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記録ID: 975705 全員に公開 アルパインクライミング槍・穂高・乗鞍

錫杖岳・見張り塔

日程 2016年10月07日(金) [日帰り]
メンバー
天候晴れ
アクセス
利用交通機関
車・バイク
◎同行者が記録を挙げていますが、個人的記録の為にアップします。

10月7日:
【アクセス】
 自宅2:30⇒3:30川島PA3:45⇒6:15中尾温泉・駐車場

【行動概要】
 中尾温泉・駐車場6:35➡8:10錫杖沢出合8:20
 ➡9:00見張り塔・取付/準備9:45(クライミング開始)
 ➡12:20大洞穴/大休憩13:20➡15:10頂上15:45
 ➡17:15錫杖岩舎17:30➡18:55中尾温泉・駐車場

※金曜日であった為、駐車場には6:15入り。
過去天気図(気象庁) 2016年10月の天気図 [pdf]

写真

1ピッチ目:控20m+元30m
日本の岩場には
左側クラックを登攀と記載。
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1ピッチ目:控20m+元30m
日本の岩場には
左側クラックを登攀と記載。
2
5ピッチ目:
草付より本峰フェースを望む
中央に大洞穴が見える。
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5ピッチ目:
草付より本峰フェースを望む
中央に大洞穴が見える。
2
大洞穴左側フェース
今回も濡れていて、こちらの登攀を中止。
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大洞穴左側フェース
今回も濡れていて、こちらの登攀を中止。
1
6ピッチ目:控20m
大洞穴右側チムニーを登攀
濡れており脆く、難しい。
最も右側の凹角スラブが
安全かと思う。
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6ピッチ目:控20m
大洞穴右側チムニーを登攀
濡れており脆く、難しい。
最も右側の凹角スラブが
安全かと思う。
1
大洞穴右側チムニーを登攀中
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大洞穴右側チムニーを登攀中
1
錫杖岳 見張り塔
新判 日本の岩場(下)P63
白山書房 菊池敏之 編著
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錫杖岳 見張り塔
新判 日本の岩場(下)P63
白山書房 菊池敏之 編著
2

感想/記録

◎同行者が記録を挙げていますが、個人的記録の為にアップします。
◎「見張り塔」はルートが判然としておらず、ハンガーボルトは皆無。
 残置ピンも殆ど無く、登攀する場合はナチュラルプロテクションとなる。
◎「左方カンテ」や「1ルンゼ」は残置支点は割合撤去されているが
 ハンガーボルトが有り、ルートも判然としている。
 この意味で、「見張り塔」は「左方カンテ」や「1ルンゼ」より難しいか。
◎「見張り塔」はどこで確保するか判断に迷う。
 この為、60mザイルの方が良いかと思う。

【アプローチ】
・中尾温泉入口・駐車場:以前(2015/8/9)は3:30で略満車であったが、
 金曜日であった為、6:15の時点でも駐車可能。
 休日は前日入りした方が確実。
・槍見温泉の手前の笠ヶ岳登山口(登山計画書入が有)から取り付く。
 1時間30分程で錫杖岳/前衛壁が見え始め、左手に踏み跡が出てくる。
 踏み跡を進むとビバーク適地のクリア谷に着く。
 クリア谷をトラバースし、錫杖沢へ。
 錫杖沢から直ぐに林の中に入り、5分程度で少し水の流れる沢にでる。
 左右に別れており、左側の踏跡を登っていくとテープ有り。
 今回は矢印も有り、矢印に従い左側の沢に降りると錫杖沢岩舎。
 岩舎から二本の谷があるが、右側の北谷を登っていくと
 30分程度で前衛壁基部に着く。
 ※錫杖沢の南谷(通常、沢の状態)は錫杖岳頂上へ向かうので注意。
・前衛壁基部から更に谷を詰めていくと、「注文の多い料理店」の取付、
 更に先にCSの有るスラブが見える。ここが「見張り塔」の取付。

【登攀記録】
・1ピッチ目:控20m➡元30m
 スラブ状のフェースを登攀。残置支点が少なくかなりランナウトする。
 初めの20メートルは1ルンゼの1ピッチ目と似ている。
 50メートル程度登攀すると残置支点が有った為、ここで確保。
 「新版 日本の岩場(下)」を見直したところ、
 「左側側壁に切れ込んだフレーク状クラック」からスタートと有り。
 確かにこちらにはシュリンゲがあるのが確認できた。
・2ピッチ目:元50m
 残置支点皆無なので完全にランナウト。
 脆いスラブで、濡れていた為、登攀時は緊張する。
・3ピッチ目:元50m
 傾斜の緩い壁だが、残置支点は殆ど無く、かなりランナウトする。
 ガバホールドなので慎重に行けば良い。ただし、脆いので注意。
・4ピッチ目:卦50m
 脆いスラブと草付。残置支点は殆ど無く、かなりランナウトする。
・5ピッチ目:
 草付をコンテで行く。上部の草付を右側(北側)から回り込み、
 左(南側)の尾根を越えていくと、大洞穴が見える。
 大洞穴の下方の穴までトラバースし、下方の穴からルンゼを登攀して
 大洞穴に着く。
・6ピッチ目:+級20m(5.8〜5.9)
 「新版 日本の岩場(下)」には
 「大洞穴左側の黒い全傾壁➡クラック➡大テラス」とあるが、
 濡れていることが多く、見た目以上に悪いとのこと。
 今回も濡れていた為、大洞穴右側のチムニーを登攀。
 しかし、ここも濡れており、脆かった為、難しかった。
 僕はボルダー主体なのでチムニー登攀の仕方は分からないが
 チムニーに入りすぎず、フェースのつもりで登攀するのが良いか。
 #4を使用してプロテクションを取る。
 また、危険と思われれば更に右の凹角状スラブを登攀した方が良い。
・7ピッチ目:元50m(元20m➡卦30m)
 中央の岩壁を登攀。岩がしっかりしているので快適に登れる。 
 ナチュラルプロテクションで登攀。
・8ピッチ目:卦50m
 急な草付の登攀。頂上直下の岩壁基部の松の木で確保。
 濡れていた為、クライミングシューズだと良く滑り怖かった。
・9ピッチ目:控15m(トポには5.7と記載)
 頂上直下の岩壁の基部を右側(北側)に回り込み、テラスで確保。
 明瞭なクラックを登攀する。岩はしっかりしている。
 頂上に直接出る為、最も気持ちの良いピッチ。
 残置支点はなく、ナチュラルプロテクションを使用。

【下山】
・南方向に伸びる稜線に向かい、
 南西尾根のコルから東方向に伸びる谷(南谷)を降りる。
 この南西尾根のコルにたどり着くのが最もポイントだと思う。
 南西尾根のコル直前はヤブとなっている。
 以前来たときと比べると明らかに赤テープが増えているが、
 初めて下る場合は注意。
・南谷は急峻な谷で、途中から沢。バリエーションルートなので注意。
・高山市は21時頃で略店が閉まっている。
 ラーメン屋に入れたのは幸運であった。

【行動装備】
《行動着》:
 保温下着(上(※1))+長袖上着+ヤッケ(※2)+ロングパンツ
  +フィット靴下+ヘルメット+皮手袋(※3)
 登山靴(※4)、クライミングシューズ(※5)、チョークバック
 シュリンゲヌンチャク(60僉3)、ヌンチャク×4、PAS、
 シュリンゲ+カラビナ(120僉3、180僉1)、ハーネス、
 ザイル(8.0mm×60m(※6))×2、捨シュリンゲ+捨カラビナ、
 カム(#0.5、#0.75、#1、#2、#3、#4(※7))、
 ATCガイド+HMSカラビナ、ダウン、手袋、毛帽子、雨具、
 ストック、行動食、水分、コンパス、トイレットペーパー、
 テーピング、ヘッドランプ、電池(単4*7:残量確認)、地図、
 コンタクトレンズ、ライター、ナイフ、リップ、バンドエイド、
 ウェットティッシュ、銭湯装、お金、
 (火器)、(ガス小×1)、(コッヘル×1)

《食料》
 行動食:1日分(パン×4(※8))、水分:エネルゲン1.5L(※9)

 ※1行動着(保温下着):
  アプローチ、下山中は暑かった為、使用せず。登攀中は着用。
 ※2行動着(ヤッケ):前回寒かった為、持っていったが使用せず。
 ※3行動着(皮手袋):下山時に使用。
 ※4登山靴:M:アルパインブーツ(ハンワグ/クラックセイフティー)
       M:アルパインブーツ(スポルティバ/トランゴアルプ)
 ※5クライミングシューズ:M:スポルティバ/ジャッカル
             :M:ファイブテン/スパイア
 ※6ザイル:マムート;フェニックスプロテクト
 ※7カム:ハンガーボルトは皆無で残置ピンも殆ど無い。
  登攀する場合はナチュラルプロテクションとなる。
 ※8パン:171kcal×4を摂取。ドライフルーツもあると良い。
 ※9スポーツドリンク(エネルゲン)1.4リットル飲用
 ※ザック:パタゴニア/アセンジョニスト45L
訪問者数:279人
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