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こういう場合、青木鉱泉へのアクセスでいつも悩ましい。
青木鉱泉のHPでは「2003年に新設道路(桐沢橋先から全面舗装道路)が開通していますので旧道よりもこちらをご利用ください。」と新しい道を勧めている。
確かにこちらの道(以後南ルート)は「全面舗装」ではないものの(登り始めの約1kmほどダート道がある)がほぼ舗装道で走りやすい。そこで私もここ何回かは南ルートを走っていたのだが、どうも時間的にはあまり短縮できていないような気がしてならなかった。そこで地図を見直し、カシミールを使って断面も描いてみた。
この「新道(南ルート)」ができる以前は国道20号線の「上円井(かみつぶらい)」交差点から入っていた。こちらはいわば「北ルート」。(上右図)
桐沢橋東詰交差点から、この南北両ルートの合流点までの断面を描いてみたのが上左図だ。
赤いのが南ルート(新道)、青いのが旧道(北ルート)。
こうしてみると両ルートの違いがはっきりわかる。
南ルートは舗装道路だが標高1100mほどの鳥居峠を越える標高差の大きな道だ。
一方、北ルートは小武川沿いに遡るルートなので標高は合流点まで徐々に上がっている。
この北ルートは以前はほとんどがダート道だったので走行するのはかなり苦労だったが、この数年通る度に舗装部分が増え、いまはかなりの部分が舗装された。若干道巾が狭くすれ違いが難しいところや急カーブの箇所もあるが、おおむね走りやすい道なのだ。
これに対して南ルートは山越え道でヘアピンカーブの連続。悠々すれ違いができる道巾があるが見通しが悪いのでスピードはさほど出せない。
地図でルート案内させてみると走行距離は両ルートとも15.6kmほどでほとんど同じ。ただし北ルートは1/3ほどは国道20号線なのは心理的にも速度的にもかなり有利だろう。
こう考えてみると韮崎ICを経て南から向かう場合でも北ルートの方がずっと走りやすいんじゃないかと思い始めている。
よほど車高を低くしている車でない限り底を擦るような悪路でもないし。
青木鉱泉はなぜ、南ルートを推奨しているんだろう?やはり「ほぼ全面舗装」というのはそんなに走りやすいと感じているんだろうか。
北ルートで青木鉱泉より手前にある御座石鉱泉に客が行ってしまうのを怖れている??(^^)
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CM)鳳凰三山のレコもご覧下さい。「ホウオウシャジンに会いに鳳凰三山 / 中道↑ドンドコ沢↓」
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-506814.html
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この日記へのコメント
投稿数: 338
投稿数: 1403
一度友人の車に同乗させてもらい南コースに行ったのですが、ぐるぐる曲がりくねってどこを走っているのか良くわからなかった、案内板はあるが、ホントに近いのかな?と思ってました。なんかグレーでしたが、データみて納得。やはり北コースにしようかなと思います。
投稿数: 7089
8月に山友と鳳凰三山を登る時に青木鉱泉待ち合わせにしたのですが私は南ルートから、相方は北ルートからの合流だったのでとても興味深く拝読させて頂きました。なるほど、私もグルグル回って方向感覚が分からなくなりながら途中途中の青木鉱泉の看板だけを頼りに車を走らせていたのですが道理ですね。しかも登って下っていたとは。断面図もルート図もとても面白いですね。
ただ私は楽をしたいが為にとことん車を使うくせに離合出来ない狭い道や落石の多い道が大の苦手です。相方の北ルートの話を聞くと南で良かったと思いましたが、pasocomさんの日記を拝見すると一度北ルートも体験しないと比較出来ないと思いますので今度機会あれば決死の覚悟で(笑)北を通ってみたいと思います。