9月も中盤に入り、朝晩はだいぶ涼しくなってきました。朝から青空、登山日和。…というわけでやって来たのは近鉄菰野駅。ひと月ぶりの鈴鹿です。
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9月も中盤に入り、朝晩はだいぶ涼しくなってきました。朝から青空、登山日和。…というわけでやって来たのは近鉄菰野駅。ひと月ぶりの鈴鹿です。
これから目指す釈迦ヶ岳です。稜線には薄い雲が掛かっていますが、このくらいなら不安はないでしょう。
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これから目指す釈迦ヶ岳です。稜線には薄い雲が掛かっていますが、このくらいなら不安はないでしょう。
振り返ると、左に先月登った鎌ヶ岳、右に鈴鹿の盟主御在所岳が並んでいます。
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振り返ると、左に先月登った鎌ヶ岳、右に鈴鹿の盟主御在所岳が並んでいます。
菰野駅から1時間半以上掛かってようやく登山口に辿り着きました。一般道路をとぼとぼ歩くのは疲れます。クルマが無いというのは、なかなか辛いことです。
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菰野駅から1時間半以上掛かってようやく登山口に辿り着きました。一般道路をとぼとぼ歩くのは疲れます。クルマが無いというのは、なかなか辛いことです。
一応、ジョニーしておきます。念入りに。
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一応、ジョニーしておきます。念入りに。
松尾尾根を登ります。けっこうな急坂ですが、一般道路を歩くような辛さは感じません。不思議だよなぁ…。
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松尾尾根を登ります。けっこうな急坂ですが、一般道路を歩くような辛さは感じません。不思議だよなぁ…。
急坂が延々と続きます。小休止を繰り返しつつ登ります。尾根道のせいか、ジョニーのおかげか、ヒルには出遭いません。
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急坂が延々と続きます。小休止を繰り返しつつ登ります。尾根道のせいか、ジョニーのおかげか、ヒルには出遭いません。
何度目かの小休止で振り返ると、御在所岳が…。
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何度目かの小休止で振り返ると、御在所岳が…。
さて、釈迦ヶ岳の山頂ももうすぐのようです。
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さて、釈迦ヶ岳の山頂ももうすぐのようです。
山頂だ!
誰もいません。独り占め。
「鈴鹿セブンマウンテンズ」、三座目。
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山頂だ!
誰もいません。独り占め。
「鈴鹿セブンマウンテンズ」、三座目。
澄んだ青空です。写真でははっきりしませんが、木曽三川や伊勢湾や名駅のビル街が望まれます。遠景にはひときわ高く大きな山が三座霞んでいます。方角と山容から、乗鞍岳、御嶽山、恵那山だと思われます。
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澄んだ青空です。写真でははっきりしませんが、木曽三川や伊勢湾や名駅のビル街が望まれます。遠景にはひときわ高く大きな山が三座霞んでいます。方角と山容から、乗鞍岳、御嶽山、恵那山だと思われます。
目を転じると、御在所岳と雨乞岳が左右に並んでいます。いずれこちらにも来なければ…。
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目を転じると、御在所岳と雨乞岳が左右に並んでいます。いずれこちらにも来なければ…。
釈迦ヶ岳の三角点は最高点から少し離れています。稜線を歩きます。
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釈迦ヶ岳の三角点は最高点から少し離れています。稜線を歩きます。
こちらが三角点です。数名の方が休憩されていました。
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こちらが三角点です。数名の方が休憩されていました。
釈迦ヶ岳をあとに、竜ヶ岳への縦走路に入ります。三重県と滋賀県との県境稜線です。奥に見えているのが竜ヶ岳だと思いますが…遠い〜。
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釈迦ヶ岳をあとに、竜ヶ岳への縦走路に入ります。三重県と滋賀県との県境稜線です。奥に見えているのが竜ヶ岳だと思いますが…遠い〜。
さらに奥には藤原岳。こちらもいずれ…。
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さらに奥には藤原岳。こちらもいずれ…。
快適な縦走路です。私にとって、青空の下での稜線縦走というのは、山歩きのなかでも最上位の愉悦です。
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快適な縦走路です。私にとって、青空の下での稜線縦走というのは、山歩きのなかでも最上位の愉悦です。
気持ちのいい稜線が続きます。風も涼しいです。
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気持ちのいい稜線が続きます。風も涼しいです。
稜線途中にある三池岳というピークです。格好の休憩場所です。
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稜線途中にある三池岳というピークです。格好の休憩場所です。
ココでエネルギー補給します。
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ココでエネルギー補給します。
三池岳をあとに、石榑峠へと下っていきます。竜ヶ岳への登り返しを思うと惜しい気もしますが、縦走とはそういうものです。
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三池岳をあとに、石榑峠へと下っていきます。竜ヶ岳への登り返しを思うと惜しい気もしますが、縦走とはそういうものです。
正面に竜ヶ岳を眺めつつ、歩を進めます。
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正面に竜ヶ岳を眺めつつ、歩を進めます。
竜ヶ岳が次第に大きくなってきました。
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竜ヶ岳が次第に大きくなってきました。
石榑峠まで下りてきました。往年の「酷道」だそうですが、トンネルが開通したいまは三重県側は閉鎖されています。滋賀県側は開放されていて、10台くらいのクルマが停まっていました。竜ヶ岳へのハイキングでしょうか、家族連れの方やグループの方もおられました。
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石榑峠まで下りてきました。往年の「酷道」だそうですが、トンネルが開通したいまは三重県側は閉鎖されています。滋賀県側は開放されていて、10台くらいのクルマが停まっていました。竜ヶ岳へのハイキングでしょうか、家族連れの方やグループの方もおられました。
石榑峠の少し上から竜ヶ岳を見上げます。山容といい、標高差といい、五合目あたりから見上げる伊吹山のようです。
それにしても、朝から既に6時間くらい歩いた後に、またここを登るとは、やれやれです。縦走とはそういうものです…が…。
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石榑峠の少し上から竜ヶ岳を見上げます。山容といい、標高差といい、五合目あたりから見上げる伊吹山のようです。
それにしても、朝から既に6時間くらい歩いた後に、またここを登るとは、やれやれです。縦走とはそういうものです…が…。
伊吹山は登山道が渋滞するほどの大賑わいでしたが、こちらは時折すれ違うくらいです。まぁ、既に昼をだいぶ過ぎていて、今から山に登るという時間ではないですが。
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伊吹山は登山道が渋滞するほどの大賑わいでしたが、こちらは時折すれ違うくらいです。まぁ、既に昼をだいぶ過ぎていて、今から山に登るという時間ではないですが。
しばらく歩くと樹木がなくなって、笹原が拡がるようになります。
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しばらく歩くと樹木がなくなって、笹原が拡がるようになります。
お〜、いいなぁ、この感じ。
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お〜、いいなぁ、この感じ。
快適な笹原を散策するうちに竜ヶ岳の山頂に着きました。「セブン」、四座目。
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快適な笹原を散策するうちに竜ヶ岳の山頂に着きました。「セブン」、四座目。
釈迦ヶ岳と、歩いてきた縦走路を振り返ります。
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釈迦ヶ岳と、歩いてきた縦走路を振り返ります。
北西には御池岳と藤原岳。伊吹山もちょこっと覗いています。伊吹山が横綱で、御池岳が露払い、藤原岳が太刀持ちといった感があります。
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北西には御池岳と藤原岳。伊吹山もちょこっと覗いています。伊吹山が横綱で、御池岳が露払い、藤原岳が太刀持ちといった感があります。
北東はおなじみ濃尾平野。それにしても広いなぁ、この平野は。
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北東はおなじみ濃尾平野。それにしても広いなぁ、この平野は。
展望を満喫した後、下山することにします。こちらの道もいい雰囲気、縦走を達成してあとは下るだけ、と、浮かれた気持ちだったのですが…
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展望を満喫した後、下山することにします。こちらの道もいい雰囲気、縦走を達成してあとは下るだけ、と、浮かれた気持ちだったのですが…
…なんでもない普通の場所で派手につんのめって、前向きにべった〜んと転びました。幸い怪我はなかったのですが、夏用の登山ズボンが派手に破れてしまいました。20年くらい一緒に各地を旅してきたのに…。
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…なんでもない普通の場所で派手につんのめって、前向きにべった〜んと転びました。幸い怪我はなかったのですが、夏用の登山ズボンが派手に破れてしまいました。20年くらい一緒に各地を旅してきたのに…。
少し凹んだ気持ちで、慎重に下ります。急坂が続いて少し膝に負担がかかります。ステッキ持ってくればよかった。
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少し凹んだ気持ちで、慎重に下ります。急坂が続いて少し膝に負担がかかります。ステッキ持ってくればよかった。
宇賀渓まで下りてきました。きれいな渓流で、のんびりしたいけど、歩を進めます。
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宇賀渓まで下りてきました。きれいな渓流で、のんびりしたいけど、歩を進めます。
宇賀渓の駐車場に着きました。ここからは「下界」です。それはいいのですが…。
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宇賀渓の駐車場に着きました。ここからは「下界」です。それはいいのですが…。
往路と同様、クルマの無い私は一般道路をとぼとぼ歩くという宿命があります。なんの変哲も無いアスファルトの道を1時間半以上も歩かなければなりません。破れたズボンを引きずって…。
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往路と同様、クルマの無い私は一般道路をとぼとぼ歩くという宿命があります。なんの変哲も無いアスファルトの道を1時間半以上も歩かなければなりません。破れたズボンを引きずって…。
延々と一般道路を歩いて、ようやくきょうの最終目的地「阿下喜温泉あじさいの湯」に辿り着きました。けさ菰野駅を出てから11時間近く。我ながらきょうはよく歩きました。汗だくの服を脱ぎ捨てて、全身洗い流して、さっぱりしました。
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延々と一般道路を歩いて、ようやくきょうの最終目的地「阿下喜温泉あじさいの湯」に辿り着きました。けさ菰野駅を出てから11時間近く。我ながらきょうはよく歩きました。汗だくの服を脱ぎ捨てて、全身洗い流して、さっぱりしました。
阿下喜駅から帰途につきます。秋の日は短い。既に薄暗いです。
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阿下喜駅から帰途につきます。秋の日は短い。既に薄暗いです。
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