大朝日岳（中ツル尾根〜大朝日小屋〜鳥原山コース）

2016年09月04日(日) 〜 2016年09月05日(月)

• GPS: 31:31
• 距離: 20.6km
• 登り: 2,094m
• 下り: 2,098m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:21
• 休憩: 1:09
• 合計: 7:30

5:16 朝日鉱泉
6:56 6:59 二股出合
8:00 8:00 長命水
11:05 11:35 大朝日岳
11:46 11:52 大朝日岳山頂避難小屋（大朝日小屋）
12:04 12:34 金玉水
12:46 大朝日岳山頂避難小屋（大朝日小屋）

2日目

• 山行: 5:42
• 休憩: 0:13
• 合計: 5:55

6:46 大朝日岳山頂避難小屋（大朝日小屋）
7:13 7:22 銀玉水
8:28 8:29 小朝日岳
9:37 9:38 鳥原山
9:55 9:56 鳥原小屋
10:58 10:58 金山沢出合
12:31 12:32 朝日鉱泉
12:41 ゴール地点

天候

晴れ時々曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

中ツル尾根コース（登り）
・前半は朝日川沿いで吊橋、渡渉点あり
・後半はとにかくキツイ
・登山道はよく整備されており、危険箇所にはロープや赤ペンキ有り

鳥原山コース（下り）
・大朝日から小朝日までは数カ所痩せてる場所があり景色に見とれてると危険
・小朝日から鳥原山までは急なロープ場が2箇所ほど
・鳥原山付近は湿地帯の為木道を出ると多少ぬかるみ有り（渡れないほどではない）
・木の根や落枝に疲れた足を取られないように注意

＊林道〜朝日鉱泉付近、携帯電波入りません（Docomo）
　頂上付近や小屋では通じました。

写真

9/4 5:10

朝日鉱泉ナチュラリストの家。

9/4 5:11

ここを起点にする多くの登山者が撮ったであろう画。
ついに自分も立つ！

9/4 5:20

1本目の吊橋。
下はとても綺麗なエメラルドグリーンの流れ。

9/4 5:48

2本目の吊橋。

9/4 5:56

危険箇所にはロープと杭。
大変助かります。

9/4 6:21

3本目の吊橋。

9/4 6:21

濃い緑と沢の流れに癒やされつつも既にこの辺で滝のような汗…

9/4 6:31

9/4 6:37

9/4 6:53

橋の下に水マーク。

9/4 7:00

4本目の吊橋。
ここを過ぎるといよいよ急登の始まりです…！

9/4 8:08

長命水（4合目）
ここから3分ほど下るそうで虫が湧いてる場合もあるとか（小屋で聞いた話）
あまりアテにはしないほうが良さそうです。

9/4 8:20

青空なのに肝心なところは雲。
後ろから日差しがジリジリ来て体力を奪われます…

9/4 9:02

小さい秋。
山全体はまだまだ緑です。

9/4 9:25

ガスで眺望はありませんが日差しはキツい。
テンションも下がります。

9/4 9:43

この辺で持ってきた水が尽きるアクシデンツ！
絶望的な気分でこのまま登れるのか降りるべきか逡巡しつつも…

9/4 9:47

山頂超えて金玉水までたどり着けばなんとかなる！という
死亡フラグに近い判断で登山続行！

9/4 9:49

小朝日は雲の中。

9/4 9:57

熱中症のような状態でもうダメだ…と思った頃にゴールが見え始めてやる気アップ！

9/4 10:24

意識朦朧としつつ…この美しい景色が見えてなかったら絶対途中で下るかそのままぶっ倒れてたかも。

9/4 10:56

ラストスパート！
もうこの頃になると10歩くらいあるいてはorzの姿勢で這いつくばってました…

9/4 11:07

…！…！?

9/4 11:09

………！！！！

9/4 11:09

山頂は無人。貸し切り！！

9/4 11:13

山頂を崇めるような気持ちでポーズ！

9/4 11:14

山頂で見た白虹！
珍しい自然現象だそうです。

9/4 11:26

夢中でシャッターを切る。
今まで死にそうになってたのに山頂に着いた瞬間復活ですw

9/4 11:35

9/4 11:45

しかしまずは水！

9/4 11:50

大朝日小屋到着！
荷物を降ろさせてもらい金玉水に水を汲みに行きます！

9/4 12:04

小屋からは15分程。

9/4 12:36

みずううううううう！
おじさんがお昼してましたが構わず水がぶ飲み！
ようやく生き返る！

9/4 14:54

金玉水近くの池塘。

9/4 14:58

金玉水から見上げる小屋と山頂。
風の動きで雲の様子がコロコロ変わります。

9/4 15:05

雲の下、金色に輝く日本海。

9/4 16:38

小屋近くの花達。
（相変わらず花の名前知りません）

9/4 16:38

9/4 16:54

ブロッケン現象！

9/4 16:57

夕方になって月山も顔を出しました。

9/4 17:43

幻日？彩雲？
山小屋から見られた現象。
嵐の予兆とも。

9/4 17:47

影大朝日（大朝日小屋管理人さん曰く）
山小屋の影までしっかり見えます。

9/4 17:52

9/4 18:00

結局この日の宿泊はソロが自分ともう1人、あと2人組と3人組の7名。

9/4 18:04

日本海に沈む夕日。

9/4 18:18

9/4 18:35

山小屋より月と金星。

9/4 18:43

山形方面の夜景。
実際にはもっと綺麗に見えてました。

9/4 19:45

山頂にかかる天の川。
三脚を持ってこなかったのでこの程度で（汗

9/5 4:50

翌朝、風もない晴れた夜明け。

9/5 4:58

360度、多くのピークが見えました！

9/5 5:14

大朝日山頂からみる日の出。
感動的でした！

9/5 5:17

影大朝日（日の出版）

9/5 5:18

朝日に染まる朝日連峰。

9/5 5:27

葉山、月山、その奥に鳥海山。

9/5 5:27

尖った祝瓶山。
その後ろに雄大な飯豊連峰。

9/5 6:18

朝ご飯を食べ終わる頃、管理人さんの「オコジョ来てるよ！」の声にカメラ持ってダッシュ！思いの外すばしこくやっと撮れた1枚。5分程小屋の周りをうろついて山に帰って行きました。

9/5 6:50

出発！

9/5 6:51

お世話になった大朝日小屋。
また来ます！

9/5 6:58

名残惜しくて何度も振り返る…

9/5 7:25

銀玉水。
前日の轍を踏まぬためガッツリと水を補給。
多少重くなっても後は下るだけ。

9/5 7:39

ガイドブックなどでよく見る画。
美しくも厳しい大朝日。

9/5 7:39

遠く以東岳。

9/5 7:40

9/5 7:45

9/5 7:52

一旦降りて小朝日へ。
降りてみると高い…

9/5 8:01

9/5 8:04

古寺方面への分岐。

9/5 8:12

木の間から。

9/5 8:23

9/5 8:31

小朝日岳山頂。
既に大朝日にはガス。

9/5 8:59

小朝日から鳥原山へ。
このようなロープ場が2箇所ほど。

9/5 8:59

鳥原山への道中はまだ咲いてる花が多くありました。

9/5 9:02

9/5 9:18

9/5 9:18

9/5 9:18

9/5 9:19

9/5 9:30

短いですが木道。
疲れた足には助かります。

9/5 9:37

鳥原山山頂。
もうここから先は振り返らず下るだけ。

9/5 9:53

古寺鉱泉へ降りる分岐。
このルートはもしかしたら今後廃道になるかもしれないとのこと。

9/5 9:53

湿地帯が広がる鳥原山。

9/5 10:03

きのこはいっぱい生えてました。

9/5 10:04

9/5 10:19

まだ4.5kmもあるのかYO！

9/5 10:57

沢に足を突っ込みたい衝動に駆られますw

9/5 11:10

森林浴と思われるでしょうがはっきり言ってとても蒸し暑いデス。

9/5 11:17

9/5 11:18

まだ2.5kmもあるのk

9/5 11:47

生命力！

9/5 12:22

ようやくここまで…

9/5 12:30

最後の吊橋を渡って。

9/5 12:31

9/5 12:35

ゴール！

9/5 12:36

そして最後にパチリ。
結果として無事に降りられ山に感謝。
感動と共に、学ぶことも多かった大朝日岳。

撮影機器：

PowerShot G3 X CANON

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ガイド地図（ブック） 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

kzmcas

山を始めてから一つの目標になっていた大朝日にやっと登れました。
中ツル尾根はとてもキツく途中水を失った時には本当に自分は死ぬかも…とまで思いました。
でも何度もへばって、座り込んで、休んで、とてつもない長い登りだと思ってましたが帰ってログを整理すると割と平均コースタイムでしたw
死を意識したのが大げさだったのかもしれませんが、一番大事な水をケチるような真似をしてしまったのは大反省です。

頂上から先は本当に天国の一言。
美しい山々、雲海、多くの自然現象にオコジョまで見れてもう言うことなしです。
今回初めて小屋泊をしましたが、素晴らしい景色の中の宴会で語られる楽しい話で時間も忘れるほどでした。
これから大朝日岳登山を計画されるなら是非小屋泊での登山をおすすめしたいです。

本当に厳しい暑さの中でしたが素晴らしい山行でした。
朝日連峰には今後何度でも行きたいです。

コメント

pcpront

ご生還何よりです(^^)
楽しく読ませていただきました☆死にものぐるいで登られている様子が伝わってきました。当方も１日から大朝日小屋でお世話になり、３日に下山しました。入れ違いでしたね。山が気に入ったのか、小屋が気に入ったのか、あの稜線を歩いて、全部の避難小屋に泊まってみたいと思いました。次は紅葉ですかね(^^)

kzmcas

Re: ご生還何よりです(^^)
ありがとうございます。
自分的には死ぬ死ぬ思ってたけど実際にはまだ余力あったのかもですね。頂上踏んだら復活してましたし…。
小屋では入れ違いでしたか。
山の魅力だけじゃなく、小屋の管理人さんがとてもいい人で自分も是非また来たいと思いました。
聞くところによると他の小屋の管理人さん達も猛者揃いのようですよ。エベレストサミッターの方もいらっしゃるとか！
行ってお話聞いてみたいです。

pcpront

Re[2]: ご生還何よりです(^^)
そうなんですね。管理人さんのようなおじさま方が山では最強なのではないかと思っていました。ぜひ貢物（アルコールでしょうか）を携え、再訪しなければ。古寺鉱泉からやっとこ登った身としては、厳しいですがwどこかでお会いできればいいですね(^^)