沿いを遡上するルートで、常に川のせせらぎを聞きながらの行程となります。

王滝ベンチの前後、胸付八丁までの区間が一番我慢を強いられる所。とにかく励まして進めました。幸いぶーたれることもなく楽しく標高を上げて行きます。

4時間以上かけてやっと残り100mを切り、稜線からの展望を期待して鞍部を覗き見ると、そこから見た槍の穂先は二人にとって忘れない衝撃となりました。いやーいいもの見せられたな。

常念小屋は評判どおりの◎な山小屋。特にテラスから一杯の生ビールとともにみる槍、穂高の眺望は日本離れしていますね。夏休みスイスに行ってきました、といってもよいでしょう。

翌日は4時前にチビ太をたたき起こし、朝食前の朝練ということで常念岳の頂上を目指しあと400mほど登ります。最初は眠気と寒さに泣きごとを言っていたのですが、大した登りじゃないと嘘をつき、その上おもちゃで釣りました(白状)。

小屋から頂上までは急峻で大きな石が転がりかなりデンジャラス。写真を見ても傾斜が45度なのがようわかります。小屋から見上げると屹立して見える頂上も、実は偽ピークでまだまだ奥がありました。

分岐地点から更に先を行くと岩場の影に子連れの雷鳥が!2000m以上でしか見られない、貴重な体験をしました。本当に警戒心薄いですね。日本国内での生存は約3000羽、北アルプスでは2000羽だそうです。そのうちの3羽、貴重ですね。

この後高度感のある岩場をよじのぼってたどり着いた頂上は、「これぞ高山の頂上」というべき、畳一畳スペースの上に祠が立ち、360度の大パノラマが眼下に広がるすばらしいものでした。一度これを経験してしまうと、病みつきになりますね。

見渡す限りの展望、穂高連峰に見惚れてしまいました。風が爆風で少し寒かったですが、二人とも大満足。名残惜しく山頂を後にしました。

下りは急斜面の岩場で登り以上に難儀。結局往復2時間半はかかってしまったか。山荘の朝食最終8時10分前に食堂に滑りこみました。

下山は想像通りの長丁場、5歳児は高い段差を降りる筋力がないので、高い段差は努めて抱きかかえて降りるようにします。チビ太も高い段差のたび「だっこ〜」と楽しみにしていました。トータルで200回はだっこしたかな、なかなかのトレーニングです。

8時半に小屋をでて、到着は12時半ですから普通のハイカーと同じくらいのペースでは下れました。健脚向けのロングコースでしたが、大分忍耐力が付いてきた。

前回の北岳も同様の距離、標高差でしたが、今回は二日で完遂。えらいえらい。金メダルだと褒めてあげたい。

下山後、安曇野のまちから西を見上げて空高くそびえるピラミダルな常念の山容をみて、数時間前頂きを踏んでいたのがいささか信じられない、そんな山旅でした。

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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
常念岳(一ノ沢ピストン)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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