sekihiroさんの山記録 - ヤマレコ
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ja
2024-03-17T04:08:09+09:00
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武尊山 春に輝く稜線歩き
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6556039.html
武尊山 春に輝く稜線歩き(積雪期ピークハント/縦走/谷川・武尊)日程:2024-03-16(日帰り)メンバー: sekihiroコースタイム:コース状況/その他周辺情報:川場スキー場リフトを起点とする冬季登山では、ココヘリの携行が必要です。https://www.kawaba.co.jp/activity/mountain-climbing/冬季登山道はトレース上をしっかりと歩きましょう。トレースを外すと1メートル以上の踏み抜きもあります。目立った雪庇はまだ無かったです。ダブルストックでも歩けますが、風が強い日は煽られるので、耐風姿勢を取りやすいピッケルがお勧めです。写真:武尊山の山頂部です。風が強いものの、多くの登山客で賑わっていました。天気は上々。序盤から急登です!剣ヶ峰、カッコええぞぅ。後ろには浅間山。天気も良かったので、スキー客で賑わっておりました。スキー場のインド料理店でカレーを頂きました。日帰り出来る、贅沢な雪山ハイクでした!帰路は剣ヶ峰山頂部を通らず、巻き道で戻る方が多数。北アルプス、白馬方面の山々。他の登山者さんと写真撮りあいっこ!油断して手袋を外していると、凍傷になりかねないほどの強風でした(^-^;埋もれちゃってる剣ヶ峰の山頂標識。武尊山(2158m)良く見る山頂標識を目の当たりに出来ました!おはようございます。今回はソロで初めての武尊山を目指します。上毛高原駅から川場スキー場の送迎バスでGo!山頂へ最後のアプローチ。上空に雲は無く、降り注ぐ陽光でとにかく眩しさが際立ちます。ゲレンデトップの規制ロープから先は登山者のみ通行可。アイゼン装着してスタートします。剣ヶ峰へはなかなかの登り。青空が嬉しいです。名残惜しくも山頂を後に。まだ稜線の風は収まらず、なかなか穏やかとは言い難いです…剣ヶ峰を振り返る。木々はリトルなモンスターに。剣ヶ峰から先へ。左の高い所が武尊山山頂のようです。剣ヶ峰手前の祠。登山者は多く、トレースはしっかり明瞭でした。日本百名山としてはこれで69座目でした。次に来るときは無雪期テント泊で周回だなぁ。川場スキー場の山麓からリフト2本を乗り継いで、ゲレンデトップへ。折角なので、帰路でも剣ヶ峰山頂を踏んでおきましょうか。いい感じの斜度です。目立った雪庇はありませんでしたが、トレースは外さないように…風が吹き込む西側には谷川岳方面の展望。序盤からアイゼン+スノーストックで歩きましたが、急斜面ではピッケルを出すこともありました。ココヘリのお世話にはならず。リフトを降りたら、忘れずに返却しましょう。いい感じの雪質です。表面がパウダー状の箇所もありましたが、総じてアイゼンの爪はしっかり刺さりました。ゲレンデトップに戻ってきました。何事もなく、良かった良かった。山頂部を振り返る。ようやく風も穏やかになってきました。剣ヶ峰山頂部は細いリッジになっており、すれ違いには注意が必要です。なだらかな箇所も多く、稜線歩きが楽しめますね。感想:下界では気温も徐々に上がり、桜の開花も待たれる季節。今年はこの3月にいくつか雪山を目指していましたが、なかなか天候が安定せずヤキモキしてしました。今回訪れた武尊山は、無雪期一泊で周回コースを計画していたのですが、結局予定が合わせられず登れていない山でした。そんななか、冬季登山の起点として川場スキー場のゲレンデトップからスタートでき、しかも駅からの送迎バス付きとあれば、行かないわけにはいきません!ということで、日帰り雪山として、武尊山へ行ってきました。ここ数日で降雪後のトレースがかなりしっかり付いていることが分かったので、あとは風対策。予報では午前中を中心に北西から10m近い風…厳冬期だったら凍傷の危険もありますが、気温はマイナス1℃予測だったので、通常の雪山装備で問題なかったです。序盤の剣ヶ峰前後は急峻な箇所もありましたが、総じて歩きやすい雪道でした。雪山に少し慣れていないと怖い箇所もありますが、首都圏から日帰りで行ける雪山としては丁度よいと感じました。来年は息子を連れていこう!
山行記録
2024-03-17T04:08:09+09:00
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ざらめ雪の箱根縦走路〔明神ヶ岳/金時山〕
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6533916.html
ざらめ雪の箱根縦走路〔明神ヶ岳/金時山〕(雪山ハイキング/箱根・湯河原)日程:2024-03-09(日帰り)メンバー: melonpan sekihiroコース状況/その他周辺情報:全般的に一般登山道で特に危険な場所はありません。ルート上の雪はざらめになっており、チェーンスパイクは使用しませんでした。我々は火打石岳(三角点)に登りましたが、正規ルートは北側を巻いています。火打石岳の山頂へ行くには藪漕ぎが必要です。火打石岳の手前(東側)に小さなピークがあり、そこから西側の火打石岳へ行く際、北側の尾根を下ってしまい、途中で南側の尾根に復帰しました。火打石岳の西側は尾根が広く、雪で覆われていたこともあり、道がわかりにくいです。緩やかな谷状になっているところを下って正規ルートに戻りました。雪は標高900m以上の、宮城野分岐〜946m小ピーク間と、金時山山頂付近に多く残っていました。今回は明神ヶ岳→金時山へと歩きましたが、この方向だと富士山が前に見えるので歩いていて気持ちが良いです。写真:正規ルートへ戻りましょう。緩やかな地形なので、進行方向を見失いやすいポイントです。946mピークにて大涌谷と箱根の町並みここを登れば明神ヶ岳の山頂です。大涌谷の噴気がよく見えます。サクッと下って終了最高のコンディションの中、楽しい一日になりました。友人と山に感謝!メロンさんとドリップコーヒータイム♪「宮城野分岐」で明星ヶ岳〜明神ヶ岳の稜線に乗りました。ザラメ状の雪で歩きやすい状態。富士山の手前、丸い山が目的地の金時山。遠いなぁ…とろろ昆布は「サルオガセ」藪を抜けて歩きやすい道になりました。ドリップコーヒー、クッキー、蒸しパンで乾杯!この日は二人して、とにかく食べてばっかりでした(笑)雪でしなったササのトンネル。見晴らしサイコー❗とても気持ちの良い縦走路ですね。登山口から40分程、高度800メートル近くになると、雪が現れました。お腹も膨れたので、さぁ、行くぞ!御正体山かな?富士山の手前に金時山金時山が段々と近づいてきました😊東南アジア風のカップラーメン😋メ:今日は、2週間前に政次郎尾根を一緒に登ったセキヒロさんと箱根の山を歩きます。セ:二人とも箱根は久しぶりでしたね。いい天気だし、楽しみましょう!雪が出てきましたが、アイゼンやチェーンスパイクは使わなくても大丈夫。三国山稜が見えました。雪山を登るアヒル、シュールな画です。正規ルートを外れ、破線ルートで火打石岳へ行ってみます。縦走路からは真っ白な富士山。明神ヶ岳山頂で休憩中。ここからの縦走路、この日はほとんど人が歩いていないようでした。特徴的な三角形がかっこいい、大山。雪があるほうが山座同定がはかどります!神奈川県南部と相模湾。春らしく、少し霞んでいますね。雪で滑りやすい斜面を登ります。蛭ヶ岳をはじめ、丹沢の各尾根がよく見えています。藪漕ぎ中💦火打石岳の山頂三角点がありました。大涌谷を見ながらの雪山ハイクが続きます。金時山の山頂に着きました。2019年正月以来です。藪漕ぎ中💦気持ちが良い場所なので、ここで昼食休憩にしましょう。何故かたくさんの雪アヒルがいました富士山と手前に金時山。昨日の低気圧、富士山にはたっぷり雪を降らせた様子。山頂に到着しました。若者3名パーティが休憩していました。ツチグリ。登山道上でしたが、まあまあキレイな形で残ってました。玉帝梅!これはサクラではありません…奥の白い山が大室山、手前は大野山両側がハコネザサの壁、箱根らしい道感想:友人のsekihiroさんに誘われ、雪の箱根の山を楽しんできました。sekihiroさんに「私の未踏区間、金時山〜明神ヶ岳を踏んで赤線を繋ぎたい」と申し出たところ、快諾。小田原からバスに乗り、逆方向(明神ヶ岳→金時山)で歩くコースを提案してくれました。この方向だと進行方向に富士山が見え、金時山が徐々に近づいてくるのが見えます。とても良いコースを提案してもらえました。ありがとうございます。前回私達が金時山に登ったのは2019年1月頭のことで、そのときは幼い子ども達も一緒でした。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1693161.htmlその時は足柄駅から足柄峠経由で金時山へ登り、矢倉沢峠から金時登山口に下山しました。つまり金時山〜矢倉沢峠は歩いたことがあるわけで、今回矢倉沢峠に到着したとき、「もう赤線は繋いだ。雪山も楽しんだし、下山しようか?」という気分になりましたが、「ここまで来たのだから」と目の前に見える長そうな尾根に怯むことなく、金時山まで頑張ることにしました。二人で他愛もない話をしながら登れば金時山はあっという間でした。山頂で記念写真を撮影し、お菓子とコーヒーで乾杯!下山も、子育てや教育について話を交わしながら歩いたらあっという間でした。金時登山口でゲイターや登山靴の泥を落とし(トイレ前に洗い場があります)、バス停まで歩き、今日の山行は無事終了。とても充実した一日になりました。今日も色々と整いました。ありがとうございます。今回はメロンパンさんと久しぶりの箱根です。昨年春、長らく不通になっていた「足柄駅〜猪鼻峠〜金時山」のコースが復旧したので、この計画をしていましたが、メロンさんから「明神〜金時」のリクエストを頂いたので、縦走に変更。前日は降雪予報でしたが、厳冬期のような積雪量はなく雪面がクラストした程度だったので、軽アイゼンは不要で、まずまず軽快な雪山ハイク!道中は会話が途切れることなく、お互いしゃべくりまくっていたので、楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。
山行記録
2024-03-10T10:30:22+09:00
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新雪の塔ノ岳(↑政次郎↓大倉)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6494853.html
新雪の塔ノ岳(↑政次郎↓大倉)(雪山ハイキング/丹沢)日程:2024-02-24(日帰り)メンバー: melonpan sekihiroコース状況/その他周辺情報:すべて一般登山コースです。新雪のため、我々はチェーンスパイクやアイゼンなどは使用しませんでした。コースの至るところが雪解け水で田んぼと化しており、ゲイター(スパッツ)は必須です。【政次郎尾根】大倉から戸沢までは長い林道歩きになります。取り付きから標高1000mくらいまで針葉樹林帯の中の急登が続きます。歩く人は少なく、静かな山歩きを楽しめます。最後は政次郎ノ頭の山頂を西側にトラバース巻きして表尾根コースに合流します。雪で覆われたトラバース区間の通行は慎重に。写真:さっきまで青空だったのに、流れてきたガスに包まれる私もセキヒロさんも初めて木ノ又小屋に立ち寄りましたこの山小屋もいつか泊まってみたい新茅山荘の手前、烏尾山への取り付きガスを上に抜けて青空が見えてきました表尾根との合流も近い標高の低い山まで白化粧しています自然の造形美✨青空と一緒に撮影すると映えます✨ここから本格的な山道の登りになりますゆっくり行きまっしょい表尾根に合流しますガスに包まれた雪景色もまた良い♪ハートの雪化粧や〜政次郎尾根は噂に聞く急登でしたが、セキヒロさんと語らいながらだったので、まった苦しくありませんでした✌木々に着いた雪は多少の湿り気も帯びており、しっかりと幹枝に張り付いている感じでした。政次郎尾根の上部は天然林で森が美しい。雪景色はもちろん紅葉の時期も良いですね。出来立ての樹氷♪戸沢出合山肌の雪景色が素晴らしい麓近くではミツマタが花を結びつつありました。もう春ですね…作治小屋が見えましたここで小休止、トイレをお借りましたこの山荘にも泊まってみたいなぁ木ノ又小屋の中手作り感があって落ち着く雰囲気ですトラバース区間は慎重に…チェーンスパイクは必要ありませんでした左に烏尾山、右に三ノ塔戸沢への林道途中にてガスもまた良い感じ♪枝についた雪と氷がエビフライみたい積雪は深い所で5センチといったところ。お汁粉を注文温かさと甘さが染み渡る〜大倉へ下山中政次郎尾根上部に100メートルほどトラバースがありますが、新雪なのでスリップは大丈夫でした。塔ノ岳山頂で楽しい時間を過ごす登山者たちメロンさん、半袖なのですれ違う人が皆驚きの表情でした(笑)木ノ又小屋から少し歩いて塔ノ岳に到着!戸川公園の河津桜は満開でした改めて、塔ノ岳(1491m)お疲れ様です〜サムネイル用メ:おはようございます。大倉にやってきました。今日は久しぶりにセキヒロさんと久しぶりの雪山ハイクを楽しみます。セ:バスは増発で計3本…連休中に雨が降らないのがこの日だけだったので、登山者が集中しましたね。名水百選、竜神の泉看板の説明に「東側に雨包山」とありますが、この「雨包山」とは大山のことでしょうか?塔ノ岳山頂に到着。やっぱ人多いですね〜写真奥は尊仏ノ平へ下る塔ノ岳西尾根秋には紅葉が素晴らしい尾根ですが、今日は雪景色が素晴らしいわーい!雪の乱舞だ〜(^o^)針葉樹林帯を抜けると辺りの雰囲気がガラッと変わります時折、蛭ヶ岳が姿を見せておりました。稜線も霧氷が凄かったろうな〜雪だるま兄弟⛄富士山が見えた!この後、ガスに隠れてしまいました感想:久しぶりのセキヒロさんとの山歩きでした。前日に「どこに行きましょうか?」という私の問いに「政次郎尾根から塔ノ岳はどうですか?」というご提案。私は政次郎尾根を歩いたことがなかったので、二つ返事で乗らせていただきました。大倉から戸沢までは長い林道歩きですが、二人でおしゃべりしながら歩けばあっという間でした。政次郎尾根も急登だと聞いていましたが、小さな休憩を入れながらおしゃべり歩きすればあっという間でした。一人で黙々と歩く山も良いですが、気心知れた仲間と歩くのもまた良いですね。雪の表尾根は風がなく、暑くて半袖姿。木ノ又小屋でお汁粉休憩を入れ、サクッと塔ノ岳に到着。セキヒロさんが2人分のカップラーメンとお湯を持ってきてくれました。寒い山頂で温かなラーメンを食べる。何と幸せなことでしょう。(あ、カップラーメン代、お支払いするの忘れた!)食事の後は予定通りに大倉尾根で下山しました。大倉尾根は雪解けが進んでいて地面はびちゃびちゃの田んぼ状態。雪が綺麗な表尾根から登って正解でした。いつもは長くて堪える大倉尾根も、仲間と楽しく歩けばあっという間でした。楽しい一日をありがとうございます。またよろしくお願いいたします。今回は久々にメロンパンさんにお付き合いいただき、降雪翌日の丹沢へ足を運びました。色々ルートを考えた中で、やっぱり安定の塔ノ岳を選びましたが、大倉尾根のピストンは退屈かなと思い、登りで政次郎尾根を利用しました!政次郎尾根は取付き点から表尾根まで急登が続きますが、傾斜は一定で登山道も整備されているので、大倉尾根よりも気持ち的にはラクに登れました。また、上部のトラバース区間の雪景色は格別で、人の往来もほとんどないため、メロンさんとゆっくり、じっくりと歩きました。表尾根に乗ってからは人の往来もそこそこに増えましたが、途中の木ノ又小屋での寄り道もまた良い時間。塔ノ岳山頂手前では残念ながらガスは晴れず、青空と樹氷の景色は望めませんでしたが、山頂から見たフジサンはいつもと違う表情で、大満足の山行となりました!
山行記録
2024-03-10T10:28:26+09:00
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新雪の南八ヶ岳(硫黄岳・横岳・赤岳)_赤岳鉱泉テント泊
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新雪の南八ヶ岳(硫黄岳・横岳・赤岳)_赤岳鉱泉テント泊(積雪期ピークハント/縦走/八ヶ岳・蓼科)日程:2024-02-10〜2024-02-11メンバー: sekihiroコース状況/その他周辺情報:【コース状況】横岳〜赤岳は夏期でも事故が起こりやすいところ。赤岳鉱泉から周回での歩行時間は7時間以上になるので、体力はもちろん十分な雪山経験が必要と思います。今回は夜間に降雪があったため、森林限界のトレースは完全に消失していました。特に横岳エリアのトラバース区間はまだ雪が定着していないため、斜面を滑落しやすい雪面状態でした。(私は石尊峰直下のトラバースで滑落しかけ、5メートルほどで自然停止しました)【装備】赤岩の頭から先は森林限界につき、バラクラバ、グローブなど冬山装備が必要。耳や鼻の凍傷を防ぐためにもバラクラバ(目だし帽)は有効です。硫黄岳山荘から横岳エリアに入る際にヘルメットやアイゼンが必要になります。写真:文三郎尾根を下ります。こっちの岩と雪も相当に格好良い。尾根下りの途中で見上げる中岳と阿弥陀岳。仲睦まじい兄弟のよう。赤岳鉱泉です。先週末はアイスキャンディフェスティバルだったようです。来週から気温が上がるようなので、今年は本当に短い冬でした…天望荘です。発電機が動いていたようなので、週末営業していたのかな?赤岳山頂から見る阿弥陀は最高のご褒美。赤岳山頂に到着。硫黄岳から一緒に歩いてくれた、やまうさん。ありがとね〜行者小屋に下ってきました。三連休中日とあって、たくさんの登山者で賑わってます。テント場の雰囲気は赤岳鉱泉よりも好きですね。硫黄岳、この山らしい悪天候(笑)赤岳本峰がだいぶ近づいてきました。強風が造り出す、立体的シュカブラのなんたる妙。雪面から舞う粉雪が太陽に照らされて、まるでダイヤモンドダスト。横岳にも雪がどっさり積もったようですね。間近に見る白い山は美しい。そうこうしているうちに日の出の時間を迎えました!ありがたや〜暗がりの樹林帯をひた上がり、いきなり硫黄岳の様子。森林限界の赤岩の頭あたりで軽い地吹雪に見舞われ、かなりの視界不良でしたが、地形がおおよそ頭に入っていたので、うまくトレースはつけられたかと。夕飯は豚バラと白菜の鍋。今回はうどんも投入して頂きました!クサリ場といくつかの岩を越え、横岳。我々と逆から来る方のトレースはバッチリ!いつもの八ヶ岳山荘でお風呂を借りた後は、カツカレー!今回はバスの時間が迫っていたので、風呂上がりの時間に合わせてカツを揚げていただきました、ありがとうございます〜。文三郎の分岐。阿弥陀も二週間前よりもずっと雪まみれだねぇ。丼ぶりにして3杯分。食べ過ぎてお腹イタカッタぜ(笑)硫黄岳山荘で小休止のち横岳へ向かいます。天気は上々だい。シラビソ林の真下を整地して設営しました。入り口前のちょっとした段差がホントに重要。夕方から降雪、翌朝は降り積もった雪でテントは真っ白でした。横岳・二十三夜峰あたりから見る赤岳は雄々しく、そそり立ってるよねぇ。ブロッケン!?諏訪方面に目を凝らすと、雲間に虹。冬に虹を見るのはかなり珍しい気がするなぁ。ただでさえ岩の迫力がある横岳の岩峰群、雪が着いたことでさらに恰好良い。東側の県界尾根は雪の中。さて、山頂までひと踏ん張りです。【一日目】おはようございます。今回は冬の南八ヶ岳主稜線を歩きます。先日の降雪で美濃戸林道にも雪が増えました。こうなってくるとクルマの轍(わだち)が歩きやすくて良し。夏道のクサリ場はすべて雪に埋もれたようです。先行する若者たちが掘り出してくれてます、ありがとう!地蔵尾根の頭。【二日目】4時スタート!…の予定でしたが、アイゼンの調整に手間取り、結局4時半過ぎのスタートになってしまいました。赤岳鉱泉でテント撤収して下ります。さらばアイスキャンディ。石尊峰のトラバース。夏は岩だらけの場所が積雪して、すっかり斜面になっています。この序盤で私は足を取られ、滑落をしました。風のシュカブラ、風紋は冬の芸術品。寒々しい山の斜面を照らす陽光は、なんて温かいのでしょう。感想:今シーズンの冬は山の雪が少ないと言われていますが、そんな中でも八ヶ岳に登る機会に幾度か恵まれました。今回は今シーズン自分の中での集大成として、南八ヶ岳の主稜線を歩くことに決めました。2週間前に息子と訪れたばかりの美濃戸から、今回は北沢ルートで赤岳鉱泉へ。数日前の南岸低気圧で、八ヶ岳の森にもしっかりとした積雪があったようです。少しずつ日長が伸びるこの季節、春らしくみずみずしい雪の匂いを感じた気がしました。赤岳鉱泉でのテント泊は、樹林帯を整地して設営しました。毎回少しずつ整地の技術も向上してるようで、今回はなかなか快適な寝心地でした!夜間の気温はそこまで下がらなかったのですが、夕方から夜半にかけ断続的な降雪があり、翌朝はトレースが消えてるかなぁなど考え事しながら、横になりました。翌朝、起床はスムースだったのですが、アイゼンの調整に手間取り、若干スタートが遅れました。それでも鉱泉から硫黄岳へ向けては一番乗りだったらしく、序盤からトレースに積もった雪を掻き分けながらのスタートとなりました。森林限界からは完全にトレースは消え、吹きだまりでは、ひざまで沈む箇所もありました。硫黄岳では雪混じりの雲に覆われ、ホワイトアウトの一歩手前くらいの様相でしたが、ここの地形は頭に入っていたので、ほぼルート通りにトレースを着けることが出来ました。横岳の通過には気を使いました。私と同じルート(南下)する登山者は少なく、クサリ場で雪を掻き分けながら進むという緊張感もありました。また、西側に面した岩場は新雪に埋もれた傾斜になっており、先行者のトレースがあったとはあえ、まだ新雪が安定しておらずかなり緊張感がありました。私も最初の一歩を踏み出した瞬間に、足元がサラサラと崩れて行き、気がついたらカラダが雪面を下に滑り落ちていく体勢になっていました。時間にしたらおそらく一秒未満、「あ、このまま谷まで滑っていくのかな」なんて瞬間的に考えましたが、直ぐに摩擦抵抗で5メートルほどの滑落で最悪の事を逃れました。先日、谷川での滑落停止訓練が活きたのか、反射的にピッケルは制動停止の位地に構えていましたが…夏場で知っている地形の知識でも、降雪直後は役に立たないこともあるのだと、改めて考えさせられました。横岳通過でそこそこ体力も消耗してましたが、赤岳を登る体力はちゃんと残せていました。山頂からは、今回のチャレンジを褒めてもらったような素晴らしい景色を望めました。新雪たっぷりの縦走コースということもあり、今まで登った赤岳登山の中で一番達成感がありました。同時に、今回は反省する点もいくつか見え、これからの自分の登山活動に活かすべき課題が見えたようにも思います。山に行くと学ぶことが本当に多いですね。【追記】今回稜線をご一緒したやまうさんに御礼も込め、彼の利用しているYAMAPにもレコをあげてみましたhttps://yamap.com/activities/29825194
山行記録
2024-02-13T06:56:51+09:00
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厳寒!雪の阿弥陀岳へ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6407334.html
厳寒!雪の阿弥陀岳へ(積雪期ピークハント/縦走/八ヶ岳・蓼科)日程:2024-01-27〜2024-01-28メンバー: sekihiro koh-TAコース状況/その他周辺情報:【コース状況】美濃戸口から美濃戸山荘までの林道は凍結あるため、チェーンスパイクあると安心。北沢ルートで赤岳鉱泉まで、および行者小屋からの南沢ルートはチェーンスパイクでも大丈夫でした。両小屋から上部はアイゼンが必要です。積雪は50〜80センチほどで、表面はサラサラ雪でした。写真:鉄柱に張り付いた氷がキレイにはがれました!リアルな氷の剣やね(笑)中岳分岐より、まだ月灯りは夜道を照らすのに充分な明るさです。HEY!北アルプス方面も展望良好。息子は初めての12本爪アイゼンでしたが、上手く使いこなしているようです。お地蔵さんもカチカチですわ。中岳山頂より、阿弥陀を望む。改めて山を見ると、相当な「壁」ですな(笑)晴天、大満足の阿弥陀岳でした。【一日目】おはようございます。今回は美濃戸口から往復で阿弥陀岳へ行って参ります。阿弥陀岳(2805m)に到着!息子は良く頑張って登りました、拍手!北沢ルートで赤岳鉱泉まで。だんだん積雪量が増えて来ました。ゴールして、八ヶ岳山荘でお風呂&カツカレー!寒かったけど、楽しい一泊二日の阿弥陀岳でした。【二日目】予定どおり5時スタートでまずは文三郎尾根を上がります。富士山や南アルプス方面。北岳や仙丈ヶ岳の白さが際立っています。山頂部が見えてきました。アイゼンの刺さりが良い箇所で、ふくらはぎを休めながら登りましょう。南アルプス方面。やっぱりこの時間が一番山が美しいと感じます。幕営受付を済ませ、行者小屋へ。真っ白な稜線が近づいてきたぜ。こんな寒々しい稜線にもいくつかアニマルトレースが見られました。諏訪湖の彼方に北アルプス展望。山頂直下の岩場は雪に埋もれており、意外と登りやすい状態でした。小屋の先を整地します。数日前の降雪がサラサラで、固めるのになかなか難儀しました…赤岳へは沢山の人が登って行ってますが、こちら阿弥陀岳は30分近く貸し切り状態でした。黎明の富士山。文三郎分岐から中岳、阿弥陀岳。名残惜しいけど、この景色ともお別れ!横岳の岩峰群が夕焼け色に染まっていきます。気温が下がるぞ〜下山は南沢で。こちらもしっかり積雪してました。リッジがありますが、トレースはしっかりと付いているので、外さなければ大丈夫。行者小屋に戻ってきました。ひと休みしたら撤収作業に入らねば…さて、名残惜しいですが下山の時間です。赤岳鉱泉に到着。晴天の土曜でしたが、午後だからかアイスをやってる人は少なめ?ステップはしっかりと切られているので安定していますが、先日の降雪で表面はサラサラでした。下りはいっそう慎重に…先日の講習で受けた内容を早速息子にも伝えることが出来ました!何だかんだで一時間半もかかってしまいました。寒いと思うように手先が動かないね。先ずは中岳へ。阿弥陀の登りに比べれば、大したことはありません。夏場の岩登りも良いですが、冬の雪面登りもなかなか楽しかったです。息子は早朝から足が良く上がっていたので、順調に稜線まで到達しました。行者小屋に到着。営業はしていないので、テントの人だけですね。夜は手早くペミカンとん汁とアルファ米ですませました。サッサと寝よう!美濃戸山荘まではいつもの林道歩き。タイヤ跡はガチガチのアイスバーンなので、チェーンスパイクが良いですね。ハシゴから阿弥陀の登りが本格的に始まります。中盤の核心部は登りに一生懸命で写真撮るヒマありませんでした(笑)わずかな距離ですが、雪稜歩きは楽しい時間です。風は穏やかですが、気温はマイナス15℃位だと思うので、まめな体温調節が必要ですね。中岳への登り返しも頑張ろう…設営完了!にしても、行者小屋は谷地形なので、やっぱり寒い(笑)文三郎尾根を続々と登山者が登ってきます。そのほとんどは赤岳を目指すのでしょう。空の青と、雪の白。登頂直前はやはり嬉しい瞬間です。さて、コルまでひと下りです。阿弥陀岳を振り返って。改めて壁っぷりがすごい…感想:今回は息子と共に、冬の阿弥陀岳に行ってきました。八ヶ岳のなかでも、かねてよりその山容に惹かれている阿弥陀岳。昨年は5月、残雪の時期に登っていましたが、やはり厳冬期の厳しい阿弥陀岳も体験しておきたいと感じるようになりました。同じ冬でも時期は少し異なりますが、息子にとって冬の八ヶ岳は赤岳、硫黄岳、天狗岳などの経験はあるので、阿弥陀岳もチャレンジする意義は充分あると思い、昨年から計画していました。マイカーを所持していない私にとっては、アクセスの良さから八ヶ岳への入口は美濃戸口になることが多いです。最近は八ヶ岳山荘のカツカレーがすっかりお気に入りになっており、山荘の方々とのちょっとしたコミュニケーションも楽しみのひとつになっています。さて、目的の阿弥陀岳へは、前日に行者小屋にテントを張る所から始まりました。一昨年の年末に同じく行者小屋で幕営したときは二人とも凍てつく寒さの洗礼を受けたことが思い出されます。今回は新しい敷物や寝袋に入れる湯タンポを導入したお陰で、就寝時の寒さ対策は上手くいったと思います。明朝、阿弥陀岳へ向けても予定通りスタートし、大きなトラブルもなく登頂することが出来ました。今回が息子にとっては初めての12本爪アイゼンでしたが、なかなか筋が良く、足運びが上手だったのには関心しました。ピッケルの取り回しも少し教えることができたので、これからも上手く扱っていけるようになってもらいたいです。阿弥陀岳の難所では少し手こずりましたが、今回はザイルでの確保を要するような必要はなく、ほぼ予定どおりのコースタイムでした。冬場のテント撤収はやはり夏場のそれより時間がかかるので、もう少し訓練が必要とは感じましたが、息子共々総じて満足のできる山行でした。〔おやこ山行325 by sekihiro〕
山行記録
2024-02-12T06:54:27+09:00
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天孫降臨の地、高千穂峰へ
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天孫降臨の地、高千穂峰へ(無雪期ピークハント/縦走/霧島・開聞岳)日程:2024-01-05(日帰り)メンバー: sekihiro koh-TAコース状況/その他周辺情報:◆高千穂河原の登山口、トイレ前にポストあり◆トイレは山頂部の避難小屋そばに「携帯トイレブース」がありました。携帯トイレは持参が必要です。写真:桜島、徐々に噴煙が立ち昇ってきています。何とか宵の口に間に合い、焚火を始めました。稲わらでの焚き付けが難しく、結局ガスバーナーで薪に火をつける始末(笑)御鉢の火口縁に着きました。写真の南側には正式な登山道はなく、北側の広い縁を登っていく事になります。こちらが御鉢北側の「馬の背」、強風時はちょっと怖いですね。高千穂峰の山頂も見えてきました。一旦、背門丘(せたお)まで緩やかに下ります。のんびりしていたらすでに日没を過ぎていたため、慌てて夕食準備します。麓の「霧島古宮跡」は、過去の噴火まで実際に催事場があった場所だそう。火山岩は地面にしっかりついているものが多いので、意外と順調に下ってこれました。Aコープで入手した大判のさつま揚げをあぶって頂きます、旨し!【山行当日】早朝にテント撤収し、登山口のある高千穂河原まで移動。かなり冷え込んでるぅ〜少し登ると、鹿児島のシンボル「桜島」が望めます。御鉢の火口縁が見えてきました。迫力ある岩壁です。中岳に高千穂峰の影。それにしても嬉しい青空。ちなみに高千穂峰は日本二百名山の一座ですね。韓国岳や新燃岳も見えてきました。日が昇ってきたので、影遊び。これが有名な「天ノ逆鉾」ですね。周囲には規制線が敷かれ、もちろん触れることは出来ません。ちゃんぽん麺と、薄めの溶けるチーズを投入…入れるチーズは、ピザ向けの調理用チーズのほうが美味しいでしょう!山頂に向けて最後の登り。距離にして400メートルほど。緑の村キャンプ場です。すでに正月休みの方も少ないためか、利用しているのは私たち含め2組だけでした。さて、ここから登山開始です。行程は長くはないですが、コース上に火口縁や岩稜帯があるので、どんな山登りになるかワクワクします。大迫力の御鉢を正面に下山開始。麓は自然探求路にもなっているようです。お?山の斜面にシカのおやこを確認。焚火台はミニサイズだったけど、暖かかったです〜山頂には避難小屋あり。利用料500円とのことですが、中はちょっと散らかってましたね。奥の建物は携帯トイレブース。火山岩の道は慎重に下ります。東側は宮崎の日向灘方面。高千穂峰(1573.6m)に到着。桜島Tは良い土産になりました!息子は火口縁を歩くのがちょっと怖かったそう(笑)御鉢の火口です。縁から火口の中心までは130m程の高低差だそう。★サムネイル★高千穂河原でゴール。下山後は入浴のため、皇子原エリアへ移動します。今日は豚バラ、白菜、豆腐でシンプルキムチ鍋です。前日と違って山中のキャンプ場なので、夜は底冷えしそう〜皇子原温泉健康村で入浴〜鉄分が多く、良いお湯でした。これで今回の南九州の山旅は終わり、大変お疲れさまでした。火山らしく荒涼とした登山道。桜島の噴煙が長く伸びてきました。鹿児島の方は降灰の掃除がホントに大変そう…過去に登った韓国岳も素晴らしかったですが、こちら高千穂峰も本当に素晴らしい山でした。【山行前日】開聞岳での山行を終えた後、霧島エリアまで移動してきました。現在の霧島神宮の大鳥居、奥には高千穂峰が見えています。霧島連山、荒々しくも素晴らしい景観です。大小さまざま火山岩の登り道。近頃は新燃岳の火山活動も穏やかなのかな。いつか縦走できる日が戻ってくると良いですね。途中の御池から高千穂峰を望む。背門丘の鳥居で小休止。感想:2024新春、南九州の旅は早くも最終日です。前日は開聞岳から霧島市内へ移動、緑の村でささやかにキャンプをして、高千穂河原から登山開始です。ちょうど四年前の年始に同じ霧島連山の韓国岳へ登った際、噴煙上がる新燃岳の縦走路が続く先にひと際先鋭な山を見つけました。まるで天に向かって刃を突き立てたようなその山こそが高千穂峰(たかちほのみね)。長らくその時に見た山容が忘れれず、次に南九州へ来たときは必ず登ろうと心に誓っていました。九州に住んでいたころは現・霧島神宮を訪れたことはありましたが、今回起点となる高千穂河原には霧島神宮の古宮跡が残されており、噴火による災害以前はこちらが元来の霧島神宮だったのだと知りました。スタートした高千穂河原は標高970mということもあり、早朝は少々冷え込みが強く、歩き始めはまだ手足がかなり冷たい中での出発となりました。序盤は石段があり歩きやすかったですが、徐々に火山らしく大小さまざまな石が足元に転がり始めます。大きな火口である御鉢の縁にたどり着いた後は、馬の背と呼ばれる細尾根道です。この日が風が弱かったですが、強風や濃霧時はかなり慎重さを要する道だなと感じました。御鉢を過ぎれば鞍部に鳥居が置かれた背門丘(せたお)から山頂まで最後の登り。背の高い植物は無く、最後まで火山らしい荒涼とした道でしたが、山頂部は一転、四周に遮るものは無く、素晴らしい展望地でした。調べたところ、日本三奇の一つとされる「天ノ逆鉾(あめのさかほこ)」は想像以上に神聖な雰囲気があり、物理的にも規制線が張られているとはいえ、何だか近寄りがたい様相で山頂部に突き立てられていました。日本神話によるところの神器のひとつということで、その形から逆鉾は男性器をモチーフとしているともいわれています…天孫降臨神話っていうだけでも色々なエピソードがあり、山岳信仰という点ではとても興味を惹かれるものでした。さて、山頂から見える景色は最高で、鹿児島のシンボル桜島や開聞岳はもちろん、宮崎方面は市街地につづく日向灘、北は大分方面の市房山や祖母・傾連山、さらに北西方面は、遠く長崎の雲仙普賢岳まで望むことができました。晴天に恵まれ、四年越しに登ることが出来た高千穂峰は忘れられない山行となりました。下山後は東側山麓の皇子原温泉で汗を流し、帰宅の途に就きます。九州の山は背丈こそ低い山が多いですが、各地にある豊富な温泉や、地の新鮮食材など、登山と絡めた楽しみ方が豊富なのが良いところ。次に九州を訪れた際はどの山を目指そうかと、今から考える楽しみが増えた気がします。付き合ってくれた息子には感謝ですね。〔おやこ山行324 by sekihiro〕【前日レコ】2024年01月04日:登り初めは薩摩の富士・開聞岳へ!https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6336348.html【関連レコ】2020年01月01日レコ:霧島山〔韓国岳・獅子戸岳〕https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2162617.html
山行記録
2024-01-07T12:45:17+09:00
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登り初めは薩摩の富士・開聞岳へ!
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登り初めは薩摩の富士・開聞岳へ!(無雪期ピークハント/縦走/霧島・開聞岳)日程:2024-01-04(日帰り)メンバー: sekihiro koh-TAコース状況/その他周辺情報:◆駐車場すぐ上の登山口、売店前にポストあり◆山中にはトイレ無し写真:景勝地「長崎鼻」のすぐ横にある入浴施設へ!始発&終着駅としては日本最南端。1日で6本ほど列車が発着しますが、ちょうど停車中の電車にお目にかかることができました。いつまでも残してほしい旅情たっぷりのローカル線です。そして火之神公園のキャンプ場へ。なんと利用料は無料。教えて頂いた観光案内所の方に感謝!山頂までは行程差800メートルほど。山体どおり、コンスタントな登りがひたすら続きます。南九州という事もあり植生が珍しく、興味を引きます。【山行前日】2024年の山初め!今回は帰省先の福岡から車を利用して鹿児島へ。まずは枕崎駅を訪れます。1.5時間ほどで山麓公園に降りてきました。開聞岳、見ても良し登っても良しの山ですね。★サムネイル★沖にそびえのは立派な立神岩。立派な公園なので街灯があり、夜も明かりには困りませんでした。駅前のスーパーで買い出し後は、先に入浴。「なぎさ温泉」は、枕崎の湾が一望できる良いお風呂でした。30分ほどゆっくりと休憩した後、下山します。大小の火山岩がゴロゴロ転がる登山道、下りも気を付けて。山頂直下には「御岳神社」開聞岳は紀元前500年の初期噴火に始まり、西暦885年の噴火を最後として、今のカタチが出来上がったそうです。ただ、今でもその火山活動が休止しているわけではないので、立派な活火山なのです。七合目あたりまでくると、樹間から海が臨めます。この日は少し霞んでましたが、種子島や屋久島も見えるポイント。もちろんシメはちゃんぽんです。九州はどこでもちゃんぽん麺が買えるのでありがたい。枕崎方面に開聞岳の大きな影が伸びています。漁期には、山がつくるこの影が良い漁場になるのだそう。開聞岳山頂に到着。標高924m、日本百名山の一座ですね。前回息子と来た時は雨天だったので、嬉しい登頂となりました。そうそう、息子とおそろい「桜島」Tシャツはmont-bell鹿児島ご当地Tでごわす。【山行当日】早朝にかいもん山麓自然公園に向けて出発。徐々に、開聞岳の大きな山体が近づいてきました。三方を海に囲まれ、「海門岳」という異名にも頷けます。温泉場のすぐそばでは昔は塩づくりも行われていたようです。自然の力をありがたく使わせてもらう生活…今回も色々と勉強になりました。【おまけ】鹿児島ラーメンはあっさりスープに焦がしネギが入っているのが特徴。市内には「十八番(じゅうはちばん)」というチェーン店もあるので、ぜひ!枕崎と言えばカツオですね。新鮮な刺身とたたきを頂きました、贅沢だ〜目の前は海なので、夜は真っ暗ですね。夜でも波の音が耳に心地よいです。7時過ぎ、明るくなってきてからのスタートです。下山後は温泉へ移動。見まごうことなく、薩摩富士の名がピッタリです。たまて箱温泉に到着。広い露天風呂は、開聞岳や長崎鼻が望める展望最高のお風呂でした。冬なのでメインは鍋です。豚バラ&ミックス野菜を味噌スープででササっと。感想:2024年始は妻の実家のある九州で過ごしました。…とは言いつつも、心は自然と山へ向かってしまうのが常。以前登った霧島・韓国岳から見た高千穂峰の山容が長く心に焼き付いており、次は必ず訪れようと決意していました。そして、5年前に息子と屋久島から鹿児島へ渡ったあとに登った開聞岳では、残念ながら雨だったことで少し心残りもあり、今回はその二つの山を続けて歩く事にしました。今回は最後に福岡に戻ることを考え、3日間のうち初日は移動に費やし、二日目は遠い開聞岳、最終日は高千穂峰の順番としました。初日はキャンプで使用するガス缶やお土産を購入するため鹿児島市内へ。思えば20代の頃、何度も通った鹿児島への道や、市内の景観を懐かしく感じました。あの頃は仕事等に追われ、山へ登ろうなどという余裕はありませんでしたが、こういう形で思い出の土地を再訪できることは喜ばしいことですね。余談ですが、鹿児島には珍名土産がいくつかありますね…「かるかん」「げたんは」は比較的名が知れてますが、なかには「ちんこ団子」とか「ちんちん豆」とか普通に売られてて興味深いです〜鹿児島では「ちいさい」という意味を「ちん」というのでこういう名前がついたそう。東北程ではないけれど、鹿児島の言葉も結構難解なのが多いですよねぇ…閑話休題!鹿児島市内からは峠を越えてカツオの一本釣りで有名な枕崎へ。20年前は日帰り観光で訪れただけでしたが、枕崎駅や地元の温泉やスーパー、そしてキャンプ場など、時間をかけて枕崎の魅力に触れることができ、とても満足できました。クルマ利用の旅はフットワークが軽いので、こうした自由な旅ができるのが良いところですね。そうして二日目はいよいよ開聞岳へ。5年ぶりに訪れたかいもん山麓自然公園は、当時と変わらず大きな開聞岳のふもとに佇んでいました。日の出後だったので登山者の姿も多くみられ、改めて人気の山だと感じます。七合目あたりからは徐々に海の景観も飛び込んできて、改めて周りを海原に囲まれたと実感させられます。山頂は岩もありますが、そこそこ広い場所。少し風は冷たかったけれど、一服する余裕は十分にあり、5年前には見られなかった山頂からの展望を楽しみました。下山後は長崎鼻と開聞岳が望める露天風呂のある「たまて箱温泉」へ。海のすぐそばロケーション最高なので、開聞岳登山とセットで訪れるべき温泉ですね!入浴後は翌日の高千穂峰に備え、霧島市内へ移動しました。〔おやこ山行323 by sekihiro〕【翌日レコ】天孫降臨の地、高千穂峰へhttps://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6339662.html【関連レコ】2018年05月01日:薩摩富士・雨の開聞岳へhttps://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1446131.html
山行記録
2024-02-25T03:31:45+09:00
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登り納めで硫黄岳(本沢温泉から美濃戸口へ)
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登り納めで硫黄岳(本沢温泉から美濃戸口へ)(雪山ハイキング/八ヶ岳・蓼科)日程:2023-12-28〜2023-12-29メンバー: sekihiroコース状況/その他周辺情報:今回は積雪が少なく、標高2200メートル以上でチェーンスパイクを利用。重アイゼンやピッケルが必要な場面はありませんでした。写真:夕食は17:30から。味沁みおでんが美味しかったっす。左に中央アルプス。年明けに空木岳、行きたいなぁ。お目汚しで、失礼いたします…白濁の湯は少し熱いくらい、出たり入ったりを何度か繰り返して過ごしました♪硫黄岳山頂に到着。先着の方と写真を撮りあってしばし談笑。先にチェックインを済ませ、部屋に荷物を置いて野天風呂に行ってまいります!そして本命のカツカレー。こちらのカツは肉厚でジューシー、おススメです。消灯前になって「あんか」を配って頂きました、ありがたし!寒さ対策で今回は寝袋を持ってきたので、夜は十分に温まって眠れました。広々とした硫黄岳山頂から見るこの景色には、いつ来ても感動させられます。ケルンの向こう、北アルプス展望。ゆるキャンでも紹介されていたようで。この日は聖地巡礼っぽい方は居なかったね(笑)駅からタクシー利用で登山口である本沢入口へ。この日の宿泊者は20名ほどだったように思います。私の借りた部屋は正面の本館、入口上に見える左窓の部屋でした。赤岩の頭まで下がってくると、もう雪山の様相はかなり薄らいできます。赤・中・阿弥陀の三兄弟。時間的に、下から上がってくる方が増えてきたころです。見上げれば霧氷。二日間とも穏やかな晴れ予報なのです。名残惜しいまま山頂を後にします。少し風はあったものの、比較的穏やかだったので30分近くは過ごせたでしょうか。爆裂火口壁も夏とは全く異なる表情になっています。黎明の空。やっぱり夜明け前の空が一番好きです。寒いけど!おはようございます。今回は東京から佐久平まわりで八ヶ岳へ。いざ小海線!まずは生ビール、肴は八ヶ岳の写真集で。帰りのあずさの車窓より、甲斐駒ヶ岳。2023年も良い山行に恵まれ、本当に感謝。良い登り納めとなりました。★サムネイル★北面は寒々しいですね〜少しばかり残雪があるものの、歩くには問題なし。着霜した岩肌が何だか生き物の毛皮のように見えて不思議でした。この時期しか見られない景色かもしれません。お?小屋の車もマムート一色!ようやく火口壁の向こうから日が昇ってきて、体感温度が徐々に上がります。美濃戸山荘で一休み♪バラクラバ装着、寒さが伝わるかな?年々寒さ耐性が下がっているような気がして、老いを感じます(笑)アイスキャンディはここ数日でようやく今期オープンしたそうです。今年はやっぱり暖冬なのか…遠くに南アルプス。阿弥陀岳もこの冬の目標の一つです。風呂までの道もちょっとしたトレイル。硫黄岳からのびる稜線が大迫力。冬でも登山者で賑わう赤岳鉱泉。ここで雪山装備は解除して、身軽になります。上がって夏沢峠。硫黄岳の爆裂火口壁が見えてきました。同行者とは私と反対側の天狗岳へ行くため、ここでお別れ。この先もお気をつけて!美濃戸口でゴール。バスまでたっぷり時間があったので、入浴後は食事を頂くことにいたしましょう。松原湖駅で下車。旅情あふれる駅でした。【二日目】5:00起床、談話室で軽めの朝ごはん。この日の朝は御嶽山以来に再開した方と、途中の夏沢峠までご一緒することに。しっかり休憩したので、あとは美濃戸まで歩くのみ。着きました、本沢温泉の野天風呂です。こんなオープンな風呂は久しぶり、早い時間のおかげでしばらくは貸し切りで使えそうです。それでは…冬の時期だからかも知れませんが、利用していたのは登山者だけ。グリーンシーズンは一般の方も多く訪れるのでしょうか。「石楠花の湯」は内湯で、日中1時間おきで男女交互に入浴可能です。先に野天風呂へ行っておいて、こちらは夕食の前に入ることにいたしましょう。2時間ほど樹林帯をあがり、本沢温泉の野営場に着いたようです。感想:2023年末。今年は仕事でもプライベートでも色々と慌ただしく、気がついたら年の瀬近し!忙しい時期ではありますが、何とか泊まりで山!…ということで、ずいぶんと長い間、計画しては実行に移せていなかった「本沢温泉から硫黄岳越え」にトライです。最初はテント泊も考えてはいたのですが、年始の山に向けて体力を残そうということで、(私としては)奮発して、小屋でお世話になることにいたしました。本沢温泉といえば、有名なのが野天風呂、しかも日本最高所というのだから、これはもう寒くても入らないわけにはいきません。幸いにも、この日は天気も良く、気温もあまり低くなかったので、存分に素っ裸で大自然の恵みを満喫して参りました。野天風呂だけ見れば、日本各地のいろんな所にあるでしょうが、あれだけ山岳景観に溢れてオープンな野天風呂はなかなか見られないでしょうね。一時の山小屋生活を満喫させてもらった翌日は、硫黄岳を越えて、美濃戸まで。いま八ヶ岳に来ている人は誰もが感じていたと思いますが、今年はまだ積雪が少なく、アイゼンとピッケルを携えてきた人(私も含め…)には、物足りない登山だったかもしれません。昨年末は暮れにドカッと雪が降ったので、余計にそう感じたのかも知れません。まぁ、こればかりは空の為すことなので、何とも言えませんが、「八ヶ岳も年々、雪が少なくなっているねぇ」という声もチラホラと耳にし、気候変動、環境問題など色々と考えさせられる時間もありました。さて、今回は山小屋で嬉しい再会もあり、いつも以上に山で出会った方々と、楽しい時間を沢山過ごすことが出来ました。これが今年の登り納めとなりましたが、来年も充実した山歩きを出来るよう、心と体を整えていこうと誓いました!
山行記録
2023-12-30T07:38:42+09:00
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できたて霧氷の表尾根(ヤビツ峠から塔ノ岳へ)
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できたて霧氷の表尾根(ヤビツ峠から塔ノ岳へ)(無雪期ピークハント/縦走/丹沢)日程:2023-12-24(日帰り)メンバー: sekihiro koh-TA写真:★サムネイル★今日は家から沸かしてきたお湯で簡単ランチ。体が冷えていたので、沁みました〜おはようございます。息子とは実に4か月ぶりの山行。今回はヤビツ峠から表尾根で塔ノ岳を目指します。冬の贈り物ですね。ちょうど正午、塔ノ岳山頂に到達。青空が戻り、いつものように多くのハイカーで賑わっていました。塔ノ岳直下は、まるで秋と冬の境界線。素晴らしい景色です。できたての霧氷にお目にかかれるとは。息子と久々の山行でしたが、予想外のご褒美となりました。そうそう、先日koumamaさんに頂戴しましたSCARPAのアルパインブーツを、ようやく履き慣らしする運びに!大山を振り返って。あちらも今日は寒かっただろうな〜今年は気温が高い期間が長かったせいか、体の寒さ耐性がまだ充分ではないように思えます。表尾根の冷たすぎる空気が体に堪えます(笑)塔ノ岳山頂からの風景。丹沢山までの稜線にもいくつか霧氷が視認できました。行者ヶ岳のクサリ場。表尾根は岩場がそこそこ多いので、底の硬いアルパインブーツにはもってこいですね!フジサン。相当風が強いのでしょう、ちょっと傘雲のような様相でした。天気も少しずつ回復してきて、霧氷が空の青に映えます。でもとにかく空気が冷たくて寒い!この日の感想は、ズバリ「寒かった」に尽きます(笑)昼前後は良いタイミングだったようで、稜線の霧氷は午後になると陽光でほとんど溶けてしまったようでした。午後は日差しも戻り暖かさを感じる大倉尾根で下山しました。予報ではもっと晴れ空かなぁと思ってましたが、相模湾の上空には、ドッシリとした雲が流れてきているようです。サクッと三ノ塔。とにかく朝から寒いです…なんと、この雲が稜線に霧氷を作っていたようです!あとで他の登山者から聞いた話では、午前中の山頂付近はまるで吹雪のようだったそう。ふもと大倉の山守茶屋さんで豆腐ジェラートを食したkoh-TAさん。土産に豆腐やスイートポテトを頂いて帰りました。塔ノ岳を目前にして、かなりの勢いで海側から雲が流れていく様を目にします。感想:あれよあれよと年末近し。お互い何かと予定が合わず、息子と山に行くのは今年8月のアルプス以来。日帰りで表尾根を歩こうとなり、以前は蓑毛スタートで歩くことがありましたが、土日は割りと早いバス便でヤビツ峠まて行くことが出来たので、負担軽減で高度を上げてのスタートとなりました。写真にもコメントしたのですが、この日はとにかく気温が低く、まるで高山にいるかのような体の冷え方でした…表尾根の稜線からみる塔ノ岳は雲に包まれており、事前の天気予報からすると「外れちゃったなぁ」という感じでしたが、山頂が近づくにつれ山肌に霧氷が確認でき、一気に気分が上がりました。特に新大日から塔ノ岳へのルートではちょうど霧氷が出来た後のようで、素晴らしい景色を望めました。丹沢では何度か霧氷をみたことはありましたが、青空のもとで見ることはありませんでした。この日は運良くも、霧氷が出来上がる気象条件が整ったお陰なのだと実感しました。山頂に着いたのはちょうど正午でしたが、空も青色を取り戻し、この日はタイミングよく登頂することが出来たように思います。年始は九州へ行く予定もあるので、体調を万全にして臨みたいと思います。〔おやこ山行322 by sekihiro〕
山行記録
2023-12-30T12:40:04+09:00
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大野山でナベ山行!
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大野山でナベ山行!(ハイキング/丹沢)日程:2023-12-06(日帰り)メンバー: sekihiro写真:この日は人数が多かったので、卓上コンロで豆乳鍋&坦々鍋!今年はあまり紅葉狩りが出来なかったので、これは嬉しい。何だかんだで4時間近く山頂で過ごしいたので、降りる頃には日が傾いてきました。すすきの原を登り山頂へ。山頂直下にもまだ紅葉の名残。この日は職場の仲間とナベ山行!谷峨駅から大野山を目指します。予報よりも早く天気が回復し、紅葉も美しい。最後まで素敵な紅葉。仲間と共に最高の山行となりました。感想:今回は仕事仲間とナベ山行で大野山へ。過去にも大野山で鍋をやったのもこの時期だったかなと思い立ち計画。前日夜は雨でしたが、思いのほか天候回復が早く、登りでは汗ばむような陽気でした。山頂は平日と言うこともあり人は少なく、東屋を占拠しての、鍋ランチとなりました。中腹の森はまだ紅葉がたくさん残っており、夕方の斜陽に輝く紅葉はとても美しかったですね。
山行記録
2023-12-08T03:51:40+09:00
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【講座下見】三浦縦走、森戸川から森戸海岸へ
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【講座下見】三浦縦走、森戸川から森戸海岸へ(講習/トレーニング/房総・三浦)日程:2023-12-02(日帰り)メンバー: sekihiro写真:森戸川出合の分岐は少々迷いやすい。行先の確認が必須!今回は講座山行の下見で、東逗子駅から森戸海岸まで。前半、森戸川出合までは森。植生が多様で森の雰囲気が素敵ですね。続いて森戸川。雨後でなければ水量は少ないので、河床を歩けます。終盤の仙元山。何円も前に息子と来て以来ですが、ここから望む相模湾とフジサンの景色は素晴らしいです。森戸海岸でゴール。この日は下見だったので歩行3時間でしたが、当日は団体なので、ゆっくりペース配分をしながら歩きます。続いて急登で、尾根へ。ここからは多少のアップダウンあるも、快適な尾根歩きが出来ます。
山行記録
2023-12-07T10:00:24+09:00
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丹沢大山〔蓑毛から地獄沢橋・北尾根を周回〕
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丹沢大山〔蓑毛から地獄沢橋・北尾根を周回〕(ハイキング/丹沢)日程:2023-11-30(日帰り)メンバー: sekihiroコース状況/その他周辺情報:「山と高原地図」では、地獄沢橋〜境沢ノ頭〜大山山頂が破線ルートになっています。完全なバリエーションルートではなく、踏み後はしっかりありますが、道標はほとんどないので、地図&コンパスは必携です。唯一、境沢ノ頭から北尾根に入る箇所が道迷いポイントとされておりますが、鉄塔の脇を東進し、送電線の下を横切っていけば正解です。日没時刻が早いので、ヘッドライトは必ず持参しましょう。写真:さらに急登で、境沢ノ頭。だいぶ空の視界が開けてきました。こんにちはフジサン。雪はまだ少ないですね。ミツマタのつぼみがもう膨らみ始めています。来年春は、この北尾根方面にミツマタ鑑賞に来ようかな?地獄沢橋の手前で尾根に取付きます。ここから上野ノ頭まではかなりの急登が続きます。道迷いポイントですが、大山北尾根へは鉄塔脇を東進、送電線の下を横切っていきます。大山北尾根を周回するため、蓑毛からヤビツ峠へ。ここはまだ紅葉が残っていました。いきなりランチ写真。カップヌードルえびまみれ。写真掲載節約モードのため、今回はここで終わり!感想:夏に札掛から塔ノ岳へ行った際、気になっていた大山北尾根への道を歩いてきました。蓑毛からヤビツ峠を経て、取り付きへ。序盤はなかなかの急登で疲れましたが、後半の北尾根は快適なさんぽ道でした。北尾根の紅葉はすでに終わっていましたが、冬枯れの良い雰囲気でした。今度は新緑の時期に歩きたい、北尾根でした。
山行記録
2023-12-07T10:15:30+09:00
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秋の終わりの甲相国境尾根〔西丹沢V.C.→菰釣山→山中湖平野〕
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秋の終わりの甲相国境尾根〔西丹沢V.C.→菰釣山→山中湖平野〕(無雪期ピークハント/縦走/丹沢)日程:2023-11-09(日帰り)メンバー: sekihiroコース状況/その他周辺情報:●コース上に水場はありません。起点の西丹沢V.C.で飲料水の確保可能です。●コース上では、畦ヶ丸避難小屋内にトイレあり。菰釣避難小屋にはトイレありません。●「東海自然歩道」にも指定されている一般登山道ですが、モロクボ沢ノ頭〜大界木山間の円地形で落ち葉の体積でルートロストしそうな箇所がありました。写真:夜に鑑賞する紅葉もなかなかですね…さて、ここからが地味に長いんですよ(笑)下山は日没に間に合うだろうか?おはようございます。この日は西丹沢ビジターセンターから甲相国境で山中湖を目指します!施設前に取水場が出来ていましたね〜沢から山に取付きます。いつ来ても雰囲気のいい森です。どういうわけか、無性に好きな「善六ノタワ」単なるヤセ尾根好き??おお!昨年と同じくこの時期は「もみじ祭り」が開催され、紅葉はライトアップ中。進んで城ヶ尾峠(1160m)ここからは黙々と稜線を進みました。菰釣避難小屋に到着。訪れるのは、実に8年8カ月ぶりでした!光陰矢の如し〜前回来たのは明け方だったので、あまり記憶が鮮明でないのですが…意外と視界が開けていましたね〜畔ヶ丸で一服♪今日は時間との闘いなので、下棚&本棚はパスします〜山梨側ではところどころ紅葉の綺麗な箇所が残っていました。ありがたやー。ピンポイントで紅葉狩り〜今年はあまり紅葉の山に行けなかったので、これで今年は最後かなぁ。旭日丘バスターミナルに到着でゴール。街灯のひとつもないので、一般旅行者にはちょっと怖いでしょうね(笑)足元の秋色にほっこり。大界木山(1246m)標柱は朽ちていますが、風景に溶け込んでいるのがいい感じです。稜線に着きました。紅葉はすでに終わり、冬枯れ始まりの様相です。やっぱり丹沢は水が美しい。写真には収められませんでしたが、ところどころで魚影も確認できました!菰釣山(1379m)山深きロングトレイル、次は新緑の時期に歩いてみたいですね。内部は綺麗に保たれています。利用者のマナーが良いのはもちろん、管理されている方にも頭が下がります。ちょっとだけ紅葉が残っていました。落ち葉を踏みしめて歩く稜線みち、冬の低山ならではの楽しみですね。日没の時刻を迎えました。あとはバス乗り場まで山中湖畔をテクテク歩きます。午後は思ったより雲が優勢の空でした。内部の綺麗さは当時とあまり変わっていないように思えます。こちらも利用者のマナーが良いのはもちろん、管理されている方には頭が下がります。進んで菰釣山頂です。静かな雰囲気で本当にいい山!これ以上は展望が望めなそうだったので、高座山をパスして途中のエスケープで別荘地に下山。とりあえず暗くなる前に人里には降りてこられました。昼間には見られなかった紅葉の魅力に触れることができました。ひとつだけ変わっていたのは、真新しい日誌が置かれていたことでした!週末を中心に、利用者が数組いらした様子です。新しくなった避難小屋。う〜ん、残念ながら富士山は雲の中か…視界には山中湖が入ってきました。この日は嬉しい晴れ予報!紅葉や富士山が望めるかな〜前半は堰堤の多い西沢沿いを上がっていきます。感想:今年の秋はあまり紅葉の山を歩くことができていなかったので、貴重な平日休みを利用して山へ繰り出すことに決めました。先週末に宮ケ瀬から丹沢山を経て大倉まで抜ける計画を立てていましたが、少し気乗りせず保留…その計画実行を再考しましたが、考えてみたら秋の西丹沢を歩いた記憶があまりなかったので、計画を変更。そこで以前に避難小屋利用で歩いた甲相国境尾根を日帰りで歩いてみようかなぁ、となりました。とはいえ、ここは長いルートなので、日の短いこの時期は時間配分がポイントです。標準コースタイムだと10時間近くは要するので、普通に歩いていたら山中で暗闇を迎えます。そこで標準CTの80%(休憩抜き)で計画してみたら、日没前には山梨側の人里に下山出来そうなので実行に移しました。朝のバスが道路渋滞で若干スタートが遅れましたが、それでも畔ヶ丸で30分以上稼ぐことが出来ていたので、予定通り国境尾根を進みました。人が少ない甲相国境尾根、ところどころでクマ糞の堆積も見られ、改めて山深さを感じながら集中して歩きました。菰釣を訪れるのは実に8年ぶりだったので、ちょっと昔のことを考えながら歩いていたら案外サクサクと最後まで踏破していました。西丹沢自然教室は西丹沢ビジターセンターと名を変え、畔ヶ丸避難小屋も立て替えられました。反対の山中湖側では、ベース地の平野に新しい施設が出来たり、以前よりも外国人観光客の姿が増えたように思えます。それでも菰釣山を中心とした国境尾根は相変わらず雰囲気が良く、深山独特の匂いは変わっていませんでした。次はぜひとも新緑の時期、芽吹きのパワーを頂きに歩いてみたいロングトレイルですね。※拾得物の情報を公開しています【拾得物】11/9丹沢・菰釣山でカメラ三脚を拾いましたhttps://www.yamareco.com/modules/diary/39915-detail-314402
山行記録
2024-02-01T02:33:54+09:00
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【山梨百】80座目は源次郎岳
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【山梨百】80座目は源次郎岳(ハイキング/甲信越)日程:2023-10-19(日帰り)メンバー: sekihiroコース状況/その他周辺情報:【コース】南下する場合、牛奥峠から竜門峡入口までは破線ルートになっていますが、「甲州アルプス」の青テープなどが設置多数なので、道迷いの危険は少ないと思われます。写真:コウヤボウキ(高野箒)弾ける線香花火みたいですね。堺沢ノ頭(1453m)青いテープが甲州アルプスを示すもの。ひたすらこんな感じのトレイルを行きます。いろいろと考え事するには良い道です(笑)だいぶ冬支度が進んできたようです。森は適度に紅葉が始まっています。下日川峠あたりもなかなかに爽やかな雰囲気です。目ではほのかに黄色く見える森も、写真だと難しいなぁ。田の湯さんでお風呂をお借りします。来年の3月で営業は終了するそう、淋しいです。大天狗(1231m)ここから麓までが大きい下りのようです。このルート、やたらテープが目立ちます。どうやら「甲州アルプス」というトレイルになっているようです。おはようございます。今回は久々、山梨百名山ハントで甲斐大和駅へ。以前とバス発着所が変わっており、時の流れを感じました…今年もマムシグサの色づく季節になりました…樹間からは、もちろん富士山がよく見えます。ススキが風になびく季節になりました…山の秋はいいなぁ。近くのコンビニで見つけた、長野・山梨限定のビール。インドの青鬼を製造しているヤッホーブルーイングさんの製品です。牛奥峠では園地に入る方へ進みます。山梨百名山80座目!あと20座が遠い〜…1時間ほどで源次郎岳に到着しました。開けていて、ゆっくり休憩するには良い場所ですね。マーガレット。秋の山では目立ちマス。さて、あとは長い下り道。比較的明るい森なので、日差しがあり歩いていると暑いくらいでした。三角コンバ(1435m)コンバって山用語かな??お?標識だと標高が6m高いな。カエデの燃えるような赤。竜門橋を渡ったら登山道はほぼ終了〜源次郎岳(1476m)先日の小太郎山に引き続き、山梨百名山更新です。運転手さんに相談して、バス停のある「すずらん昆虫館」から1kmほど手前にある登山口で降ろしてもらいました、ありがとうございます!こういう手書き道標が、愛らしい。要所にロープあり。使わなくても足場は安定しています。入浴後は風に吹かれながら甲斐大和駅まで歩きました。お疲れ様でした。マツボックリの落ちる季節になりました…来月のキャンプに向けて、火種用に少し頂きました。砥山林道のゲートを越えて登山道に入ります。後半はなだらかなトレイル。破線ルートながら整備されていて、とっても良い道でした!感想:久々の山梨百名山ハント。日本百名山の大菩薩嶺に隠れ、ほとんど知られていないてあろう源次郎岳。かくいう私もずっと後回しにしていました。甲斐大和駅を出る栄和交通のバスは季節運行になっており、冬季は利用することが出来ない路線のため、登る時期としては秋がベストと言うことだけは覚えていました。今回は道中ドライバーさんに掛け合って、途中下車することで、少しではありますが登山口近くからスタート。源次郎岳は展望こそ少なめですが、森の雰囲気は明るく、トレイルも整備されているため、思いのほか快適に歩くことが出来ました。ヤマレコのデータによると11月の山行が多いようなので、これから紅葉が進んでくるのかなと思われます。大菩薩の近くにあって、目立たない山ではありますが、静かにゆっくり歩きたい方にはおすすめの山ですよ。
山行記録
2023-10-21T12:50:37+09:00
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【北八ヶ岳】にゅう・中山・高見石
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【北八ヶ岳】にゅう・中山・高見石(ハイキング/八ヶ岳・蓼科)日程:2023-10-17(日帰り)メンバー: sekihiro写真:再び白駒池。ちょうど紅葉のシーズンで、ハイカーも沢山おりました。晴天で良かったね〜モフモフのコケ。さわるとフカフカ。若者から沢山元気、もらいました!にゅう山頂に到着。ちょうど風が強い時間帯で、かなり寒い!北八ツはコケの美しい森。高見石からは白駒池の素晴らしい展望。無事下山、みなさんお疲れ様でした!せっかくなので高見石までちょっと登りましょう。中山(2496m)は森のなか。ヤッホー♪にゅう〜高見石小屋に着きました。この日は週に一度の定休日で名物の揚げパンはお預けでした…奥秩父の高峰や、奥多摩方面、浅間山なども良く見渡せました。序盤は整備された木道を行きますが、途中泥濘や水の溜まった箇所も多く、なかなか難儀…にゅうへ向けて長い登り〜ランドネみたいや〜ん高見石まで長いストレートの下り。おはようございます。今回は職場仲間と北八ヶ岳ハイク。白駒池下の駐車場をスタート!にゅう。標高は2351mですが、雲海のおかげで高度感たっぷり。思いの外、風が強いので今回天狗岳はパスし、途中でゆっくりランチする計画に変更。山アフターは縄文の湯で汗を流し、諏訪市内にあるハルピンラーメン本店へ!ハルピンラーメン+小豚丼で940円。甘辛で後からピリッとくるスープが絶品でした!中山展望台でランチ。ちょうど風も弱まってきてので、適地でお弁当広げます。紅葉のある景色はやっぱり心が豊かになりますねぇ若者は半袖でも大丈夫らしい(笑)東面は素晴らしい雲海でした。素晴らしい空のもと、みんな大満足の様子!初めて登山するメンバーもいましたが、良い日に登れた体験がきっとこれからの糧になることでしょう。感想:今回は職場の仲間たちと初めての山歩き。行き先は安定の北八ヶ岳へ。計画では天狗岳まで足を運ぼうかと思ってましたが、稜線を吹く風は冷たくちょっと難儀しそうだったので、今回はパスして中山経由で周回コースを取りました。にゅう、中山展望台、そして高見石と、要所で素晴らしい展望を得られ、大満足の秋山ハイクとなりました。
山行記録
2023-10-18T07:27:10+09:00
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寒露、晩秋の南アルプス白峰三山〔農鳥岳・間ノ岳・北岳+小太郎山〕
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寒露、晩秋の南アルプス白峰三山〔農鳥岳・間ノ岳・北岳+小太郎山〕(無雪期ピークハント/縦走/甲斐駒・北岳)日程:2023-10-05〜2023-10-07メンバー: sekihiroコース状況/その他周辺情報:〔コース状況〕全て一般道ですが、縦走路は森林限界。大きな岩場もあるので、ヘルメット着用が望ましいです。期間中の稜線は気温3度、西風10m/sを越える時間も長く、冬山装備が必須です。特にグローブ、バラクラバなどでしっかりとした寒さ対策が必要です。写真:そして甲斐駒ヶ岳。甲州側からは見られない、「白崩山」の姿に感動。暗闇を黙々と歩き、前小太郎山(2646m)。黎明の空、富士山のシルエットが美しいです。さらに進んで小太郎山(2725m)に到着。山梨百名山、79座目を更新!白峰南嶺方面は上級者向けコースの連続。広河内岳、大籠岳、いつか行ってみたいなぁ。夏は一面のお花畑になる間ノ岳斜面。ハイマツとわずかな紅葉に着霜して綺麗です。白根御池小屋まで降りてきました。ここもナイスなテン場です。森の中、マーキングを探しながら進んでいきます。紅葉にも霜がビッシリ。山は確実に秋の終わりを迎えていますね。腹ペコだったので、カレーライス頂きました!終点の奈良田温泉に到着。ここからはバスで広河原方面へ向かう方が大多数。飲み水を補給、ここから歩き始めるのは私だけでした。東の展望、地蔵岳のオベリスクもクッキリ!日の出を迎えました。鳳凰三山の上空の雲が、羽ばたく鳳凰に見えるのは私だけ…?【一日目】おはようございます。身延線の朝一便で身延へ移動。学生さんの姿も朝早くから多く見かけました。山頂を後にします。予定どおり肩ノ小屋まで進みます。【二日目】さて、二日目は長丁場に備え4時スタート。陽光が届き、すこしずつ体が温まってきます。今日は下山のみなので、寒い思いはしなくて大丈夫かな(笑)お見事な着氷!今回のメシ達。前泊もあったので、生食材をやめたらレトルトだらけになってしもうた。かなりザックリな登山道マップ!小屋から約3時間、順調に大門沢下降点に着きました!ここでウェアを着込んで寒さ対策をとります。ずっと来たかった小太郎山。早起きした甲斐がありました…ここにもキノコ🍄間ノ岳への登りの途中、南側を振り返って。南アルプスはとにかく山が大きいと実感します!体が温まっていたので、アイスクリーム頂きました!安納芋とほうじ茶のオトナ味。さて、残すは大きな大きな北岳越え!富士山がよく見えるテント場です。ラジオ情報から、富士山はこの日に今シーズン初冠雪となったようです。うう、見てるだけで寒い(笑)ウラシマツツジと鳳凰三山。荷物が重いので、クサリ場は慎重に。西農鳥岳(3051m)に着きました。日本百高山としては60座目、他にも日本3000m峰など色々と肩書のあるピークです。眼下には農鳥小屋が見えてきました。小屋横のテント場、すこし高い位置に張りました。私を含めこの日は3名のみでした。農鳥小屋まで降りてきました。ご主人は今年度は休養されており、代わりの小屋番さんで営業されていたようですが、それも9月末をもって小屋閉めされたようです。トイレは開放されていました!さて、ここから登山開始です。今日は大門沢小屋までなので、時間的には余裕があります。3キロほど先の「第一発電所」。そうか、広河原行バスで、このバス停で降りることもできたんだね。農鳥岳(3025m)山梨百名山を久々に更新しました。西からの断続的な強風…なにかにつかまっていないと倒されそう(笑)樹間から朝焼け空!この日は快晴予報なので、気分が上がります。そうか、北岳は三等三角点だったんだね。てっきり一等かと思い込んでました。夕刻、薄紅の空。翌日に備え、早めに就寝しますzzz雨の後などは増水するので、これくらいしっかりとした丸太橋が必要なのでしょう。この橋を渡れば、登山終了ですね。ウラシマツツジの紅葉とハイマツ。天気は上々ですが、開けた稜線なのでとにかく風が強い!体感温度としては大体マイナス10度くらいですね〜北岳(3193m)に到着。大門沢下降点までコースタイム4時間、ひたすらこんな感じの登りが続きます…上空は雲がないので、星が綺麗でした。さて、この日は小太郎山に立ち寄るため、4時にはスタート。芦安からは甲府行のバスに乗車。前泊も含め4日間、充実した山行でした!下山は草すべりコースで。大樺沢の紅葉が綺麗でした。ご主人、あのドラム缶に座って、いつも登山者を見守っていたのかなぁ。農鳥岳、間近で見上げると本当に大きく立派な山でした。【三日目】さて最終日。日付をまたいだあたりからは風も弱まってきて、ゆっくり体を休ませることができました。西農鳥への途中、西側の斜面はしっかりと霜がついていますね。ただいま!分岐に戻ってきました。ハイマツに隠しておいたザックを回収。沢の下流は「広河内(ひろごうち)」、遡上すると「大門沢(だいもんざわ)」と変わっていきます。早川町バス第一便で奈良田へ向かいます。約90分のバス旅、運転手さんが気さくな方で元気をもらいました。★おまけ★肩ノ小屋のバンダナ。花の山、北岳らしい逸品ですね。林道は工事車両の通り道。終点から登山道に入ります。今日は一日、お世話になります!空は快晴ですが、上空を通る風の音がすごいです。こりゃ稜線は寒そうだなぁ。肩ノ小屋、改めてスゴイ場所に建ってるよねぇ。平日なのでテン場はまだまだ余裕ありそうですね。よっしゃ、ここから白峰三山縦走スタートします!ハイマツにもキレイに霜がついています。これだけ風が強いとライチョウさんも出てこないかな。とその前に、北岳山荘で休息します。鳳凰三山、オベリスク。白いのは雪ではなくて、花崗岩の白砂ですね。少し高度を落とすと、また見え方が変わって面白い。★サムネイル★間ノ岳山頂、風をしのげる場所で富士山を望む。暦のうえでは「寒露」、山は着実に冬支度ですかい。広河原まで無事に降りてこれました。やっぱりキノコ🍄丸太橋をいくつか越えていきます。★おまけ★芦安でみつけた「温絵文(ぬくえもん)」さんの鳥観山岳図。今年の干支、ウサギ雲が描かれた限定品だそうです。北岳山頂、最高のお天気でした!さて、小太郎山からは一旦分岐まで登り返して戻ります。間ノ岳(3190m)に到着しました。国内3番目の高峰、南側から歩いてきたのは私だけでした。さて、北岳アタックです。午後になって少しだけ風が弱まってきて助かりました。大門沢小屋ではビールお一人様1本までだったので、下から1本だけ担いできました!40分ほどで農鳥岳に着いたようです。間ノ岳・北岳までの長い稜線に心躍ります。小太郎山を振り返って。良い山でした。八丁坂、さらに峠を越えて「水の流れる登山道」です。【前日】今回は、前日に富士宮市内で前泊。夕食前に「静岡富士山世界遺産センター」を見学。弾丸登山する方々にこそ勉強して頂きたいが、そもそもが弾丸なので立ち寄らないか…肩ノ小屋に到着、早めにスタートしたので15時前に着くことができてホッとしました。高度3000mの貴重なテント場ですね。南ア南部の山々。右手前は塩見岳、左奥は悪沢、赤石、聖など勢ぞろい!右の最奥は光だったかなぁ?北岳バットレスと小太郎山を振り返って。素晴らしい山行をありがとうございました!広河原からは乗合タクシーで芦安に移動。下りてすぐの白峰会館でお風呂をお借りしました。夕食は宿近くの焼き鳥「一番鶏」さんで。肝心の焼き鳥は写真撮る間もなく、無くなりました(笑)絶品だった「焼き銀杏」と「あさり釜飯」★おまけ★大門沢小屋の手ぬぐい。三山縦走記念ですね。序盤はまだ真っ暗な森を上がっていきます。沢へ足を突っ込まないよう、慎重に横断。長い登りを終えると、北岳と甲斐駒が目に飛び込んできました。第一発電所から約3時間、順調に大門沢小屋に到着。受付をしてテント設営しましょう。広河原までは軽快に樹林帯を降りていきます。だんだん緑が色濃くなってきました。さ、いよいよ橋を渡り南アルプスに入山。この橋が意外と不安定でグラグラ!3〜4人が一気に歩いたらひっくり返るんじゃないかなぁ。水量豊富、南アルプスに抱くイメージはまさに森と水。お?これはよく見る構図だぞ。すいません、後ろ姿お借りします。西農鳥へのアプローチ。わずかですが紅葉が残っています。感想:かねてより計画しては行くことが叶っていなかった、南アルプス白峰三山を歩いてまいりました。過去に息子を連れて、広河原から北岳と間ノ岳を踏んではいましたが、三山の縦走となると格段に難易度が上がるため、ここでは体調管理や天候判断が大切なルートです。今回は初日のスタートを早くするため、身延に前泊したかったのですが、すでに宿が埋まっていたため、始発便でまにあう富士宮に宿を取りました。登山初日は大門沢までと軽く足慣らしをします。二日目はこの山行の肝。快晴予報だったのは良かったのですが、気圧配置が西高東低の「THE・冬型」で、西からの風には行くてを阻まれることもしばしばありました。やはり秋山は低体温症のリスクが高く、装備の難しさを改めて感じることになりました。もともと南アルプスは冷涼多雨と知ってはいましたが、それは夏のことだけではなく、秋でも同様の傾向があるのだと実感しました。それでも、登山道は広く快適で、農鳥岳、間ノ岳と風に耐えながらも順調に進んでいきました。長丁場だったこともあり、北岳山荘では最後のピークを前に食事休憩を挟みました。北岳は午後にもかかわらず、天気は安定。山頂で居合わせた皆それぞれ、充実の時を過ごしていたようです。肩の小屋のテント場は、標高3000mというだけあって、中々風の強い幕営地でした。寒さ対策はもとより、風対策の学びになりました!最終日は、こちらもかねてより行きたかった小太郎山を往復。下山は連休初日とあって、ものすごい数の登り登山者とすれ違いましたが、ほば予定通り広河原へ下山。コンディションに恵まれ、良い山行となりました。今回もレコをお読み頂き、ありがとうございました(^-^)
山行記録
2023-10-10T04:18:01+09:00
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茅ヶ岳と金ヶ岳
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茅ヶ岳と金ヶ岳(ハイキング/甲信越)日程:2023-09-30(日帰り)メンバー: sekihiro写真:のどかな農村風景。元気なうちに田舎暮らし、出きるかなぁ。こりゃまあキノコ🍄女岩あたりは岩場の急登続きです。明野側の林道に合流しました。2000メートル以下だけど、サルオガセを確認。空気が綺麗な証拠ですね。バスまで時間があったので隣のペーター館で食事。ブタもつ丼、770円。ハイジ村に着きました。写真右手のクララ館で汗を流します!おはようございます。今回は韮崎駅からバスで茅ヶ岳へ。あっちの金ヶ岳に行きますよー南峰のようす。ガスが晴れていても、周りは木々に遮られて景気は望めないかなぁ?ちょっと寄り道。「百の頂きに 百の喜びあり」山歩きの真髄は、まさにこういうことでしょうね。ホタルブクロ序盤は樹林帯。湿度も高く、不快指数高め…おやまたキノコ🍄午後から晴れて、茅ヶ岳が良く見えたのは韮崎駅に着いてからでした(笑)茅ヶ岳山頂(1704m)金ヶ岳南峰(1762m)お隣の茅ヶ岳より高いのか。山はトリカブトまつりでした。カイフウロしょんぼりー少し高度を落とすと、ようやく山が見えてきました。地図での【!】ポイントにはロープ設置ありです。深田記念公園までは土日のみ運行の便です。深田久弥先生終焉之地。途中、こんな立派な石門が。山梨百名山、最近更新できてないな…見事にガスが集まってきました。ハイジ村までは長いロード…感想:久々の土曜単日休み。天気予報はイマイチですが、カラダづくりのためには山歩きです。まだ息子を背負子で背負って歩いていた頃に一度だけ歩いた茅ヶ岳。今回は韮崎駅からのバスを利用して、ワンウェイで入浴施設のある明野まで抜けました。高低差は1000メートル程ですが、岩場もそこそこあり、中々の歩き応えがありました。景色が臨めなかった分、黙々と考え事しながら歩きました。たまにはこういうのも良いものです。さて、今年も残り3ヶ月。今年は公私ともに色々と慌ただしかったですが、こうして山を歩けていることに感謝しきりなのです。
山行記録
2023-10-01T12:48:07+09:00
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木曽御嶽山・二ノ池ヒュッテ泊(田の原〜剣ヶ峯〜摩利支天山〜継子岳〜RW)
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木曽御嶽山・二ノ池ヒュッテ泊(田の原〜剣ヶ峯〜摩利支天山〜継子岳〜RW)(無雪期ピークハント/縦走/槍・穂高・乗鞍)日程:2023-09-18〜2023-09-19メンバー: sekihiroコース状況/その他周辺情報:【コースについて】今回登りで利用した王滝コース、2023年は7/10~10/12で利用が可能です。王滝頂上から剣ヶ峯への八丁ダルミは、火口から近いため、速やかな行動が促されています。【飲料水について】御嶽山には水場がないため、基本は下から担ぎ、不足分は各山小屋で購入が必要です。2014年の噴火前は二ノ池の水を利用していたそうです。【宿泊施設】◆二ノ池ヒュッテ一泊二日(夕食・朝食)11,000円、350mlビール600円、飲料水500mlで200円、ランチの「担々麺」が名物らしいです。女将さん、とても気さく(お酒好き?)でとても親しみやすい雰囲気の山小屋でした。https://www.ninoikehutte.com/写真:まぁるいランプ、何だか心が落ち着きますねぇ。施設内では御嶽山の火山情報や、自然環境について学べるようです。時間があったらゆっくり拝見したかったですね。ここで水を補給してスタートします。八合目の女人堂です。賽の河原、ガスで雰囲気たっぷりです…本日お世話になる二の池ヒュッテに到着しました。二の池山荘です。地域交通バスに乗って木曽福島駅に帰ってきました。初めての御嶽山でしたが、濃厚な1泊2日の山行となりました。ありがとうございました。…と思ったらガァァス!山の天気は変わりやすい。二ノ池は火山灰で覆われる前は豊富な水をたたえていて、飲料水としても利用されていたそう。さて、下山開始します。三ノ池道は基本トラバースしながら下降していく道のようです。さて、待望の夕食です!チキンのトマトソース合え、美味い!今度のキャンプで真似したい!これぞ「ごライチョウ」うっすらと日輪…感動モノです。ここからは噴火時の火山灰で埋め尽くされてしまった二ノ池が見渡せます。ほとりには二ノ池山荘、その先には本日の宿坊である二ノ池ヒュッテも見えました。九合目避難小屋。ここまでかなりハイペースで登ってきたせいか、息苦しいなぁ。もう3000m近いもんね。ここにはビジターセンター「やまテラス王滝」があります。気温が低く、さすがにショートパンツは寒かったので、着替えをさせてもらいました。継子岳へ続くハイマツ原。青空に呼応するように青々と輝いています。片道キップを購入して乗り込みます。下までは約15分。数は少ないけれど、イワギキョウ(岩桔梗)がまだ咲いていました。空の青が心に沁みてきます。御嶽山、今度は息子を連れてきたいと思いました。3カ所ほど、大きなトラバース箇所があります。例年、残雪があるうちは通行止めになっているそう。(2023年は8/3に開通したようです)山頂部への石段、最後が一番しんどかったなぁ。いずれのシェルターも、もしもの噴石から身を守るために堅牢に作られてます。田の原に到着。七合目にあたる王滝登山口です。ナナカマドが徐々に色づいています。山はもうすぐ本格的な紅葉の時期です。まずは遥拝所に向かいます。山はガスに覆われてますね。さっきはガスで見られなかった飛騨頂上!ロープウェイ乗り場からは観光路線バスで木曽福島駅へ。地獄谷方面は規制のため入れませんが、火山であることがよく感じられる風景です。今年は夏が暑かったから紅葉はどうなるんでしょう??さて、剣ヶ峰を後にし二ノ池へ。空はすっかり晴れ、雲間からはおそらく高山方面の街並みが見えました。おお!稜線に着いたところで見事に空が晴れてくれました。わしゃあ晴れ男かも知れん。小屋の壁には写真ギャラリーもありました。一日目、終わります。ライチョウさん、いらっしゃ〜い。ここから剣ヶ峰までの区間は火口からも近いため、迅速に歩くように促されています。七合目行場山荘を通過し、ロープウェイ乗り場へ。八合目避難小屋のようす。山荘の少し先に二ノ池ヒュッテはあります。ライチョウがよく見られるんですと!【二日目】おはようございます。朝食前にバーナーで湯を沸かし、ひとりコーヒータイム。四ノ池は湿原帯のような趣ですね。日が強く当たっていると、もっと色鮮やかになるそう!ちょっと東側にあるアルマヤ天に寄り道していきます。過去の噴火での火砕流の通り道でしょうか。火山らしい一面が見え始めます。ロープウェイ乗り場で山行はゴール!疲れた足に優しいウッドチップ。王滝山頂らしき場所が見えてきました。この辺りまで来ると火山性ガスの臭いがしてきました。おお!一瞬のうちにガスがとれ、ご来光!思わず大声で朝食待ちの皆さんを外に呼び出してしまった(笑)進んで三ノ池。エメラルドグリーンの湖面が鮮やかです。★サムネイル【一日目】今回は、御嶽山へ行くため木曽福島へやってきました。電車とバスでの移動6時間は長かったなぁ…さらにバスで王滝ルート登山口、田の原へ!周回のため、継子岳2峰へ。剣ヶ峰の山頂部に着いたようです。鎮魂の碑でしょうか。慰霊碑とシェルターが設置されています。日の出の時刻、外はガスが多いですが空は赤くなってきました。さて、出発しましょうかね。雲は多いけど、徐々に晴れる予報なんで!何とか御嶽山の北側まで歩いてくることが出来ました。コンパクトな範囲に、色々な魅力が詰まっているのが御嶽山なんですね!ありがたや〜日の出を迎えられると、ホント活力になりますね。ぽつんとミヤマダイコンソウ(深山大根草 )狂い咲きですかねぇ。王滝頂上のシェルターです。かなり立派で、中はゆうに100名以上は収容できそうなスペースでした。続いて摩利支天山へ。遥拝所には信仰の山としての御嶽山の絵図。山頂に設置されていた鐘で、慰霊させていただきました。序盤から岩場歩きもあって、なかなか登りごたえがあるルートですね!摩利支天山(2959m)2峰からの下りは大きな岩場の下降があるので、マーキングを見つけながら慎重に下りましょう。広角で写すとその大きさがよく分かりました。夕方になってガスもくもく。夕焼けはお預けかな…ハイマツの繁る登山道を10分程進むと…途中の漆ヶ平で下車し、すぐ目の前の入浴施設「せせらぎの四季(とき)」へ。2峰を振り返る。こんな感じでゴロゴロです。女子に人気とされる五ノ池小屋です。宿泊者限定のアップルパイが人気らしいですぞ。ちょっと休憩して予定通り継子岳へ進みます!大江権現から本格的な登山道になります。継子岳(2858m)北には乗鞍岳。御嶽山は地形分類上は北アルプスに属するんだっけ?王滝頂上の奥宮へ。石の道標の横には剣ヶ峰までの距離が細かく刻まれていました。御嶽山・剣ヶ峰(3063m)に到着しました!すっかり青空が出てきましたね。日本百名山としては68座目となりました!標高2600m近くになってくると、ガスが晴れてきました。摩利支天乗越から先はまた火山らしい道に入ります。大きな岩場もあるので注意しながら進みます。小屋の写真にあった石門かな?樹林帯に入りました。シラビソの甘い匂いでホッとします。受付を済ませた後は…いつもの寛ぎモードに切り替わってしまいました(笑)さて、ご来光のち朝食です。朝のみそ汁、幸せの極みかもしれん…空全体が素晴らしい朝焼けでした。お?徐々にガスが晴れてきました。眼下には大きな一ノ池。これらの池は、噴火時に生じたいわゆる爆裂火口湖だそうです。継子岳への最後のアプローチです。感想:かねてより訪れたかった山、木曽の御嶽山に行って参りました。2014年9月の噴火から、もうすぐ9年。決して忘れることの出来ない出来事ですが、現地では着実に安全に登山するための対策が進んでいるということで、ぜひ自分の目で確かめたいと思い、実行しました。御嶽山はマイカーとロープウェイで日帰りする方も多いですが、山上には魅力的な山小屋がいくつかあり、折角登るならば小屋でゆっくりと過ごしたいところ…今回宿泊した二ノ池ヒュッテは昔ながらの山小屋と言った趣が良く、女将さんの人柄はもちろん、夕方にはまぁるいランプの灯る、とっても温かみのある山小屋でした。小屋では他のハイカーの方とも山の話題で楽しい時間を過ごせました。日頃はテント泊ばかりの自分ですが、山での偶然の出会いや何気ない会話は、やっばり楽しいものですね。さて、肝心の登山もとても充実した内容でした。山頂から見た一ノ池や、火山灰で埋もれた二ノ池など、火山活動の残した荒々しさ…それと対比するように、継子岳の稜線美や、エメラルドグリーンの三ノ池など、御嶽山には自然の厳しさと美しさが、すぐ隣り合わせにあるのだと感じました。今回確認した、シェルターや待避所の設置はとても万全の状態で、特に火口から半径500m圏内は至るところに避難誘導の案内がありました。日本には活火山が多いので、他の山でも同じ程度の整備や周知が進むことを期待してしまいます。ちなみに、ヤマレコアプリの「御嶽山実証実験」にも、微力ながら協力させていただきました。2014年の噴火による登山環境の大きな変化を受け止め、私自身も今一度、登山前の情報収集や、安全のための準備に、真剣にならねばと誓いました。特に自身の加齢に伴う体力や瞬発力の低下は避けられませんので…(^-^;
山行記録
2023-09-20T06:13:28+09:00
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【後立山テント泊】唐松岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳 〜素晴らしき名山に囲まれて〜
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【後立山テント泊】唐松岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳 〜素晴らしき名山に囲まれて〜(無雪期ピークハント/縦走/白馬・鹿島槍・五竜)日程:2023-08-31〜2023-09-02メンバー: sekihiroコースタイム:コース状況/その他周辺情報:◆登山届:八方アルペンラインのキップ購入時に提出可能です◆コース状況:全コース一般登山道となっていますが、五竜岳〜鹿島槍北峰区間はいわゆる「八峰(やつみね)キレット」という上級者コースになっています。具体的には岩場歩きが区間の大半を占めており、クサリ場や短いハシゴの設置もあります。また、場所によっては手足を使った「三点確保によるクライムダウン」が安全に進めるポイントもありました。そのため、ポール類の使用は無いほうが安全かと思います。幸いにも今回は天候が良く、岩も濡れていなかったので、標準コースタイム以下で進めましたが、総じて「適度な緊張感を4時間以上保つ必要があるコース」と感じました。※キレットではこの数日前に、滑落事故(ヘリ救援)が発生しています。もちろんヘルメットは必携です。◆水の確保について:もともと後立山縦走路は採水場所が少ないらしいですが、今年は特に降雨が少なく、天水の確保も厳しかったようです。8月中旬位から少しずつ水不足は解消に向かっており、今回は各小屋で通常料金で購入が可能でした。(主に消毒済の天水500mlで100円)今回の携行量は2.5リットルで、一日目1.5リットル、二日目2.5リットル(+コーラ250ml)の消費でした。◆荷物について:使用ザックは55L中型ザック。キレット通過があるので、荷物は絞りましたが、それでも飲料水を除き18kg位でした。また、ザックへのギア外付けは基本的には無しとしました。今回痛感したのはパッキングの基本の大切さです。特に岩場でのバランス安定のため「重いものは上に、背中近くに」というのが大切と改めて学びました。写真:立山から劔岳の稜線がよく見えています。後立山とはよく名付けられたものです。ふい〜ようやく柏原新道登山口に降り立ちました!ベンチのあるほうで。こちらは三山のスポットですね。チングルマの果穂、良い靡きかただねぇ。一人の時は調理、サボります…湯沸かしだけで完結しちゃうフードで時短!G5の「G」は何の意味なんだろう?爺?まさかね(笑)トウヤクリンドウ(当薬竜胆)唐松は後立山南北縦走路の中間点とも言えるのでしょうか。手続きをして、幕営完了。金曜日でしたが、区画の半分くらいが埋まっていました。登山道も明るくなってきました。下からも多くの登山者が登ってきます。おお!今シーズン初のコマクサ(駒草)です。今年はやっぱり花の終わりが早いようです。チングルマ(稚児車)谷を隔て、針ノ木岳が良く見えています。雲の上には白馬三山。武田菱が描かれているのは、春先に五竜の岩壁にその残雪模様が浮き出てくるためだそうです。これは生で見てみたいですね…五竜は雲が似合うよなぁ。日の出時刻近く。きれいな朝焼け空になりました。針ノ木方面も朝日を浴びてモルゲンロート…大汗かいて爺ヶ岳・中峰(2669.9m)偶然出会った方にドローン飛行を披露して頂きました。少し登っていたら、青空がのぞいてきましたね。おお!ようやくキレット小屋に着きました。いやいや、スゴイ所に建ってますねぇ〜近くのローソンで朝食を取り、装備を整えて…朝8時、ようやくアルペンラインの営業開始です。さて、眺望を堪能したので戻って縦走路に進みましょう!ミヤマキンバイ(深山金梅)かな。扇沢駅が近くなってきました、ラストスパート!縦走路は贅沢にも劔岳が見放題!少し離れた区画に幕営しました。五竜が迫ってくるようです。ウメバチソウ(梅鉢草)★おまけ★どや!山小屋スタッフにしか見えないな(笑)ようやく鹿島槍北峰の分岐点に到着しました。まずは北峰に向かいましょう。オンタデ(御蓼)道は砂礫が続きます。更にキレットの底へ下っていきます。ドキドキするけど、楽しいですね。爺ヶ岳を経て、ようやく種池山荘が近づいてきました。これから進む縦走路。写真では分かりにくいですが「冷池山荘」「種池山荘」が視界に入ってきました。30分ほど歩くと、空が明るくなってきました。今日は朝焼けが見られそうだな。高曇りですが、展望が良く効きます。全方位で山を数えたら…日本百名山だけで30座以上は確認できました!【山行一日目】おはようございます。夜行バスで八方バスターミナルに到着しました。今回は高速お急ぎ目のドライバーさんで、だいぶ早く着いたぞ(笑)【山行二日目】今日も好天予報。張り切って参りますか!さて、目の前には爺ヶ岳の三峰。200メートルほどの登りですが、さすがに疲れが出てきたな…ミヤマトリカブト(深山鳥兜)ちょうど2658ピークの上に日が昇ってきました。アルプスの稜線で迎える御来光は格別でした。少し登って扇沢に到着。思ったより早く下山できたので、始発のバス便で大町温泉郷へ移動。南部の山々も一望です。文字通り、名山ズラリですね。長野駅に到着。気温は27度のようですが、空気がカラッとしていて爽やかでした。まだ夜明け前ですが、登山道はだいぶ明るくなってきました。すでに何名かは登頂しているようです。冷池山荘に到着!予定よりも2時間ほど短縮していたので、小屋の方に確認したところ、先の種池山荘で幕営させて頂くことになりました。本当にありがとうございます。♂(オス)ここを上がれと。いいね、こういうマーキング、好きです。山荘からだいぶ上がってきました。荷が重いので、なかなか思うように足が上がりません…雲沸く五竜への縦走路、高山に来たぞ〜マーキングは多いので、「×」方向に迷い込まず、丁寧に「○」に従って進みましょう。頂上山荘の近くにザックをデポし、ちょいとピストンしてきます。稜線にはヤマハハコ今日はずーっと劔岳!西側は祖母谷方面へのルート。先日、知人がこのルートを降りて、相当足にきたと申しておりました…ようやく五竜山荘が見えてきました。まさに五竜を目指すために建てられた小屋ですね。短いハシゴをいくつか登っていきます。いずれもしっかりと設置されています。八方池に立ち寄りました。不帰キレット、迫力があります。八ヶ岳、富士山もその輪郭ではっきりと見て取れます。唐松から北側の縦走路。こちらもいつかはチャレンジしたいルートです。イワツメクサ(岩爪草)不帰キレット。自然の創り出す造形美に息を吞むばかりです…白馬方面もすっかり明るくなりました。いよいよ縦走路スタートの時ですね。富士山と南アルプス全山見えてるんじゃない?感動です。五竜の影が伸びる先、劔の上にはまだ満月が残っています。なんという絶景か…雨で濡れていたら、ちょっと怖い箇所ですね。テン場の様子。この日は全部で15張りくらいでした。目の前の岩峰の向こうには鹿島槍の双耳峰が。だいぶ近づいてきましたよ。大町温泉郷ではどこよりも営業の早い「薬師の湯」へ。気持ちよく汗を流せました。ここからはちょうど長野駅行のバスがあったので乗車。五竜の肩に輝く満月。五竜の岩肌は赤く焼け、鹿島槍の双耳峰の影も徐々に取れていきます。キレットの底です。目を上げるとやっぱり剱岳に見られていました。2日目の夕食も手抜きです。種池山荘に到着。この日も天気はとても安定しており、順調に歩く事が出来ました。ウルップソウの名残り。ハクサンフウロ(白山風露)マツムシソウ(松虫草)さて、ここからは一般道です。朝早かったので、少し眠くなってきました…鹿島槍を振り返る。その名とは異なり、優しい印象の山でした。イブキトラノオ(伊吹虎の尾)テントでモグモグご飯を食べていたら、目の前をイワヒバリがトコトコ横切っていきました!警戒心低いのでまだ幼鳥かな。凛々しい顔つきですね〜針ノ木岳は近くで見ると一層迫力がありますね。来年は目指すかぁ?ハシゴ通過。ちょっと設置がもろそうな箇所もあるので注意。★おまけ★こちらはキレット小屋の手ぬぐい。淡い若草色がイイ感じです。岩は濡れていないので、クサリは使わずとも登れました。師匠と行った、妙義の「鷹戻し」のほうがよっぽど怖かったけど…五竜岳(2814.3m)に着きました!日本百名山としては67座目でした。空にはまだ星が瞬いています。夜明け前、種池山荘を後にします。この先…上級者コース デス私にはDeathに見える…怖!冷池山荘を振り返り。高山には、赤い屋根の小屋が似合う。再び不帰。写真ではわかりませんが、山行中のパーティーが視認できました。直進すればラクな巻き道だけど…行っとくか!ホタルブクロ(蛍袋)縦走路を振り返って。後立山はきれいに南北の縦走路になっているので、達成感がありますね。八方尾根を軽快に上がっていきます。高山らしい、空の近さに気分が上がります。それでは今日はもうちょっと頑張って歩きます。午後になって日差しが強くなってきたぞ…岩場にはちょっとしたクサリも付けられています。息(やすむ)ケルン。この地で遭難した息さんを悼むため、立てられたそうです。南峰は開けていて、お弁当を食べている方が多かったですね。こちらの方が北峰より高く、2889mとなっています。北尾根の頭から五竜を振り返ります。凸凹したところ、進んできましたね。キレットを振り返る。これで大きな難所は越えられたかな。ダン之助師匠の教えどおり、三点支持でクライムダウン。足の置き場は股の間から覗くんだよ!これは初めて見たな。何でしょう?長野からは新幹線で東京へ帰ります。正味、まる二日間の山行でしたが、とても充実してました。岩と岩の間、マーキングに沿ってクサリ場を通過します。おお〜目的地の五竜岳、そして鹿島槍の双耳峰もバッチリ確認できました。天を指さすが如く、見事に屹立してますね!山頂手前の分岐点。ここから山頂までは約3分。おわ!意外と座面が地表に近く、野草たちが容赦なく足をバシバシ打ち付けます(汗)3本目のグラートクワッドリフトで八方池山荘に到着。さて、スタートしましょうか。キレット小屋、リアルに「ポツンと一軒家」だね(笑)冷池山荘までは途中、布引山(2683m)を通っていきます。テラスで一服…コーラと手ぬぐい、頂きました♪おお!ようやく唐松岳山頂が見えてきましたよ〜あまりに気持ちがよかったので、北峰で30分近くゆっくりしてました。いつまでも去りがたし、鹿島槍…★おまけ★五龍山荘でTシャツ、買っちゃいました!派手な色は着こなす自信がなかったので、渋めの「アーミーグリーン」を選択!爺ヶ岳の名の由来は、春先に見られる「種まき爺さん」の雪形!【山行前夜】バスタ新宿から夜行バスで白馬八方へ!今宵は月の輝く素敵な夜でした…丸山に到着しました。向こうに見えるのは雨飾、火打、妙高、そして高妻山など。そんなこんなで無事に初日が終了しました。明日はキレット通過に備え、早めに休むことにします。表銀座が近くに見えるようになってきました。今日、登っている方は皆、大展望を楽しんでいるでしょうね〜ガレは多いですが、踏み後は明瞭です。マーキングを見落とさないよう、進みます。【山行三日目】朝4時半には下山開始します。信濃大町方面の明かりがとても明るく感じます。引き続き鹿島槍ヶ岳の南峰へ進みます。深田久弥先生が賞賛した吊尾根です。南峰は…巻きます!まずはゴンドラリフト「アダム」で一気に高度を稼ぎます。鹿島槍ヶ岳・北峰(2842m)に到着。ここへ来たのは4年ぶりですが、前回はガスガスだったので嬉しい!お?もうすぐキレット小屋、ファイト!やたらトンガってるなぁ…剱岳の氷河。「三ノ窓雪渓」と「小窓雪渓」というそう。小休止のち、再スタート。このあたりが八峰キレットの核心部と言われている箇所ですね。(すこしカメラが左に傾いてます)唐松岳(2695.9m)数年前の早春にkichimuraさんと来て以来でした。山頂からは劔岳がよく見えます。威風堂々です。焼き鳥&さんま丼ぶりと、野菜みそ汁。夕食のひと時は明日への活力になりますね!さて、明日は下山となります。何か凄いのが来たぞう…いわゆる「G5」ってやつでしょうか。夜明けまではあと10分。いい朝焼けです。山中はガス深し。続いてアルペンクワッドリフトに乗り継ぎます。感想:今回は長年計画しては流れていた、後立山「五竜〜鹿島槍」の縦走にチャレンジしてきました。コースは一般道ではありますが、とりわけ八峰(やつみね)キレット通過は上級者コースということもあり、慎重な天候判断が欠かせません。幸いにも、計画期間の天気がこれ以上ないくらい安定しそうだったので、意を決して出発しました。行きは新宿からの夜行バス。人気の路線だけあって早々に満席でしたが、ゆっくりと休むことが出来ました。一日目は白馬八方からアルペンラインで八方池山荘まで高度を稼ぎます。八方〜唐松は3月の早春期しか来たことがなかったので、見る景色がとても新鮮でした。今年は気温が高かったせいか、高山植物も進みが早く、マツムシソウやチングルマの果穂が多く見られました。唐松岳までは3時間ほど。荷は重かったですが、途中で八方池にも立ち寄ったり、ちょっとしたハイキング気分で快適に登ることが出来ました。唐松岳を往復したあとは、いよいよ五竜への縦走路。高度感のあるクサリ場や岩場でちょっとした緊張感もあり、よい縦走路でした。五竜岳が目の前に迫ってくると、ようやく五竜山荘の赤い屋根が目に飛び込んできました。堂々とした五竜岳のまさしく肩の位置にあり、最高のロケーションで初日のテント泊となりました。二日目はいよいよ八峰キレットの縦走路。空は高曇りで気温も上がりすぎず、風も弱かったので、安心して進むことが出来ました。キレットは文字通り切り立った崖が多いので、コースタイムはかなり天候や岩の濡れ具合に左右されると感じました!鹿島槍ヶ岳からは、四周の展望がよく、名だたる名山に囲まれて、本当に充実した時間を過ごせました。以前から計画しては実行できていなかったコースだったので、今回は本当に天候が味方してくれたと思います。また、家に帰ってから「次はどこを歩けるかな?」と妄想する時間が増えそうですね。
山行記録
2023-09-11T05:25:30+09:00
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奥多摩・御岳山〜日の出山
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奥多摩・御岳山〜日の出山(ハイキング/奥多摩・高尾)日程:2023-08-21(日帰り)メンバー: sekihiro写真:続いてロックガーデンエリア。ちょっとだけ秘境気分、味わえます。日の出山まであとちょっと!見上げてのショット。すごい生命力。それでもこの浮遊感が良い。やっぱ2輪くらいが美しいね。集団はかなり迫力がある。下にはシュウカイドウ。ヤマアジサイ。平日朝、ひっそりしてて良い。今日のクール食料たち。パピコとけちゃった…「ただの山、じゃない。御岳山」飛び込みてー。おはようございます。久しぶりの奥多摩、御嶽駅で下車。今年は花の終わりが早いみたい。レンゲショウマです。当たり前だけど、登りは暑い…バスでケーブル下へ。ここからは歩いて上がります。御嶽神社の門です。うん、広くてガーデンっぽい。上からのショット。綾広の滝。七代の滝。神代けやき。ソバナも頑張ってます。ワープしてつるつる温泉。泉質は良い意味でヌルヌル、湯上がりはツルツルになります!日の出山に行く途中、飼いヤギに遭遇。食事に夢中で完全無視(笑)日の出山です。息子が小さいときは良く一緒に来てました。体感温度が下がります。沢エリアに降りてきました。以上、レンゲショウマでした!今年もお目にかかれて嬉しいです。健気でよいのぅ…ケーブル下、くぐります。空は雲多め。山の恵みに感謝。ハセツネさんのことば。恐れるのが人間らしさ、なんですね。★サムネイル★感想:平日休みを利用して、奥多摩に行ってきました。8月と言えば、「レンゲショウマ」、そして下山しての「つるつる温泉」しか思い浮かばなかったので…息子が小さいときはよく連れだって歩いたコース、目を閉じてても歩けるハイキングコースです(笑)一人で歩くのは話し相手がいなくて退屈なときもありますが、色々回想したり思案しながら過ごせる良い時間にもなりますね。良い休日のリフレッシュでした(^-^)
山行記録
2023-08-22T02:16:41+09:00
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【おやこ北アルプス縦走4日間】薬師岳・雲ノ平・祖父岳〔折立から新穂高温泉へ〕
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【おやこ北アルプス縦走4日間】薬師岳・雲ノ平・祖父岳〔折立から新穂高温泉へ〕(無雪期ピークハント/縦走/槍・穂高・乗鞍)日程:2023-08-12〜2023-08-15メンバー: sekihiro koh-TAコースタイム:コース状況/その他周辺情報:【コース概況】◆全て一般登山道で、破線・バリエーション等はありません◆折立〜太郎平:高低差1000m。序盤は樹林の急登、後半は木段や石畳。道迷いしそうな箇所は無し。クマ出没の多いルート。[クマ情報]8/11〜8/13にかけて、折立キャンプ場でクマ被害が発生しています◆太郎平〜薬師峠:木道や多少のアップダウン道◆薬師峠〜薬師岳:高低差630m、岩場が多いので風が強い時などはヘルメットがあると安心かと。◆太郎平〜薬師沢小屋:一気に沢まで下るのでスリップ注意。増水時はかなり水位が上がるそうなので雨後は特に注意が要ると思われます。◆薬師沢小屋〜雲ノ平:序盤にちょっと怖い吊り橋と長いハシゴあり。高低差600mほどでしたが、スリップしやすい岩が多く、実際に要した時間以上に長く感じました。樹林帯のため非常に蒸し暑いです。◆雲ノ平〜祖父岳:火山岩の岩場歩き。山頂は風の通り道でまずまずの強風でした。ここも天候によってはヘルメット推奨。◆岩苔乗越〜黒部源頭流域:下りでの利用でしたが岩場の歩行が多く、コースタイム以上に時間を要しました。◆三俣山荘〜双六小屋:今回は巻き道を使ったので特に危険な個所はなし。◆双六小屋〜弓折分岐:危険個所はありませんが、細い砂礫の道もあるため強風の際は慎重に。◆弓折分岐〜鏡平山荘:大小の石がゴロゴロしているため、下りの際は慎重に。早朝に、小屋の方が散在する石を掻いて整備されてました、ありがとうございます。◆鏡平山荘〜秩父沢出合:環境としては樹林帯ですが、足場は大小さまざまな岩歩きを長く強いられますので、ケガしないようにゆっくり下りたいところです。(笠新道ほどではないと思いますが…)【山小屋・テント場】●太郎平小屋〔テント泊料金〕一人1,000円・キャンプ場は予約不要、水場とトイレあり、現地受付では17時までビール・コーラの販売あり・現地の水場、水量は豊富でしたhttps://ltaro.com/lodge/tarodaira-goya/●薬師沢小屋(小屋泊のみ、テント不可)・小屋前で水場が開放されています(すごく美味しい水でした!)・昼食利用は11:00〜13:00(事前に問い合わせて確認しました)https://ltaro.com/lodge/yakushizawa-goya/●雲ノ平山荘〔テント泊料金〕一人2,000円・キャンプ場の利用は2023年は8/11〜15の期間では要予約・現地は水場とトイレのみなので飲み物等は雲ノ平山荘で購入・キャンプ場の水場が渇水のため、第2水場が設営されていました(水は細い)https://kumonodaira.com/stay/index.html#scrollPoint5Main●双六山荘〔テント泊料金〕一人2,000円(中・高校生1,000円、小学生500円)※トイレ代は別途1回200円・小屋前で臨時の水場が開放されています・キャンプ場の利用は2023年は8/11〜15の期間では要予約・飲み物は消灯時間(21:00)まで館内自販機で購入可https://www.sugorokugoya.com/tent-field/【水場について】◆折立:地図上だと水場の表示ありますが、登山口にはトイレしか無く、近くの詰所で係員の方に伺っても分からないとのことで、すぐ近くのキャンプ場の自炊場で汲ませていただきました。「生水は飲めません」でしたが我々は普通に飲めました。※ちなみに折立キャンプ場はクマ被害発生につき、幕営利用禁止となっています◆折立〜太郎平:水場なし◆太郎平小屋・薬師峠キャンプ場:取水可能◆薬師沢〜薬師沢小屋:公式には言及されていませんが、見える所は全てが水場でしょう(笑) 薬師沢小屋ではちゃんと取水可能です。◆雲ノ平キャンプ場:水不足のため、第二水場が開放中。取水した息子の話では、細い水のため2リットル汲むのに2~3分要したようです。◆薬師沢小屋〜雲ノ平:水場なし◆ワリモ北分岐:高天原方向5分のところにあり(未確認)◆黒部源流域:取水可能◆以降は「三俣山荘」「双六岳巻き道ルート上」「双六小屋」「鏡平山荘」「秩父沢出合」などで取水可能【通信状況】各小屋前ではドコモの電波良好。雲ノ平はアラスカ庭園あたりでも通信可能でした。三俣山荘のみ、キャンプ場の少し上のみ通信可能でした。写真:さて、再スタート。靴幅ギリギリのつり橋を渡って。さて、名残惜しいですがこの日はまだまだ行程が長いので、小休止して山頂を後にします。イワショウブ(岩菖蒲)と、初見のネバリノギラン(粘芒蘭)広い山頂部に着いたようです。残念ながら四周は展望無し!残念ながら平行移動できないので、薬師沢の谷筋へ一気に下降していきます。振り返ると薬師岳方面へものすごい勢いで雲が流れていきます。山頂は風の通り道か…お?今日もライチョウを発見。今回の山行では運よく5回も出会えましたね。黒部源流との分岐点「岩苔乗越」でザックをデポし、少し寄り道します…キター!4日間の努力が真に報われる3秒前…バスに乗り換えるため、有峰口駅で下車。雲ノ平を見渡すライチョウのお母さんでした。絵になるなぁ。ベンチのあるシシウドヶ原。眼下には小池新道登山口が見えるぞぅ。「雲上の楽園」といわれる雲ノ平。1日のテント泊だけではつかみきれない魅力がたくさんあるんでしょうね!電鉄富山から特急立山行きに乗車。車内はまずまずの込み具合でした。キャンプ場に到着!目の前が祖父岳(じいだけ)、これまたロケーション最高のテン場ですね。赤い肉冠は小さいけど、単独行動してるからオスかな??槍・穂高の稜線、大キレットもクッキリ見えています。昨年裏銀座から見た通り、薬師岳の稜線は素晴らしいトレイルの連続でした。目的は「ワリモ北分岐」登っても10分かからないかな?まだ源頭部まで下りきっていませんが、沢の水量はそれなりにありますね。あとはわさび平を経て、ロープウェイまで林道歩き。塩こうじ漬けしてきた豚肉とネギを焼いて頂きます。やっぱり塩こうじはいい仕事してました。途中にある水場で喉を潤します。これこそ正真正銘「アルプスの天然水」ですね。高度2000m近くになってくると木段や石畳の道になりました。ただただ、広大な雲ノ平。歩いても歩いても目の先には一面の緑が広がっています。太郎坂の樹林帯をグングン上がっていきます。久しぶりの大荷物、足がなかなか上がらない!ちょうど15時に太郎平小屋に到着!あー、しんどかった。小屋でに確認するとテント受付は現地で行えるという事だったので、先に進みます。「黒部川水源地標」です。ここから黒部川として、黒部ダムまで大きな流れを作っていく事になるんですね。ウラジロタデ(裏白蓼)おっ?ガスにたたずむライチョウを発見。やっぱり曇天の方がダンゼン遭遇率高いんですね!たぶん翌朝は雨中の撤収になるので、この日は早めに就寝しましょう。お疲れ様でした!夜明け前の稜線。早くも涙腺緩みそうです。モミジカラマツ(紅葉落葉松草)弓折分岐です。昨年は右の道を笠ヶ岳へ進みましたが、この日は左の鏡平方面へ下ります。さて、次なる目的地へ向かいますか。薬師岳は「北アルプスの貴婦人」と称されるよう、とってもゆったりしていて大きな山ですね。雲ノ平からみる、黒部五郎岳と夕焼け空。長い一日が終わりました、おやすみなさいzzz日本百名山としては私は66座目、息子は55座目でした。好天日に登頂出来て良かったです。ふぅ、空身でも意外ときついじゃないの…(笑)下山完了、お疲れ様でした!さて、渡渉後は分岐を雲ノ平方面へ。高天原へは、来年以降にチャンスを作っていきたいと思ってマス。東側の展望は、黒部川を挟み、読売新道や昨年歩いた裏銀座の稜線。上空は少々風がありますが荒れてはいなそうなので、予定通り祖父岳へ登ります。ようやく三角点ベンチ。空は雲が厚いですねぇ。ガスは濃いですが、雨風の影響はなかったので、歩くのに支障はなかったです。1時間ほど下って沢筋に降りてきました。イワギキョウ(岩桔梗)【二日目】おはようございます。この日は明け方に薬師岳まで往復してきます。さて、一時の涼を得て、さらに進みます。おやおや、少し歩いた先で今度は集団に遭遇。さっき見たのはヒナの巣立ちを見守るお母さんだったかもね。ウメバチソウ(梅鉢草)この日は土曜日ということもあり混雑してましたが、何とか良い位置に張ることが出来ました。夜が明けてきました。改めて雲ノ平の広大さに気づかされます。奥は黒部五郎から薬師岳への稜線…次の目標はあそこか⁉事前の情報通り、苔がついて滑りやすい岩場の急登。二人とも疲れも出てきて、なかなか進んでいる気がしないな…祖父岳へはひたすらに岩稜帯を登っていきます。三俣山荘に到着。山荘で台風の最新情報を得ます。体力的に本日中に新穂高温泉まで下るのはキツイので、この日は双六で幕営します。黒部五郎へはまた計画を練り直してトライすることにしました。立山行きの車窓から。どんどん山間部に入っていきます。ちょうどお昼時だったので、カレーライスときつねうどんを頂きました!★おまけ★薬師沢小屋のてぬぐい黒部源流、奥ノ廊下入口ってことでなんともロマンあふれる1枚ですやっと雲ノ平に入ったようです。最初のアラスカ庭園で息を整えます。釣人が多く利用する薬師沢小屋。この板張りの休憩場所は沢の真上にあるんです。薬師峠キャンプ場でテント撤収完了しました。お隣で撤収していた方に撮影して頂きました、この後もお気をつけて!トリカブト(鳥兜)何度見てもウットリする美しさがあります。ちなみに傷口のある個所には触れない方がいいみたいですよ…ニオイを嗅ぐのに近づきすぎるのも危険なんだって!時折晴れ間がのぞきます。祖父岳(じいだけ・2825m)また天気のいい時にきまーす。小池新道登山口でも赤線つながったーっと。イタドリ(虎杖)さて、2日目の夕飯はカレーライス。今回は野菜チップを水戻しせず、そのまんまトッピングで頂くことにします。やっとの思いで雲ノ平山荘に到着。ウワサ通り内部はとってもキレイなので、若い方にも人気がありますね。午後になると空が晴れてきました!さらにビールが美味くなる!【一日目】おはようございます。前日まで天気予報をよく確認、意を決して富山へGo!と思ってたら、案外サクサク登っていく息子。ミヤマオトギリソウ(深山弟切草)右から北ノ俣岳、黒部五郎岳。その奥には笠ヶ岳の稜線。まずい、夜明けの時間はいつも涙腺が緩くなる。イブキトラノオ(伊吹虎の尾)植生の雰囲気としては2年前に行った羅臼岳、屏風岩の雰囲気に似てました。さて、われわれは20分先のキャンプ場までもう少し歩きますよ。現地には水場とトイレがあるだけなので、飲み物などは山荘で購入していきます。笠新道登山口。去年は最後の最後で“濡れネズミ”でしたね。谷を下りきりました、まずはお疲れ様。サクサクと稜線を南下。今回結果的には北上する台風とはすれ違っていくことになりました。山頂直下にある薬師岳山荘に着きました。最高のロケーションやねぇ。AMAZING TOYAMA!ゆっくり前泊して、海産物をたっぷり食べたかったねぇ。歩いていると「グゥーブー」と低い鳴き声…ライチョウでした!秩父沢で水の恩恵を受け、再スタート。目の前は4年前に登った奥丸山。くろゆりベンチで一休み。風の通り道ですが、汗をかいた体には心地よい。まずは下山ポイントのある弓折分岐まで。雲は多いですが、コンディションは悪くないです。行水させて頂きます!水場になっている秩父沢に合流。高度が低くなって、体感温度も高くなってきたので…キヌガサソウ(衣笠草)駅舎を出ると、すぐに折立行きのバスが待機していました。トイレなどを済ませ、乗換時間10分で発車!【三日目】おはようございます。夜半から未明は天気の崩れもなく、難儀なくテント撤収。朝4時にキャンプ場を後にします。高山植物が最盛期なのは7月下旬くらいでしょうか。ぜひ時期を変えて訪れたいですね。いよいよ薬師岳の山頂部です。晴れていれば槍・穂高が映るという鏡池。【四日目】おはようございます。予想したほど雨風の影響は少なく、順調に撤収完了。それでは最終日もよろしくお願いします。もはやキャンプでは定番化しているサバ塩焼きのレトルト。雲ノ平でサバが食べられるなんて夢のようだ(笑)何度か薬師沢を渡渉してカッパが棲んでいると言われるカベッケヶ原へ。お盆休みの時期でしたが、台風通過でキャンセルもあったのでしょう。半分も埋まっていなかったようです。雲沸く西鎌尾根。こちらも当初の6日間ルートの後半に予定していましたが、また計画を組みなおしてトライします!少し進んだ先で、雲ノ平からの巻き道に合流。さて、慌ただしく今度は登り返しです。薬師岳(2926m)に到着!いやいや、四周の景色は最高ですね。眼下にはダム湖である有峰湖。ゼンテイカ(禅庭花)いわゆるニッコウキスゲですね。シシウドをはじめ、ここも夏の最盛期は花が豊富なんでしょうね〜稜線は展望もなさそうなので、おとなしく巻き道ルートを行きます。途中で出会った皆さんも、「この後どうしようかなぁ」という面持ちでした…★おまけ★薬師岳山荘のてぬぐい薬師岳のゆったり感が良く描かれていて良いミヤマシシウド(深山猪独活)時期的にチングルマ果穂モードがわんさか。十三重之塔慰霊碑。昭和38年冬に遭難した愛知大学山岳部13名を慰霊する碑とのこと。サラサラ食べられるように濃縮トマトペースを加え、水多めで仕上げました〜ちょうど日の出時刻。さわやかな山の朝です。左奥は黒部川・奥ノ廊下といわれ、一部のエキスパートにしか行くことが許されない場所…まだまだ知らないことが多いですね!折立登山口に到着。時間的には下山してきたであろう方々が沢山いました。我々は今からスタート、よろしくお願いします!沢でコーラをキンキンに冷やして、ご満悦のkoh-TAさん。山へ入るのに列車を使うと、より気分が上がりますね。雲ノ平は溶岩台地であり、日本で最も高い所にあるとされる高原とのこと。休み休み、こんな感じの樹林帯を登って2時間ほど…イワツメクサ(岩爪草)さて、早めの16時には夕飯にしましょう。最終日は鹿児島ラーメンとソーセージなど予備食材で対応します。連日の歩行でだんだん足が売切れてきましたが、この日のゴールを双六としたことで、気分的にはラクになったかな。晴れていれば槍・穂高が良く見えるんですがね。同じく小休止していた男性に撮っていただきました。聞けば、雲ノ平をベースキャンプにして高天原や水晶まで行っていたそう。なんと4泊も!うらやましい!受付で「自信の無い方は小屋泊をおススメいたします〜」と優しいお声掛け…ありがとうございます。でも我々には宿泊費が無いので、テント張らせていただきます(笑)笠ヶ岳への稜線。あんな急斜面を一気に下る「笠新道」を降りるなんて、信じられない(笑)ハクサンフウロ(白山風露)さて、一時の癒しを得てキャンプ場のある薬師峠(2294m)に到着〜ミヤマセンキュウ(深山川芎)向こうに広がるエリアが雲ノ平。このまま平行移動できれば近そうなんだけど...山頂まではあと少し!歩きづらい石礫の道。マーキングを辿って導かれるように山頂へ。カレーライス完成!ベーコン、ニンニク、オニオンペーストで仕上げたスープ風カレーに、野菜チップをトッピングして頂きました。息子には最高評価を頂きました、あざーす。溶岩で出来た山、ですね。暑いので、最初の渡渉ポイントで休憩!ヨツバシオガマ(四葉塩釜)ミソガワソウ(味噌川草)花のつくりはラショウモンカズラに似てるなぁ。虫も大好きハクサンフウロ!沢地形ですが、基本は「枯れ」なんですね。小雨でしたが、お昼を頂きましょう。「あんかけ皿うどん」と「あんかけラーメン」、とろみ系が疲れた体に優しかったっス。見よ、盟主・鷲羽岳の雄姿!そういえば伊藤新道が8/20に復活するんだとか!ここからも良くルートが視認できました。ゴゼンタチバナ(御前橘)お!食事中のアサギマダラに遭遇。今回は色々とラッキー続きですね。息子が色々やってくれると助かります。鍋当番、ヨロシク!駅自体が結構山深い土地にありますが、そこからさらに山間部を縫うように上がっていきます。初日の夕食はハヤシライス。今回はドライシメジと玉ねぎペーストでコク増し〜。山を見て、君は何思う…ありがとう、また来ます。黒部源流域って聞くだけでなんかロマンがありますね。★サムネイル★ヨツバシオガマ(四葉塩釜)途中には大きなケルンや避難小屋の跡がありました。奥日本庭園。このあたりに来ると電波が入ったので、翌日の天気予報などをチェックしてました。明日もなんとか天気は持ちそうかと…双六小屋が見えてきた〜昨年の裏銀座の時もここでヘロヘロに疲れ切ってたなぁ(笑)北側の展望は、憧れの五色ヶ原へ続く縦走路!奥には立山、剱岳と後立山連峰がズラリ。山頂までのピストンとはいえ、標準CTでも4時間50分か…朝から歩かされる息子も可哀そう(笑)昨年はここから鷲羽岳に上がりました。ということで赤線つながったーっと。ワリモ北分岐へ向け、砂礫の道を東へ進みます。鉄ハシゴで沢まで降ります。夜明け前はまだ暗くて見えなかった北ノ俣から黒部五郎への稜線。我々はこの後、その手前の谷へ下っていく事になります。はい、兎にも角にも4日間の山行を無事に終えることができ、ありがとうございました。11時30分発、松本行のバスで帰還しました!下りなので、ハシゴは慎重にね。沢沿いを下降し、薬師沢小屋に到着。分岐に戻り、今度は黒部源流域に向けて下降していきます。今回の山行はよく下るよなぁ(笑)太郎平まで戻ってきました。さて、ここからがこの日のメインルートですね。この日は「晴れのち曇り」予報だったのですが、天気の回復が少し遅かったようですね。良かった良かった。双六池の向こうには笠ヶ岳。チングルマ(珍車)今年も頂きました「朴葉みそ定食」ここの「ごはん(お替わり自由)」がもう最高に美味しいんです。家の炊飯器、高いやつに買い替えようかなって本気で悩む…日の出時刻を過ぎたので、早くも下りてくる方がチラホラ。さてさて、ここからまた一気に高度を上げてきますよ〜ヤマハハコ(山母子)一日目終わります。テント設営、ペグ固定、張り綱、問題なーし。ちなみにこの時点で我々は「テント3番目」でした。鏡平山荘に到着です。ちょうど朝食を終えた宿泊客が下山するタイミングだったようです。だいぶ高度を落としました。そろそろかな。奥の離れた方に、適地を見つけ設営します。まずは濡れ物を乾かしたり、風で体をクールダウンさせ休みました。小休止のち、山頂目指して登り始めます。わさび平小屋です。昨日のうちにここまで一気に下るつもりだった自分を恥じました(笑)ここも7月はお花畑がすごそうだね。ウサギギク(兎菊)まん丸でかわいいです。広々とした雪田ベンチ。去年はここで東京から来た4人組とお別れしました。みんなどうしてるかなぁ。双六山頂との分岐点!もうすぐ!ん?風の止み間に「ムグゥ〜」と低い鳴き声…風になびくチングルマ。薬師岳山荘で手ぬぐい頂きました!ようやく辛い登りが終わり木道ゾーン。空が開けてきましたぁ。まずは谷筋を下り、シシウドヶ原まで。晴れたおかげで景色は良いねぇ。松本行のバスまで1時間半あるので、ゆっくり汗を流すことにいたしましょう!双六小屋に到着!まだ11時前だけど、テント張らせてもらおうぜ。小屋本体のほうでは、台風対策で窓に板を打ち付け始めていました。感想:今年も何とか夏の大型山行に繰り出すことが出来ました。今年の計画も北アルプス。今回は富山の折立から、岐阜の新穂高温泉までの縦走です。通過するのは「最後の秘境」と名高い「雲ノ平」、そしてその途中で日本百名山「薬師岳」と「黒部五郎岳」をも踏んでしまおうという何とも贅沢な計画。さらに許されるなら、双六から西鎌尾根を東進し、槍ヶ岳まで行ってしまおう!と意気込んで最長5泊6日の計画をしてましたが、結果的には3泊4日に修正、黒部五郎と西鎌尾根歩きはまた今度…となりました。道中の細かい感想は写真コメントに添えておりますので、ここでは簡潔に。「雲ノ平はやっぱり遠かった」登山口から最低でも1日以上かかる、というのは本当ですね。折立から向かっても、新穂高から向かっても距離はもちろん、一度大きく谷へ下って、大きく登り返すことが必要なのでそれなりに骨が折れました。溶岩台地かつ広大な高原とは正にその通り、たどり着いた時には達成感よりは疲労感のほうが多かったです。なので、次に雲ノ平へ行くときは現地でゆっくりすることを目的にしたいですね。連泊で日がなブラブラ散策したり、高天原へお風呂に入りに行ったり、もっと「雲上の楽園」をゆっくりと味わいたいなぁと思いました。「沢の水が美味すぎる」今回は暑さのせいもあったかもしれませんが、改めて山の恵みの有難さを実感する山行になりました。どこの水場でも口にする清水の何と旨いことか!下界であればクーラーや扇風機で手軽に体を冷やすことはできますが、体の中からキーンと沁み渡る涼感というのは、美味しい清水でしか得られないと感じたほどです。こう思うと、山を含め自然環境を守っていく大切さというのを改めて感じた次第です。「過去最高ライチョウに遭遇」ライチョウはやっぱり曇天時によく出会うものですね、今回は実感!夏毛のライチョウは見事に岩場に溶け込んでいるので、目で見つけるのは難しいです。幸運にも今回は独特なその鳴き声で発見することがあり、自分でも初めての体験が続きました。にしても、彼らは本当に近くにいてもあまり逃げるそぶりを見せないのが不思議なところ。警戒心低いというか、マイペースというか、そんなところがより一層愛おしく思わせるのかも知れません。「何度でも通いたくなる理由」今回の山行では大きくは「薬師岳登頂」「雲ノ平テント泊」「裏銀座ルートと赤線つなぎ」を達成できましたが、より一層宿題が増えてしまいました!他にも「高天原でお風呂」「黒部五郎でテント泊」「西鎌尾根でヤリを目指す」など、まだまだ数え切れません。昔の自分だったら、北アルプスはケーハクな感じで好かんなぁと思っていましたが、それは勝手な偏見だったのです。山を歩く理由は人それぞれ、目的や目標は人の数だけあって、そんな志を持った人たちがアルプスに集ってくるのだと考えさせられました。「おやこ登山を続けてきて良かったと実感、息子に感謝」今年、中学生になった息子。ずっとおやこで登山、ハイキング、キャンプなど色々やってきましたが、この4日間ではとても頼りになる相棒でした。身体的な成長はモチロンですが、これまでの経験あっての精神的な成長を、大きく感じることが出来ました。改めて私自身も息子に学ばせてもらっている所があるなぁ…とこれまでの12年間を振り返っていました。4日間の山行、長い記録になってしまいました。このレコをご覧頂いた方が、少しでも山の素晴らしさに共鳴し、改めて自然の尊さに寄り添って頂けたら幸いです。〔おやこ山行321 by sekihiro〕今回の山行は、薬師岳、雲の平を通り新穂高まで行くルートです。一日目の朝、東京駅から新幹線で富山駅まで行き、富山電鉄で有峰口、そこからバスで折立まで行きます。しばらく登ると木道の稜線に出ます。稜線まで来ると、チングルマや、ウサギ菊など高山植物が多く見られます。太郎平小屋に着き、テントを張り、夕食の準備をします。トマトペースト、コンビーフ、玉ねぎを入れて煮ればハヤシライスの完成。そして、前日塩麹に漬けていた豚肉を焼けば完成。二日目は、暗いうちから薬師岳に向けて出発。丁度、薬師岳山荘に着く頃に、日が昇ってきて裏銀座や槍ヶ岳などの山々が照らされていて綺麗でした。しばらく歩いて、山頂に着くと朝は天気がよく周辺の山がよく見えます。下り、テン場に着いたらテントを撤収して雲の平に向けて出発します。薬師沢に向けての下りでは、一気に下まで下るので足が疲れました。薬師沢小屋まで下ると、お昼ごはんに、小屋で頼んだうどんとカレーを食べました。疲れた後に食べたので更に美味しく感じました。ここから雲の平まで急登が続きます。足元が怖い吊り橋を渡れば、急登が始まります。最初の方はペースが上がりませんでしたが後半からはペースが上がってきて登りきると、木道が続きしばらく歩けば雲の平小屋に着いたので、受付をしてテントを張ります。水場ちょろちょろ出ていました。夜ごはんは、レトルトの焼き鳥と鯖。そして、カレーです。三日目も、朝暗いうちから出発して祖父岳に登ります。道の途中に雷鳥の親子がいました。祖父岳は風が強く青空は見えていますが、雲がすごい速さで移動しているので曇りみたいな天気でした。岩苔乗越まで下ると昨年行った裏銀座の赤線と繋ぐためワリモ北分岐まで登ります。そこからは三俣山荘まで行くため黒部源流まで下り山荘まで登ります。本来の予定では、ここから黒部五郎岳に行く予定でしたが、台風などの天気の影響で断念することに。なので、巻き道を通り双六小屋で止まることに。双六小屋にテントを張ります。この日は風が吹いていて雨もパラパラ降っていましたが、なんだかんだ10張くらいありました。夜は乾麺とソーセージです。四日目は、新穂高まで下ります。残念ながら、槍ヶ岳は雲に隠れて見えませんでしたが、前穂高は見えました。弓折分岐まで行き鏡平の方に下ります。そこからは森の中を下って行き、わさび平小屋まで下ってきました。林道を1時間くらい歩いて新穂高に着きました。温泉に入り汗を流したら、バスまで時間があるので食堂でお昼ごはんを食べてからバスで松本まで帰ります。お土産を買い、あずさで八王子まで帰ります。今回の山行は当初の予定とは、少し違いましたが楽しく過ごせました。
山行記録
2024-01-23T01:32:42+09:00
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丹沢大山で体力維持トレーニング
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丹沢大山で体力維持トレーニング(ハイキング/丹沢)日程:2023-08-02(日帰り)メンバー: sekihiro koh-TAコース状況/その他周辺情報:ヤマビル生息域ですが、この時期は忌避剤使っての短パン推奨!写真:もくもくと入道雲になりそうな。この日の午後は天気の崩れは無かったです。社殿下にある水場で一時の涼を得ます。雷ノ峰尾根、相模湾からの風が本当に気持ちよかったですね。夏場はこちらの尾根の方が快適ですね。下山は見晴台の方へ。見晴台のあずまやで小休止。さて、ここからまた登りです。この時期は登山者も少なく、山頂までは10組もいなかったかなぁ。下社に到着。痛いくらい日差しが強烈〜サクサクとケーブル下まで降りてまいりました。歩行時間は4時間くらいでしたが、それ以上に歩いたような感覚でした。下社までは男坂で。お尻の筋力維持に階段は必須!おはようございます、今回は丹沢大山でトレーニング。朝方ケーブル下のトイレは故障中で使えませんでした。山頂部、空が開けます。フジサンは雲の中でした。★サムネイル★人慣れしたシカ。彼らの活動圏内を、私たちが横切っていたようです。感想:夏の大型山行前のひとハイク。暑さ厳しい中、近くで少しでも快適に登れる山探ししましたが、どこも気温は高いことに変わりありません…トレーニングしたいけど、歩行時間はほどほどに…という理由で今回は丹沢大山へ。スタート地点の高度は300メートルほどですが、街中に比べればずいぶん涼しく感じます。登りは樹林帯がメインなので、日射しは遮られ、森を吹く風のおかげで、まずまず快適に登れました。息子も久々の石段登りでお尻やふくらはぎなど、日頃の部活ではあまり使わない筋肉に刺激が入ったようです(笑)下りでは雷ノ峰尾根で見晴台まで。森が開けたところは、相模湾から吹いてくる南風が心地よく、ゆっくり下ったので、あまり疲れは残りませんでした。さて、来週末からは北アルプス。無事に出発出来るよう、色々と準備が必要です。〔おやこ山行320 by sekihiro〕
山行記録
2023-08-03T01:07:38+09:00
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梅雨明けのクツ馴らし_小仏城山から高尾山へ
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梅雨明けのクツ馴らし_小仏城山から高尾山へ(ハイキング/奥多摩・高尾)日程:2023-07-23(日帰り)メンバー: sekihiro koh-TA写真:私は「宇治金時」、これで小サイズ600円このメニューがあるのを知らず、この間は「抹茶ミルク」と「冷やしぜんざい」でオリジナル宇治金時をつくってました(笑)顔マネ、タヌキ編(笑)季節的にユリが多く見られました。近くを歩くと香りがムンムンです。ん〜、夏はこれに限る!山の上でこのクオリティで食べられるのは贅沢です。林道は比較的涼しいが、それでも25度は超えていそう。今年の夏は本当に暑いです…はい!すぐ様かき氷オーダーします。山頂近くなり空が開け、徐々に気温も上がってきました。★サムネイル:城山にて★おはようございます。今日は先日購入した新しいクツを馴らすため、小仏城山へ行きます。もちろんお目当てはかき氷。オオバギボウシも盛り。この日は雲が多く富士山は見えなかったな。帰路は涼しげな6号路で。帰りは温泉で汗を流して帰りました!感想:この日も息子と休みが重なったので先日購入した新しいクツを履き馴らすため、軽めのハイキングへ。この週末で南関東も梅雨明け宣言があり、いよいよ夏本番。今年の夏は本当に暑い日が続いています…夏の山行前で体を鍛えておきたい所でしたが、うだるような暑さの中をしっかりと歩く気にはなれず…最近の夏の定番になっている「春美茶屋のかき氷」をお目当てに高尾界隈を歩きました。山でも外気温は25度を超えるような状態ですが、梅雨が明けたおかげか山に吹く風は少し乾いているように感じました。暦のうえでは「大暑」、秋の気配というにはまだまだ早いですが、肌で感じられる季節は少しだけ、進んでいたような気分でした。〔おやこ山行319 by sekihiro〕
山行記録
2023-07-26T04:27:14+09:00
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真夏日の塔ノ岳(札掛からタライゴヤ沢コースで)
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真夏日の塔ノ岳(札掛からタライゴヤ沢コースで)(ハイキング/丹沢)日程:2023-06-29(日帰り)メンバー: sekihiroコースタイム:コース状況/その他周辺情報:■登山ポストは「秦野駅のバス停横」「蓑毛バス停そば」「ヤビツ峠」などに設置ありです。■札掛から先の林道はゲートを超え、林道の終点からが登山道となります。道標の設置が100〜200m置きにあり、道迷いの心配はありませんでした。■タライゴヤ沢コースの終盤「尾根取付箇所」からは、新しいコースに置き換わっていますが、黄色い道標に従っていけば迷いません。■夏季はヤマビル出没エリアです。この日は忌避剤を使用していたおかげか、遭遇は無しでした。■水分消費は2リットルくらいでした写真:あれ?少し先に立派なベンチがあったんだね!途中の沢があまりにも気持ちよすぎて、しばらく涼んで休憩してました。水は美味しいし、風も涼しくて天国のようでした。さて下山。こちらもご無沙汰してました、バイケイソウの花。とにかく森が素晴らしいです。紅葉の時期に歩きたいですね。ドドドドド!わーい、気持ちよさそう!めちゃくちゃ暑いので、ここの滝つぼで泳いでもう帰ろうかと思ったくらい(笑)終盤のトラバースは完璧な木道が設置されてました。道標もしっかりしているし、割と最近になって整備されたんですねぇ。札掛(ふだかけ)につきました。道標に従って丹沢ホーム方面へ。麓の配水場で頭だけ水浴びさせてもらいました!水はコーヒー用にお持ち帰りです。釣り場の先にも同様のゲートありです。だんだん山深くなってきました。おなじみ塔ノ岳(1491m)前回はガスだったので、嬉しい。途中で大山北尾根への登山口があります。ここからは今度の秋冬になったら登ろうと思います。キャンプ場の裏手にひょっこり出ました。水はありませんが、沢地形に沿って進むコースです。踏み後は少ないですが、ピンクテープの設置はしっかりしてます。大日小屋跡!ようやく表尾根に合流です。丹沢ホームから先はクルマ通行止め。ゲート脇を抜け、先へ進みます。フジサンは明後日が山開きかぁ…お初の長尾尾根。ガシガシ登る表尾根と違って、ゆるゆる歩けそうで良いですね〜これじゃヤマビル恰好の獲物ですね(笑)スタート時にヤマビル忌避スプレーをかけまくったおかげか、この日は見かけませんでした。駐車場わきからヤビツ旧道コースに入ります。今回で20回目の登頂でした。よく頑張った、汗まみれな俺!急登をあがりきったところで長尾尾根に合流〜ふー、なんだかんだ骨が折れるコースでした。ウツギしばらくは舗装路歩き。クルマやロードサイクルの往来があるので気を付けましょう。大倉尾根をサクサクと下山。木段が多い分、リズミカルに降りると早いですね。吊り橋で沢の反対側へ。シモツケソウそこそこ整備はされていますが、基本的には自然のトレイルといった趣で良い感じです。沢を直進する箇所で、取付きポイント変更のお知らせありです。黄色い道標に従って急登を進んでいきます。「ヤマビル、持ち込まないように」と注意喚起ありです。タライゴヤ沢コースは上級者向けとなっています。とくに雨後は沢の増水などに注意が必要かと思われます。やっと展望!ヤビツ峠に着きました。平日でも車は5台ほど駐車されてました。大倉に到着、バスが30分おきにあるのは助かります。渋沢駅まで帰還して終了〜おはようございます。今日は夏日予報、いつもと違うアプローチで塔ノ岳を目指すことにします!秦野駅からのバス利用で、蓑毛スタート。地図にも記載されていますが、トラバースに鎖が設置された箇所が多数。腕力を要するような箇所はなかったので、慎重に進めば大丈夫と思います。ヤマオダマキ、久しぶりに出会いました。大汗かいて塔ノ岳に着きました!いやぁ、いつもと違うコースで登ったので、達成感あります。感想:今年ももうすぐ折り返し…この日はちょっと体に疲れが残っていましたが、翌日からまた梅雨前線が近づいてくるということだったので、気合いを入れて丹沢へ行ってきました。今回はヤビツ峠から北上し、札掛からタライゴヤ沢を遡上するコースを行きました。前半は舗装路歩きが長く、バスでは少しアクセスが大変でしたが、沢沿いは水音も相まって、涼しく歩くことが出来ました。新大日では若者のグループを見かけました。レスキュー的なユニフォームを着ていたので何かの訓練山行かなと思い、元気をもらいました。塔ノ岳山頂では大倉尾根でよくお見かけする歩荷の方と少し談笑しました。聞けば週2日、尊仏山荘へ歩荷をされているとのこと。この日も500mlコーラを4ダース背負われてました。60kgはあるだろうなぁ、凄すぎる…7月からは土日の仕事が入ることが多くなりそうなので、ますます息子とは山に行く機会も減りそうですが、モチベーションを保ちながら山を続けて行きたいと思ってます。
山行記録
2023-06-30T02:42:36+09:00
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しっかり登山!本社ヶ丸から三ッ峠へ(笹子駅〜下吉田駅)
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しっかり登山!本社ヶ丸から三ッ峠へ(笹子駅〜下吉田駅)(ハイキング/富士・御坂)日程:2023-06-24(日帰り)メンバー: sekihiro koh-TAコース状況/その他周辺情報:■全て実践ルートです。笹子駅から角研山までは急登続き。本社ヶ丸から清八峠は露岩ありで、ロープ設置箇所もあります。清八山から大幡山までは比較的アップダウンの少ない道ですが、御巣鷹山手前から最後の急登があります。下山に使用した府戸尾根は距離こそ長いですが、なたらかなので良いペースで下れました。■使用マップ〔山と高原地図〕三ッ峠以北→『高尾・陣馬』内「鶴ヶ鳥屋山」参照、もしくは『大菩薩嶺』参照三ッ峠以南→『富士山』内「三ッ峠山」参照写真:中腹を過ぎ、ガスも晴れてきたようです。サラサドウダンツツジ。色あせて終わりかけ…御巣鷹山(1775m)三ッ峠エリアは完全にガスの中…稜線上は露岩帯もあります。濡れているので、ズルズル滑りますね。清八山(1593m)ここからは南下、三ッ峠までは初めてのルートです。おはようございます。今日は息子と休みが合ったので、久々にふたりで山梨にやってきました。笹子駅からスタートです。高校生らしきグループもいて、朝から若い空気をたっぷり頂きます(笑)コアジサイおお!やっぱり河口湖周辺でも「アルプス」やってるんですね。黒岳は以前歩いたかな?シモツケ山中は鉄塔を通過するポイント多数です。おやおや、こんな時期にツチグリに遭遇。下吉田駅でゴール!電車が来るまで近くのローソンに立ち寄り、ビールで水分補給しました〜開けた個所にでましたが、山中はガスが濃く、展望は期待できませんね。木無山の分岐から府戸尾根で下山。ここまでは順調に進んできており、予定より1本早い電車に間に合いそうだったので、開運山の通過と花探しは諦め、下山することにしました。霜山の手前で新倉山方面(1180m)へ折れます。このあたりまで来ると、観光写真などで有名な五重の慰霊塔方面からハイクしてくる観光客に出会いました。大幡山(1531m)汗ダクでも笑顔を忘れずに(^-^)縦走路は大きな起伏が少なく、比較的歩きやすかったです。アヤメはしっかり囲われています。他の方の情報だとキバナアツモリソウやクマガイソウも咲いているらしいです。さすが花の名山、三ッ峠。息子もだいぶ身長が伸びてきて、体力もついてきたので、ほぼ同じくらいのペースで歩く事ができています。清八山までの縦走路は、岩場のアップダウンもありです。本社ヶ丸(1630m)に到着です。展望はありませんが、しっかり登ることができて達成感あります。まだまだ登ります!いやぁ、中央線沿線の山にはしっかり登らされますね〜駅から5分ほどの所に登山口。いきなり登りの始まりです。地図によると、正式名称「西群馬幹線222号送電鉄塔」というそうです。府戸尾根は距離がありますが、比較的緩やかなアップダウンなので、サクサクと高度を落とせます。急登続きの中にもたま〜に平たい箇所もありますが…いやいや、もう全身汗まみれです。角研山(1377m)笹子駅からは、だいたい2時間で770mほど登ったことになりますね。鮮やかなヤマツツジもまだ少し残ってました。感想:この日は息子と休みが合ったので、久々に二人で中央線に乗って山に行ってきました。季節的に花の名山・三ッ峠で花探しが良いかなぁと思っていましたが、夏の山行を前にして、体を作るためしっかり登っておきたかったので、山越えを計画。笹子駅からは北側の滝子山や雁ヶ腹摺山方面へ行く登山者が多く、三ッ峠への山越えルートは人が少なめでした。序盤から急登続きで汗まみれになりましたが、森を抜ける風で涼みながら稜線にたどり着きました。本社ヶ丸から清八峠までは、稜線らしい岩場もありましたが、清八山から三ッ峠までの縦走路は歩きやすい森の道が続きました。ガスに覆われ残念ながら眺望はありませんでしたが、息子と二人、久々のしっかりとした登りで充実した一日となりました!〔おやこ山行318 by sekihiro〕
山行記録
2023-06-30T01:27:00+09:00
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冷んやり、静かな塔ノ岳
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冷んやり、静かな塔ノ岳(ハイキング/丹沢)日程:2023-06-21(日帰り)メンバー: sekihiro写真:山頂の気温もそこまで高くなさそうだったので、昼食はカップラーメンにしました。午前中は晴れ予報。展望は望めないかなー。19回目の塔ノ岳でした。下山は大倉尾根をストレートに下山、お疲れさまでした。スギの樹林帯を大汗かきながら登ります…時折富士山方面の雲がはれることもありましたが、雲が優勢でした。まだ新緑の名残、癒されます。おはようございます。今日はトレーニングで丹沢、大倉からスタートです。大倉から2時間ほどで堀山の家に到着。大倉尾根に合流したので、登山者がいっぱい。グリーングリーン。花立山荘です。ガスが立ち込め空気はヒンヤリ〜。寒がりな方は、上着が必要なくらいでしょう。塔ノ岳山頂です。天気の影響もあると思いますが、前回来た5月と違って人は少ないです。一度だけ渡渉がありました。雨の後は注意が必要なポイントでしょう。金冷ヤシ辺りまで来ると、丹沢の縦走路らしくなってきます。ウツギ二股からは堀山の家までの破線ルート。「遭難多い」などの注意喚起が促されています。感想:トレーニングで塔ノ岳に行ってきました。「梅雨の中休み」もそろそろ終わりということでしたが、この日の予報は曇り。展望は期待できないので、今回は登り未使用コースで上がりました。以前、ゼンピさんと蛭ヶ岳に行った帰り、下りで使った「二俣〜堀山の家」を登りに使いました。破線コースで、現地には「遭難多い」のアラートもありますが、実際はマーキングのテープさえ見落とさなければ、迷う可能性は少ないと感じました。梅雨という季節柄か、5月の平日とは違い、登山者は少なめでした。中腹からはガスが増え、空気もヒンヤリ。山頂の気温は手元の気温計で15度以上はありましたが、体感ではかなり涼しかったです。
山行記録
2023-06-21T07:26:44+09:00
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陣馬山から高尾山へ、久々のおやこハイク
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陣馬山から高尾山へ、久々のおやこハイク(ハイキング/奥多摩・高尾)日程:2023-06-04(日帰り)メンバー: sekihiro koh-TAコース状況/その他周辺情報:大雨の後でしたが、登山道には影響ありませんでした。陣馬高原下の沢も濁っていませんでした。写真:ウリノキ(瓜の木) 途中で写真撮影している方に色々教えて頂きました。山頂に到着です。風が気持ち良いので、ここで休憩しましょう!小サイズでも顔の大きさ位の大ボリューム!陣馬高原下バス停からスタート。山頂までは1時間くらいかな。小仏城山に到着。もちろん、ここではかき氷!★サムネイル★昼前には天気も回復してきました。抹茶ミルクとグレープ味。金時が欲しくて、冷やしぜんざいも頼んでしまった。譲った靴はまだサイズが少し大きかったけど、完全に履きこなしてますね…山頂の白いお馬さんもだいぶ年季が入ってきました。まだ新緑の若々しさが感じられました。高尾山温泉でゴール。汗を流して帰宅の途につきました!家ではなかなか作れない、抹茶金時ミルク〜明王峠(めおうとうげ)冬はここから相模湖駅に下りましたが、本日は直進します。杉林をグングン進んでいきます。いいペースです。登山者が多いためか、年々木の根の露出が進んでいるように思います…景信山の休憩所はハイカー多数。クッカー調理しているグループも多く、楽しい雰囲気の山頂です。さて、高尾方面へ向けて進みます。譲った靴は少し大きいかなと思ったけど、ちゃんと履きこなしてました!しばしのお昼寝タイム。山にはコアジサイ(小紫陽花)高尾からは涼しい6号路で下山。時期的にキイチゴがたくさん。おはようございます。今日は息子と久々にハイキングです。先日自分用に買ったシューズが、ちょっと足に合わなかったので息子に譲りました!感想:この日は台風通過後の晴天日!息子も部活のない貴重な週末だったので、久しぶりに二人で山を歩いてきました。最近ソロでは丹沢方面ばかりだったので、久々に陣馬〜高尾を歩いてみることにしました。お目当ては城山のかき氷…そして、下山後の温泉。蒸し暑い夏場の低山でも、このお目当てがあれば頑張れるというものです!陣馬山山頂からは下りなので、人がいない区間はすこしジョグしたりして進みました。道行く人の中でも、トレランの方がだいぶ多かったですね。都心から近くて、アップダウンも適度なので、走りやすいんでしょうね。写真コメントでも触れましたが、先日自分用に買ったクツ(アディダス・テレックス旧モデル)が26.5cmで、サイズ的に小さかったので、息子に譲りました。まだ大きいかなぁと思いながらもインソール2枚重ねと、登山用の厚手靴下だったので、まったく問題なく履きこなせていました。そうか…もうそんなに足大きくなったんだなぁと実感しながら、軽快なハイキングとなりました。息子との体格差も縮まり、もう殆ど同じペースで歩くことが出来ます。彼が部活に入ったことで、二人で歩く機会もめっきり減りましたが、やっぱり一緒に歩く相手がいる時間は楽しく、そして心強いですね。〔おやこ山行317 by sekihiro〕
山行記録
2023-09-05T02:15:47+09:00
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ひょいと江ノ島へ
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ひょいと江ノ島へ(講習/トレーニング/房総・三浦)日程:2023-06-01(日帰り)メンバー: sekihiro写真:台風の影響か、風が強いですが、走ったあとのカラダには心地よい。夏はサッパリした飲み物が欲しくなりますね…自宅最寄り駅から江ノ島までは約14キロ。ということは一往復半で、フルマラソンの距離か…フッ…無理だな(笑)感想:この日は午後からオフにして、ひょいと江ノ島へ。明日から台風の影響で外を歩けなそうだったので、良い運動になりました!今週末は久しぶりに息子と山に行けそうなので、楽しみ〜
山行記録
2023-06-01T05:57:20+09:00
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アカヤシオ&シロヤシオ麗し檜洞丸(箒沢公園橋〜西丹沢V.C.)
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アカヤシオ&シロヤシオ麗し檜洞丸(箒沢公園橋〜西丹沢V.C.)(無雪期ピークハント/縦走/丹沢)日程:2023-05-26(日帰り)メンバー: sekihiroコース状況/その他周辺情報:全て実線ルートですが、山麓に渡渉ポイントが数ヶ所あるので、雨後は増水に注意が必要です。石棚山稜は人が少ないので、コース上は標識やテープを見落とさないように進みましょう。動物のフン多数です。写真:なんとか午前のうちに山頂に到着しました。平日でしたが、10名ほど休んでおられました。ニガナ(苦菜)がわんさか。石棚山で三角点!沢で濡らした手ぬぐいで上半身だけぬぐいました。最高!下りはツツジ新道です。ツツジは石棚山稜よりも、狭い範囲で山頂下部のみ多かった印象。クワガタソウ(鍬形草)高山で見たのとサイズ感(小指のツメの半分位)は近いですが、フォルムが違って可愛らしいです。マルバダケブキかな。いやぁ。風が気持ちいい〜南アルプスの林道を歩いているような気分だぜ(笑)1度渡渉して登山道に入ります。麓でも風が気持ちいい〜可憐なシロヤシオ。ヤブ沢ノ頭あたりでようやく遠望できました。だいぶ雪が減ったフジサン。これから梅雨入りしたら一気に無くなりますね。紅白めでたいな!深山の雰囲気がいいけど、なかなかの急登で汗が止まりません…お?沢に着いたぞ。咲いたばかりのアカヤシオ。花が全部上を向いています。檜洞丸への木道ゾーン。写真で見るとおりの、気持ち良い道。渡渉ポイントはしっかり渡石が設置されています。増水時はこのルートは避けたいですね。レンゲツツジは有毒だよ!ヒメウツギ(姫空木)★サムネイル★無心にゴーラ沢まで下ってきました。玄倉下山ポイント分岐からツツジ新道分岐まではお散歩コース。前半頑張って報われました…無事、西丹沢V.C.に到着。バスまで30分程ゆっくり待ちました。見事に色が異なってますねぇ。200メートル位おきに標識が設置されてます。少し高度を上げるとレンゲツツジがお出迎え。シロヤシオをアップで。可憐です。途中でビジターセンター方面への分岐を下ります。大きい看板が設置されてたから迷いませんね。アカヤシオロード。花はなかったけどアセビかな。おはようございます、今日は久しぶりに檜洞丸へ。箒沢公園橋からスタートします。下車したのは、私のほかに1名のみ。キンポウゲかなぁ。黄色い花は難易度高し…サンザシ(山査子)で合ってるかな?誰もいなかったので、上半身だけ着替えることにします。汗かいた後は、乾いたシャツが気持ちいいよね。シロヤシオは皇室・愛子親王の花にもなっています。その名は「ゴヨウツツジ」。石棚山稜、素晴らしいツツジたち。あ、バイケイソウ見ると檜洞丸に来たって感じる。ツツジの花は上から日が当たると、眩しいくらいに輝きます。空は少しずつ晴れてきたぞぅ。シロヤシオとフジサン♪感想:前回は表丹沢へトレーニングへ行きましたが、荷物が軽かったのでスピードこそ出せましたが、自分的にはちょっと背中の重さに物足りなさを感じていました。そうだよ、夏にテントやるなら少し背負うトレーニングもしておかないと…ということで、今回は少し余分な荷物を含め15キロほどのザックで、歩いてみることにしました。テント泊なら最大時でも25キロ位だから、まぁ体力測定にはよいかなと。行先は他の方のレコでも良く目にしていた西丹沢は檜洞丸。5月はアカヤシオやシロヤシオが花をつけるので人気の山です。私はちょっと変化をつけるためにスタートを箒沢公園橋としました。山中、深山の雰囲気は素晴らしく、特に登りで利用した石棚山稜は歩く人も少なく、自分のペースでじっくり山を楽しめました。ツツジはもう終盤かと思いますが、梅雨入りしそうな来週位までは楽しめるかもしれませんね。縦走用の登山靴を履いたのは、久しぶりでしたがやっぱり足にはしっくりきますね。安定、堅牢、やっぱり靴はしっかりしたものが私には合っているようです。夏に向けて、まだまだトレーニングが必要ですね。
山行記録
2023-05-27T10:15:02+09:00
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ちょいと江ノ島へ
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ちょいと江ノ島へ(講習/トレーニング/房総・三浦)日程:2023-05-21(日帰り)メンバー: sekihiro koh-TA写真:結局走ったり歩いたりしながら江ノ島へ到着〜前回一人で来たときと同じくらいのタイムでした。駅近くで、たこせん&えびせん食らいました。ああ、次はいつ山に行けるかなぁ…今週は息子と江ノ島までトレーニング!陸上部の実力とやら、見せてもらおうか(笑)近くのホテル前でおサルさんの芸も鑑賞。日光鬼怒川から来た、「きぬ」くん。人間に換算すると18歳だそう…感想:中学に入り、陸上部に入った息子。ひとくちに陸上部と言っても色々種目がありますが、どうやら息子は中・長距離の種目を希望しいるようです。ダッシュ系よりもスタミナ系?これはきっと山登りのおかげか?と、勝手に想像が働きます(^-^;平日、土曜はほぼ部活動で、小学校から続けている空手も夏に大きい大会を控えているらしく、ますます一緒に山に行く機会がなくなりました!この週末は息子も少し体力に余裕がありそうだったので、いつものトレーニングに付き合ってもらいました。息子は、10キロを超えるような距離にはまだ慣れていないけど、それも直ぐ終わるでしょう。半年後にはもう追い付けないくらいになるでしょう…また一緒に長い山歩きができる日が来ることを願って、今はトレーニングに勤しみたいと思いマス…
山行記録
2023-05-25T04:00:09+09:00