原生林を辿る奥茶臼山
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,165m
- 下り
- 1,165m
コースタイム
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
明瞭だが,岩本山から奥尻高山に戻る時はかなり迷いやすい |
写真
感想
久しぶりの快晴なので,車中泊して奥茶臼山に行く。結構,ロングコースだが素晴らしい原生林の中を歩く山道で良い山だった。ただし,眺望的には,車を停めたしらびそ峠でも南アルプスを全望できるので,奥茶臼山まで歩く意味は苔むした原生林と甲斐駒・仙丈を見られるといったところ。結構,人は入っているが,この日は奥茶臼まで行ったのは,自分を含めて単独行4人ほど。たいていのグループは途中で昼になり,引き返していたようだ。
帰りに岩本山から降りた所で,原生林の中で完全に迷子になった。行きには,迷うことなどない明瞭な山道だと感じていたのだが,どうも,今までに迷った人の踏み跡や古いテープ(朽ちた金色だった)に引っかかってしまったようだ。3,40分間滑りやすい苔むした密度の濃い倒木をくぐったり乗越えたりして,「誰かいませんか〜!」と叫びながら彷徨うが,声も枯れ,滑って怪我しそうになり,こうやって遭難するのだと思い知る。30年,山をやっていて初めて遭難の恐怖感を思い知る。焦れば焦るほど判断力が無くなるのも実感した。動くのを止め体力を温存するか悩むが,元オリエンテーリング部で最初から道のない山林で競技していた時の事を思い出し,地図とコンパスで,奥尻高山へじっくり方角を見定め,失敗しても今よりマシと開き直り,一直線に原生林を突っ切ることにする。しばらく歩くと唐突に登山道に出くわし,ウッシャー‼‼‼と雄叫びをあげる。まだ,時間が早かったので良かったが,あと2時間遅かったらあきらめていたかもしれない。
これからは,昼飯の一部を残して帰り着くまでとっておこうと思う。それと,契約切れの山岳保険に入りなおそうと思う。
コメント
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voyjarさん、初めまして 。
岩本山からの帰路で一か所、本ルートと思わせるようなしっかりとした踏み跡があるんですよね。
思わず、そちらに行ってしまいそうになり、行ってしまった…という人たちが付けた踏み跡が明瞭なんですよ。
この山は一本道なので、よく見れば自分が歩いてきた道を戻るだけなんですけど、あの一か所は危険地帯です 。
赤テープもあるんだけど、踏み後の方が目立ってしまうんですよ。
私のレコにも「ここ注意!」と写真いれてあります(これは次に自分が行く時用のメモでもあります)。
それにしても静かな原生林は、いつ見てもステキですね。
よいお天気の時に行かれたようで羨ましいです。
ritaさん
ども,初めまして。先にritaさんのレコ読んでれば,迷わなかったかもしれないですね。自分は,台地状になった原生林をかなり広く右往左往しましたが,後で地形図を見ると,こりゃ,もっと広く右往左往しないと登山道に出れんわと思いました。ritaさんの写真にあるように迷い道の方が明瞭なので,皆が迷って,さらに道が明瞭になるという悪循環ですね。
まあ,今から思えば,いい経験しました。
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