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Yamareco

記録ID: 953350
全員に公開
沢登り
東海

【夏沢納め?】柿其渓谷

2016年09月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
tentyo samoa その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
08:05
距離
8.9km
登り
594m
下り
596m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:06
休憩
0:00
合計
8:06
7:02
0
スタート地点
7:02
7:02
0
ねじだる
7:02
7:02
0
霞ヶ滝
7:02
7:02
0
虹ヶ滝
7:02
7:02
486
雷の滝
15:08
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
柿其渓谷駐車場
コース状況/
危険箇所等
ロープを出したのはねじだるの二つ目の滝
霞ヶ滝は遊歩道に出て大巻き
その他周辺情報 柿其温泉 750円
柿其渓谷へ
2016年09月03日 07:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/3 7:32
柿其渓谷へ
恋路の吊り橋
吊り橋効果は期待できなさそう
2016年09月03日 07:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 7:34
恋路の吊り橋
吊り橋効果は期待できなさそう
牛ノ滝
左岸から越えて入渓
2016年09月03日 07:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/3 7:41
牛ノ滝
左岸から越えて入渓
なかなかいい雰囲気
2016年09月03日 07:59撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/3 7:59
なかなかいい雰囲気
倒木を渡る
2016年09月03日 08:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/3 8:02
倒木を渡る
いきなり胸まで
うれしい悲鳴が上がる
2016年09月03日 08:05撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/3 8:05
いきなり胸まで
うれしい悲鳴が上がる
いきなり泳がされる
2016年09月03日 08:07撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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9/3 8:07
いきなり泳がされる
小さい段差も水流が強いと手応えがある
2016年09月03日 08:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/3 8:08
小さい段差も水流が強いと手応えがある
水が綺麗
2016年09月03日 08:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/3 8:14
水が綺麗
淵は積極的に泳ぐ
2016年09月03日 08:17撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 8:17
淵は積極的に泳ぐ
飛沫を上げる瀑布を負けじと登る
2016年09月03日 08:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/3 8:20
飛沫を上げる瀑布を負けじと登る
エメラルドグリーンに輝く
2016年09月03日 08:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/3 8:23
エメラルドグリーンに輝く
水面に映す影
2016年09月03日 08:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 8:23
水面に映す影
ねじだるの始まり
2016年09月03日 08:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 8:34
ねじだるの始まり
右往左往して結局流心は登れず
2016年09月03日 08:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 8:35
右往左往して結局流心は登れず
左岸から巻き気味に
2016年09月03日 08:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 8:40
左岸から巻き気味に
いい感じのゴルジュ
2016年09月03日 08:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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9/3 8:41
いい感じのゴルジュ
もちろん泳いで
2016年09月03日 08:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 8:42
もちろん泳いで
どんどん泳ぐ
2016年09月03日 08:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 8:49
どんどん泳ぐ
唯一ザイルを出した
つるんとした左岸を微妙なへつりで突破
2016年09月03日 08:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/3 8:51
唯一ザイルを出した
つるんとした左岸を微妙なへつりで突破
続く滝 右岸手前から
2016年09月03日 09:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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9/3 9:32
続く滝 右岸手前から
美しく滝
これも流心は無理、右岸巻き
2016年09月03日 09:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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9/3 9:35
美しく滝
これも流心は無理、右岸巻き
美しく渓相が続く
2016年09月03日 10:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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9/3 10:09
美しく渓相が続く
開けているところは明るい飛沫を
2016年09月03日 10:16撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 10:16
開けているところは明るい飛沫を
明るい段差
2016年09月03日 10:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 10:19
明るい段差
癒しのゴルジュ
2016年09月03日 10:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 10:26
癒しのゴルジュ
赤い岩壁
2016年09月03日 10:28撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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9/3 10:28
赤い岩壁
水流に負けじと
2016年09月03日 10:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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水流に負けじと
段差を越えます
2016年09月03日 10:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 10:34
段差を越えます
わーい!
2016年09月03日 10:44撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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9/3 10:44
わーい!
一際大きな霞ヶ滝
2016年09月03日 10:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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9/3 10:45
一際大きな霞ヶ滝
釜で遊ぶ
巻きは一段戻って右岸から
2016年09月03日 10:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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9/3 10:48
釜で遊ぶ
巻きは一段戻って右岸から
美しく淵を泳いで奥の滝の突破にかかる
2016年09月03日 11:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 11:22
美しく淵を泳いで奥の滝の突破にかかる
すだれ状の滝に挑む
黒いのは岩ではなく人
2016年09月03日 11:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 11:24
すだれ状の滝に挑む
黒いのは岩ではなく人
一旦仕切り直し
2016年09月03日 11:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 11:26
一旦仕切り直し
すだれを裏から覗く
2016年09月03日 11:27撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 11:27
すだれを裏から覗く
左岸側の水流を突破
2016年09月03日 11:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 11:29
左岸側の水流を突破
ガバホールドだよりに瀑布を越える
2016年09月03日 11:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 11:29
ガバホールドだよりに瀑布を越える
やったー!
2016年09月03日 11:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 11:30
やったー!
美しい渓を堪能
2016年09月03日 11:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 11:35
美しい渓を堪能
虹ヶ滝
2016年09月03日 11:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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虹ヶ滝
一枚岩の小滝
2016年09月03日 11:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 11:39
一枚岩の小滝
水流が強く思いの外手強い
2016年09月03日 11:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 11:40
水流が強く思いの外手強い
2016年09月03日 11:44撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 11:44
水流に負けるな
2016年09月03日 11:44撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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9/3 11:44
水流に負けるな
なんとか岩の上へ
2016年09月03日 11:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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なんとか岩の上へ
ローリング?で突破
2016年09月03日 11:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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ローリング?で突破
全員突破!いぇい!
2016年09月03日 11:46撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 11:46
全員突破!いぇい!
どこまでも美しい
2016年09月03日 11:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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どこまでも美しい
函淵
2016年09月03日 11:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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函淵
岩壁に大きな穴が
2016年09月03日 11:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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9/3 11:57
岩壁に大きな穴が
大穴
2016年09月03日 12:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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大穴
飛び込み大会
2016年09月03日 12:04撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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飛び込み大会
吊り橋
2016年09月03日 12:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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9/3 12:14
吊り橋
深い淵
覗きこむとアマゴと思わしい魚もいた
2016年09月03日 12:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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深い淵
覗きこむとアマゴと思わしい魚もいた
水流をこえろ
2016年09月03日 12:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 12:26
水流をこえろ
水流をこえろ2
2016年09月03日 12:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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水流をこえろ2
水流をこえろ3
2016年09月03日 12:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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水流をこえろ3
水流をこえろ4
2016年09月03日 12:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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水流をこえろ4
まだまだ泳ぐ
2016年09月03日 12:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 12:39
まだまだ泳ぐ
水流を越え
2016年09月03日 12:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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水流を越え
淵は泳ぎ
2016年09月03日 12:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 12:48
淵は泳ぎ
美しい渓を堪能
2016年09月03日 13:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 13:10
美しい渓を堪能
瀑流に果敢に挑む
2016年09月03日 13:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 13:13
瀑流に果敢に挑む
突破
2016年09月03日 13:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 13:13
突破
K田も飛沫を浴びて
2016年09月03日 13:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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9/3 13:15
K田も飛沫を浴びて
休憩中
甲羅干し
2016年09月03日 13:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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9/3 13:18
休憩中
甲羅干し
ミヤマクワガタと久々に遭遇
2016年09月03日 13:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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9/3 13:29
ミヤマクワガタと久々に遭遇
かっこいい
2016年09月03日 13:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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かっこいい
本当に綺麗
2016年09月03日 13:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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本当に綺麗
終盤も水流と戯れる
2016年09月03日 13:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 13:43
終盤も水流と戯れる
弾ける飛沫
2016年09月03日 13:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 13:43
弾ける飛沫
ゴルジュの瀑布を行く
2016年09月03日 13:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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9/3 13:45
ゴルジュの瀑布を行く
〆の雷の滝
2016年09月03日 13:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 13:54
〆の雷の滝
白い花崗岩に弾ける飛沫
2016年09月03日 13:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 13:56
白い花崗岩に弾ける飛沫
滝の水流を越えて岩にとりつく
2016年09月03日 13:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 13:56
滝の水流を越えて岩にとりつく
段差が続く
2016年09月03日 13:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 13:57
段差が続く
白い岩が綺麗
2016年09月03日 13:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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9/3 13:57
白い岩が綺麗
下山は林道で
2016年09月03日 14:05撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/3 14:05
下山は林道で
ヤマカガシの死骸
2016年09月03日 14:05撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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ヤマカガシの死骸
函淵や
2016年09月03日 14:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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函淵や
ねじだるの看板
2016年09月03日 14:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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ねじだるの看板
下山
2016年09月03日 14:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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下山

感想

そろそろ、ずぶ濡れになる沢に行くのは厳しくなってくるかなと思い、大峰の葛川本流を計画するも、突如発生した台風12号の影響で、近畿南部は雨模様。

台風の影響から逃れるように甲信方面の、柿其渓谷で、当初の目的である泳ぎの沢堪能を目論む。

久々に名神→中央道のコース。中津川ICから賤母の道の駅に行ってC0。軒下で寝れていい感じだ。

翌朝、空は青空。してやったり。
朝御飯を頬張りながら30分ほどで柿其渓谷の駐車場へ。
しっかり防水を施し、ライフジャケットを着用して。駐車場の釣師によると水量は少なめのようだ。

さて、最初は恋路橋という吊り橋を渡る。しっかりした吊り橋なので吊り橋効果は期待できなさそう。
牛ノ滝まで遊歩道を歩く。白い花崗岩に美しく水が流れ、期待が膨らむ。

牛ノ滝はなかなか巨大。展望台から見る限りでもとうてい登れそうにない。
入渓は、展望台から少し遊歩道を登ったところから踏み跡で牛ノ滝を巻いて沢身に降りる。
踏み跡自体はそこそこしっかりしているが、急な斜面をトラバースするので滑落は注意。

降りたところは落ち口のちょい上の岩棚。
沢身に下ろしやすいところへは、倒木を伝って移動した。

深みがあったり白波立っていたり期待通りの渓相。
さっそく、胸まで浸かりうれしい悲鳴をあげながら、白波立っているところの水流に負けじと進む。
水温も思ったほど冷たくはない。

花崗岩が優先するこの沢はラバーソールががっちり効いていい感じ。
開けて燦々と朝陽が差し込み、淵や花崗岩が輝く中を進んでいくと両岸が切り立ち、ほどなく3mほどの滝が現れる。
ねじだるの始まりのようだ。

最初の滝は登るのは困難そうに見えるが、とりあえずとりついてみようと、淵を泳いでいく。
samoaが右往左往した結果、結局登れず...
おとなしく右岸から巻く。

続く淵を泳いで突破していくと、5mほどの左岸がつるんとした滝が現れる。
ここはザイルを引いて攻略にかかる。
水際から上がり、つるんとした岩棚を少し登り、クラックの細かいホールドを頼りに微妙なへつりで突破。
空身でいったがそこまでは必要ない。フェルトのtentyoは苦労していた。

すぐさま奥まったところち8mの滝が懸かる。
この滝は手前の岩棚を登って簡単越えられる。
途中、小さいマムシがいた。寝ていたところを起こしてしまったのが小さい口を開けて警戒の姿勢。ごめんよ。

続いては5mの滝。これも流心近くの直登は難しく、手前から巻き気味に登る。
この滝でねじだるはおしまい。ゴルジュも一旦終りとなる。

いつまにか、空には雲がなくなり快晴。本当に気持ちのいい夏沢遡行となってきた。
開けたところは本当に明るくて気持ちが良い。美しい淵を思い思いに泳ぎ、小さい段差は水流に負けじと登る。

再び両岸が切り立ってきて、赤い岩壁なんかを見つつ進んでいくと、一際大きな滝が迎えてくれる。
牛ノ滝とならんで大きい霞ヶ滝。ネットの記録では右岸を直登している人もいるが、落ち口付近がとても難しそう。とてもじゃないが登れない。
ひとしきり釜で遊んで巻きにかかり。

手前の1mほどの段差まで戻って、微沢を登って遊歩道の展望台へ出る。
遊歩道を少し歩いて、切れ落ちてくる手前で灌木を掴みながら沢身に下ろす。落石に注意しながら、段差を降ろして沢に復帰。

少し進むとすだれ状の4mの滝。
当然ながら釜を泳いで取り付くのだが、これも水流が強く手強い。
すだれ状の部分も登れそうでの登れない。ちなみにすだれ状は裏から見ることもできておもしろい。
tentyoがひときわ強い流れを勢いで横切って、ガバホールドを掴んで突破した。

美しい渓相を楽しみながら虹ヶ滝を見送ると、大きな一枚岩を勢い良く水流が流れている箇所が出てくる。
別に簡単に横を歩いていけるのだが、せっかくなので突破にかかる。
足で突っ張ろうにも水流が強く足が持っていかれるので、一旦ザックを外し、マウントリングの要領で、一枚岩に体を乗せて水流を避けるように足で体を支えながら突破。
tentyoはローリングをかましながら突破したりと、なかなか楽しい。
ついでにウォーターシュートしてみると、水流の勢いのせいか素面を走るようにシュートして楽しい。
一粒で二度美味しいとはこのことだ。

ちょうど中間地点の橋にさしかかる。橋の下はゴルジュとなっていて函淵と呼ばれているようだ。
ゴルジュの岩壁には大穴が空いていて、なんとか這い上がろうとするもうまく行かず・・・
あと20cm水量があれば、簡単に上がれそうだ。

その後も、開けたりゴルジュ地形となったりを繰り返す。
時折、頭上には遊歩道やかつての林道用のトロッコの橋、吊橋なんかがかかっていたりする。
思い思いに淵を泳ぎ飛沫弾ける瀑布を突破していく。

ふと日なたの岩で休憩していると、ミヤマクワガタが飛んできた。久々に見たはやはりかっこいい。
甲羅干しをして体を温めた後に、水に入るときはなかなか冷たいが泳ぎ続けると気にならなくなる。
そろそろ出渓も近いなと思いながら進んでいくと、一際大きな釜をもった連瀑が現れる。
釜の水流を横切って、瀑布を登って突破すると流れが平凡になる。
適当に左岸に入ると林道に出る。そこには雷の滝の文字が。ちょうど狙っていたところでの出渓。

あとは林道を歩くだけだが、ときおり覗き込むと、さっき泳いでいた釜などが見れる。
函淵、虹ヶ滝、霞ヶ滝、ねじだるの看板を見ながら歩くのは答え合わせのようだ。
霞ヶ滝では出渓している人たちがいた。
そんなこんなで、入山口まで。本当に気持ちがいい楽しい遡行だった。

下山後は、柿其温泉で汗を流し、賤母の道の駅で栗きんとん大福に舌鼓を打ち帰京。
山科の熟豚のとんかつで失ったカロリーを補充して山行の締めくくりとした。

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