久々に「赤岳主稜」
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・ルートには岩と岩の間にほんの少し氷化した雪が詰まっているだけ。その分、落石を起こしやすいので注意が必要。 ・ミックス・バリエーション・ルートなので、アイゼンワークやロープワークに習熟していることが基本。 |
写真
感想
・久々のミックス・バリエーションルート「赤岳主稜」、前回から15年も経過している。
・年を取り、この頃は、’今回が、このルートの最後’ となる機会が増えた。だから、目いっぱい楽しまなくちゃ!
・パートナーは同世代のIさん。シルバー世代の女2人パーティーなので、気兼ねなくゆったりとクライミングを楽しむ事にした。
・11月中旬の赤岳主稜は初めて。主稜上にほとんど雪は無いが、前歯を効かせた確実なアイゼンワークが要求される。
・全ピッチを釣瓶登攀で効率よく処理する事にした。
・登攀日の晴天を見越して、昨日は雨の中を赤岳鉱泉に入った。キャンセルが多かったのだろう・・・、小屋は空いていた。
・今日は、予報通りの晴天。この時期にしては気温も高く、稜線の風も弱い。正に登攀日より・・・、シルバークライマーに、天が良い差配をしてくれたようだ。
・文三郎道が大きく右折する所から赤岳沢をトラバースして取り付きへ。ここは落石に注意が必要。
・1ピッチ目:Iさんが、チョックストーンの下をくぐってみたいというので、Iさんリードでスタート。以下、釣瓶登攀。
・今日のコールは笛。大声を張り上げて無駄な体力消耗を抑えるのが目的。
・主稜上には雪が無かったが、アイゼントレも兼ねて履いたまま登った。岩稜のアイゼンでの登攀は面倒くさいが、それでも順調に高度を稼いで上部岸壁へ。
・大岩を一段上がった所に支点があり、そこから基部を右に回り込めば、階段上で簡単だか、私達は敢えて正面の垂壁を登る事にした。今日の核心部。垂壁中段に今にも切れそうなスリングの下がった残置支点。岩にスリングて支点を作り補強。
・私達二人はどちらも小柄なので、垂壁中段から左の壁に渡り、左前方のカンテを掴むまでの1手が核心。。
・無事、こなしてさらに上へ。もう簡単だ。
・赤岳山頂の岩陰でゆっくり食事とおしゃべりを楽しんで、文三郎道を下山。下山途中、先ほどの赤岳沢下降点から、主稜1ピッチ目を眺める。
・もう、登る事は無いだろう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する