[山行計画書] 北岳バットレス第四尾根主稜
(山行種別:アルパインクライミング, エリア:甲斐駒・北岳)
2018年09月15日 〜 2018年09月17日

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集合場所・時間芦安駐車場9時到着時混雑で、かなり下部の赤い橋付近の駐車場に誘導されました。
バス乗り場まで歩きで30分ほどでしたがジャンボタクシーが待機していてくれてすぐに乗れました。帰りもタクシーの場合は降り場伝えるとそこまで乗せてくださいます。タクシー片道1200円(通行料100円を含む)
行動予定
(自由記述)
■1日目
広河原インフォメーションセンター 10:33 - 10:48 白根御池分岐 - 12:25 白根御池小屋 13:19 - 13:38 大樺沢二俣 - 15:20 大樺沢二俣 - 15:30 白根御池小屋
■2日目
白根御池小屋 02:59 - 03:19 大樺沢二俣 - 04:30 第五尾根支稜取り付き 05:15 - 08:00 第四尾根主稜取り付き 08:10 - 10:40 マッチ箱のコル 11:00 - 11:00 枯れ木テラス - 11:30 城塞ハング - 12:35 北岳 12:36 - 12:47 両俣分岐 12:48 - 12:53 北岳肩ノ小屋 12:54 - 13:07 小太郎尾根分岐 13:08 - 13:14 草すべり分岐 - 13:47 白根御池小屋 14:25 - 15:39 白根御池分岐 - 15:46 広河原山荘 - 15:56 広河原インフォメーションセンター
注意箇所・注意点大樺沢よりc沢d沢の中間尾根を辿り下部岩壁を経て第4尾根主稜へ
下部岩壁への取り付きは前日に確認へ向かう。同じく確認しているパーティーもたくさんいたが当日暗い中間違えているパーティーもいた

下部岩壁は第5尾根支稜を辿り横断バンド、c沢の右岸を経てヒドンガリー、という一番難易度の低く明瞭なルートをとる
第5尾根支稜は1ピッチ目の支点まではフリーでも抜けれるが早朝は岩も濡れていて嫌な箇所
5尾根支稜は2ピッチのスラブ。抜けると傾斜のゆるいガリーの登り(上部に支点あり、ここもロープ伸ばす)、その後すぐ横断バンドへ入る
横断バンドは短いが悪いのでロープ伸ばす。落石誘発箇所の通過、落とすと真下のdガリー登攀中のパーティーに全て行ってしまうので確実な通過を

横断バンドを抜けたら草付きをトラバースしcガリーへ
cガリーのガラ場を右岸沿いに登っていく。足元を常に崩しながら登るような落石の巣、素早く通過する時々右岸の岩場に赤い字で矢印や第四尾根の記載あり
しばらく登ると左上に脆い岩のヒドンガリーが現れるので、ここを1ピッチで登り10mほど踏みあとを辿ると第四尾根取り付きテラスに着く


【第四尾根主稜】

1ピッチ目、クラック。このルートの核心部のひとつ
最初の1、2手を越えると傾斜緩む
キャメロット3番を一部アンカーに使ったがカムなくても良さそう
クラック越えると草付きを歩きテラスへ

2ピッチ目、スラブ
ルート上に浮き石あり
傾斜は緩く快適に登れ、終了点は足場の良いテラス

3ピッチ目、スラブ
トポには緩傾斜のクラックとあったが、クラックというより細い亀裂の入ったスラブで快適に登れる
終了点浮き石注意

4ピッチ目、リッジ
尾根通しに細いリッジ歩き

5ピッチ目、マッチ箱へ
三角形の短い垂壁を越えリッジ歩きのち懸垂支点のあるマッチ箱へ
垂壁はつるっとしていて滑りやすくスタンスも細かくガバがないので個人的には1番嫌なポイント

10m懸垂
懸垂支点は奥の強固なものを使用
降りたところは支点が豊富

6ピッチ目、スラブ
マッチ箱との隙間が細いルンゼのようになった傾斜の強いスラブを登る
スラブは登りにくいところもあるがルンゼを使いながら登ると快適
混雑時は懸垂のパーティーとすれ違いになるので注意

7ピッチ目、リッジ、城塞ハングへのトラバース
枯れ木テラスまで細いリッジ歩き。戸隠の蟻の戸渡りのよう
枯れ木テラスからはリッジをカンテのように掴みながら15mほどトラバース。中間にハーケン打ってありアンカーとれる
途中岩が50cmほど切れ落ち、跳び移った。隙間に降りて登り移ることもできそう

8ピッチ目、城塞ハング
ラストピッチの城塞ハングは2013年のマッチ箱の崩落後のルートでこのルートの最後の核心部
ハングしている岩の下部はハーケンびっしり
越えて踏みあと辿り這松でビレイ

踏みあとたどり20分程で登山道と合流、10分程で山頂

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