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ハイキング
ヨーロッパ

チェルヴィーニャ2(プラン・メゾン〜オリオンデ小屋〜チェルヴィーニャ)

2016年07月26日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:00
距離
10.8km
登り
1,163m
下り
1,689m

コースタイム

日帰り
山行
5:20
休憩
0:40
合計
6:00
11:00
80
プラン・メゾン駅
12:20
13:00
240
オリオンデ小屋
17:00
チェルヴィーニャ村
 GPSではなく、手持ちの2万5千分の1の地図で歩いた道を辿りながら、手書きで入力しています。通過時間は写真の撮影時刻を参照しています。日本時間のままだったので、撮影タイムは外してあります。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
チェルヴィーニャ村からプラン・メゾンまではロープウェイ。そこから35番ルートでオリオンデ小屋まで、そこからは13番ルートでチェルヴィーニャ村に戻る。
コース状況/
危険箇所等
★★★このコースの魅力
花畑を歩くジープ道とは異なり、35番ルートは難度EEでモレーン通過や渡渉もありますが、ダイナミックな景色が歩きごたえのあるルートとなっています。帰路13番途中にかなり大きな滝(華厳の滝くらいの大きさ)がありますので、滝見物もできます。
■道
35番は難度EEなので、渡渉がおそらく3カ所くらい、けっこう急流ですが、靴の外側が濡れる程度。板2本が渡してあったところは、渡ればどうということはありませんが、渡る前に、前を行く人は躊躇していました。私は前の人が渡ったので渡ったところ、板も安定しており大丈夫でしたが、遠くからみると板が細いように見えました(実際はそうではない)。渡渉時はストックがあったので安心でした。
 オリオンデ小屋到着の5分か10分くらい前に等高線を横切る場所があります。ここがザレ場で両側が落ちていました。怖かったですが、天気良好のため問題はありませんでした。
 オリオンデ小屋から村に行く13番は小屋へと続くジープ道、登山道が交錯するルートなので、疲れていればジープ道、登山道を行きたければ登山道と、臨機応変に選べるので、そういう意味ではとても歩きやすいルートです。
■道標
道標もペイントもとてもよく整備されています。思ったのですが、イタリア側としては一番(クールマイヨール、コーニュも含めて)の充実度では?スイスに近いからでしょうか。
■休憩所
プラン・メゾンからリオンデ小屋の間には何もありません。リオンデ小屋営業中でした。食事可能。
その他周辺情報 休憩所はプラン・メゾンPlanMaison(ロープウェイ駅)とオリオンデ小屋Rifugio Orionde(Duca Degli Abruzzi)
快晴の空の下、テレキャビンに乗ってハイキングに出かけます。
快晴の空の下、テレキャビンに乗ってハイキングに出かけます。
ハイキングルート35番、昨日も歩いたルートの続きです。
ハイキングルート35番、昨日も歩いたルートの続きです。
途中駅のプラン・メゾンに到着。
途中駅のプラン・メゾンに到着。
ダイナミックな景色が広がります。昨晩の地図チェックではモレーンが広がっている感じですが、そこの道はどんな感じなのでしょう。ダメなら引き返すつもりで出かけます。
ダイナミックな景色が広がります。昨晩の地図チェックではモレーンが広がっている感じですが、そこの道はどんな感じなのでしょう。ダメなら引き返すつもりで出かけます。
この写真で見えるかどうかわかりませんが、肉眼では、小さな川の近くにくっきりはっきりとオリオンデ小屋が見えます。目的地が見えるのはうれしい。
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この写真で見えるかどうかわかりませんが、肉眼では、小さな川の近くにくっきりはっきりとオリオンデ小屋が見えます。目的地が見えるのはうれしい。
最初はいつもこんな感じの楽勝コースに見えて、騙されることもあるハイキングルート。
最初はいつもこんな感じの楽勝コースに見えて、騙されることもあるハイキングルート。
ワタスゲも
モンテ・チェルヴィーノ(マッターホルンのイタリア語)もすっきり見えて、
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モンテ・チェルヴィーノ(マッターホルンのイタリア語)もすっきり見えて、
足元は花畑全開で
足元は花畑全開で
道もまっすぐだし
道もまっすぐだし
道標もしっかりあって
道標もしっかりあって
チェルヴィーニャ下の素敵な道
チェルヴィーニャ下の素敵な道
ガレているところはやっぱりありますが、
ガレているところはやっぱりありますが、
雪渓もありましたが、平らなところだし大丈夫です。
雪渓もありましたが、平らなところだし大丈夫です。
最初の渡渉は楽勝です。
最初の渡渉は楽勝です。
ゲンチアがそこかしこに
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ゲンチアがそこかしこに
ザレ砂の山がありました。
ザレ砂の山がありました。
道標は相変わらず、しっかり、もっと少なくても大丈夫行けますというくらいありますが、それは快晴だからの話。天気が荒れやすいチェルヴィーニャだからこそ、たくさんあるのでしょう。
道標は相変わらず、しっかり、もっと少なくても大丈夫行けますというくらいありますが、それは快晴だからの話。天気が荒れやすいチェルヴィーニャだからこそ、たくさんあるのでしょう。
ザレているところも歩きます。
ザレているところも歩きます。
最後結構ザレたりガレたり、
最後結構ザレたりガレたり、
それよりも高度感があるので慣れないと怖いかもしれない。
それよりも高度感があるので慣れないと怖いかもしれない。
橋のかわりの板が狭いように見えますが、近づくと以外と広い。
橋のかわりの板が狭いように見えますが、近づくと以外と広い。
ここは平らだから良いのですけれど、最後に登りがあり、そこが怖かった。でも天気が良い(道は乾いている)から大丈夫。
ここは平らだから良いのですけれど、最後に登りがあり、そこが怖かった。でも天気が良い(道は乾いている)から大丈夫。
だいぶ登って来ました。
だいぶ登って来ました。
オリオンデ小屋近くというか、すぐそばの湖
オリオンデ小屋近くというか、すぐそばの湖
オリオンデ小屋。パスタも食べられます。
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オリオンデ小屋。パスタも食べられます。
小屋から少し上がったところ
小屋から少し上がったところ
こんな感じ
パラグライダーも飛んでいます。
2016年07月26日 19:24撮影 by  COOLPIX S3700, NIKON
7/26 19:24
パラグライダーも飛んでいます。
さて、昼食を食べたら下ります。
さて、昼食を食べたら下ります。
ずっとお花畑が続きます。
ずっとお花畑が続きます。
アルプスで見たスミレはほとんどこれ。
アルプスで見たスミレはほとんどこれ。
ゲンチアナの別の種類
ゲンチアナの別の種類
デイジーも
リオンデ小屋からだいぶ下りて来ました。
リオンデ小屋からだいぶ下りて来ました。
ウサギギク
山麓に咲く花々
ワタスゲ
だいぶ曇って来てしまいました。
だいぶ曇って来てしまいました。
オキナグサ
麓の村も見えています。
麓の村も見えています。
道の途中には大きな滝。
道の途中には大きな滝。
でも足元の花もきれい
でも足元の花もきれい
ハクサンチドリみたいだけれど。
ハクサンチドリみたいだけれど。
シラタマソウ?
滝まで来ました。
滝まで来ました。
滝、しぶきがすごい。
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滝、しぶきがすごい。
マツムシソウ
シラタマソウ
ほとんどゲンチアナのようだが、ピンク色
ほとんどゲンチアナのようだが、ピンク色
シシウドみたい。
シシウドみたい。
小さな礼拝堂が見えてきました。
小さな礼拝堂が見えてきました。
ヤナギランが見えるとふもとまで下りてきたしるし。
ヤナギランが見えるとふもとまで下りてきたしるし。
村はずれまで帰って来ました。
村はずれまで帰って来ました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ストック

感想

 このルートはマッターホルン直下のコースで登攀をめざす人が使うオリオンデ小屋が中間地点となっています。コースも変化に富んで素晴らしい。花も多いです。オリオンデ小屋では昼食も食べられます。
 ただプラン・メゾンから小屋までは難度EEのカレルの道の一部になっているので、観光で来るのはどうなのかと思われる部分(ごく一部)もありました。それがザレ場の部分の登りで、そこだけは一人では怖かったと思います。幸い、同じルートを歩く人が先に立って歩いてくれました。ほんの数十メートルか100メートル程度なので、知っている道ならどうということはないと思いますが、運動靴だとどうでしょうか?
 というか、ここに限らず、難度がE(ハイク、難しいところはなし)ではなく、EEを行くなら、事前にどいういう難しさなのかを把握しておく必要があると思いました。つまり地図だけではわからない部分があるということです。昨日、難度EEの35の一部を歩いてみて大丈夫だったから、ちょっと何かあっても引き返せばよいと思っていたのですが、ここは、2時間歩いた後にあと10分で小屋に到着という地点だったので心理的に引き返すのは難しかったでしょう。
 自分の知らない山域(海外でも日本でも)では、地理や土壌の条件を十分には理解していないので、ハイキングといえども難度があがっていることに常に注意が必要だと思いました。
 渡渉に関しては、今回は軽く渡れても、雪の融け具合、水の量によって変動が大きいと思うので、必ずしも渡れるとは思わないほうが良いのだろうなとも思いました。難度Eであれば悩む場所はおそらくないだろうとは思います。

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